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2015年10月24日 (土)

『同志社大学神学部』佐藤優 (光文社)

私にとって同志社大学神学部は、小宇宙だった。神学部と大学院の6年間で経験したことの中に、その後の人生でわたしが経験することになる出来事の原型が、文字通りすべて埋め込まれていた。書物だけから神学を学ぶことはできない。また、教会に通い信者として生活すると神学の勉強は、まったく位相を異にする。同時に純粋な学問としての神学も存在しない。虚学であるが故に、危機的な状況で人間の役に立つ神学という不思議な知を、わたしは、同志社大学神学部で、全人格を賭して教育に従事するすぐれた神学教師たちと、他者を自己よりも大切にする友人たちから学んだ。現下の日本は危機的状況にある。この危機から脱するために、虚学である神学が役に立つと思いを込めて本書を上梓する。 (まえがきより)

政治外交に詳しい佐藤優という人が謎であり、学生時代の失恋から腹いせに神学へ進んだという。同志社大学の神学部って無神論者たちが、たむろしているという印象があったけど、虚学はカラ回りしないという生き方。実践する者のみが、収穫の恵みを得られる謎の体験記。ふーむ。

「……神を信じない無神論者と神につて話そうとしても、共通の基盤が存在しない。それだから、キリスト教徒は無神論者と人間について対話するのである。そして、神を信じる者の方がより深く人間を洞察していることを示すのだ。」

「……遠くから知らない人がやってくる。……その中で人間は愛のリアリティを感じる。……」

http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334038823

"知の怪物"と呼ばれる作家の佐藤優氏は「現在の日本には3つのエリートがいる」と指摘する。
第一は、古いシステムを動かすノウハウを持っている「旧来のエリート」、第二は、社会、政治の混乱期に、急速なキャリアの上昇を行った「偶然のエリート」。この2つのエリートが日本を牛耳るかぎり、日本は閉塞状態から抜け出すことはできない。
今の日本に本当に必要なのは、第三の「未来のエリート」、子どもや若者が本物の教養を身につければ、日本は10年後に大きく変化する。

http://blog.goo.ne.jp/augustrait/e/8721d80693ef7bc9562ee2802b0f2458

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