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2011年3月 5日 (土)

がるる ガルーダ

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 かつてアントナン・アルトーがバリ島の舞謄劇を見て(彼はそこに演劇のすべてを見たのだが)ファントムにも似た啓示をうけたことを、なんとも悲愴な感動で想いださずにはいられない。けれど彼が垣間見たのは、不可能の演劇だったのではないか。

 まったくの「言語以前の状態」と、あらゆる動きや音や言葉を選びとることのできる状態とのあいだにある、あんなに風のように自由で透明で、しかも絶対不可浸透の壁! (すくなくともアルトーにとっては!)あれはすでに神に捧げられてしまった舞踏であったのに。

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 舞踏史というものは自分自身の深淵をもっていて、一度ならず地獄に落ちるものであるかも知れない。からだごと堕ちるのだ。
 化粧した男は、たしかに自分自身の奈落から駆けあがってくる‥‥‥
 それはついに勃起した何ものかである。

 無限の時間とひとつだけの空間愛の始まりと死の孤独の終り。四次元にいるのは悪魔である。

   瀧口修造『舞踏』より

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羽衣ストーブ館

  • 静岡新聞 2001年5月22日記事
    フランスを中心としてヨーロッパで製造されたアンティークストーブ100点以上はひとりの日本人個人によって南仏を中心に長期コレクションされたものであります。 ◆南仏より海を渡ってやってきたアンティークストーブ100台たちは清水港へ上陸して、東海大学社会教育センターに移築した江戸時代に作られた曲り屋の屋敷のなかに展示された。 ◆鋳物ストーブ100台たちは、その後も数奇な運命をたどることになる。
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