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2010年11月30日 (火)

ピカソ未公開作、大量に見つかる  271作品、総額66億円

現代芸術の巨匠パブロ・ピカソ(1881~1973年)の、これまで存在すら知られていなかった作品を含む絵画など計271作品がこのほどフランス南東部で発見された。作品の価値は総額で6千万ユーロ(約66億円)を上回ると目されている。29日付フランス紙リベラシオンが伝えた。

 見つかったのは、ピカソが1900~32年に制作した作品。少なくとも175点は未公開で、うち97点は存在が知られていなかった作品という。キュビスムのコラージュや「青の時代」の水彩画、最初の妻であるオルガの肖像、リトグラフ、デッサンなどが含まれていた。

【共同通信】

 作品を所有していたのは、アルプ・マリティム県に住むピエール・ルゲネック氏(71)。晩年南仏に住んでいたピカソの家に警報装置などを設置した電気技師で、「贈り物として譲渡された」作品を自宅の車庫へ保管していたという。今年1月以降、ピカソの息子らに「作品が真作であることを証明してほしい」などと依頼する書簡を送っていた。相続人たちは専門家に鑑定を依頼、作品は本物と見られることがわかり「ピカソがこれだけ大量の作品を他人に譲渡するはずがない」と息子ら相続人は9月、大量の作品を隠匿していたとして捜査当局に告訴。作品は文化遺産の不正取引を取り締まる当局が10月に押収されたという。
ルゲネック氏は一時拘束されて取り調べを受けたが「作品はピカソ本人や夫人から譲渡されたもの」と無実を主張。「高齢になり、子どもに遺産で悩みの種を残したくなかった」夫人も「私たちは泥棒ではない」に反論している。

パブロ・ピカソ「十分に準備をしていない者は決して芸術に触れるべきではない」

2010年11月29日 (月)

タクシーで巡る「ゲゲゲの女房」ゆかりの地 好評につき運行延長!

米子から境港市に点在する「ゲゲゲの女房ゆかりの地」を巡るタクシーは、
運行期間を平成23年3月31日(木)まで延長される。
境港への2時間コースも加わり更に便利に!

Gegegeno

【JR米子駅/皆生温泉 発コース(09:00~18:00)】
[1]コース 布枝(ぬのえ)さん2時間コース
JR米子駅/皆生温泉~安来市大塚町(40分)~元住田家(10分)~元三島家(10分)~JR米子駅
[2]コース 布枝(ぬのえ)さん3時間コース
JR米子駅/皆生温泉~安来市大塚町(30分)~足立美術館入館(70分)~元住田家(10分)~元三島家(10分)~JR米子駅
[3]コース 布枝(ぬのえ)さん4時間コース
JR米子駅/皆生温泉~清水寺(60分)~安来市大塚町(30分)~足立美術館入館(70分)~元住田家(10分)~元三島家(10分)~JR米子駅
[4]コース しげるさん4時間コース
JR米子駅/皆生温泉~正福寺(20分)~水木しげるロード沿道散策(60分)~元住田家(10分)~元三島家(10分)~JR米子駅
[5]コース しげるさん4時間コース
JR米子駅/皆生温泉~正福寺(20分)~水木しげるロード沿道散策(40分)~美保神社・美保灯台(40分)~元住田家(10分)~元三島家(10分)~JR米子駅
[6]コース しげるさん2時間コース
JR米子駅/皆生温泉~水木しげるロード沿道散策(60分)~JR米子駅
(時間内で海産物販売所への立ち寄りも可能です)
【米子空港 発コース(10:00~17:00)】
Aコース 布枝(ぬのえ)さん2時間コース
米子空港~安来市大塚町(30分)~元住田家(10分)~元三島家(10分)~JR米子駅
Bコース 布枝(ぬのえ)さん3時間コース
米子空港~安来市大塚町(30分)~足立美術館入館(75分)~元住田家(10分)~元三島家(10分)~JR米子駅
Cコース 布枝(ぬのえ)さん4時間コース
米子空港~清水寺(60分)~安来市大塚町(30分)~足立美術館入館(70分)~JR米子駅
Dコース しげるさん2時間コース
米子空港~正福寺(20分)~水木しげるロード沿道散策(50分)~JR米子駅
Eコース しげるさん3時間コース
米子空港~正福寺(20分)~水木しげるロード沿道散策(80分)~元住田家(10分)~元三島家(10分)~JR米子駅
Fコース しげるさん4時間コース
米子空港~正福寺(20分)~水木しげるロード沿道散策(50分)~美保神社(50分)~元住田家(10分)~元三島家(10分)~JR米子駅

■米子市観光協会 TEL:0859-37-2311

■水木しげるロードを行く!
http://koinu.cside.com/NewFiles/mizuki.html

2010年11月28日 (日)

これはニュースだ「サンデーフロントライン」11月28日号

【総合ランキング】
 1位 半島緊迫!砲撃戦と核開発174ポイント

 2位 柳田辞任 仙谷問責で国会紛糾130ポイント

 3位 河村市長 リコール不発に“逆襲”!104ポイント

 4位 裁判員で初 少年に「死刑」95ポイント

 5位 豪でレアアース権益確保56ポイント

 6位 「就活改善」求め学生デモ54ポイント

 7位 小沢氏系新グループ発足49ポイント

 8位 水祭り見物客347人死亡39ポイント

 9位 ストは・・・JAL再建大詰め36ポイント

10位 岡田幹事長VS橋下知事33ポイント

姜 尚中氏の1位~10位 

  1位 半島緊迫!砲撃戦と核開発
 2位 柳田辞任 仙谷問責で国会紛糾
 3位 裁判員で初 少年に「死刑」
 4位 河村市長 リコール不発に“逆襲”!
 5位 岡田幹事長VS橋下知事
 6位 「就活改善」求め学生デモ
 7位 豪でレアアース権益確保
 8位 水祭り見物客347人死亡
 9位 ストは・・・JAL再建大詰め
10位 札幌で中2女子が自殺

藤原 帰一氏の1位~10位 

  1位 半島緊迫!砲撃戦と核開発
 2位 米連銀 成長見通しを大幅下方修正
 3位 水祭り見物客347人死亡
 4位 柳田辞任 仙谷問責で国会紛糾
 5位 豪でレアアース権益確保
 6位 国連AIDS計画 HIV患者減少を報告
 7位 河村市長 リコール不発に“逆襲”!
 8位 「就活改善」求め学生デモ
 9位 英授業料引き上げで大規模学生デモ
10位 札幌で中2女子が自殺

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(ゲスト)
原口 一博 (民主党・前総務大臣)
後藤 謙次  (ジャーナリスト)
森本 敏 (拓殖大学大学院教授)
礒崎 敦仁 (慶応大学専任講師)

(コメンテーター)
藤原 帰一  (東京大学大学院教授)

「サンデーフロントライン」
2010年4月4日からテレビ朝日系列で放送中の日曜朝の報道番組
http://www.tv-asahi.co.jp/s-frontline/

今月から番組のスタイルが、がらりとかわりました。サンデーフロントラインさんからの、短くてタイムリーなメッセージを受信しましょう! 番組スタッフは日曜OAなので、基本月曜・火曜が休みです。
http://twitter.com/sfrontline

2010年11月27日 (土)

米国朝鮮は一触暴発の危険性

北朝鮮と韓国を隔てているのは「38度線」にある。
戦前の日本軍は「38度線以北は関東軍、以南は大本営」と縄張りがあった。

「関東軍」と言えば「満洲」
「満洲」と言えば「岸信介」
「岸信介」と言えば「勝共連合」
「勝共連合」と言えば「CIA」
「CIA」と言えば「統一教会」
「統一教会」と言えば「北朝鮮」
「北朝鮮」と言えば「満州鉄道の線路」のつづき

北朝鮮を金王朝の疑似天皇制国家として企画立案したのは旧日本陸軍の残党であり、その中心人物が金正日の実の父親でもあり金日成は傀儡、北朝鮮は旧日本陸軍の亡命政権として建設され、目的は軍国日本の再興にある。関東軍の亡霊たちは北朝鮮国家に姿を変えて生きていた。

北東アジアは冷戦期も含めて最大級の緊張の場面を迎える。
米韓の軍事演習、空母ジョージ・ワシントンが黄海に入る。
 <米韓合同演習、28日から/中国、北朝鮮に自制要求>
 http://www.asahi.com/special/08001/TKY201011260506.html

未曽有の金融危機を抱える米国には、戦争は絶好の危機脱出手段。
米国は二度の世界大戦の軍需と復興需要を奇貨として世界覇権を握っている。
これ以降は遠地での戦争を願望する軍需軍事国家になった。

中国は韓国を非難する論調を自国の報道機関に許している。
突発的な交戦への覚悟表明と、黄海へ進入する米国への警告である。
米朝はいつになく好戦的。一触即発、一触暴発の危険は高い。

近い未来に起きること

これから近未来にどういうことが起きるかというと、どんどんどんどん仕事がなくなっていきます。物質、もの凄い増えてきて、物余りから産業構造が停滞します。停滞してお金の価値もどんどんどんどん無くなって、失業者が増えていきます。路上生活者、どんどん増えてくるようになります。その人達、生活をしていかなきゃいけないから、どういうことをするかというと、食べるものを奪い合っていきます。無政府状態にどんどんなっていきます。

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世の中、腹減って我慢する人は珍しいです。で、黙って死んで行く人はいないですね。どうです、皆さん正直なこと言って、凄く腹減っている時、子供が何かおいしそうなパン持ってたら何かなりません?何となく。このやろうとかバサ-と取るとか、正直に言ってください、正直に。私はします。皆さんどうですか?取るでしょ?正直言って取るでしょ?で、半分くらいやるかもしれないね。まあまあ、それはいいんだけども。それは良識ある人かもしれないけども。中には殺してしまう人がいるかもしれない。わかりませんよ。或いは、人の家、盗みに入るかもしれませんね。

それから、ス-パ-とかなんかあると何となくめぼしいものあったら食っちゃった方が勝ですね。いや、そう思いません?だって。ガサってそんな持って来てこっそり食わないよね。あったら必ず食っちゃうよね。食っちゃった者の方が勝ちですもんね。良く覚えててください。今から、練習しといた方が良い。そういうようになってから、食べる物が都会ではすぐなくなります。路上生活者どんどんどんどん失業者増えていきます。働く場所がないんです。

そういう人達が今度食べる物漁って、都会で食う物なくなってどこ行きます?田舎です。年寄りが一生懸命備蓄してるんです。家の親戚のためとか、息子のためとか何だかんだ言いながら、一生懸命貯め込んだり、これ出荷するとどうのこうのなんて思ったらみんな盗まれてる、もう始まっていますよね。はっきり言って大分盗まれたりしてるんですよ。そうすると、気が付いたら食べ物はなくなりゃみんななくなりますね。だって、食うのが忙しいですからね。そうなったらどうなりますかね。荒れ果てた大地。草も木もみんな食ってきます。それが近いうち起きなきゃ良いなと俺思ってるんですね。

木内鶴彦さんの講演会より

「遠くからもっと見てみなよ、そう思うんですよ。」
http://www.sensorium.org/sensingjapan/interview/kiuchi/profile/kiu_pro-j.html

木内鶴彦 中国は内部分裂を起こし崩壊
http://zerogahou.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/post-40be.html

2010年11月26日 (金)

