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2012年6月11日 (月)

「日本伝説集」 武田静澄(現代教養文庫)

伝承されてきた民話は、目次を観ているだけでわくわくする内容。
日課として一つ一つ現代劇として脚色して、中編か長編の物語解釈している。
311以降は個人がこしらえた物語は、本気になって読めなくなっている。虚構のなかでしかないものは、現実に超克されてしまったのだ。

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目次
一 幽霊・妖怪にまつわる伝説
累ガ淵 青頭巾 耳なし芳一 黒百合の花 おみなえし 木犀の花 関のお万さま 頭白上人 お岩と伊右衛門 お松地蔵 地獄谷 戸隠の鬼女 黒塚

二 人畜・獣をめぐる伝説
黒姫 蛇骨地蔵 お万ガ淵 おとわの池 たねガ池 大里峠の蔵の市 あかぎれ多弥太 赤城の小沼 佐久の生駒姫 軍学をこころざす老狸 形見の護符 犬に食われた和尚 佐古の新八狸 芝山の先右衛門 猿橋 佐喜浜の婆

三 神通力にまつわる伝説
竜宮童子 久米の仙人 磐司万三郎 吉祥姫 竹取りの翁と姫 掌中の文字 願木挽の善六 人魚と八百比丘尼

四 親子の愛をめぐる伝説
安寿恋しや、ほうやれほ 姨捨山 松山かがみ 風波の藤 愛護の若 阿漕の平治 ぬれぎぬ塚 小川原湖 笛ふき権三郎 沖代千町 長柄橋の人柱

五 男女の愛をめぐる伝説
百合若 アイヌの羽衣伝説 アイヌ西浦の客神 小督の局 網代の少女 滝口入道 浄瑠璃姫 松前のおたた 小栗判官 白鷹検校 大阿仁のヤス滝 能登山の椿 吊り天井 生島新五郎

六 人生の流転を語る伝説
盲僧蝉丸 ものぐさ太郎 小野小町 怪童金時 法勝寺俊寛 善波太郎 青葉の笛 維盛入水 湖山長者 イモ掘り藤五郎 北の庄落城 厳寒のザラ峠越え 羽川城の最期 甚兵衛渡し あとがき

伝説は読むだけでも楽しいし、その伝説がどうして発生し、どのような経路をたどって分布するようになったかを訪ねるのは、さらに興味深い。柳田国男に師事し、伝説・伝承研究に実績のある著者が選んだ、特に楽しめる70余篇を収録。

◆武田 静澄(たけだ せいちょう)1904年横浜市生まれ。鈴木大拙、柳田国男氏に師事。民俗学研究所研究員となり民俗学を研究。口承文学専攻。日本伝承文化研究会主宰。東京作家クラブ委員等を歴任。 1995年1月逝去。
主な著訳書に、「日本伝説の旅」上下、「落人伝説の旅-平家谷秘話」(以上社会思想社)、「河童天狗妖怪」(河出書房)、「日本原始宗教の研究」(成文社)ほか

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