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2016年2月 8日 (月)

三島由紀夫『邯鄲』

小説『枕中記』の故事のひとつで『邯鄲の枕』の故事をもとした能の演目。

三島由紀夫『近代能楽集』に能『邯鄲』を現代風の戯曲に翻案した作品がある。
“邯鄲という枕に寝ると夢のなかで一生を経験して悟りを開き、浮世が馬鹿らしくなって失踪してしまう” という話をききつけた次郎が、その枕で眠るため、 「どうしてだか知らないけど、その枕をもっている」乳母・菊のもとを訪れる。
次郎は18歳にして「なにもかもおしまいになっちゃった。僕の人生はもう終っちゃった」と考えてた。 自分には枕の効き目は及ばないと考えつつも試しにきた。とめようとした菊を促してその枕で寝るのだった。
夢のなかで次郎は富と名誉と美女を手に入れる体験をして「独裁者」と呼ばれる。 生きながらにして死んでいる身であった次郎は、手に入れたものをすべて放棄して3年眠ってしまう。
「この世のはかなさを悟らせる」という役目があった夢のなかの精霊たちは、次郎に困惑して毒薬で殺す決意する。
毒を飲まされる直前、「それでも僕は生きたいんだ!」と次郎は叫びながら薬の瓶をくつがえす。 目覚めると「人生って思ったとおりだ」と、 心配する菊に「僕はどこへも行きやしない」と告げた。
そして眠る前は枯れていた庭の木々が生き返っているのを知る。

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羽衣ストーブ館

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    フランスを中心としてヨーロッパで製造されたアンティークストーブ100点以上はひとりの日本人個人によって南仏を中心に長期コレクションされたものであります。 ◆南仏より海を渡ってやってきたアンティークストーブ100台たちは清水港へ上陸して、東海大学社会教育センターに移築した江戸時代に作られた曲り屋の屋敷のなかに展示された。 ◆鋳物ストーブ100台たちは、その後も数奇な運命をたどることになる。
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    タロットアルカナの22枚には、世界の変化を表すことが記されています。カードの意味を知るには、図案のもつ表のイメージから解放されることが大切です。

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    兆しを理解して現実なるものを深くたのしく感知する訓練カードです。 タロットを機能させるには慣れ親しむことからはじまります。 まだ目には見えていない物事や潜在的な事柄を導き出す道具でもあります。 各アイコンをクリックすると、21のカードが観れます。