中国は内部分裂を起こし崩壊

中国は内部分裂を起こし、世界通貨の下落と株価暴落
天文学者の木内鶴彦さんの観た近未来

人口、経済、エネルギー、資源、生態系などの観点からして、多くの先進諸国が現在の生活を維持できなくなる。事態はすでに悠長な段階ではない。将来的にアメリカ型文明が滅亡することはすでに「大前提」になっている。
「このままではいずれ」というレベルではなく、すでに「もはや何をやってもだめ」というレベルに到達している。アメリカの権力者自身は承知している。だからこそ真剣に環境問題に取り組もうとはせず「楽しめるうちに楽しんでおけ」という、将来の滅亡を見越したスタンスを取ることに決めている。

■「中国は内部分裂を起こし、やがては崩壊していた」という予兆

アジアの超大国として躍進の時代を迎えている、現在の中国は共産党による一党独裁体制である。思想や言論の自由は大幅に制限され、報道は当然のごとく当局の検閲を受け、インターネットの掲示板やメールですら「金盾」と呼ばれる規制システムによって常時監視されている。
基本的に移動の自由もなく、戸籍のある場所にしか住めないので、人口の4分の3を占める農村戸籍の者は都市に移住することはできない。国内に植民地を持っているのと同様の構図である。中国の経済躍進を支えた安価な労働力は、自国の農村部を植民地化して搾取することによって成立している。オリンピックや万国博を開催し、宇宙ロケットを飛ばす「近代国家」でありながら、中世の封建社会がそのまま続いている中国なのである。
膨大な人口を統治していくには、一党独裁という枠組で強固するしかない。矛盾も起こる。人類史上、最悪のペースと規模で進む環境汚染と砂漠化は中国の象徴だ。

現状を見る限り中国がいずれ内部分裂を起こし、崩壊することも規定事項である。
「早ければ今年、おそらくは来年くらいでしょう」当然ながら中国崩壊の余波はあまりにも大きく、その後の世界は大きな爪痕を負う「経済的2012年問題」にもなり得る。

中国が分裂すれば、世界では通貨の下落、株価暴落が定着する。現在、日本は未曾有の経済不況にあるが、それでさえ懐かしかったと思えるような大恐慌時代がくる。やがて人種間の争いへと容易につながっていく。世界の至るところで戦争が勃発するが、木内氏はそれを「三つ巴の争い」と呼ぶ。大きくわけて、3つの地域で戦いが繰り広げられることになる。∃-ロッパと中東の間に戦端が開かれる。中東の石油は枯渇し、最悪の場合、核兵器が使用されることになるかもしれない。

そして内部分裂を起こした中国も、インドやロシアを巻きこんで、これに参戦していく。
一方アメリカは、防戦という名目の下、各地の戦争に介入していくことになるという。
幸か不幸か日本は「ほとんど相手にされない」。経済破綻が極限に達しており、戦争に加わっていくほどの体力は残されていない。もちろん無事ではすまない。食糧や資源の不足が起こり、政治は現在以上に破綻して無力化してしまう。

暗澹たる気分にならざるを得ない未来像。だからといって「絶望するには及ばない」。というのも、これら「今後10年以内」に必ず起こる滅びの過程のなかで、人間は新しい価値観を理解していくようになる。悲しいもので、自分自身が痛い目に遭わなければわからないことがあまりにも多いのである。

「結局、われわれが壊したものはわれわれが直していくしかないんですよ」生態系を破壊することによって成立してきた文明から脱却して、新たな持続可能な文明に至るための「生みの苦しみ」なのだ。木内氏の提唱する新たな文明とは、経済ではなく、生態系の保全という価値を最優先とする「循環型社会」である。これを実現するためには、何世代もかけて人間全体の意識を変えていくことが必要となる。そして今後、そうした新たな価値観を発信していく拠点となるのが日本だという。
太陽光などの自然エネルギーを今以上に有効活用する新エネルギー技術も必要だ。
われわれ日本人が覚悟を決めて率先して意識改革に取り組んでいけば「産みの苦しみ」は乗り越えられるかもしれない。
人類が意識改革に成功して輝かしい文明を築く確率は、10年前よりも確実に上がっている。

木内鶴彦公式ページ http://www.echna.ne.jp/~yukkun/Kiuchi.htm 
「人類の誕生と歴史」http://hello.ap.teacup.com/applet/koinu/20100225/archive

2010年11月25日 (木)

『ユリシーズ』(Ulysses)

アイルランド出身の小説家ジェイムズ・ジョイスの小説。全18章からなる。1922年刊行。

ダブリンのある1日(1904年6月16日)に起こった出来事を、様々な文体で、意識の流れなどの
実験的な手法を用いて描写している。当初、猥褻な描写があるとしてイギリス・アメリカでは発売禁止処分を受けた。

主人公は小説家志望のスティーヴンと広告取りのブルームで、構成はホメロスの『オデュッセイア』のパロディになっている。例えば、英雄オデュッセウスはさえない中年男ブルームに、息子テレマコスは他人のスティーヴンに、貞淑な妻ペネロペイアは浮気妻モリーに、20年にわたる辛苦の旅路はたった1日の出来事に、それぞれ置き換えられている。また、ダブリンの街を克明に記述しているため、ジョイスは「たとえダブリンが滅んでも、『ユリシーズ』があれば再現できる(One could recreate the city of Dublin, piece by piece, from Ulysses)」と語ったという。
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1.テーレマコス Telemachus
海岸のマーテロ塔に住むスティーヴンと、同居の友人たちの会話(自然主義的)。
モデルになったマーテロ塔はダブリンに実在しておりジョイスの記念館になっている。元はナポレオン戦争時代にイギリスがフランス海軍の来襲に備えて築いた砦である。
2.ネストール Nestor
スティーヴンの勤め先の小学校での授業風景。校長から給料を受け取り、投稿原稿を新聞社に届けるよう頼まれる(自然主義的)。
3.プロテウス Proteus
スティーヴンが海岸で思索にふける(内的独白)。
4.カリュプソー Calypso
もう1人の主人公ブルームの朝の食事。妻モリーと会話を交わす。
5.食蓮人たち Lotus-Eaters
ブルームは郵便局で文通相手からの手紙を受け取る。競馬好きの知人ライアンズに会う。
6.ハーデス Hades
ブルームは酒の飲みすぎで死んだディグナムの埋葬に立ち会う。
7.アイオロス Aeolus
ブルームの新聞社での仕事ぶり。一方、スティーヴンは新聞社に校長の原稿を届ける(修辞学の実例と内的独白と新聞の見出しのパロディ)。
このブルームの足取りを示す14枚の金属板が、新聞社から国立図書館に至るダブリン市内の路上に埋め込まれている(但し最初の1枚は道路工事で撤去されてしまった)。
8.ライストリュゴン人 Lestrygonians
ブルームは街に出て昔の恋人とばったり会う。その後1人で昼食を取る。
9.スキュレーとカリュブディス Scylla and Charbydis
スティーヴンは図書館でシェイクスピアを巡る文学論を戦わせる(対話)。
10.さまよえる岩 The Wandering Rocks
ダブリン市内の様々な場面が描かれる。スティーヴンの家族も登場。ブルームは「罪の甘さ」という好色本を買う。
11.セイレーン Sirens
ボイラン(妻の浮気相手と疑っている)を見かけたブルームは後を追う。ボイランはホテルのバーに入って飲む。ブルームは苦悩しながら文通相手に返事を書く(フーガの技法による言葉の楽曲)。
12.キュクロープス Cyclops
ブルームは酒場へ行く。周りの客たちはブルームが競馬で大穴を当てたと誤解しており、ブルームをいびる(叙事詩、医学論、新聞記事などの文体のパロディ)。
この章は下品な口調で書かれているが、翻訳家柳瀬尚紀は犬の視点で書かれていると主張している。
13.ナウシカア Nausicaa
ブルームは浜辺へ行き(白夜のため周囲はまだ明るい)、子どもたちと遊ぶ美しい少女を見かけ、妄想を抱いて自慰を行う(婦人雑誌の小説のパロディ)。
14.太陽神の牛 Oxen of the Sun
ブルームは妻の友人が出産のため入院しているのを見舞う。ここで酒を飲んでいるスティーヴンに会う(古代から中世、近世、近代の様々な英語文体史のパロディ)。
15.キルケー Circe
スティーヴンの後を追うブルーム。泥酔したスティーヴンは娼婦宿に迷い込み、娼婦たちと騒ぎになる。ブルームはスティーヴンを連れて逃げる。現実と幻覚が交差する(『ファウスト』のワルプルギスの夜を思わせる戯曲風)。
16.エウマイオス Eumaeus
ブルームとスティーヴンは馭者溜まりで休む。
17.イタケー Ithaca
ブルームがスティーヴンを連れて帰宅し、文学談義などをする。泊まるよう勧めるがスティーヴンは帰宅する。ブルームはベッドに浮気の痕跡を見つける(カトリックの教義問答の文体)。
18.ペネロペイア Penelope
妻モリーがベッドの中でブルームとの思い出などを回想する(句読点のない長い内的独白が続く)。

(Wikipedia)

2010年11月24日 (水)

『ユリシーズ』の謎を歩く

JOYCE, James, Ulysses. Paris: Shakespeare&Co., 1922.

ジェイムズ・ジョイス(1882-1941)による20世紀を代表する長編小説である。本書の出版によってジョイスの文学的名声は不動のものとなった。T. S. エリオット、W. B. イェイツ、ヘミングウェイなど、文学者に与えた影響は計り知れない。初版はシェイクスピア書店より1000部限定で出版。

 物語はホメロスの叙事詩「オデュッセイア」を下敷きとした壮大なパロディで、オデュッセウスのラテン名Ulixesを英語読みしたものが、タイトルUlyssesである。一介の広告取りである38歳のユダヤ人レオポルド・ブルームが過ごすダブリンの一日が、「意識の流れ」や「内的独白」をはじめとする斬新な文学的手法を用いて描かれている。

 英雄オデュッセウスの何年にも及ぶ彷徨がわずか一日に凝縮され、過去の文学作品の引用も数多く、物語は非常に重層的である。主人公のさまようダブリンの町や店、カフェや教会は古代の神話世界と呼応し、様々な文体実験により象徴性や迷宮性、多様性が内包され、人生の諸相が封じ込められている。主人公の抱く希望や絶望、意識や無意識が、人類一般に普遍的なものへと昇華されているのである。

『ブルームズデイ 100』をのぞいてきました
http://www.asahi-net.or.jp/~pb6m-ogr/bit053.htm

『ユリシーズ演習』
http://www.hirojo-u.ac.jp/~takahasi/seminar.htm

■ James Joyce reads from Ulysses Poem Animation
http://www.youtube.com/watch?v=Dcgyu61pzzs

■ James Joyce's Ulysses -The Ballad of Joking Jesus
http://www.youtube.com/watch?v=6yq1UhTEsiA

知足者富(老子 第33章)

「足るを知る者は富む」

金や物を求めて満足するのは、心が外に向いているからだ。
心が内に向かえば、豊かなものが、別の富が見えてくる。
「もうこれくらいでいい」と外側に対する欲求を捨てたときはじめて、
自分の本当の能力を引き出せる。
本当の富は、自分の内側にあるのだ。

「心が変われば、外界も変わる」
http://hello.ap.teacup.com/koinu/334.html

「吾(われ)唯(ただ)足(た)る〔こと〕を知る」
http://koinu2005.seesaa.net/article/170359321.html

2010年11月23日 (火)

