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2017年3月31日 (金)

Dan Hicks 2017年追悼コンピレーション・アルバム

I Feel Like Singin Dan Hicks

サンフランシスコのフォーク・カントリー・サイケ伝説バンドCHARLATANSでの活動後、
2人の女性バック・ヴォーカルLICKETTESを抱えるアコースティック・バンドDAN HICKS & THE HOT LICKSを率いて長年活動したDAN HICKS。

2016年2月6日に惜しまれつつ亡くなった彼の一周忌を追悼する2017年新作登場。
4ビートのアコースティック・スウィングを軸にフォーク、カントリー、ブルース等をアシッド感覚たっぷりにミクスチャーした唯一無二の音楽性と ステージ上での類まれなるウイットで ヒップスター然とした活動を続けたDAN HICKSに捧げるトリビュート。
BETTE MIDLERをフィーチャーした00年作『BEATIN' THE HEAT』楽曲"STRIKE IT WHILE IT'S HOT"、71年名作『WHERE'S THE MONEY?』からの"WHERE'S THE MONEY?"などHOT LICKSクラシックが全11曲。

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DAN HICKS & THE HOT LICKS ダン・ヒックス&ザ・ホット・リックス
1. Strike It While It's Hot!
2. Where's The Money?
3. That Ain't Right
4. I Scare Myself
5. I Don't Want Love
6. Tangled Tales
7. How Can I Miss You When You Won't Go Away?
8. The Piano Has Been Drinkin'
9. That's Where I Am
10. Hey Bartender
11. I Feel Like Singin'
12. The Blues My Naughty Baby Gave To Me

輸入盤が今週到着しました。素晴らしい音質と編曲のアルバムです。

ヤマト運輸 セブン-イレブンに宅配ロッカー設置へ

宅配業界で荷物の再配達への対策が課題となる中、最大手のヤマト運輸は、コンビニ最大手のセブンーイレブンの東京都内の一部の店舗に、荷物を受け取ることができる専用のロッカーを設置し、今後、設置の拡大を検討することになりました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170331/k10010931461000.html

2017年3月30日 (木)

ボブ・ディラン氏また音信不通 1億円の資格失うか

 2016年のノーベル文学賞を受賞した米シンガー・ソングライター、ボブ・ディラン氏から、今年6月までに行うことが義務の受賞講演についての連絡がないと、選考主体スウェーデン・アカデミーのダニウス事務局長が28日までにブログで明かした。

 ディラン氏は4月1、2日にスウェーデンの首都ストックホルムでコンサートを予定しており、これに合わせて講演するとアカデミーは期待していた。だが同氏からの連絡はここ数カ月間途絶えたままだといい、ダニウス氏は「どうするかは彼次第だ」と諦め気味だ。

 ディラン氏は昨年10月の授賞発表後も10日以上反応を示さず、アカデミーを戸惑わせた。その後、賞の受け入れを表明したが、昨年12月10日の授賞式は欠席し、受賞スピーチは代読された。

 受賞講演は授賞式から半年以内に行わなければ賞金800万クローナ(約1億円)を受け取る資格を失う。ただ受賞自体は変わらず、ダニウス氏は「受賞者はディラン氏以外の誰でもない」と述べた。(共同)

2017年3月29日 (水)

文学的な景色

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2017年3月28日 (火)

桜はまだかいな

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2017年3月27日 (月)

アマゾン、本を直接集配 発売日に消費者へ

アマゾンジャパン(東京・目黒)は、出版取次を介さない出版社との直接取引を広げる。

自ら出版社の倉庫から本や雑誌を集め、沖縄を除く全国で発売日当日に消費者の自宅に届けるサービスを今秋までに始める。アマゾンによる直接取引が浸透すれば、取次や書店の店頭を経ない販売が拡大。
書籍流通の流れが変わる節目になりそうだ。

2017/3/22  日本経済新聞 

2017年3月26日 (日)

レベッカ・ブラウン『三角州で』

レベッカ・ブラウン『三角州で』
柴田元幸さんの訳も素晴らしい短編。

《以下あらすじ》
ナスクワリ川から私たちは筏に乗って、森から出て、海峡が視界に広がっている。三角州で大気と日光のなかに、賢い私の犬と立っている。
やがて水の中に丸くて黒いものが見え、何か音を立てながら、ぐんぐん大きくなっている。ウナギの大群でも、サメでもなさそうだ。
クルルと心配気に、私の犬が喉を鳴らしている。黒光りする群れの渦巻きの中に、私たちはいる。ギラギラした歯の群れに、恐怖した犬の背は震えた。

