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2010年9月 3日 (金)

能『邯鄲』かんたん

「邯鄲」は「邯鄲の夢」の故事が知られる中国に実在の地名。
「邯鄲の夢」は邯鄲の里で宿を借り、粟が炊き上がるまでのほんの短い間に見た夢で人生を悟ることができたという逸話。

「人間にありながら仏道も願わず、ただ茫然と」日々を暮らす盧生という若者がいた。
身の一大事を尋ねる為に、楚国、羊飛山へ向かう途中、邯鄲の宿にくる。
そこで邯鄲の枕に、微睡み伏してゆく。

舞台は夢の中へ。
勅使が迎えに来て楚王となり、栄華を極めること50年。
祝いの宴で臣下が、仙家の酒と杯を用意し帝王に捧げた。
女童が舞い、盧生は自らも舞いに興じる。
一畳台に四方に柱が立っている空間で舞う。
やがて夢が果てる時。
宴の席は一瞬で消えうせて、邯鄲の枕に盧生は枕に微睡でいる。

粟が焚けて、盧生を起こしに来た宿の女将がいた。
そこで何事も万事「夢の世」と悟り気づくのだ。
盧生は邯鄲の枕に謝して、蜀へと帰ってゆくのであった。

□能楽の始祖観阿弥は今川氏の氏神である当社に能を奉納し此の地で死去した。能舞台は観阿弥終焉の舞台としても知られ、境内には26世宗家観世清和氏による顕彰碑が建てられている。
能楽の始祖観阿弥
http://hello.ap.teacup.com/koinu/1127.html

□中上健次の熊野現代能「欣求」
不思議な力は語り言葉の復活で、熊野という土地の霊と中上健次は交接してゆく。
http://koinu2005.seesaa.net/article/160606785.html

□近代能として再現された三島由紀夫の「弱法師」
この現代戯曲は全て能の謡曲を原作とした翻案作品で、能の物語を世界に紹介したということで評価されていい果敢な実験であった。
http://zerogahou.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-cb97.html

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