豊富な精神の活動

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現実には詩的な興味が欠けている、などといってはいけない。
というのは、まさに詩人たるものは、
平凡な対象からも興味ぶかい側面をつかみだすくらいに
豊富な精神の活動力を発揮してこそ詩人たるの価値があるのだから。
byゲーテ

N06_freddycerdeira

http://www.boston.com/bigpicture/

2010年11月22日 (月)

朝日新聞、角川グループも参入――2010年秋の電子書籍事情

■村上龍氏が新会社設立――2010年秋の電子書籍事情 <村上龍氏が設立「G2010」>
文芸雑誌『群像』連載の長編小説「歌うクジラ」を電子書籍として販売した。その村上氏は電子書籍を制作販売する新会社「G2010」設立。

<朝日新聞社の電子書籍紹介サイト「ASAHI eBOOK AVENUE」開設> 
朝日新聞の過去の書評記事などから、オススメの電子書籍をピックアップするほか、各出版社への電子化の働きかけもする。。
「電子書店パピレス」や「PDAbook」などを設置して購入可能。
“紙派”の人のために「Amazon.co.jp」「楽天ブックス」への誘導もしている。

<スマートフォン向けアプリ「ソフトバンクブックストア」>
 Android搭載携帯「GALAPAGOS SoftBank 003SH」の12月上旬発売に合わせ、スマートフォン向けの電子書籍アプリ「ソフトバンクブックストア」をリリースするソフトバンク。書籍、コミック、写真集など、10万点以上の電子書籍がダウンロードできる。

▽ 書籍、コミックなど幅広い電子書籍「ソフトバンク ブックストア」提供開始
電子書籍の代金は、携帯の利用料金と同時に支払いできるため、手間なく購入することができる。サービス提供時に対応している機種は、「GALAPAGOS 003SH」「GALAPAGOS 005SH」のみで順次拡大していくと発表。

<まずはiPad&iPhoneから「紀伊国屋書店BookWebPlus」>
iPadとiPhone向けのサービスとして、2010年中にスタートする「紀伊国屋書店BookWebPlus」。電子書籍のほか1996年から開設しているオンラインストア「BookWeb」と同様に、紙の書籍を購入することもできる。約1200の電子書籍がスタンバイ。1年後には3万タイトルの書籍を揃える予定。

<角川グループも参入!電子書籍配信のプラットフォーム「Book☆Walker」>
角川書店やアスキー・メディアワークス、富士見書房、魔法のiらんど、エンターブレインなど、角川グループの15社が参画する電子書籍配信サービス「Book☆Walker」。2011年7月のグランドオープン。
作品に関連したアニメや映画の映像やグッズ通信販売。新刊書籍の紙とデジタルの同時発売や、ユーザーが作品の感想を共有できるソーシャルメディアとの連動も視野に入れている。

▽2009年の電子書籍市場は610億円、「日本はすでに電子書籍大国」 -INTERNET Watch
▽ 電子書籍端末の市場規模、2015年には495億円 電子ペーパー実用化で買い替えも:MarkeZine(マーケジン)

2010年11月21日 (日)

『オデュッセイア』

(古代ギリシア語イオニア方言:ΟΔΥΣΣΕΙΑ, Ὀδύσσεια, Odysseia, ラテン語:Odyssea)は、『イーリアス』と並び、伝説的な詩人ホメーロスの作とされる古代ギリシアの長編叙事詩。

序説
『イーリアス』の続編作品にあたり、そのため叙事詩環の一つに数えられることもある。トロイア戦争の後、イタケーの王である英雄オデュッセウス (ラテン語:Ulixes, Ulysses 英語読みで「ユリシーズ」)が各地を放浪した貴種流離譚の冒険と、オデュッセウスの息子テーレマコスが父を探す探索の旅を歌う。

紀元前8世紀頃に成立し、ホメーロスと呼ばれる盲目の吟遊詩人が音楽と共に吟唱したが、紀元前6世紀頃から文字に書かれるようになり、現在の24巻からなる叙事詩に編集された。この文字化の事業は伝承ではアテーナイのペリクレスに帰せられる。

古代ギリシアにおいては、『オデュッセイア』と『イーリアス』は、教養ある市民が必ず知っているべき知識のひとつとされた。なお今日一部の研究者によって、『イーリアス』より『オデュッセイア』は遅く成立し、かつそれぞれの編纂者が異なるとの想定がなされている(ホメーロス問題)。

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構成
第1歌
ムーサへの祈り
ホメーロスの叙事詩には、朗誦の開始において「ムーサ(詩神)への祈り(英語:Invocation to Muse)」の句が入っている。これは話を始める契機としての重要な宣言であり、自然な形で詩のなかに織り込まれている。『オデュッセイア』では、最初の行は次のようになっている:“ Andra moi ennepe Mousa polytropon hos mala polla ”

言葉の順番に意味を書くと、次のようになる:
“ あの男のことを わたしに 語ってください ムーサよ 数多くの苦難を経験した(あの男)を…… ”
「あの男」とは、オデュッセウスのことを指す。オデュッセウスが経験した数々の苦難の旅の物語を、わたしの舌を通じて語ってください、と詩神(ムーサ)に祈るのである。このようにして、ムーサが朗詠者に宿り、語り部は実はムーサであるということになる。
オデュッセウスがカリュプソーの島に囚われているところから叙事詩は始まる。

第2歌
オデュッセウスが死んだと考えられているイタケーでは、オデュッセウスの妻ペーネロペーに40人の求婚者が遺産目当てに言い寄っていた。2人の息子であるテーレマコスは、母の苦境を救うべく、オデュッセウスを探す旅に出る。テーレマコスには、オデュッセウスの友人であるメントールの姿を取ったアテーナーが同行し、テーレマコスを導く。

第3歌
テーレマコスはピュロスに着き、ネストール王に会う。王は、アガメムノーンが殺されたことを話す。王はテーレマコスをスパルタのメネラーオス王に送る。

第4歌
メネラーオスはオデュッセウスのエジプトでの難破について話す。オデュッセウスはニュムペーのカリュプソーに引き止められている。

第5歌
嵐で漂流するオデュッセウスを助けるレウコテアー女神ポセイドーンの怒りを買いイタケーに還れずにいるオデュッセウスに対して、他の神々は同情的である。ポセイドーンがエチオピアの宴席に赴きオリュンポスに不在である隙を見て、アテーナーは大神ゼウスに嘆願し、オデュッセウスの帰国の許しを得る。神々の王ゼウスは伝令使ヘルメースをカリュプソーの島に赴かせ、オデュッセウスを出立させる。しかし、その帰国を快く思わないポセイドーンがオデュッセウスのいかだを三叉矛で難破させる。数日後オデュッセウスは海岸に流れ着き、オリーブの茂みで眠りにつく。

第6歌
海岸に漂着したオデュッセウスとナウシカア難破したオデュッセウスを海岸で助けたのはパイアーケス人の王アルキノオスの王女ナウシカアであった。

第7歌
ナウシカア姫は父王の元に案内する。

第8歌
翌日は祝日になり、アルキノオス王の宴でオデュッセウスは楽人デーモドコスが歌うトロイア戦争の物語を聞き、密かに涙する。王は、オデュッセウスの素性を尋ねる。

第9歌
オデュッセウスは自分の素性を話し、今までの長旅について話し始める、イスマロスの町、ロートパゴイ族、キュクロープスの話をする。

第10歌
アイオロスの風によって帰路につこうとするが、船員が誤って風の袋を開け、来た方角に押し戻される。アイアイエー島の魔女キルケーに船員は豚にされてしまう。オデュッセウスはヘルメースに授けられた魔法を防ぐハーブ、モーリュにより助かる。キルケーはオデュッセウスがオーケアノスを越えて、冥界に行かなければいけないことを話す。

第11歌
第11歌は「ネキュイア(Nekyia)」として知られる。

ヘーラクレースの のジブラルタル海峡)を越えて冥界に行く、母アンテの幽霊やトロイア戦争で死んだ兵士の幽霊に会う。また、預言者テイレシアースに会う。

第12歌
オデュッセウスの航海と冒険の話の続き。キルケーの館より出て、仲間達と船を進ませる。途中、セイレーネス(セイレーンたち)という人の顔を持ち鳥の身体を持つ怪物がいる島の傍らを船は通過する。セイレーンたちの歌を聴いた者はすべての記憶を失い、怪物セイレーンに近づきその餌食とされる。しかし、オデュッセウスはその歌が聞きたく、仲間たちの耳は蜜蝋で塞ぎ、自分は帆柱に縛り付けもらい、身動きできないようにして、無事通過する。オデュッセウスは、セイレーンの島に進むのだと叫ぶが、仲間たちは歌もその言葉も聞こえないので、そのまま無視して進んだ。

次に、怪物スキュラのいる岩の横を通過するが、スキュラは、六本の頭で仲間たち六人をくわえて捉えむさぼり食うが、オデュッセウスを初め、他の仲間は何とか無事にスキュラの岩の傍らを通過できた。

それから更に、ヘーリオスの家畜がいる、トリーナキエー島に一行は上陸する。オデュッセウスはあらかじめに警告を受けていたので上陸を止めたが、仲間たちが上陸すると云って聞かず、やむをえず上陸する。やはり凶事は起こり、部下がヘーリオスの家畜をみだりに殺し食用にしたため、家畜を世話していたヘーリオスの娘ラムペティエーはそのことを父に知らせた。ヘーリオスは怒ってゼウスに訴えたので、ゼウスは船に雷を落とした。彼らの船は再びスキュラの岩とカリュブディスの近くに流され、今度は、大渦巻きですべてを飲み込むカリュブディスの岩の下の海に吹き寄せられたので、船は仲間を含めて渦巻きに飲み込まれたが、オデュッセウスだけは助かり、カリプソーの島に流れ着いた。

第13歌
イタケー島に到着し、眠りのなか洞窟に運ばれるオデュッセウスオデュッセウスの話は終わり、アルキノオス王は彼をイタケーに帰るように話し、オデュッセウスはアルキノオスから魔法の船を借り、イタケーへ船出する。イタケーに帰還、アテーナーは彼を老人に変装させる。

第14歌
豚飼いのエウマイオスは素性を明かしていないオデュッセウスを歓待する。

第15歌
アテーナーはテーレマコスに故郷に帰るように言う。

第16歌
テーレマコスはイタケーに帰り、アテーナーはオデュッセウスを元の姿に戻し、オデュッセウスはテーレマコスと再会する。2人は計略を練り、オデュッセウスが死んだと偽る。

第17歌
アテーナーはもういちどオデュッセウスを乞食の姿に戻し、彼は街へ帰る。

第18歌
機を織るペーネロペイアと求婚者たち求婚者はオデュッセウスの鍛えられた筋肉に驚く。

第19歌
彼はペーネロペーと長く話すが、素性は明かさない。嘗ての乳母エウリュクレイアは膝の傷からオデュッセウスに気づく。

第20歌
ゼウスは青空に雷を落とす。

第21歌
ペーネロペーはオデュッセウスの弓を持ち、「この弓を扱える者と私は結婚する」と告げる。求婚者は、次々と試すが失敗、その日がアポローンの祭日であった為に、献酒する。オデュッセウスは弓で、矢を12本の斧の穴に通す。