岸にいる男が、こちらの様子を見ている姿に気がついた。こっちへと言っているようにも見え、犬は反応して私の顔を伺う。私たちが水の中に入ったら、溺れる間もなく八裂きにされ、黒い渦の中に沈むだろう。

男は私が岸に来るのを待っている。忠犬とともに私は筏を降りて、水面の黒い背中を歩いていくのを頭に描いた。
どうして来れないのか、男は簡単なことなのにと言っている。

しかし私には出来ない、いまや犬は私よりも怖がっている。どこまでも忠実で何が分かっているにせよ、私を置き去りにして見捨てないだろう。
どうして私なんかの許に留まるのか、私にはわからない。

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レベッカ・ブラウン(Rebecca Brown, 1956年 - )アメリカの女性小説家。
ピュージェット湾近郊の文学コミュニティで文学活動や教鞭する。シアトルの非営利団体リチャード・ヒューゴー・ハウスでも文学の授業開く。
1994年出版『体の贈り物』で、ラムダ文学賞を受賞他、ボストン書評家賞も受賞。作品は基本的に同性愛が主題が多い。レズビアンだと公表したが誕生日は不明。

 

 

2017年3月25日 (土)

『 モハメド・アル・マフムーディー の身に起きたことへの要約』

『 モハメド・アル・マフムーディー
の身に起きたことへの要約』
ザカリア・タメル/ 訳柴田元幸

小さな家に一人暮らしする、退職した身の年配男。やることもな空想、朝一番に家を出て街をぶらつく。新聞を買いカフェに入って、通りを観察するのに都合のいいテーブルへ向かう。日が暮れるとカフェを出て、家に帰って服を脱いで、ベットで眠りに落ちた。
ある日カフェで煙管を吸っていると、新聞が指から滑り落ちた。呻き声を上げて床に倒れて、医者が呼ばれた。
「ご臨終です」と宣言される。
遺書に従って、彼がいつも座っていたテーブルの下に埋められた。
彼は毎日の退屈な義務から解放されて、カフェ常連たちお喋り、給士たち様子を熱心に楽しんだ。

やがてある日、警察官たちがカフェに踏み込んで、モハメド・アル・マフムーディーを穴から出して連れて行った。警察署では署長が厳しい声で言う。
「君は政府を批判して、笑いものに、呪詛して、国の法律は財産を持っている人間ばかりに奉仕していると」
「滅相もない! 井戸の水を飲んでから井戸に唾を吐くような人間ではありません。私は模範的な役人でした」
震え上がって抗議する彼を、署長は遮った。「君に対する報告は嘘をつかない、信用できる人たちからの報告だ」

「神にかけて、政府や権力者を侮辱したことは絶対にありません」
「ははは、君の尻尾を掴んだぞ。政府を侮辱したことはないが、賞賛したとは言わないではないか。人はみな権威に従う必要も忘れて、政府を侮辱しておる」
「おっしゃるとおりです。猫も杓子も国家の責任ある方々に、不名誉な悪口を浴びせております」
「君はカフェで、彼等が何を言っているのか聞いているし、連中の名前も知ってるね?」

モハメド・アル・マフムーディーは頷き、署長は笑った。
「どうやら君は善人で、まっとうな市民のようだ。向けられた非難から君が逃げられるよう、君も私を助けてくれないと」

「私は死んでいるのに、どうしてお助けできると?」
「実に簡単で、面白い話さ。うふふ」
署長の言葉に耳を傾けて、嬉しそうにカフェの穴へ戻って行った。午前零時になっても寂しくないし、やることが出来て退屈しない。カフェ常連たちの会話を忘れないように、書き留めるのである。

ザカリア・タメル
作家 1931年1月2日シリア生れ 著書「十日目の虎たち」
特集「海外文学の実り」。世界屈指の翻訳文化が育っているといわれる日本。それを支える翻訳者たちが、〝宝物〟のような 作品を探して食卓へ。

