◇あらすじ◇
ホワイト老夫妻は猿の手のミイラを手に入れた。
元の持主の軍曹が言うことには猿の手には魔力が宿っていて、望みを三つだけ叶える力があるという。ホワイト老夫は、家を買った月賦の残金200ポンドが欲しいと願った。
翌日一人息子のハーバートが、工場の機械に挟まれて死んだと知らされる。
会社は賠償を認めないが、日頃の報酬として封200ポンドをホワイト夫妻に支払った。
老夫婦は息子の死を嘆き悲しんだ。
それから猿の手に 「死んだ息子を返してくれ!」と願った。
その夜に夫妻は家のドアをノックする音に気付いた。
夫人はその何者かを息子として迎え入れようとしたが、
しかしホワイト氏は不吉な気配を感じとって猿の手に三つ目の願いを祈った。
激しいノックの音は突然に途絶えて消えた。
そしてホワイト夫妻には、200ポンドだけが残ったのだった。
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○ラザロ 『ヨハネによる福音書』に登場する人物。
一度死んでイエスの手により、甦ったとされる。その死と復活は基督教において重要な意味を持ち文学作品へ用いられる。
○ペット・セマタリー 猿の手とラザロの甦りをモチーフにしたスティーブン・キングの長編小説。死者を悼み、蘇りを願う気持ちが破滅につながる話。これは「二つめの願い」の過ちに気が付かなかった者の悲劇である。
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◇W・W・ジェイコブズ (William Wymark Jacobs, 1863年9月8日 - 1943年9月1日)
短編怪奇小説の「猿の手」や「徴税所」が有名だが、彼の大部分の作品は海に題材をとったむしろユーモラスなものである。
ロンドンのワッピング(en:Wapping)にて波止場で働く労働者の息子として生まれた。彼は私立学校をでたあと、今ではロンドン大学に編入されたバークベックカレッジに入学、1879年に郵政銀行の職員となった。
1885年に彼の最初の短編作品が発表された。成功への道のりは比較的遅かったが、1896年に出版した短編集 Many Cargo が人気を博し、翌1897年には長編 The Skipper's Wooing を、1898年に短編集 Sea Urchins を続けざまに発表してその人気を不動のものにした。Many Cargos 以前に書かれたものから Sea Urchins までの一連の作品はジェローム・K・ジェロームのアイドラー誌に掲載され、1898年10月からはストランド・マガジンと契約し、同社から出版された。
1899年に郵政銀行を退職、1900年に結婚(妻は熱心な婦人参政権論者だった)後、エセックス郡ロートン(en:Loughton)のパークヒルとゴールディングヒルに居を構えた。ゴールディングヒルには後に彼のブルー・プラークが設けられている。ロートンは彼の愛した街で、短編で書かれる街のモデルになることがあった。
ジェイコブズの他の作品には Captains All 、 Sailors' Knots 、 Night Watches などがある。ワッピング波止場の夜警の冒険譚である Night Watches において、ジェイコブズはロンドンのイーストエンドの下品とされる言葉使いをセンスよく作品に取り入れてみせた。P・G・ウッドハウスは自叙伝 Bring on the Girls(1954年、ガイ・ボルトン(en:Guy Bolton)と共著)の中でジェイコブズのその技量に感銘を受けたことを書き残している。
第一次世界大戦前後からジェイコブズの小説の創作ペースは落ち、その後は自分の作品の舞台化と演出に精力をかたむけた。1899年にロンドンで初演されたジェイコブズの最初の舞台作品 The Ghost of Jerry Bundler は、1902年にはリバイバル公演を遂げ、1908年になってようやく出版された。彼は1943年に自身で最期の地にと望んだ場所であるロンドンのイズリントン、ホールスレイにて死去した。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
◇◇◇著作リスト◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
Many Cargoes (1896)
The Skipper's Wooing (1897)
Sea Urchins (1898) /aka More Cargoes (US) (1898)
A Master of Craft (1900)
The Monkey's Paw" (1902)「猿の手」
Light Freights (1901)
At Sunwich Port (1902)
The Lady of the Barge (1902) 「徴税所」を収録。
Odd Craft (1903)
Dialstone Lane (1902)
Captain's All (1905)
Short Cruises (1907)
Salthaven (1908)
Sailor's Knots (1909)
Ship's Company (1911)
Night Watches (1914)
The Castaways (1916)
Deep Waters (1919)
Sea Whispers (1926)