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2011年7月11日 (月)

無力に過ぎぬという認識

日本人は、喜怒哀楽のすべてで泣くでしょう。
喜んでいるのに泣くのが日本人の特徴ではないか。
五体満足の赤子が生まれる。このとき親は泣くはずである。
背後に「大きなもの」の存在を無意識的に感知して若い両親は泣く。
人間なんて無力に過ぎぬという認識が日本人を泣かせる。

障害を持ったお子さんが生まれてくる場合もあるだろう。両親は、どうして我われが、と「大きなもの」に怒りの矛先を向けるに相違ない。しかし、結局のところ泣くしかない。死産ということもあろう。流産もありうる。

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哀しいときにも日本人は泣く。だれに抗議をしても始まらない。無力な心。
この深い自覚に日本人が到達するとき、泣くほかないのだ。
楽しいときにも泣く。桜の花をめでながら亡き人を思い人は泣く。

問いが生ずる。人間存在を根底からくつがえす問いである。
果たして人は泣いているのか。「大きなもの」に泣かされているのではないのか。

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羽衣ストーブ館

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