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すばる10月号[特集]●海外文学の実り
◆スペインの家
J.M.クッツェー 訳・解説 くぼたのぞみ
◆フリーズドライ花婿
マーガレット・アトウッド 訳・解説 鴻巣友季子 
◆普遍的な物語
アリ・スミス 訳・解説 岸本佐知子
◆おれはトム。タイプライターで書くのが好き。わかる?
トム・ハンクス 訳・解説 飯野友幸   
◆掌編選「彼岸からの声」
チャールズ・ディケンズ/ザカリア・タメル/リン・ディン/ジューナ・バーンズ/ノーマン・ロック/レベッカ・ブラウン 訳・解説 柴田元幸

 

『日本会議をめぐる四つの対話』ケイアンドケイプレス (2016/12)

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著書 菅野完との対談者は、政治学者の白井聡、元国会議員の村上正邦、右翼活動家の横山孝平、ジャーナリストの魚住昭の4人で、日本会議について詳しく、各自の立場から語っている。
村上正邦は新宗教・生長の家の活動家出身で、日本会議の事務を取り仕切っている者たちも生長の家活動家だったため、日本会議のルーツを知るうえで参考になる。 以下、本書あとがき引用。

 産経新聞や『正論』、『WiLL』、『Hanada』を読んでみてください。彼らは単に左翼を批判し、リベラルに罵詈雑言を浴びせているだけです。本当にそれだけなんです。それは日本会議も同じです。
 これは大変不幸なことですが、日本会議だけでなく多くの人たちが、左翼を批判することは知的なことだと思っています。ネトウヨを見てください。彼らは非常に頭が悪いです。だけど、彼らは左翼を批判している時、自分たちが頭が良いと思い込んでいます。
 そういう意味では、日本会議は憲法だけでなく日本の知識人たちも潰そうとしているんです。ここで言う知識人とは、頭が良い人たちということではなく、筋道立てて物事を考えることができる人たちのことです。教育水準が高いということではなく、物事に対してしっかりとした態度をとることができる人たちのことです。日本会議の運動にこうした側面があることも見逃してはなりません。(P199)

「なぜこれまで、メディアは日本会議について取り上げてこなかったんでしょうか?」http://www.sugano.ne.jp/2016/07/01/post-187/

学校法人「森友学園」の理事長・籠池泰典氏が、安倍晋三首相の昭恵夫人から寄付金100万円を受け取ったと主張した問題などに関連して、籠池氏をインタビューしたノンフィクション作家・菅野完氏に番組は注目した。「サンデー・ジャポン」(TBS系)
爆笑問題の太田光が「この人の目的は政治家の関与とかよりずっと先にある」「いわゆる『日本会議』っていう政治団体が、どういう風に日本の戦後をしようとしているのか」「この人(菅野氏)も別の立場で、日本の戦後をどう捉えるかが最終的な目標としてある」と推測すると発言。
今回の問題について「政治と金」の問題で終わらせずに、“戦後の日本”について考えるチャンスとして捉えるべきだと主張。そして議論は、論客が激しい討論を繰り広げる「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日系)のような場所ではなく、ワイドショーレベルで皆で話し合った方がいいのではないかと提言していた。
https://www.google.co.jp/amp/news.livedoor.com/lite/article_detail_amp/12818723/

『日本会議の研究』著者、ノンフィクション作家菅野完氏がTV報道批判
https://www.google.co.jp/amp/s/news.nifty.com/amp/domestic/society/12180-504420/

『日本会議の研究』重版出来!
森友学園の運営する塚本幼稚園についてもこの本の中で言及しています/日本会議の研究 (扶桑社新書)
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2017年3月24日 (金)

新譜紹介

1. Sleaford Mods / Moptop
2. Sleaford Mods / Dull
3. Sleaford Mods / B.H.S.

English Tapas [帯解説・歌詞対訳 / ボーナストラック1曲収録 / 初回盤のみ【Rough Trade】ステッカー付] English Tapas [帯解説・歌詞対訳 / ボーナストラック1曲収録 / 初回盤のみ【Rough Trade】ステッカー付]
スリーフォード・モッズ


