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2009年1月 9日 (金)

氾濫するイメージ―反芸術以後の印刷メディアと美術1960's-70's

2008年11月15日(土)~2009年1月25日(日)
ギャラリーA・B・C

Urawa

1960年代の前衛美術は、現代音楽や舞踏、デザインなど、他のジャンルを横断するように越境し、いわゆる「反芸術」と名付けられました。続く70年代は、素材そのものをそのまま提示する「もの派」や、言語や記号を用いた観念的表現である「コンセプチュアル・アート」などを中心に語られることが多いと言えます。それらの表現は総じて禁欲的で、視覚的なイメージの豊かさからは程遠いものでした。絵画にとって冬の時代であり、「絵画」は即物的な「平面作品」へと素っ気なくその名称を変えたのです。絵画はアート・シーンの前線から後退を余儀なくされ、絵画的イメージが持つ構想力や想像力が喪失したかのような時代でもありました。

しかし時代と切り結び、それを映し出すヴィジュアルなイメージは、衰退したわけでも無くなったわけでもありませんでした。例えば横尾忠則の貼るたびに盗まれたという一連の演劇ポスターや、週刊プレイボーイで連載された『うろつき夜太』(柴田錬三郎著)をはじめとした数々のイラストレーションや本の装丁など。あるいは社会的な事件にもなった赤瀬川原平の「模型千円札」やそれに続いて『朝日ジャーナル』の回収という事態を引き起こした「櫻画報」等々。それらはアングラ演劇や舞踏、さらに安保闘争や学園紛争などの時代状況を濃密に内包しながら、多様なイメージが様々なメディアを通して、あたかも氾濫するかのように盛んに展開されたのです。

本展では、1960年代から70年代にかけてのそのようなヴィジュアル・イメージを上述の二人を含め、粟津潔、中村宏、木村恒久、タイガー立石、つげ義春、宇野亜喜良の作品を通して紹介します。ポスター、書籍(装幀)、雑誌(挿絵)、原画および関連する絵画や版画、オブジェなど、多種多様な多くの作品や資料で構成します。 

出品作家と作品
赤瀬川原平  ―模型千円札・櫻画報/オブジェ・ポスター・原画等
粟津潔    ―メタボリズムから花鳥へ/ポスター・装丁・版画等
宇野亜喜良  ―人間存在と性/ポスター・装丁等
木村恒久   ―ザ・キムラカメラ/フォト・モンタージュ・原画
タイガー立石 ―コマ割り絵画とマンガ/絵画・版画・原画
つげ義春   ―不条理/ねじ式原稿(出力)・版画等
中村宏   ―呪物的絵画/ポスター・装丁・絵画・原画等
横尾忠則  ―大衆的イコンから精神世界へ/ポスター・装丁・絵画・原画等

その他600点以上の作品・資料で構成します。

開館時間 午前10時~午後5時、土・日のみ~午後8時
        (入場は閉館の30分前まで)

休館日 月曜日(1月12日の月曜は開館)、12月27日~2009年1月4日、1月13日

観覧料 一般 500 (400円) 大高生300円(240円) 中小生150円(120円)
      ( )内は20名以上の団体料金
[ リピーター割引]
次回来館時に観覧済みの有料チケットを提示いただくと、団体料金でご覧いただけます。
(本展観覧日から1年、1名様、1回限り有効)

主催 うらわ美術館 、読売新聞東京本社、美術館連絡協議会

協賛  ライオン、清水建設、大日本印刷   

後援  NHKさいたま放送局、エフエム浦和

関連事業
ギャラリー・トーク
12月7日、21日、平成21年1月11日、25日 各日曜日 各回14:00~自由参加。
ロビーにお集まり下さい。(当日の観覧券が必要です)  

うらわ美術館で開催中の「氾濫するイメージ展」は、
http://www.uam.urawa.saitama.jp/tenran.htm
2008年11月15日(土)~2009年1月25日(日)

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