第22歌
オデュッセウスは首謀者アンティノオスの喉を矢で射抜き、息子や家来と共に他の求婚者たちをすべて討ち果たす。次いで、オデュッセウスを裏切った侍女たちを絞首刑に処し、メランティオスを殺す。

第23歌
オデュッセウスはペーネロペーに冒険談を話す。

第24歌
オデュッセウスは、父ラーエルテースと再会する。求婚者の親族が復讐しようとするが、アテーナーが仲裁する。

- Wikipedia

「オヂュッセーア(Odyssey)」
土井晩翆 (1871-1952) 譯,ホーマー(Homer, 紀元前九-八世紀) 著
http://web.archive.org/web/20040818103221/www.sm.rim.or.jp/~osawa/AGG/odyssey/odyssey-toc.html

電子書籍への蔵書コピー代行業者急増

作家や出版社、法曹関係者は「違法」と警告

 お気に入りの本や雑誌をスキャナーで読み取り、個人で電子書籍を作成することが人気を集めているが、それを代行するサービスの是非が議論されている。本人に代わって営利目的でコピーすることは、著作権法で許される「私的複製」を逸脱しており、「違法」とみる専門家が少なくないのだ。村上春樹さんら人気作家の中国語版などが無断で電子化された例が相次いでいることもあり、作家や出版社は業者に警告を発している。

 個人で紙の本を電子書籍化することは、“自炊”とよばれる。調査会社のマクロミルが6月、米アップル社の多機能情報端末「iPad(アイパッド)」の購入者300人に行った調査では、“自炊”経験者は約2割に上った。

 ただ、1ページずつスキャナーで読み込む作業は手間がかかることもあり、今春ごろから代行業者が急増し、今では数十社に上るとみられる。1冊350ページを100円以下で請け負う業者が出るなど価格競争も過熱気味だ。客から本を郵送してもらい、PDF(電子文書のファイル形式の1つ)化した電子データをダウンロードしてもらう方式が一般的。東京都内の業者によると、「大半は個人客で、多いときは1日約200冊の依頼が入る」という。

 作家や出版社などは神経をとがらせている。日本文芸家協会の三田誠広副理事長は「業者が営利目的に行っており明らかに違法」と話す。日本書籍出版協会も同じ立場で、「ネット上に違法な形で流出するリスクが高まりかねない。業者に対して法的な対応も検討している」と強硬だ。

 これに対して、11月にサービスを始めた東海地方の業者は「利用者の手足となって複製を代行しているだけで、全くの『シロ』」と反論。ネット上でも業者への擁護論は多い。

 著作権問題に詳しい福井健策弁護士は「著作権法で許された『私的複製』はあくまで使用者本人がコピーを行うのが原則。外注は認められず違法だろう」との見方を示す一方、「出版社側も読者の需要をくみ、電子書籍の品ぞろえを充実させる努力をもっとすべきだろう」と話している。

【産経ニュース 2010.11.21】

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2010年11月20日 (土)

デュシャン (1)落ちる水 (2)照明用ガス、が与えられたとせよ

■シュテファン・バンツ(Stefan Banz)のキュレーションによるデュシャン展 
http://www.bxb.ch/kunsthalle/
マルセル・デュシャンの遺作にまつわる展覧会
「(1)落ちる水 (2)照明用ガス、が与えられたとせよ」
http://www.renevidal-sculpteur.com/themes/Hommage/duchamp_01_01.jpg
日本人アーティストでは唯一、横尾忠則さんの作品が出展されているようです。
http://www.artdaily.com/index.asp?int_sec=2&int_new=37880

Marcel Duchamp (1887-1968)
20世紀の芸術思想を体言したアーティスト。スタイルを生み出しては捨てていった。「芸術作品についての最後の判断を下すのは見る者なのだ」「芸術作品は作る者と見る者という二本の電極からなっていて、ちょうどこの両極間の作用によって火花が起こるように、何ものかを生み出す」

■絵画「階段を降りる裸体 No.2」
http://www.beatmuseum.org/duchamp/images/m-nude2.jpg

■レディ・メイド「作品」
http://www.beatmuseum.org/duchamp/images/m-fountain.jpg
↑「泉」デパートで買ってきた便器にR.MATTの名でそのままサインし、「fountain(泉の意)」のフランス語タイトルをつけ、1917年の「アンデパンダン」展に出品しようとするが、展覧会の趣旨に反したとして、作品は拒絶される。

■オブジェ「彼女の独身者達によって裸にされた花嫁、さえも」
http://www.beatmuseum.org/duchamp/images/m-bride.jpg
「大ガラス」という作品は、1912年から10年の製作年数をかけつつ未完のまま放置された。運搬途中に入ってしまったガラスのひび割れを、これで作品が完璧になったという。

2010年11月19日 (金)

『日本鬼子』が台湾新聞デビュー

日本人に対する蔑称で中国人が頻繁に用いるスラング『日本鬼子』を、逆手にとって萌え化したイラストが2ちゃんねるで誕生したことは、既にネットで話題となっているが、自体は終息を見せずむしろ拡大している。なんと台湾の新聞『自由時報』社が、『日本鬼子』を大きく取り上げた。
「2ちゃんねるで考案された、和服を着たカワイイ女子が、武器を振り回すイラストが中国人を困惑させている」と報道している。

Moe

尖閣問題の件もあるが、中国と日本の距離はより一層深まり事態は収束する気配はない。
中国が次にどんな行動をとるのか非常に注目される。

■ 日本鬼子を萌えキャラ化して(ryに対する海外の反応
http://www.youtube.com/watch?v=BUmzwX20i6c

Hinomotooniko

日本鬼子(ひのもとおにこ)
http://www16.atwiki.jp/hinomotooniko/pages/1.html

2

2010年11月18日 (木)

『無妙記』深沢 七郎

神経痛持ちの骨董品露天商の老人が隣室の大学生の男の未来を想像する。
やがて自分と同じように年老いて、死んで骨に白骨になると思ったら、、、
白骨になり視点が老人から離れても、白骨たちが京都の町で話し動き生きはじめる。

老人は西大路の大通りに出ると目の前を一台の霊柩車が走っているのが目にとまる。金閣寺の裏の火葬場へ行く市外を乗せて走ってるが、その運ばれている死骸も間もなく白骨になる。霊柩車のあとからタクシーが二台つづいて走っていて、中にいる喪服を着た会葬者たちは、何年か、何十年かたてば白骨になるだろう。いま霊柩車で運ばれている死骸とはわずかの別れだが、別れを惜しんで憂いに沈んだ顔をして乗っている。腕の神経痛の老人は銀閣寺、百万偏行の市電へ乗った。

「電車の中には白骨たちがいっぱい詰まって乗っていた。これから映画を見に行く白骨たちや、夕食の買い物に行く白骨たちや、(わたしの着ているお召の着物や西陣帯はなんと美しいことだろう)と思いながら乗っている白骨たちが顔を合わせたり、電車がゆれて触れそうになったりするが、お互いに黙り込んでいた。」(本文中より)

老人は金を貸した若い男に逆上されて刺される前に、その傷が原因で死んでしまうことを先に書かれてしまう。実際には若い男の母親が借金の算段をしてどうにかなりそうなところで話は終わっているのだったが。
「白骨の母親は」「母親の白骨は」と、借金男の母親の白骨は強調されているが、神経痛の老人と借金男の前に「白骨の」とつくことはない。老人がやがて死ぬことははっきりと書かれているのに。あまり深い意味はないかもしれないが、若い男は近いうちに死ぬわけではないから白骨ではない、人を殺そうとするような奴は今白骨のようであるわけがない、生きているのに白骨に見えるような者達と並べたら白骨にしてしまうわけにはいかない、だから、白骨ではない者に刺される老人は刺されるための肉を持っていなければならない。しかし数年後病気で死ぬ母親だって肉あってこその病気なのだ。

深沢七郎コレクション (ちくま文庫)

『楢山節考』で登場し、文壇に大きな衝撃を与えた深沢七郎。『笛吹川』『言わなければよかったのに日記』など、独特の世界で知られる作家の作品コレクション。「流」の巻は小説を中心に収録。  カバーデザイン横尾忠則
「転」の巻は、エッセイを中心に。「生態を変える記」「庶民烈伝序章」「流浪の手記」「ゲコの酌」「夢屋往来」「秘戯」などを収録。編集解説・戌井昭人

「揺れる家」収録は素晴らしいが「白笑」「絢爛の椅子」「枕経」「無妙記」等入ってないのが残念。「無妙記」は『妖木犬山椒』(中公文庫)でお読みください。

C0193

深沢七郎 【ふかさわ・しちろう】
小説家。大正3年1月29日~昭和62年8月18日。山梨県東八代郡石和町に生まれる。大正15年、日川中学に入学し、ギターに熱中する。卒業後、職を転々としていたが、昭和29年から日劇ミュージック・ホールにギタリストとして出演するようになる。昭和31年、42歳の時に中央公論新人賞に応募した「楢山節考」が当選。その前近代的な土俗世界は、選考委員の三島由紀夫をはじめ、文壇に大きな衝撃を与えた。続けて、戦国時代の甲州の農民を描いた「笛吹川」(昭和33)も話題作となる。しかし、昭和36年、皇族が処刑されるシーンを描いた「風流夢譚」が、右翼テロ(嶋中事件)を引き起こしてしまう。この事件を契機にしばらく筆を折るが、「脅迫者」(昭和38)など、事件を堂々とパロディ化した作品を発表し、精神の逞しさをみせた。昭和62年8月18日、心不全により死去。享年73歳。代表作は「楢山節考」、「笛吹川」、「風流夢譚」、「庶民列伝」、「みちのくの人形たち」など。

風流夢譚
http://azure2004.sakura.ne.jp/s_hukazawa/huryumutan.htm


鉄割アルバトロスケット http://www.tetsuwari.com/
主催の戌井昭人 東京生まれ(調布育ち)
鉄割の台本を書くの担当。あと変な動きとか考えるのも担当。
最近声がガラガラになってきている。だいたい変なおっさんの役担当。

2010年11月17日 (水)

深沢七郎 回想録

嵐山 常に一切のことをお金に換算したでしょう。
赤瀬川 そうそう 。
嵐山 あれはすごいね、本能的にね。
赤瀬川 そこが、ちょっと真似できないんだ。(中略)
嵐山 深沢七郎における金の計算というのは、二〇年前、僕が深沢さんを秋田のホテルへお連れしたことがあって、朝飯を食いながら、「嵐山、これいくらかね」「五百円です」そしたら、「卵が十八円だろう。……で、全部で七十五円だね」(笑)。また、タクシーに乗ってても「七十五円、八十円、いや七十六円かな」とかさ(笑)、すごく気にかけるんだよね。マジメに原価計算を常に考えている。あんな作家いないよね。
 でも深沢七郎って典型的な作家なんだよ。「百姓はいいよ」とか、「作家はついでにやっている」と言って、今川焼屋をやったり百姓したりしてるけど、全て創作のための体験なんだ。書く材料を探すために、作家でない体裁を装った。あれほど純粋に作家であった人いないよ。生活のすべてが創作への殉教ですよ。
 今の作家と言われる人は、机で、ひたすら物を書いているだけで、ふだんの生活がないじゃない。深沢さんにはそういうものとは違うものがあって、そしてそれが全部創作のためだった。ネギを植えること、引っこ抜くこと、来た編集者を蹴ること、人の悪口を言うこと……(笑)。