4. Spoon / Hot Thoughts
5. Spoon / Can I Sit Next to You
6. Spoon / I Ain't the One

Hot Thoughts [帯解説・歌詞対訳 / 初回生産盤のみボーナス・ディスク付 /2枚組紙ジャケ仕様 / 国内盤] Hot Thoughts [帯解説・歌詞対訳 / 初回生産盤のみボーナス・ディスク付 /2枚組紙ジャケ仕様 / 国内盤]
スプーン


7. Shobaleader One / Delta-V
8. Shobaleader One / Coopers World

Elektrac [帯解説・特種パッケージ仕様 (8Pブックレット付) / シースルー・ステッカー封入 / 国内盤2CD]先着特典ステッカー付き (BRC540) Elektrac [帯解説・特種パッケージ仕様 (8Pブックレット付) / シースルー・ステッカー封入 / 国内盤2CD]先着特典ステッカー付き (BRC540)
ショバリーダー・ワン


9. John Legend and The Roots / Compared to What (2010)

Wake Up! [CD, Import] Wake Up! [CD, Import]
ザ・ルーツ ジョン・レジェンド

10. Ray Davies Poetry (2017)

Americana [Import] Americana [Import]
Ray Davies

11. Robert Glasper / Good Morning (2015)

Covered [CD, Import] Covered [CD, Import]
Robert Glasper

2017年3月23日 (木)

忖度と斟酌の意味


そん‐たく【×忖度】
[名]スル他人の心をおしはかること。「相手の真意を―する」


しん‐しゃく【×斟酌】
[名]スル《水や酒をくみ分ける意から》

1 相手の事情や心情をくみとること。また、くみとって手加減すること。「採点に―を加える」「若年であることを―して責任は問わない」

2 あれこれ照らし合わせて取捨すること。「市場の状況を―して生産高を決める」

3 言動を控えめにすること。遠慮すること。「―のない批評」

内田百閒 図書目録 上

内田百閒 目録

岩波文庫

『冥途・旅順入城式』
○冥途
花火・山東京伝・尽頭子・烏・件・木霊・流木・蜥蜴・道連・柳藻・支那人・短夜・石畳・疱瘡神・白子・波止場・豹・冥途
○旅順入城式
『旅順入城式』序・昇天・山高帽子・遊就館・影・映像・猫・狭莚・旅順入城式・大宴会・大尉殺し・遣唐使・菊・鯉・五位鷺・銀杏・女出入・矮人・流渦・坂・水鳥・雪・波頭・残照・先行者・春心・秋陽炎・蘭陵王入陣曲・木蓮・藤の花
解説:種村季弘

『東京日記 他六編』
白猫・長春香・柳検校の小閑・青炎抄・東京日記・南山寿・サラサーテの盤
解説:川村二郎

旺文社文庫

『阿房列車』
特別阿房列車(東京 大阪)・区間阿房列車(国府津 御殿場線 沼津 由比 興津 静岡)・鹿児島阿房列車 前章(尾ノ道 呉線 広島 博多)・鹿児島阿房列車 後章(鹿児島 肥薩線 八代)・東北本線阿房列車(福島 盛岡 浅虫)・奥羽本線阿房列車 前章(青森 秋田)・奥羽本線阿房列車 後章(横手 横黒線 山形 仙山線 松島)
解説:百鬼園先生年代記・「阿房列車」雑記 平山三郎

『第二阿房列車』
雪中新潟阿房列車(上野 新潟)・雪解横手阿房列車(上野 横手 横黒線 大荒沢)・春光山陽特別阿房列車(東京 京都 博多 八代)・雷九州阿房列車 前章(東京 八代)・雷九州阿房列車 後章(八代 熊本 豊肥線 大分 別府 日豊線 小倉 門司)
附録:鉄道唱歌
解説:遠回りの文学 長部日出雄
「第二阿房列車」雑記:平山三郎

『第三阿房列車』
長崎の鶴 長崎阿房列車・房総鼻眼鏡 房総阿房列車・隧道の白百合 四国阿房列車・菅田庵の狐 松江阿房列車・時雨の清見潟 興津阿房列車・列車寝台の猿 不知火阿房列車
解説:阿房列車の留守番 中村武志
「第三阿房列車」雑記:平山三郎

