神の草とのツキアイ方
アサ・麻、アサ科アサ属、学名Cannabis sativa、英名Hemp/Marihuana、成分テトラヒドロカンナビノール(THC)、雌雄異株。
アサの葉及び花冠に含まれるテトラヒドロカンナビノール(Tetrahydrocannabinol; THC, Δ9-THC) や他の物質は陶酔作用を引き起こす。カンナビノイドの一種。 麻の成分は品種によって大きく異なり、THC以外に含まれる成分のバランスによって効果に違いが生じる。
THCは、脂肪組織に吸収され、体のいろいろな臓器に蓄えられます。大麻を使用すると独特の心地良さやリラックス感もあり特定のイメージに取り付かれたりする。聴覚、嗅覚、味覚、視覚、体性感覚が拡大される。大麻の幻覚影響は含んでいる THC の量や性質、使う場面、気分や体調によって変わる。印度麻 (C.indica Lam) は2000年以上前から中央アジアで品種改良され、一般的な大麻より多くの陶酔成分を含むので一般に嗜好品としての大麻と言えばこのインド麻を指す。また、インドやジャマイカなどではガンジャ(ヒンディー語で“神の草”)と称される。
大麻でハイになると*体は軽くなり、音楽には色が付き、脳内に色彩のシャワーを浴びている快感。*人によっては気分が悪くなる(バッド・トリップ)場合がある。*外を歩くと体が前方に45度傾いている感じだ。*意識がフィルムのコマ落としのようにキレギレになる。*食べ物が美味しく、唾液が止まらない。*朝起きて一服吸うと、朝の光りは宝石箱を覆したように輝いた。*いろいろなドラッグを経験したが大麻が一番。*大麻は吸う度に、どんどん新しい効き方をした。200本目くらいまで、新鮮な発見があった。*大麻の煙りは煙草よりも白くて濃い。火の先がポロッと落ちるので立てて持つ。*吸っている時は、他人に寛大になり、性格が良くなりニコニコしている。*酒癖の悪い奴はいるが、大麻癖の悪い奴はいない。*恍惚感がいい。*笑いがこみあげてくる。*生きていることが、限りなくいとおしくて涙が出てしまいそうだ。*ひとりでやるマリファナもいいが、何人かでやるマリファナはもっといい。*味覚がとても鋭敏になる。*聴覚、視覚、味覚のみならず、触覚も鋭敏となって、セックスが楽しい。*想像力が活発になり、他者を理解できる。*鬱病など吹っ飛んでしまう。*マリファナハイは二時間から四時間で切れ、その後は眠くなる。きもちのいい眠さだ。*マリファナの種類により、その効果の現れ方に違いがある。*酒は時間の経過が速く感じられるが、マリファナは時間がゆっくりと経過する。*マリフアナと入浴の組み合わせも最高の快感だ。*幸福感に体の芯まで浸る感じだ。*マリファナで気の力が強まり、透視、予見の能力が生まれた(大麻吸引者の言葉) 以上
大麻は、繊維を麻布に、幹のオガラは燃料に、麻の実は食料や油などに、花穂は神の神事のための意識変革に使われて来た。麻にはカラムシや亜麻など、トリップするもとであるアルカロイドを含まないものもあり、それらも繊維を取るために使われているが、各地の縄文遺跡から出土される麻の痕跡は大麻のもの。多摩の「摩」は「麻」の事で大麻が多く生えていた場所という意味。
大麻の吸引や栽培などが禁止や制限をされたのは戦後のことで、マッカーサー率いる米軍GHQによるものであった。それまで麻は、五穀八穀の中にも数えられる食料であり、重要な農作物だった。アメリカは「麻薬の脅威」を武器として第三世界に内政干渉、軍事侵略、経済制裁、植民地支配、等々を行なうために、表では麻薬撲滅、裏では麻薬の蔓延を謀ることで世論を操作していた。黄金の三角地帯でも裏と表を使い分ける戦略を取っている。その犠牲となっているのが、アフリカ諸国、アジアではミャンマー、ベトナム、ラオス、カンボジア、タイ、その他諸国であり、南米ではコロンビア、ペルー、ホリビアなどの諸国。欧米先進国は、麻薬の拡大と撲滅を同時進行させて、他国の支配と自国の経済活性化を計った。
現在のヨーロッパやカナダでは、大麻に含まれるアルカロイドに、鬱病や鎮痛作用や免疫力を上げる力があるとして、医療大麻の使用が認められている。健康食品としても、注目されている。ドイツを中心として建材や自動車部品の素材として使われたり、バイオマスエネルギーとしても使用され始めている。そして、吸引することについても、個人使用のためであれば所持が認められている。
麻にはそれだけの利用方法がある。衣服をつくり、道具や燃料をつくり、神との交信のための媒介にもなる。縄文の人々にとって、大麻はまさに神の草だったといえる。人類の歴史と麻との関わりは深く、人の暮らしや心に有意義であるだけではなく、環境保全にも有効だと欧州やカナダを中心に、その関わり方を根本的に見直されている。
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