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2012年10月 9日 (火)

「バナナフィッシュにうってつけの日」(A Perfect Day for Bananafish)

J・D・サリンジャーの短編小説。1948年1月31日『ザ・ニューヨーカー』誌上発表。
ビーチで過ごすシーモア。彼の妻はホテルの一室でファッションや夫の行動について母親と電話会話をしている。人々が自分の足ばかりを見ていると思ったり、シーモアは刺青もないのに自分を見る人々を気にしてバスローブを脱ごうとしない。

A_perfect_day_for_bananafish

妻の友人の娘シビルに促されて、海に入ると水の中でバナナフィッシュの話をする。
「あのね、バナナがどっさり入ってる穴の中に泳いで入って行くんだ。
 入るときにはごく普通の形をした魚なんだよ。
 ところが、いったん穴の中に入ると、豚みたいに行儀が悪くなる。
 ぼくの知ってるバナナフィッシュにはね、バナナ穴の中に入って、
  バナナを78本も平らげた奴がいる」
http://jenniferburkhardt.blogspot.jp/2009/04/personal-perfect-day-for-bananafish.html

話のバナナフィッシュは食べ過ぎて太ってしまうので、二度と穴の外へは出られなくなり死んでしまうというシーモアはビーチで孤独だった。「女の人はどこ?」という声へ答え、明らかにそれがシビルであることに落胆している。ホテルの部屋へ戻るとトランクから拳銃をとりだして、妻の眠る横にこしかけたシーモアは自分のこめかみを撃ちぬく。
Picture21

★『ナイン・ストーリーズ』(新潮文庫)収録
ブリジット・バルドーが「A Perfect Day for Bananafish」の版権を買取りたい申し出に、サリンジャーは断っている 。「彼女はかわいいな。才能もあるんだけど、迷えるアンファンなんだ。スポーツのお誘いなら受けたんだけどね」

★"A Perfect Day for Bananafish" by J D Salinger (story reading)
http://www.youtube.com/watch?v=7nPJXBr55HY&feature=related

短編映画「A Perfect Day for Bananafish」
http://www.youtube.com/watch?v=A4i9Bya4Ebw

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    フランスを中心としてヨーロッパで製造されたアンティークストーブ100点以上はひとりの日本人個人によって南仏を中心に長期コレクションされたものであります。 ◆南仏より海を渡ってやってきたアンティークストーブ100台たちは清水港へ上陸して、東海大学社会教育センターに移築した江戸時代に作られた曲り屋の屋敷のなかに展示された。 ◆鋳物ストーブ100台たちは、その後も数奇な運命をたどることになる。
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