『百鬼園随筆』
収録作品は新潮文庫版『百鬼園随筆』と同じ
解説:戸板康二
「百鬼園随筆」雑記:平山三郎

『続百鬼園随筆』
収録作品は新潮文庫版『続百鬼園随筆』と同じ
解説:内田道雄
「続百鬼園随筆」雑記:平山三郎

『無絃琴』
弾琴図・校長就任式・検閲使・絹帽・虎の尾・漱石遺毛・薄目くら・盲人運動会・砂利場大将・風船画伯・旅愁・訓狐・解夏宵行・殺生・菊世界・鶯の夜渡・竹酔日・老提督・予行・学校騷動余殃・曾遊・掻痒記・駒込曙町・竹杖記・河童忌・今朝冬・炎煙鈔・一夜会・海鼠・風稿録・夕立鰻・梅雨韻・白猫
解説:高橋英夫
「無絃琴」雑記:平山三郎

『冥途・旅順入城式』
収録作品は岩波文庫の『冥途・旅順入城式』と同じ
解説:高橋英夫
「冥途」「旅順入場式」雑記:平山三郎

『鶴』
鶴・長春香・三校協議会・貧凍の記・翠仏伝・饗応・写真師・名月・八重衣・蘭虫・井底鶏・稲荷・面会日・秋宵鬼哭・濡れ衣・林檎・牝鶏之晨・初飛行・饒舌・沢庵・鶏声(本来の“鶏”の字がPCでは表示出来ません)・軒提燈・漱石先生臨終記・湖南の扇・忘れ貝・象頭山・口髭・狸芝居・録音風景・蓄音器・柄長検校・柄長勾当・百鬼園先生言行録拾遺・烏城追思・郷夢散録(来時ノ道・桐の花・杉鉄砲・学校道・謎・吹風琴・日清戦争・金峯先生・岡村校長・森作太先生・元寇の油絵・勇敢なる喇叭卒・先生の喧嘩・黄海の海戦・李鴻章・亥の子餅・串団子・油揚・大手饅頭)・動詞の不変化語尾に就いて
解説:種村季弘
「鶴」雑記:平山三郎

『凸凹道』
忙中謝客・離愁・柳暗花明・小さんの葬式・官命出張旅行・門衛・初泥・水心・箒星・志道山人夜話・寄贈本・署名本・正直の徳に就いて・狸気濛濛・明暗交友録・窓前・苗売り・予科時代・敬礼・大瑠璃鳥・御時勢・凸凹道・鵯・非常汽笛・他生の縁・拝接・猪の昼寝・暗闇・裸安居・阿房声・八段調・五段砧・芥川教官の思ひ出・雷魚・百鬼園日暦・簾外・銘鶯会・続銘鶯会・可可貧の記・櫛風沐雨・雑俎(ソノ心事ノ陋劣ナル歟・鶴の二声・春琴抄の放送・谷崎潤一郎氏の送仮名法に就いて・恐しいか恐ろしいか・雨の念仏・純粋言語の説・学生航空の発向)
解説:桶谷秀昭
「凸凹道」雑記:平山三郎

『有頂天』
十夜・初音・新教官・茗荷屋の足袋・鉈豆・梟先生・炉前散語・おかる・謝肉祭・質屋・迎春の辞・年賀・碩鼠・ゾルフ大使・誕生日・春雪記・今古・馬丁・りんりんの記(りんはくるまへんに“隣”の右側)・汽笛一声・夏霧・揚足取り・天然記念物・山屋敷・秋扇・乞食講座・泥坊三昧・寺田寅彦博士・漱石先生の思ひ出拾遺・十三号室・箏曲漫筆・続阿房の鳥飼・高利貸に就いて・鬼の冥福・蜻蛉眠る・雑俎(三元放送の無意味・岡山市方言集稿本序説・道草の弁・音楽放談【座談会速記録】)
解説:江國滋
「有頂天」雑記:平山三郎

『随筆新雨』
蛍・父執・四君子・仏法僧落つ・猫丸巡査・米櫃・分水嶺・睡魔・記念撮影・俗臭・山屏風・ニ銭紀・上京・竹島・一等旅行の弁・女子の饒舌に就いて・泥坊談義・礼拝・石油洋燈・迎賓之辞・初東風・掌中の虎・坂の夢・青田・女煙草・坊主の汗・心経・大般若・神風漫筆・海軍機関学校今昔・役者と検校・胸算用・鴎外の文法・酒光漫筆・絵と音楽・桑原会自讃・棗の木・青炎抄
「随筆新雨」雑記:平山三郎

