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2011年1月20日 (木)

これからのこと

「中国は内部分裂を起こし、世界通貨の下落と株価暴落」  
天文学者・木内鶴彦さんの観た近未来

人口、経済、エネルギー、資源、生態系などの観点からして、多くの先進諸国が現在の生活を維持できなくなる。事態はすでに悠長な段階ではない。将来的にアメリカ型文明が滅亡することはすでに「大前提」になっている。
「このままではいずれ」というレベルではなく、すでに「もはや何をやってもだめ」というレベルに到達している。アメリカの権力者自身は承知している。だからこそ真剣に環境問題に取り組もうとはせず「楽しめるうちに楽しんでおけ」という、将来の滅亡を見越したスタンスを取ることに決めている。

■「中国は内部分裂を起こし、やがては山朋壊していた」という予兆

アジアの超大国として躍進の時代を迎えている、現在の中国は共産党による一党独裁体制である。思想や言論の自由は大幅に制限され、報道は当然のごとく当局の検閲を受け、インターネットの掲示板やメールですら「金盾」と呼ばれる規制システムによって常時監視されている。
基本的に移動の自由もなく、戸籍のある場所にしか住めないので、人口の4分の3を占める農村戸籍の者は都市に移住することはできない。国内に植民地を持っているのと同様の構図である。中国の経済躍進を支えた安価な労働力は、自国の農村部を植民地化して搾取することによって成立している。オリンピックや万国博を開催し、宇宙ロケットを飛ばす「近代国家」でありながら、中世の封建社会がそのまま続いている中国なのである。
膨大な人口を統治していくには、一党独裁という枠組で強固するしかない。矛盾も起こる。人類史上、最悪のペースと規模で進む環境汚染と砂漠化は中国の象徴だ。

現状を見る限り中国がいずれ内部分裂を起こし、崩壊することも規定事項である。
「早ければ今年、おそらくは来年くらいでしょう」当然ながら中国崩壊の余波はあまりにも大きく、その後の世界は大きな爪痕を負う「経済的2012年問題」にもなり得る。

中国が分裂すれば、世界では通貨の下落、株価暴落が定着する。現在、日本は未曾有の経済不況にあるが、それでさえ懐かしかったと思えるような大恐慌時代がくる。やがて人種間の争いへと容易につながっていく。世界の至るところで戦争が勃発するが、木内氏はそれを「三つ巴の争い」と呼ぶ。大きくわけて、3つの地域で戦いが繰り広げられることになる。∃-ロッパと中東の間に戦端が開かれる。中東の石油は枯渇し、最悪の場合、核兵器が使用されることになるかもしれない。

そして内部分裂を起こした中国も、インドやロシアを巻きこんで、これに参戦していく。
一方アメリカは、防戦という名目の下、各地の戦争に介入していくことになるという。
幸か不幸か日本は「ほとんど相手にされない」。経済破綻が極限に達しており、戦争に加わっていくほどの体力は残されていない。もちろん無事ではすまない。食糧や資源の不足が起こり、政治は現在以上に破綻して無力化してしまう。

暗澹たる気分にならざるを得ない未来像。だからといって「絶望するには及ばない」。というのも、これら「今後10年以内」に必ず起こる滅びの過程のなかで、人間は新しい価値観を理解していくようになる。悲しいもので、自分自身が痛い目に遭わなければわからないことがあまりにも多いのである。
「結局、われわれが壊したものはわれわれが直していくしかないんですよ」

生態系を破壊することによって成立してきた文明から脱却して、新たな持続可能な文明に至るための「生みの苦しみ」なのだ。
                    

木内氏の提唱する新たな文明とは、経済ではなく、生態系の保全という価値を最優先とする「循環型社会」である。これを実現するためには、何世代もかけて人間全体の意識を変えていくことが必要となる。そして今後、そうした新たな価値観を発信していく拠点となるのが日本だという。
太陽光などの自然エネルギーを今以上に有効活用する新エネルギー技術も必要だ。
われわれ日本人が覚悟を決めて率先して意識改革に取り組んでいけば「産みの苦しみ」は乗り越えられるかもしれない。
人類が意識改革に成功して輝かしい文明を築く確率は、10年前よりも確実に上がっている。

「木内鶴彦さんの臨死体験による近未来」より

■木内鶴彦公式ページ http://www.echna.ne.jp/~yukkun/Kiuchi.htm 
■「人類の誕生と歴史」http://hello.ap.teacup.com/applet/koinu/20100225/archive

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