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2012年10月 7日 (日)

バルザック『セラフィタ』

バルザック全作品の中でも神秘的でいて幻想的である作品『セラフィタ』を極点と位置つけていたのかも知れなかった。男性とも女性ともつかない天上を志向する、美形として魅力的かつ異彩放つ謎多い見者『セラフィタ』は煉獄より天国へ導く天使なのだろうか。

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「原理」「原因」「結果」といった構想の中で『セラフィタ』は「哲学的研究」の最後に位置する作品と考えられている。ちょうど『谷間のゆり』が「風俗研究」の最後に位置して「哲学的研究」との橋渡しとなっているように『セラフィタ』は「分析的研究」との橋渡しになっているのであろう。
『人間喜劇』という総題の着想のもととなったダソテの『神曲〔神の喜劇〕』に対する関心も、すでに『追放者』や『金色の限の娘』の中に現われている。自分の作品の集成を『神曲』になぞらえようとする野心はこの頃生れていたのであろう。そのような構想の中で「風俗研究」の諸作品を「地獄篇」とすれば、『セラフィタ』は恐らく「天国篇」に相当するものであったろう。

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★生命の樹(Tree of Life)旧約聖書の創世記にエデンの園の中央に植えられた木。
カバラではセフィロトの木(Sephirothic tree) という。
http://zerogahou.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-9d8d.html

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