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2012年4月24日 (火)

アナベル・リー(Annabel Lee )

エドガー・アラン・ポー「Annabel Lee」
http://youtu.be/c5d-CMqhTKE

年をたくさんの重ねた昔のこと、
海の傍らの王国に知っているだろう、
アナベル・リーという名の少女が住んでいたことを。
そして この少女は愛すること、
私に愛されることだけを想って生きていた。

私は子供で彼女も子供だった。
海の傍らの王国で。
だけど、お互いに愛という言葉で表せないほど愛し合っていた
私と私のアナベルリーは。
天国の翼のある天使たちも羨んだ、
私と彼女の愛を。

だから、これが理由なんだ。遠い昔、
海の傍らの王国で、
雲の間から吹き下ろしてきた風が
私の美しいアナベル・リーを凍りつかせ、
そう彼女の高貴な生まれの親戚が来て、
私から連れ去ってしまった。
彼女を海の傍らの王国の墓所に閉じ込めるために。

天使たちも天国では、半分ほども幸せでなく、
彼女と私を妬んでいたから
そうなんだ!-それが理由だった
(海の傍らの王国の誰もが知っているように)
雲の間から吹き下ろしてきた夜の風が
私のアナベル・リーを凍らせ、そして殺した。
でも、私たちの愛はどんな愛よりもずっと強かった、
私たちよりも年を重ねた人や私たちよりも賢い人のものよりも
そして天国の天使たちも、海の底の魔物たちも、
決して私の魂を引き離すことは出来ない。
美しいアナベル・リーの魂より。 

何故なら月は僕に美しいアナベル・リーの夢を
運んでくれるために光を放ち、
そして星々は僕に美しいアナベル・リーの輝く瞳を
感じさせることの他には登らない。
だからこそ夜が来るたびに僕はその傍らに横たわる、
私の愛しい愛しい私の命、私の花嫁の
海の傍らの墓所に、
轟く海の傍ら、彼女の墓碑に。

『アナベル・リー』(Annabel Lee )原文 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%BC
「アナベル・リー」はポーによる最後の詩。死後2日目の1849年10月9日に地元新聞「ニューヨーク・トリビューン紙」に掲載された。

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