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2011年2月23日 (水)

マルドロールの歌

「ミシンと蝙蝠傘との解剖台のうえでの偶然の出会いのように美しい!」

ロートレアモン伯爵(イジドール・デュカス)と名乗る青年が残した『マルドロールの歌』からの一節

全6歌、生前は自費出版の第1歌のみ
書いた本人は24歳でパリのアパートの1室で人知れず死に
詩集は死後20年経ってから偶然図書館で発見される

死後50年経ってシュルレアリストに多大な影響を与え
肖像が残ってないので想像力を刺激されて
数々のアーティストが空想のロートレアモン伯爵が作り上げられた

Photo
「あの天使の性質を持った想像上の人物たちの名前を思い出そうではないか。第二の歌を書いているあいだ、おれのペンが彼ら自身から出る光に照らされて輝きながら脳髄から引っぱり出したあの者たちを。彼らは生まれ出るや否やたちまち消えてしまうので、目が追いかけるのに苦労するあの火花のように、燃える紙の上で死んでしまう」マルドロール第三の歌より

第四の歌は、ロートレアモンとマルドロールがカインとアベルのように交える。
第五の歌は、絶望の淵を旋回して絶顛に向かっていく錯乱の裡にさまよった夢の記述だろうか
http://koinu2005.seesaa.net/article/34334970.html

ロートレアモン伯爵 イジドール・デュカス全集 白水社 (1989/09)
ランボーとともに、シュルレアリスのバイブルとしての声価を高からしめたロートレアモンの全著作と資料を総集成。
『マルドロールの歌』(全六歌)、『ポエジー1・2』に加え、七通の書簡(新発見のもの一通)および「一の歌」第一稿の全訳ほか未刊の資料を含む新しい全集・コンドルセ版『パンセ』のテキストなど詳細な注と年譜を付す。要するにデュカスは作品以外になにも残すまいとしたのであり、作品だけから彼を知るのが正しい。 精確な読みによる新訳で刊行。白水社 (1989/09)

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