『北溟』
北溟・虎・三代・笑顔・紺屋の庭・花袋追慕・雑木林・頬白・竹梯庵の記・入道雲・塔の雀・清香記・三鞭酒・羅馬飛行・第ニの離陸・飛行機と小説・葦切・百鬼園旧套・新月随筆・荒手の大銀杏と後楽園の薮・売り喰ひ・歳末無題・芥子飯・河豚・鈴木三重吉氏の事・白浜会・流行語・書物の顔・春信・うぐひす・蜂・蚤と雷・宛名・先生根性・むらさき・哈叭道人夜話・たらちをの記
「北溟」雑記:平山三郎

『丘の橋』
朝の雨・蒙禿少尉の出征・軍歌の悲哀・吉野艦・支那瓦・留学生・石人・鬼苑道話・養生訓・浮世風呂・鉄道館漫記・飛行機と箏・弾琴録・蕗味噌・炉辺の浪音・合羽坂・丘の橋・秋を待つ・長い塀・提燈行列・虎の毛・練金術・三猿・白魚漫記・百鬼園箏談義・「垣隣り」に就いて・漱石先生の書き潰し原稿・東京日記
「丘の橋」雑記:平山三郎

『鬼苑横談』
桃葉・漱石先生の来訪・漱石蓄音器・宮城名曲盤・廊下・鬼苑横談・続鬼苑横談・夏の鼻風邪・老先生・長磯・訊問・素人掏摸・大風の女・医院の窓・浪・横町の葬式・蒲鉾・おから・鯉の顔・自分の顔・金の縁・米論・書物の差押・乗物雑記・六高以前・土手三番町・鬼苑日記・素人写真・牛・シユークリーム・映画と想像力・百鬼園浮世談義・百鬼園俳談義・運座・なんざんす・鼻・梅俎瑣談・凱旋の歌・櫨染子・五段活用・宮城検校の文章・検校の宴・落葉の踊・ホテルの冬の曲・六段調・「丘の橋」に就いて・漱石山房の元旦
「鬼苑横談」雑記:平山三郎

『菊の雨』
菊の雨・紹介状・素絹・五百羅漢・舞台稽古・百円札・布哇の弗・希夷公・馬食会・師走の琴・断章・夢獅山房・渋抜き・腰弁の弁・飛行場の写真屋・四軒長屋・教員室・片腕・居留守・悪巫山戯・河原鶸・宿醒・鎌倉丸周遊(浪光漫筆・入船の記・三ノ宮の乞食・風穴)・窮屈・牛乳・チース・漱石断片・下宿屋の正月・己卯三ヶ日・鶴亀・新礼法・散財将棋・映画放談・野球放談・俳句放談・空点房・青木先生・フローレンツ博士・夜船・七体百鬼園・南山壽
解説:安岡章太郎
「菊の雨」雑記:平山三郎

『船の夢』
流民・岸壁の浪枕・新造・出船の記・人の顔・竹橋内・尾長・玄冬観桜の宴・葉蘭・麻姑の手・一病息災・荒手の空・大和丸・東支那海・屏東の蕃屋・小列車・砂糖黍・時化・基隆の結滞・簾戸・机・道楽のすすめ・新田丸座談会覚書・船の御馳走・門司の八幡丸・婦人接待係・砂糖袋・バナナの菓子・カステラ・紅茶・海苔・山火事・不心得・門松の風・柳検校の小閑
「船の夢」雑記:平山三郎

『沖の稲妻』
沖の稲妻・予備士官・邯鄲の歩・憂鬱・東京駅前・川瀬・迎暑・土用の琴・痩せ薬・年頭の債鬼・おの字・神風機余録・その前夜・立春・戦争中・祝捷・火の用心・やつちんこ・雷鳴・ひかり・彼岸桜・南はジヤバよ・飛行場の握り飯・だいこ・航路案内・人垣・茶柱・缶詰・喰意地・爪哇迄も・雛祭・可否茶館・読本の潜水艦・氷川丸座談会覚書・タンタルス・明暗半日・波のうねうね・忘却・作文管見・警察官と私
「沖の稲妻」雑記:平山三郎