赤瀬川原平・嵐山光三郎・篠原勝之「至難の深沢流作法 皆伝」昭和63年10月

その深沢七郎に会う機会があって、それは一九六一年ごろの「ネオダダ」という前衛グループの展覧会場だったと思う。その仲間にたまたま深沢七郎と知り合ったのがいて、そこに深沢七郎は呼ばれて来たのだ。アノ「楢山節考」の作者だというので、そんな人がこんな画廊などに来るのだろうかと疑っていた。そうしたら乾物屋か古着屋のおじさんみたいな人が、たしかゴムゾーリをつっかけて、
「あ、だうも……」
 という物凄く軽薄な浮いた挨拶の言葉つきであらわれたので、驚いた。まさかと思うのだけど、それがどうしても深沢七郎なので、ぶったまげた。私はこっそりと顔が赤くなったような気がする。自分で勝手に作り上げていた重々しい深沢七郎像に恥じ入ったのだ。その深沢七郎像に、自分の中のステロタイプがのぞいて見えたのだろう。
 目の前にいるのはそういう私の中のステロタイプをガーンと蹴り倒して、カラカラと路上に蹴転がしているような人物なのである。

尾辻克彦「深沢七郎の透明日記」昭和62年11月

 ともかく、深沢さんは冗談が得意で、人をおどろかしたり、笑わせたりするのが好きだったので、そこが私はとても尊敬していた。
 何度目かの訪問の時、入口のインターホンか何かで、ゴメンクダサイとかコンニチワとか、アカセガワですとか、ミナミです、等言って来意を告げるのだが、ハーイといった深沢さんがなかなか現われない。
「あー、おーそくなっちゃってえ」
 とか言いながら出て来た、深沢さんを見て、我々はギョッとしてしまった。ズボンの前からキンタマがモロ出しになっていたからだ。
 しかたなく、我々はそのキンタマを見ていたのだった。深沢さんはそれに気がついて、
「アレマ!?」
 というと乱暴にそれをしまおうとした。
 その時だった。そのあんまり元気のないキンタマがなんと根本からポロリととれてしまったのだ。
 キンタマは温泉地かなんかで売ってるような素焼のお多福の人形だった。裏から見るとキンタマの形になっているのだ。こんなバカなことを、おじさんがしてるってのがとってもカッコイイ、と私はその時思ったのだった

南伸坊「素焼のキンタマ」昭和63年10月

http://uraaozora.jpn.org/fukasawa.html より抜粋

深沢七郎 回想録

「楢山節考」深沢七郎

三島 ぼくはまず題が非常にしやれていると思つたな。非常にやぼな、変なスタイルだと思つていたのだけれども、別なおもしろみもあつて、初めはどういう小説かまつたく見当がつかなかつた。変なユーモアの中にどすぐろいグロテスクなものがある。たとえばおばあさんが自分の歯を自分で欠くところなんかを出して、だんだんに暗い結末を予感させていくわけですね。ぼくは正直夜中の二時ごろ読んでいて、総身に水を浴びたような感じがした。最後の別れの宴会のところなんか非常にすごいシーンで、あそこを思い出すと一番こわくなる。そのこわさの性質は父祖伝来貧しい日本人の持つている非常に暗い、いやな記憶ですね。
三島由紀夫「新人賞選後評」昭和31年11月

 いつだったか、そう、もうかれこれ二十五、六年ほども前のことになる。ぼくがひどい交通事故に遭って、休業宣言をしているときのこと、ある日、奇妙な手紙が舞い込んだ。私は今川焼屋の深沢ですと書いてあって、文面が何ともたどたどしく、誤字も多く、ひどい手紙だった。こんな下手くそな手紙をよこすのは、ちょっと頭のおかしい人が「深沢七郎」の名前を騙って、ばくの所にいたずらをしかけたのだろうと思って、女房に見せたら、女房曰く、ほんとうに立派な人はこういうへたな文章を書くものなのよ、と。何だか分かったような分からないようなことを言っている。ともあれ、今川焼の包装紙のデザインをしてもらえたら、嬉しくてザーメンがざーっと流れるということなので、深沢さんのお宅に伺わないわけにいかない。
 数日後、この手紙を持ってぼくは深沢さんのふる里の石和を訪ねた。深沢さんは、まるで『みちのくの人形たち』に出てくる「私」のような話し方、観察力、感性の持ち主で、ちょっとの間話すうちにたちまちぼくは深沢さんのファンになってしまった。

横尾忠則「南無阿弥陀仏」平成9年3月

深沢七郎の人間滅亡教
http://blogs.yahoo.co.jp/kazenozizi3394/34613630.html
http://blogs.yahoo.co.jp/kazenozizi3394/34858836.html
http://blogs.yahoo.co.jp/kazenozizi3394/34948151.html

2010年11月16日 (火)

2010年の三島由紀夫

三島さんとしては、切腹で死ぬというのは願望であり、現実のビジョンだったと思います。
「人斬り」という映画で、三島さんが、切腹シーンを演じられた。その映画の試写の後で三島さんが、自分の切腹シーンを話題にして
「おい、横尾君、生きているか?」と言うので、
「あの映画の中で本当に腹を切って死んだほうが凄かったのに残念ですね」と言ったんです。
すると、三島さんがギョッとして「君はどうしてそういうことが分かるんだ?」と小声で言って呪むんです。
三島さんは、現実と虚構を分離するのではなく、一体化したものとして考えていたのだと思います。市ヶ谷の自衛隊のバルコニーも、三島さんにとつては演劇的空間で人生の最期を飾るフィナーレでしょう。三島さんは、演劇的なものを現実で演じることで、現実を芸術に転倒させ、魂の叫びを表現しようとしたのでしょう。

横尾忠則「文学界」平成22年12月号 座談会【2010年の三島由紀夫】より

視力回復トレーニング

たった5分のトレーニングで視力が一気に回復する方法。

①目を強くつぶり10秒上を見る

②目を強くつぶり下・右・左と10秒繰り返す

③指の先端を目で追う運動 (顔は動かさない)

自分で行う場合

∞の字を3回指で描き目で追う

④指を奥から手前へ3回動かして目を追う

5分で視力回復トレーニングの方法
http://www.youtube.com/watch?v=v9C4MAByXic&feature=player_embedded

このトレーニング方法はメジャーリーグでも行っている。これに脳のトレーニングを行うことで100%視力があがるという。
その方法もいたって簡単「見えると思って」みること。
試してびっくりPCで疲れた眼が回復します。

2010年11月15日 (月)

ロボットと俳優が共演する「アンドロイド演劇」、東京で初公演

人間に似せたロボットと俳優が共演する「アンドロイド演劇『さようなら』」が東京・東池袋で開催中の「フェスティバル/トーキョー10」で先週上演された。

ロボット研究者である大阪大学の石黒浩教授が「ジェミノイドF」という名のロボットを開発した。舞台裏にいる女優の動きをカメラで取り込んで再現している。まばたきや笑顔、驚いた表情を見せるほか、呼吸をしているように胸も上下し、声は女優さんのものである。

20101111

「現代口語演劇理論」に基づき、緻密な劇世界を織り上げる演劇界の旗手・平田オリザと、精密にコピーしたロボット。世界的に活躍する才能がタッグを組み、大阪大学で進めている「ロボット演劇プロジェクト」が、フェスティバル/トーキョーに登場。
アンドロイドと人間の関わりの中に「人間とロボットの境界とは」、「人間にとって、ロボットにとって、『生』とは、そして『死』とは...」を鋭く問う、衝撃の短編作品。

キャスト・スタッフ
脚本・演出:平田オリザ/テクニカルアドバイザー:石黒浩(大阪大学&ATR知能ロボティクス研究所)/出演:アンドロイド「ジェミノイドF」、 ブライアリー・ロング(青年団)/アンドロイドの動き・声:井上三奈子(青年団)舞台監督:中西隆雄/照明:岩城保/舞台美術:杉山至/ロボット側ディレクター:力石武信(大阪大学 石黒浩研究室)、小川浩平(ATR知能ロボティクス研究所)/音響:泉田雄太/衣裳:正金彩/演出助手:渡辺美帆子/音響協力:富士通テン(株)/制作:野村政之、西山葉子

主催:フェスティバル/トーキョー、大阪大学石黒浩研究室、ATRロボティクス研究所、(有)アゴラ企画・青年団

http://www.festival-tokyo.jp/program/android/

文学界新人賞「ゴルディータは食べて、寝て、働くだけ」吉井磨弥

王子は携帯電話を操作して、キン肉マンの主題歌を流し、理子を担いでキン肉バスターをかけた。短いうめき声が聞こえたあと、「キン肉バスター」と王子は叫び、しばらくその状態のまま動かなかった。理子は頭に血が上って白目が充血してくるのを感じた。彼の性器はいつの間にか勃起していて、逆さになった理子の毛髪の先が触れると、その刺激によって簡単に果ててしまった。「あ、ごめん」ととまどいながら理子は謝った。身体を下ろされると、膣からだらりとローションが垂れてきて足を伝った。足を閉じてもぞもぞとしてそれを隠した。「いや、いいんです」と王子は言って床に飛んだ大量の精液をティッシュで拭き取っている。理子は慌てて「あたし、やるから」と言って代わって精液を拭き取った。

 まあ、下品そのものだが、断じてシモネタが下品という訳ではない。キン肉マンという「ブランド名の使用」が下品なのである。しかし、これはこれで下品には違いないが、大いに笑えたのは事実である。やはり自分的にはスポーツマンシップの点で、虫唾が走る類の笑いに違いないが、局地的にはポイント高かった。
 にしても、これ以外に特に印象的な箇所はなかったように思うが、くだらない比喩がなかったのは好印象であったし、食べて排泄するだけというのも納得がいった。

「文学界」2010年12月号掲載 立ち読みコーナー
http://www.bunshun.co.jp/mag/bungakukai/

選評 花村萬月
 受賞作となったのは、受賞に至らなかったら私が奨励賞を出すつもりで選考に臨んだ吉井磨弥さんの〈ゴルディータは食べて、寝て、働くだけ)でした。なぜ奨励賞かといえば、受賞するだろうという予感と同時に、カメレオンゲートの必然性などで難しいかもしれないという惇反する思いがあったからです。奨励賞を与えてまで文学界に掲載したいと思ったのは、作中、比喩がほとんど遣われていない、ということに尽きます。比喩を遣わずとも小説を成立させることができるのだ、ということを応募者に知ってもらいたかったからです。私は原理主義ではありません。比喩を遣うなと言っているのではありません。小説は比喩から成り立っているといっていい。けれど、あまりに安易に比喩に頼る表現が多すぎます。まわりくどく撃え話ばかりしていないで、すきだ! とひとこと言ってしまえと常々思っているわけです。読みはじめてすぐに、私はこの作者の作品を読むのがはじめてでないことに気付きました。作者が文体を持つている証拠です。文畢界誌上に作品が掲載され、衆目に曝されるのだから、私はこれ以上文言を重ねることを避けましょう。掲載時にはレシート、横組みにしてもらってくださいね。

西武「メイド列車」社員にできない理由

西武鉄道は1特急レッドアロー号の車内を「メイド喫茶」にしてた臨時列車を走らせる。
秋葉原のメイド喫茶で働くメイドさんたちが乗車して「お帰りなさいませ、ご主人サマ~」などと接客してくれる。12月11日(土)6車両にそれぞれメイドさん1人を配置し、池袋~西武秩父間を1往復する。乗車定員は360人。発車時などの車内放送を「メイドさんが萌え系のアニメ声で行う」

