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2010年9月15日 (水)

千利休―無言の前衛

「つまり利休の時代の、芸術という言葉の確立していない未分化な汎芸術状態というものは、それを究めれば、先の気功師が示した見えないスイカ玉のようなものになるのである。その時代の茶人たちは互いに茶会を開いてもてなし、もてなされながら、その見えない玉を少しずつ大きくふくらましていったのである。それを右手から出し、茶碗に盛り、茶筅でふくらませて差し出す。相手もそれを右手から体に入れて左手から出し、それを両手に包んで鑑賞する。その両手にお茶室の各所に潜むち茶気とでもいったものが吸い寄せられて、また散らばっていく。そうやって互いの気を感じながら、「私のはもうこのくらいになりました」「そうですか私のはまだやっとこのくらいで」などという具合に、それぞれスイカぐらいの玉や、ミカンぐらいの玉を空中に描いて、そういう見えないものを見せ合っていたというのがお茶の世界にはあったと思うのである。」赤瀬川 原平 千利休―無言の前衛 (岩波新書)

Mugonno

「皇帝になろうとした秀吉に協力しなかったため利休は切腹させられた」という理由の結果として派生した現象だった。利休が追放されるときに息女に残した文には菅丞相になれて果報であるとかかれている。天満大自在天神という大怨霊となり神となった菅原道真のようになることを利休は望んだ。古溪宗陳に宛てた辞世の句「白日青天怒電走ル」にある怒電とは、利休が火雷神として蘇ることの予告ともいえる。利休切腹から24年後の大阪夏の陣で豊臣家は滅亡した。

御土居の謎を解く:http://www.youtube.com/watch?v=iBlUrRSyRVQ
幻の聚楽第拡張計画:http://www.youtube.com/watch?v=lT4RnoEbyCE&feature=related

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    フランスを中心としてヨーロッパで製造されたアンティークストーブ100点以上はひとりの日本人個人によって南仏を中心に長期コレクションされたものであります。 ◆南仏より海を渡ってやってきたアンティークストーブ100台たちは清水港へ上陸して、東海大学社会教育センターに移築した江戸時代に作られた曲り屋の屋敷のなかに展示された。 ◆鋳物ストーブ100台たちは、その後も数奇な運命をたどることになる。
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