« ★エルンストの≪物霊≫★  | トップページ | 思考の高み »

2011年2月 1日 (火)

薔薇、屈辱、自同律 つづめて言えば俺はこれだけ

『Credo, quia absurdum. 不合理ゆえに吾信ず 』

-生と死と。Pfui !
魔の山の影を眺めよ。
 悪意と深淵の間に彷徨いつつ
 宇宙のごとく
 私語する死霊達

 すべて主張は偽りである。
或るものをその同一のものとしてなにか他のものから表白するのは正しいことではない。

 -私が 《自同律の不快》と呼んでいたもの、それをいまは語るべきか。
 -さて、自然は自然に於いて衰頽することはあるまい。

 -凡てが許されるとしても、意識のみは許されることはあるまい。この悪徳め!

 -そこに曖昧なものなくして何らの断定も出来ないこと。
ここにもまた悪徳がある。

 -われわれがなんであれ、いずれにせよ、とにかくそれとは別のものなのだ。
 私は或る隠者の話を想い出そう。その隠者は自身を索めようとして先ず足を切った。更に索め得られる、そう呟きながら、次に手を切った。そして、次第に自身を切り刻んでいって、影も形もみとめられなくなったと云われる。《だが聞いてみろ。そこにはまだ呟きが聞こえるのだ。ほれ、聞こえる。非常にさだかならぬひそやかなところに-》まことそこに偽りなくしてなんらの論理もあり得ない。

埴谷雄高のページより
http://koinu2005.seesaa.net/article/134233190.html

« ★エルンストの≪物霊≫★  | トップページ | 思考の高み »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ

羽衣ストーブ館

  • 静岡新聞 2001年5月22日記事
    フランスを中心としてヨーロッパで製造されたアンティークストーブ100点以上はひとりの日本人個人によって南仏を中心に長期コレクションされたものであります。 ◆南仏より海を渡ってやってきたアンティークストーブ100台たちは清水港へ上陸して、東海大学社会教育センターに移築した江戸時代に作られた曲り屋の屋敷のなかに展示された。 ◆鋳物ストーブ100台たちは、その後も数奇な運命をたどることになる。
フォト

22カードの意味

  • _0 愚者
    タロットアルカナの22枚には、世界の変化を表すことが記されています。カードの意味を知るには、図案のもつ表のイメージから解放されることが大切です。

オンライン状態

ペンギンタロットの原画

  • 0の愚者から21の宇宙(世界)まででひとつの話が結ばれる
    兆しを理解して現実なるものを深くたのしく感知する訓練カードです。 タロットを機能させるには慣れ親しむことからはじまります。 まだ目には見えていない物事や潜在的な事柄を導き出す道具でもあります。 各アイコンをクリックすると、21のカードが観れます。