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車内ではメイドさんによる鉄道グッズや飲食物の販売、各種賞品が当たるビンゴ大会もある。終点の西武秩父では約2時間半の待ち時間を利用して、メイドさんとの撮影会も予定。

西武沿線には国内のアニメーション制作会社の「7割以上が集中している」ほか、沿線にある遊園地「としまえん」「西武園ゆうえんち」ではコスプレイベントが頻繁に実施されている。

企画段階で、西武鉄道の社員がメイドにふんする案も出たが、風俗営業に当たることが分かった。
「メイド姿での物品販売は問題ありませんが、『ご主人サマ~』とお客さまに言うのは接客にあたり、風営法の許可が必要になるんです。そこで法律上、接客が可能なプロのメイドさんに客室乗務を委託する形をとりました」

メイド列車は茨城県のひたちなか海浜鉄道と、鹿島臨海鉄道が臨時で運行している。関東の大手私鉄では初めての試み。ひたちなか海浜鉄道には、20~30歳代の男性客を中心に約100人が集結。鹿島臨海鉄道も多くのご主人様でにぎわった。

「地元の警察が一部“撮り鉄”のようなマナー違反を心配していましたが、非常に紳士的な方ばかりでした」 

料金は大人:3,500円/小児:3,000円。
★メイド喫茶「メイドトレイン」公式ホームページ http://maidtrain.info/
★特急「メイドトレイン」を運行します(PDFファイル)
http://www.seibu-group.co.jp/railways/news/news-release/2010/__icsFiles/afieldfile/2010/11/04/20101104maid-train.pdf

2010年11月14日 (日)

サンデーフロントライン「これはニュースだ」

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 1位 “国開く”!?横浜APEC 

 2位 尖閣ビデオ「自分がやった」

 3位 日・米・中・露首脳会談ラッシュ!

 4位 “通貨安競争”回避へG20 

 5位 仕分け軽視!?で再仕分けへ 

 6位 菅内閣の支持率急降下

 7位 国政直撃!沖縄知事選  

 8位 衝突も!ミャンマー総選挙 

 9位 インドで“営業”オバマ大統領 

10位 自殺原因「いじめ」認めず 

姜 尚中氏の1位~10位
 1位 “国開く”!?横浜APEC
 2位 “通貨安競争”回避へG20
 3位 日・米・中・露首脳会談ラッシュ!
 4位 尖閣ビデオ「自分がやった」
 5位 菅内閣の支持率急降下
 6位 国政直撃!沖縄知事選
 7位 衝突も!ミャンマー総選挙
 8位 参入続々“スマートフォン戦争”
 9位 仕分け軽視!?で再仕分けへ
10位 死刑求刑 横浜2人殺害

藤原 帰一氏の1位~10位
 1位 日・米・中・露首脳会談ラッシュ!
 2位 “通貨安競争”回避へG20
 3位 “国開く”!?横浜APEC
 4位 インドで“営業”オバマ大統領
 5位 衝突も!ミャンマー総選挙
 6位 尖閣ビデオ「自分がやった」
 7位 菅内閣の支持率急降下
 8位 ブッシュ前大統領が回顧録
 9位 仕分け軽視!?で再仕分けへ
10位 参入続々“スマートフォン戦争”

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サンデーフロントライン
現代のパラダイムシフトをすばやく、深く掘り下げて放送していきたいと思っておりますので、日曜朝10時から、ぜひご覧ください!
http://www.tv-asahi.co.jp/

テレビ朝日系列・日曜朝の新番組「サンデーフロントライン」で働くスタッフのツイッターです。
http://twitter.com/sfrontline
東京都港区六本木テレビ朝日5階

鈴木清写真展 百の階梯、千の来歴

東京国立近代美術館
会期 2010年10月29日(金)-12月19日(日) (月曜日休館)

緻密に編み込まれた“書物”としての写真集づくりで、今日世界的に注目される写真家鈴木清(1943-2000)。自らの出自や同時代の社会、旅の時間や 文学作品などをモチーフに、眼の前の現実と夢や記憶が自在に交錯する、重層的な作品世界を、初期作品〈流れの歌〉(1972年)や代表作〈天幕の 街〉(1982年)、〈修羅の圏〉(1994年)などを中心に展示される。

Suzuki_kiyoshi

忘れられない写真家鈴木清の仕事
http://www.youtube.com/watch?v=sTZuKrAepNM

関連ウェブサイト 
Kiyoshi Suzuki Soul and Soul 1969-1999
http://homepage3.nifty.com/kiyoshi-suzuki/index.htm

http://twitter.com/guganphoto

オランダ準備日記(ハンブルグ日記)
http://gu-gan.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-57f0.html

「鈴木清写真展 百の階梯、千の来歴」特設ウェブサイト
4人の作家(町田康、石川直樹、小野正嗣、小沼純一)による、鈴木清の作品世界にまつわる書き下ろしエッセイが読める
http://www.momat.go.jp/Honkan/suzuki_kiyoshi

A・ウォーホルの「コカ・コーラ瓶」29億円落札

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アンディ・ウォーホルが女優エリザベス・テーラーを描いた「Men in Her Life」が、フィリップスのオークションで6340万ドルという高値で落札されたばかり。9日開らかれたオークションで、コカ・コーラの瓶を白黒で描いた作品がで競り落とされたという。事前予想額の2500万ドルを落札額は大幅に上回った3536万ドル(約29億円)。

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Sotheby's Contemporary Art Evening Sale: Andy Warhol's Coca-Cola [4] [Large Coca-Cola], 1962 【オークションニュース動画画像】
http://www.youtube.com/watch?v=S8orJEWKhao

2010年11月13日 (土)

『どつぼ超然』 町田 康

明るすぎるし、見晴らしがよすぎる。どうも死ににくい。飄然から超然へ。
世界を睥睨する町田文学の新境地。

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何でもなくのんびりとした語り口のリズムで流れていく。エッセイ風小説、
全4章それぞれの章の最後には「超然とは何か」と悟りの語り。
予測不能な日常をだらだらと見て考える。

「超然すること」を求める人間たちは、
「超然」には至れないという パラドックスがあるようだ。

もしも「超然力」というブームがあるのならは、いくら待っても現れないゴトーのようなものだろうか。そこでは「超然」する力は求められるが達成はえられない。

『妻の超然』絲山秋子

文学がなんであったとしても、化け物だったとしても、おまえは超然とするほかないではないか。「妻の超然」「下戸の超然」「作家の超然」を収録した異色の三部作。
超然主義(ちょうぜんしゅぎ)とは、外の動静には関与せず、超然(平然)として独自の立場を貫く主義をいうらしい。

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1)妻の超然
妻の理津子は夫文麿の浮気にも動じず阪神を応援し1人グーグルに明け暮れる。
少々、捻くれてしまった50近い女性の心理と、無神経な夫の心理。
不倫をめぐる脳内会話も、生活をめぐる描写も一つ一つが巧いです。
この短編の「超然」という言葉の結末は予想外のカタルシスがあります。

2)下戸の超然
30前後の男女をめぐる話。下戸の広生は付き合っている美咲のNPO活動の誘いにも動じずマイペースを貫く。
善悪をめぐる議論、いろいろと面倒な周辺の事情が面白いです。
この短編の「超然」で描かれる現代の青年の絶望に、男の読者は胸を抉られるでしょう。
あと、出てくる食べ物が美味しそうなのが印象的ですね。

3)作家の超然
病気の作家をめぐる話。「おまえ」という二人称で進みますが、絲山さん本人の心境が
投影されているようにも思われます。「生死」に関わる話をしつつも「超然」とした態度で
メディア批判をする作家というもの、これがこの短編のポイントの一つだと思います。

絲山 秋子 1966年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。住宅設備機器メーカーに入社し、2001年まで営業職として勤務する。2003年「イッツ・オンリー・トーク」で文学界新人賞。2004年「袋小路の男」で川端康成文学賞。2005年『海の仙人』で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。2006年、「沖で待つ」で芥川賞受賞

2010年11月12日 (金)

科学は詩から

逸話や格言は世界の人に宝物である豊かな会話をあたえている。

天才はやりとげる行為を他人へ見せることができると考えているが、支出と判断は病気ごとにされていることを後悔する。
子供たちが成長していると、我々は天才は必要とならない。

科学は詩から生まれた。

「フアウスト」より
ヨハンヴォルフガングフォンゲーテ(1749〜1832)
北米のゲーテ協会(GSNA)www.goethesociety.org/

2010年11月11日 (木)

フアウスト

 博士(マヂステル)フアウストは、哲学、医学、法律、神学その他あらゆる学問といふ学問を研究し尽してしまつて、もうその他には何もないのか? とおもふと、急にがつかりして、死んでしまはうと決心しました。ところへメフイストといふ悪魔が現れて、女道楽をすゝめます。なるほどそいつは気がつかなかつた! と博士は死ぬのを見合せて町へ出ると、一人の娘を見るがいなや即座に魂を奪はれました。マルガレツテといふ帽子店の売子で十七歳の娘です。恰度娘は教会から出て来るところで、あのやうな美しい娘に僧侶は何を悔ひ改めさせたのか? と博士は訝ります。

 美しい首飾、耳環、腕輪――やはり娘を誘惑するには、これ以外のものはなからうといふメフイストのはからひで、二人は大急ぎでそれらのものを整へると、メフイストがそつと娘の部屋へ忍び込んで、娘の鏡台の傍らに宝石の箱を置いて来ます。やがて娘は外から戻つて来て、不思議な箱に気づくと恐ろしさうに戦いてゐましたが見れば見る程立派やかな宝石類に誘惑を覚えはじめます。

「せめてこの耳環だけでも妾のものだつたら妾は何んなに幸せだらう。若くて美しいだけでは悲しいのよ。美しいといふことは幸せでも、身装(みなり)が見すぼらしかつたら台なしだわ、可愛いの何のと讚める人があつたつて、それは半分憐れみの言葉ぢやないか、何から何まで世間はお金、ほんとうに貧乏ぢや仕方がないな……」

 マルガレツテは沁々と斯んなことを呟き、そつと首飾を執りあげると、胸におしあてゝ羨ましさうに鏡の中を覗きました。メフイストはこの様子を眺めて、しめたぞ……と点頭きます。可憐な娘が、先づもつて悪魔の誘ひに陥らうとする発端です。
 娘の気分がもう少し浮つくのを待つて甘い囁きをおくらうと尚もメフイストが物蔭で息を殺してゐると、隣家の未亡人が一人の僧侶を伴ふて娘の部屋に這入つて来ます。そして、宝石の箱を見ると仰天して、これは屹度神様がお前の罪を試さうと思召しておつかはせになつたものに違ひないから、早速神様の御許へお返し申してお祈りしなければならないと僧侶と共々に促します。

 メフイストは折角の瀬戸際で出し抜かれて地団太を踏みます。そしてフアウストの処へ立戻ると、
「俺が若し悪魔でなかつたら、悪魔になつてやりたいところだ!」
 と口惜しがります。「坊主の奴、天の報酬を待つが好からうなどゝ、唸りながら、無造作に自分の衣兜(ポケツト)へ蔵ひ込んでしまやがつた。」

