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2010年9月 3日 (金)

「枕中記」

中国,唐代の小説名。沈既済(しんきせい)(8世紀後半ころ)の晩年の作。

邯鄲(かんたん)の盧生(ろせい)は科挙試験に及第できないことを嘆いていると,道士呂翁から枕を授けられ,夢の中で立身出世し,節度使や宰相となって帝を補佐し,長寿を保って死ぬ。覚めてから出世欲のはかなさを悟るという筋。

南朝宋の劉義慶斤の《幽明録》所収〈楊林〉の故事からヒントを得,時代背景を盛唐に改め,作者の人生観を託したもの。

芥川竜之介の《黄粱夢》の典拠。
中国の戯曲小説の題材となったほか,日本でも謡曲,黄表紙などに影響を与えた。成語の〈邯鄲の夢〉はこれに由来する。

(世界大百科事典)

Kantan  

かんたん 【邯鄲】
(1)中国、河北省南部の都市。綿花・落花生の集散地。古来、山東・山西を結ぶ交通の要衝に当たり交易が盛ん。戦国時代には趙(ちよう)の国都。ハンタン。

(2)能の一。四番目物。「邯鄲の夢」の故事を題材としたもの。
(3)能の「邯鄲」に取材した常磐津(ときわず)・長唄・一中(いつちゆう)・河東(かとう)・地歌・箏曲(そうきよく)の曲名。
(成句)邯鄲の歩み (成句)邯鄲の枕 (成句)邯鄲の夢

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