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2012年11月19日 (月)

伝奇ノ匣― 国枝史郎ベスト・セレクション (学研M文庫)

信州八ヶ岳山中に隠れ棲む窩人族と諏訪湖畔に拠る水狐族―王朝時代の骨肉の争闘に端を発する両族の確執は、江戸のアンダーワールドに飛び火して幻妖の地獄絵図を現出させた…宿命に翻弄される美貌の野生児・鏡葉之助の魔界彷徨を描く奇想横溢の長編『八ヶ岳の魔神』に加え、名のみ高くして復刊の機会に恵まれなかった耽美と幻想の戯曲集『レモンの花の咲く丘へ』および伝奇短編の粋を収めた、待望ひさしい傑作集。

「八ヶ嶽の魔神」http://www.aozora.gr.jp/cards/000255/card3041.html
「妖虫奇譚 高島異誌」
「日置流系図」http://www.aozora.gr.jp/cards/000255/card43562.html
「大鵬のゆくえ」http://www.aozora.gr.jp/cards/000255/card43659.html
「レモンの花の咲く丘へ」http://www.aozora.gr.jp/cards/000255/card48087.html

国枝史郎(1887-10-10 1943-04-08 )
長野県茅野市生まれ。早大英文科中退。在学中自費出版した戯曲集「レモンの花の咲く丘へ」を契機に、劇作活動から朝日新聞記者を経て松竹座の座付作者となる。「講談雑誌」に寄稿した「蔦葛木曽棧」(大正11年)執筆を機に小説へ転じる。奔放な空想力で描かれる時代小説は現代にいたる伝奇小説のさきがけとなる。代表作「神州纐纈城」(大正14年)は、陰惨怪奇、神秘的色彩の濃いその特異な作品世界が高く評価され、三島由紀夫からも「文藻のゆたかさと、部分的ながら幻想美の高さと、その文章のみごとさと、今読んでも少しも古くならぬ現代性とにおどろいた。その気稟の高さは比較を絶している」と絶賛された。

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羽衣ストーブ館

  • 静岡新聞 2001年5月22日記事
    フランスを中心としてヨーロッパで製造されたアンティークストーブ100点以上はひとりの日本人個人によって南仏を中心に長期コレクションされたものであります。 ◆南仏より海を渡ってやってきたアンティークストーブ100台たちは清水港へ上陸して、東海大学社会教育センターに移築した江戸時代に作られた曲り屋の屋敷のなかに展示された。 ◆鋳物ストーブ100台たちは、その後も数奇な運命をたどることになる。
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    タロットアルカナの22枚には、世界の変化を表すことが記されています。カードの意味を知るには、図案のもつ表のイメージから解放されることが大切です。

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    兆しを理解して現実なるものを深くたのしく感知する訓練カードです。 タロットを機能させるには慣れ親しむことからはじまります。 まだ目には見えていない物事や潜在的な事柄を導き出す道具でもあります。 各アイコンをクリックすると、21のカードが観れます。