 フアウストは悪魔の口惜しがるのに頓着もなく「そしてマルガレツテの様子は何んなあんばいだね。」と心配します。
「毎日鬱(ふさ)ぎ込んで途方に暮れてゐる様子です。然しあの宝物の送り主に就いては、一層の想ひを寄せてゐるかに見うけられますな。」
「恋人の悲しみは僕を悩殺するぞ。早う/\次の一組を探して彼女へ贈らねばならない。」
 メフイストは博士の騒ぎを秘かに嘲笑して「恋の亡者奴、日月星辰も吹き飛して娘の御気嫌を操らうとは恐れ入つたものだ!」と呟きながら次の誘惑にとりかゝるために出かけますが途々「実はさつきの宝物は悉く子供だましの玩具で、それと気づいた坊主の驚き顔を見てやりたいものだ!」斯んな棄科白を放ちます。悪魔は転んでもたゞでは起きぬと翼を伸して、敬虔な処女を堕落の淵へ追ひやりますが、兎角悲劇はうら/\と晴れ渡つた甘い朝の光りの中から勃発しがちなものだといふことであります。

牧野信一
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「モダン日本 第五巻第四号」文藝春秋社
1934(昭和9)年4月1日発行

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いうまでもなく邦案劇画にしたのが、この作品である。

2010年11月10日 (水)

水木しげる貸本劇画

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この年代では困窮作家していた水木しげるさんだった。

しかし今回初めて当時の貸本劇画を読んで、

他の作家とは大人と子供の力くらいの差と、

作品へ対する創作執着を強烈に感じた。

構成、描写、物語の構築は哲学していました。

2010年11月 9日 (火)

劇画誌

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劇画(Wikipedia)
絵とセリフでストーリーを描く表現技法で、日本の漫画の一分野である。現在、一般的にはデフォルメされた作画の漫画に対して、写実的な作画で青年向けのシリアスなストーリーを描くものを指して劇画と呼ぶことが多い。 広義には漫画に加えて紙芝居も劇画と呼ばれる。

現在は漫画の一分野であるものの、そもそも劇画は子供向けの作品と混同されないために作られた漫画のジャンル。雑誌の作品として発表される「漫画」に対して、劇画は貸本屋で貸し出される作品を指していた。貸本時代の「漫画」は子供向けでストーリーよりも笑いを重視した他愛のないものであり、読者対象を明確に(子供には刺激が強すぎた為)する必要からストーリー「劇」を画にしたものを劇画と呼ぶようになる。

「劇画」という名称は辰巳ヨシヒロの考案によるものであり、1957年末に貸本漫画雑誌『街』に辰巳が描いた作品「幽霊タクシー」にて、その作品表紙に「劇画」という表記が初めて使用された。(なお、この頃、同じように既成の漫画とは異なる表現を追求していた松本正彦は、自身の漫画を「駒画」と呼んでいた。他には「説画」などの名称があった)

1959年には、日の丸文庫出身の若手作家たちが「劇画工房」(メンバーは辰巳、石川フミヤス、K・元美津、桜井昌一、山森ススム、佐藤まさあき、さいとう・たかを、松本正彦)を結成。彼等の活躍により「劇画」という言葉は完全に定着した。

貸本という連載作品のような形で締め切りに追われることのないメディアで展開されたため、劇画は時間をかけ執筆された作品が多く息の長い長編作品も生まれ、1960~70年代にかけて劇画はブームを巻き起こした。

しかしその後、「漫画」も画力・ストーリーとも急成長したことで、写実的な作画もシリアスなストーリーも「漫画」の守備範囲に含まれるものになっていった。加えて貸本屋が衰退したことで劇画の掲載メディアも雑誌が中心になり、現在では元々の意味での漫画と劇画の境界は存在しない。従って現在ではセックスや暴力描写をタブーとしない青年向け作品を中心に、作家や出版社あるいは読み手の任意で劇画という呼称を用いている。

いずれにせよ劇画のほとんどはシリアスなストーリー作品だが、いわゆるギャグ漫画の一部に劇画調の画を取り入れる手法もしばしば用いられる。古くは赤塚不二夫、藤子不二雄A、みなもと太郎などに見られる。また全編通して劇画調の絵によるギャグ漫画や四コマ漫画、例えば泉昌之、田中圭一の初期作品や野中英次、新井理恵の作品など、もある。

頭身(頭に対する身長の比)が現実の人間と近い。また、人体のパーツは原則として省略しない。たとえばギャグマンガではよく首を描かないことがあるが、劇画ではそういうことはない。

描線の点では、おもにGペンを使用し、強弱のついた描線によって迫力のある画面を構成する。動線や筋肉表現などにも多くの線を使う。

したがって初期の手塚治虫のようなかつてのまんが絵に比較すれば写実的といえるが、大友克洋のような抑制の利いた表現に比べれば、漫画的な誇張やデフォルメの大胆さは一目瞭然である。そのため、1980年代以降、大友克洋の影響を受け一般的になった丸ペンを中心にする細い線の場合は、劇画的様式を重苦しいとして避け、軽い表現が好まれることもあって、あまり「劇画的」とは思われない。

一般的に「漫画的表現」よりも「劇画的表現」の方が高度であり、上手い絵だと思われる傾向があるが、描線の少ない漫画的表現には特有の難しさがあり、どちらが簡単だとは一概に言えない。(Wikipedia)

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粗製濫造の貸本劇画であるが、

底知れない低俗な世界ならではの息づかいがある。

ジャパニメーションの源流もうかがえる。

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劇画

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劇画 美術手帖1971年2月号付録

序文・解説=石子順造。
辰巳ヨシヒロ 鶯荘殺人事件
加治一生(平田弘史)愛
つげ忠男 音
淀川さんぽ 復活
篝じゅん 日常生活

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「血だるま剣法」平田弘史
昭和37年7月日の丸文庫

部落開放同盟の抗議を受けて、回収・廃棄・絶版に追い込まれた著者の幻の代表作。
平田弘史は貸本マンガ時代から劇画を書き続けている数少ない漫画家。出版不可能な本として認識されてきた。当時の貸本という媒体は低俗なレッテルを世間から貼られた。作家自身も生活のために、書下ろし単行本で叩き付けるようなタッチで量産した。この時代の作品が復刻されるというのは、出版界ではめったに無い。平田先生も当時から大阪で魔像に作品を定期的に掲載したり、書き下ろし単行本シリーズを発表していた人気作家の一人。その大胆なコマ割、コマの中に描写を留めず、奇声、や登場人物の刀がはみ出ている作法は現在読んでみても斬新。
題材とするのは武士の世界で、三島由紀夫は 平田劇画を認めていた。

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2010年11月 8日 (月)

村上龍 電子書籍会社「G2010」設立―著者印税は40%予定

株式会社グリオは11月4日、電子書籍の制作・販売を行う新会社「株式会社G2010」を共同で設立すると発表した。
グリオは紙の本に先駆けiPad用アプリとして村上氏の「歌うクジラ」を手がけた。「G2010」の資本金は1000万。村上氏とグリオが折半出資。
「限りなく透明に近いブルー」「すべての男は消耗品である」。電子書籍のために書き下ろしたよしもとばななのエッセイ集「Banakobanashi/ばなこばなし」や瀬戸内寂聴の小説も11月下旬に配信する予定。iPad向けだけでなく、Android OS搭載のスマートフォン向けにも提供する。

「電子書籍を巡る論議は、出版市場の縮小傾向というかネガティブな話が多いように思うが、『歌うクジラ』の電子書籍を作っているときは本当に興奮して、充実した毎日だった。電子書籍というのは、関与すればするほど、すごく興奮できてわくわくするもの。電子書籍は読者・出版業界・作家にとって、ネガティブなものでなく、わくわくどきどきするものになりうる可能性があると思っている」「変化は外からやってきて、それによって自分たちがどうなるんだろうと考えがちだが、変化は自分たちで作り出せるかもしれないもの。電子書籍に関して、何が自分たちは起こせるのだろうかということを、G2010でやっていきたい」という。
G2010が想定している売り上げ配分は、iPhone/iPadアプリでは、著者が4割、G2010あるいはグリオが2割、Appleが3割で、そのほかはコンテンツごとにバッファを持たせている。電子書籍版制作における協力者に対しての配分。制作費の回収前後で売り上げ配分を決めるのが基本スタンス。

電子書籍の特性は「(コンテンツの)リッチ化」「物理的なコンパクトさ」「復刊の容易性」を掲げている。
「出版社には紙の本のプロはいるが、電子書籍のプロは少ない。グリオのようなベンチャーと組むのが適している」当面は歌うクジラのようなアニメや音楽を盛り込んだ、紙の本とは異なる作品を配信する予定。

2010年11月 7日 (日)

舞茸豊作も楢枯れ、ブナの実激減、熊の里出没

多くの熊の出没や松茸の豊作など日本の山が変。
山形県では30センチもある松茸が採取されたが、楢の木から大量の舞茸が採れた。
長年キノコ採りをしてきた山形県白鷹町の名人さん(66)は、山の変化に首をかしげている。
「崖の淵に立っている直径1メートルほどの木ですが、びっくりするくらい生えていた」。採取したのは、20株で合計42・25キロ。発見から採り終えるまで約2時間もかかったという。
「確かに16年も暑かったという記憶があります。今年の記録的な猛暑の影響があるかもしれません」
 
豊作はうれしいが、危惧するのは山の変化。ここ数年ナラ枯れが目立ち始め今年の被害はひどい。川下りで有名な最上川でも、紅葉の季節になる前に川沿いの山が、楢枯れで真っ赤に染まったほど。
「ナラ枯れでドングリが少なく、ブナの実も少ない。熊が里に下りてくる原因なのかもしれない」という。

2010年11月 6日 (土)

「マン・レイ展 知られざる創作の秘密」

「写真家」としてのイメージが強いマン・レイですが、写真はもとより絵画、オブジェなど多岐に渡る分野で活躍した「アーティスト」、そして新しい技法やスタイルを編み出した「モダンアートの先駆者」としてのマン・レイに光を当て、その知られざる足跡を発見する旅へ。

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展覧会はマン・レイの生涯を「ニューヨーク(1890-1921)」、「パリ(1921-1940)」、「ロサンゼルス(1940-1951)」、「パリ(1951-1976)」の四つに区切り、時代にそってマン・レイの作品と、その発想源となったモノやイメージを対置させます。

マン・レイが一つのモティーフを、スケッチから完成作品へとどのように変化させてきたか、あるいは彼が絵画やグラフィック作品に度々写真をベースにしたことなど多くの事実を物語ってくれるでしょう。
これまで一般公開されたことのない作品に加え、スケッチやデッサン、私的な文書に至るまで貴重な関連資料も多数含まれる本展は、マン・レイの広範で意欲的な創造活動、思考回路、そして歴史を追体験しながら、その作品と人生をより深く理解するまたとない機会。未公開作品も多数展示!

「マン・レイ展 知られざる創作の秘密」は2010年11月14日(日)まで
大阪・中之島の国立国際美術館で開催中。
http://www.man-ray.com/

大手町のオフィスビルに狸が出現

東京・大手町のオフィスビルにに4日午後7時すぎ、野生とみられるタヌキが出現した。
大手町2丁目の地上20階建てビルの警備室から「タヌキを捕まえた」と丸の内署が保護した。

タヌキは地下1階の自動ドアから侵入。体長は50~60センチで性別不明。通りがかった男性が警備員に連絡した。ビニール袋に入れて捕獲し、丸の内署に引き渡したが、暴れることはなかったという。
一晩過ごした丸の内署でソーセージを2本与えられ、1本を食べた。
「皇居が近いので、そこから迷い込んだのかもしれない」という。
保健所で健康状態に異常がないことを確認して、署員が皇居周辺の森に放した。

都環境局によると昨年だけでも都内のタヌキ目撃情報は162件あった。廃屋に住みついてしまう例が多く、新宿区、渋谷区、中野区などでも発見されてたが東京駅近くでは記録がなかった。
「皇居からならお堀をどうやって越えたのか分からないし、どこから来たかは不明です」

2010年11月 5日 (金)

七五三まいり

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奇数は聖数とされる。
3月3日・5月5日・7月7日・9月9日

2010年11月 4日 (木)

坂道の館

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2010年11月 3日 (水)

ペンギンタロット

占いやゲーム性の底に秘められたTAROTの真意を、
ユーモラスで哲学的なペンギンのキャラクターによって顕した大アルカナ22枚

◆ペンギンタロット21+0の物語 全カード図解 
http://koinu.cside.com/NewFiles/21+0.html

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TAROT図形学より、視覚からも分りやすく覚えられます
新しいアテンション(注意)と上昇力を前向きに促すために作られたカードです

◆タロットカードは不可思議なシンボルが描かれて、これらキーワードを繋ぎ合わせることでタロットは世界の側面を照らし出すとことができる。漠然とした無意識の断片が、元型のイメージとしてのカードによって具現化され、その人固有の無意識の形を喚起させる。
◆非合理的なシンボルやイメージこそが、無意識の世界を解く鍵。 

◆無意識の領域に存在して無意識に人を動かす全人類に共通する心理パターン。このパターンが自然界にもあったことを符合させた図形こそタロット。 無意識の中にあるものを喚起させ、導き出されたキー  ワードを解釈することでその人だけに当てはまるパターンがある。
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「ペンギンタロット」の世界へ・・・ http://koinu.cside.com/

◆大アルカナ22枚組1セット・解説書A6版18頁付 
◇タロットサイズ3000円  

申込・お問い合せ http://koinu.cside.com/NewFiles/penguintora.html

2010年11月 2日 (火)

演出家生年表

アニメーション演出家の生年です。

1903 藪下泰司
1928 手塚治虫(故人)
1929 
1930 
1931 芹川有吾(故人)、田口勝彦、吉田茂承
1932 長浜忠夫(故人)
1933 鈴木伸一
1934 おおすみ正秋
1935 高畑勲
1936 永沢詢、黒田昌郎、小華和ためお、笹川ひろし、設楽博
1937 明比正行、ながきふさひろ
1938 石黒昇、勝間田具治、平田敏夫
1939 原征太郎
1940 今沢哲男、杉井ギサブロー、出崎哲、西沢信孝、西牧秀夫、山本暎一
1941 葛西治、芝山努、高橋資祐(故人)、富野由悠季、鳥海永行(故人)、宮崎駿、りんたろう、ユーリ・ノルシュテイン
1942 岡崎稔、波多正美、山吉康夫(故人)
1943 奥田誠治、神田武幸、佐々木勝利(故人)、高橋良輔、出崎統
1944 芦田豊雄
1945 小林治 、白土武
1946 
1947 石黒育、楠葉宏三、布川ゆうじ、安彦良和、吉川惣司
1948 山田勝久
1949 兼森義則、こだま兼嗣、やまざきかずお
1950 秋山勝仁、井内秀治、川尻善昭、湖川友謙、近藤喜文(故人)、辻初樹、早川啓二(故人)、福冨博
1951 押井守、貞光紳也、富沢信雄
1952 金田伊功、真下耕一、湯山邦彦
1953 うえだひでひと、須田裕美子、高山文彦、滝沢敏文、西久保瑞穂、浜津守、百瀬義行、山内重保
1954 大友克洋、永丘昭典、やすみ哲夫
1955 アミノテツロー、影山楙倫、澤井幸次、なかむらたかし、中村隆太郎、西村純二、古瀬登、廣川集一
1956 今西隆志、小原秀一、大地丙太郎、ときたひろこ、鍋島修、平野俊貴、谷田部勝義、康村諒
1957 亀垣一、毛利和昭、渡部高志
1958 池端隆史、入好さとる、奥脇雅晴、川崎博嗣、川瀬敏文、桜井弘明、福本潔、望月智充
1959 板野一郎、うつのみや理、大森英敏、角銅博之、片山一良、佐藤博暉、篠原俊哉、善聡一郎、高橋ナオヒト、千明孝一、新留俊哉、長岡康史、西尾大介、浜崎博嗣、原恵一、本郷みつる、森本晃司
1960 青木康直、庵野秀明、石山タカ明、梅澤淳稔、梅津泰臣、えんどうてつや、貝澤幸男、片渕須直、河森正治、佐藤雄三、佐藤順一、芝田浩樹、須永司、高本宣弘、知吹愛弓、難波日登志、西島克彦、ねこまたや、ねぎしひろし、日高政光、平田智浩、福田己津央、古橋一浩、増尾昭一、水谷貴哉、もりやまゆうじ、矢野雄一郎、わたなべひろし
1961 飯田馬之介、池田成、今川泰宏、岡村天斎、河本昇悟、小島正幸、新房昭之、高木真司、高松信司、西森章、仲盛文、ピーター・チョン、摩砂雪、三沢伸、山本泰一郎
1962 赤根和樹、大畑晃一、越智一裕、神戸守、高坂希太郎、伊達勇登、西澤晋、原田浩、ムトウユージ、山賀博之、山崎理
1963 稲上晃、加戸誉夫、菊池通隆、北久保弘之、神志那弘志、今敏(故人)、羽原信義、平松禎史、前田真宏、もりたけし、横山彰利、米たにヨシトモ
1964 荒川眞嗣、幾原邦彦、岩崎良明、大畑清隆、菊地康仁、小林治、佐藤竜雄、菅沼栄治、西村聡、福田道生、藤本ジ朗、ふじもとよしたか、藤森雅也、村瀬修功、森田宏幸、若林厚史、ワタナベシンイチ
1965 芦野芳晴、五十嵐卓哉、大森貴弘、合田浩章、小林常夫、さとうけいいち、大橋誉志光、清水保行、高谷浩利、田辺修、舛成孝二、水島努、湯浅政明、渡辺信一郎
1966 石原立也、磯光雄、いまざきいつき、宇田鋼之介、沖浦啓之、大張正己、神山健治、笹木信作、谷口悟朗、都留稔幸、鶴巻和哉、錦織博、西田正義、増井壮一、水島精二、よしもときんじ、渡辺歩
1967 浅香守生、安藤真裕、北之原孝将、佐藤卓哉、武内宣之、浜名孝行、藤咲淳一、細田守
1968 青木康浩、今掛勇、小池健、後藤圭二、中澤一登、松尾衡、山川吉樹、吉原正行
1969 木崎文智、久保まさひこ、小林智樹、斎藤久、千葉道徳、古屋勝悟
1970 尾石達也、カサヰケンイチ、京田知己、中村健治、長濱博史
1971 今石洋之、入江泰浩、川村賢一、紺野直幸、佐伯昭志、境宗久、田中洋之
1972 静野孔文、高橋敦史、高村和宏、松林唯人
1973 あおきえい、小松田大全、新海誠、地岡公俊、増原光幸
1974 池田重隆、板垣伸、迫井政行、高橋タクロヲ、山本寛
1975 斉藤良成、橘秀樹、三浦貴博
1976 荒木哲郎、池添隆博、大沼心、宍戸淳、橘正紀、寺本幸代、長井龍雪、中村亮介、細田直人、堀元宣、宮地昌幸
1977 塩谷直義、宮本幸裕、山本沙代
1978 伊藤智彦、龍輪直征、中村章子、錦織敦史、野村和也、藤田陽一、森田修平、山下祐
1979 木村延景、長崎健司、平尾隆之、平川哲生
1980 牧原亮太郎、吉浦康裕
1981 いしづかあつこ

死穢と修羅の記憶

芸能とは、劇的なるものの探求である。
劇的とは、生と死の狭間に生まれる危機である。
権威を誇った権力の不意の没落、
あるいは善が悪に転落する光景である。
その逆もある。
この変転を表現する芸能は、
乞食から神にまで変身してみせる。

(河原者ノススメ  篠田正浩)より

2010年11月 1日 (月)

河原者ノススメ 死穢と修羅の記憶

篠田正浩/著 幻戯書房/ 3780円

芸能がつくりあげた荒唐無稽こそ、宇宙の片隅で漂う人間の叡智の産物かもしれない。構想50年—日本映画界の旗手が、芸能者たちの“運命”を追跡し、この国の“歴史”が時系列で記される単純化に抗する、渾身の書き下ろし作品。

201011sino

【目次】
芸能賎民の運命
河原という言葉
排除された雑技芸
劇的なるもの
「猿」について
漂流する芸能
神仏習合の契機
「翁」について
清水坂から五条通りへ
白拍子とは何か
興行者の誕生
歌舞伎と浄瑠璃
近松門左衛門
すさまじきものは宮仕え
助六誕生
東洲斎写楽
東海道四谷怪談
團十郎追放
河原者の終焉
〔毎日新聞 2010年02月14日掲載 , 毎日新聞 2009年12月13日掲載〕

篠田正浩/映画監督。
1931年、岐阜県生まれ。49年、早稲田大学第一文学部入学、中世・近世演劇を専攻。50年、箱根駅伝出場、2区を走る。53年、早大卒業、松竹撮影所入社。60年、『恋の片道切符』で監督となる。大島渚、吉田喜重らとともに「松竹ヌーベルバーグ」として前衛的名作を発表。66年、松竹退社、フリーとなる。67年、独立プロ・表現社を妻の岩下志麻とともに設立、自主制作をはじめる。2001年、早稲田大学特命教授に任命される。03年、『スパイ・ゾルゲ』を最後に監督業引退

篠田正浩さんに泉鏡花文学賞
「文学の元である言葉を作る体験を、シナリオを作る中でたくさんしてきた」
「映画監督の私にとって受賞は衝撃的な体験」浄瑠璃や歌舞伎などが「文学史でサブカルチャーとして扱われている」と懸念を示し「より知的に日本芸能が扱われることを祈っている」
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20101028-OYT8T00341.htm

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羽衣ストーブ館

  • 静岡新聞 2001年5月22日記事
    フランスを中心としてヨーロッパで製造されたアンティークストーブ100点以上はひとりの日本人個人によって南仏を中心に長期コレクションされたものであります。 ◆南仏より海を渡ってやってきたアンティークストーブ100台たちは清水港へ上陸して、東海大学社会教育センターに移築した江戸時代に作られた曲り屋の屋敷のなかに展示された。 ◆鋳物ストーブ100台たちは、その後も数奇な運命をたどることになる。
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    タロットアルカナの22枚には、世界の変化を表すことが記されています。カードの意味を知るには、図案のもつ表のイメージから解放されることが大切です。

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    兆しを理解して現実なるものを深くたのしく感知する訓練カードです。 タロットを機能させるには慣れ親しむことからはじまります。 まだ目には見えていない物事や潜在的な事柄を導き出す道具でもあります。 各アイコンをクリックすると、21のカードが観れます。