『戻り道・新方丈記』
戻り道
西日・竿の音・通り雨・三五の桐・羽織・峯の狼・近火・蒸気喞筒・小地震・泉水艦隊・煙の尾・麦酒・高瀬舟・夕の雨・戻り道・残暑・海賊大将軍・村上流船行要術・風流・吸ひ殻・通過列車・初乗り・夜汽車・寝台車・洋燈と毛布・乗り遅れ・その時分・黒琴・希夷公の認印・初日の光・オセツカヒ評釈・寿命・学生航空の揺籃
新方丈記
灰塵・土手の東雲・仰願寺蝋燭・餓鬼道日記・椎の葉陰(黒大根・三曲・迎賓館・木の葉便所・夏の小袖・奉幣使・金蛾・蚊遣火)
「戻り道」「新方丈記」雑記:平山三郎

『随筆億劫帳』
随筆億劫帳
億劫帳・沙書帳・西廂雑記(憲兵と金貸し・新聞休日・制服制帽・先生・金づまり・焼豆腐とマアガリン・ひがみ・未練・気象管制・玄関先)・鬼苑雑記(雷名・車中・金融の大道・地唄舞・ニ歩・竹筆・殿下とアンコオル・酔余・恵存)・五年前の春・四年前の春・三年前の春・一服・寝坊の弁・漱石山房の夜の文鳥・夜道・北雷の記・十六夜・町の野火・先年の急行列車・芸・工面・夢路・べんがら・雀・目白落鳥・残月と焼夷弾・こち飯・お祭鮨魚島鮨・酒徒太宰治に手向く・蕃さんと私・今井慶松先生を追慕す・谷崎潤一郎の「雪」に因みて・冷汗かわく・歳晩の一昔・一年早死する・私の還暦・漱石雑話・古里を思ふ(京橋の霜・浩養軒・後楽園・麦・奈良茶・源吉様・荒手)
百間座談
序・生活樣式一家言・学生の家・愚痴の妙義・涼風世間話・秋宵世相談義・四方山話・蒟蒻説法・当世漫語・蓬莱島余談・目と耳の境界
「随筆億劫帳」「百間座談」雑記:平山三郎

『鬼園の琴』
鬼園の琴
華甲ニ年・關門・雅会・正月の稲妻・やり直し・夕刊・夜風と泥坊・前掛けと漱石先生・猪の足頸・食用蛙・新本・酌・小難・がんもどき・君ケ代・巡査と喘息・滄桑・学校裏・払ひ残り・片寝・鼻赤・贋泥・列車食堂・有楽座・栗鼠・酒吃り俳句・義理の読書・「舌の虫干し」・ねぢり棒・八月十五日の涙・代作・漱石俳句の観賞・贋作吾輩は猫である続篇
百鬼園夜話
「鬼園の琴」「百鬼園夜話」雑記:平山三郎

『無伴奏・禁客寺』
無伴奏
無伴奏・時は変改す・病閑録・御慶・年酒・燕燕訓・五十五軒・俳聖炳たり・定期券乗客・夢裏・めそ・お前ではなし・お立ち寄り・「埋草随筆」ノ序・Bengala帝国出納省告示第三八号ノ八・豚小屋の法政大学 座談会筆記・由比駅
禁客寺
禁客寺・門の柳・けふの瀬・爆撃調査団・出資・病歴・流れ矢・雷九州日記・花袋忌の雨・第百号・すきま風
「無伴奏」「禁客寺」雑記:平山三郎

『いささ村竹・鬼苑漫筆』
いささ村竹
十年の身辺・いささ村竹・吉右衛門・勝チ負ケハ兵家ノ常勢ナリ・八ツ橋・横須賀の暗闇の宴・帝国読本巻ノ一・お池の亀と緋鯉・出て来い池の鯉・消えた旋律・虫のこゑごゑ・岡山のなが袖・水中花・古写真の十三人・高知鳴門旅日記・双厄覚え書・不連続線・彼ハ猫デアル・御慶五年・黒い緋鯉・宝の入船・墓木拱ならず
鬼苑漫筆
鬼苑漫筆前書
第一章 丁子茄子
一 昼狐 ニ およばれ 三 雨のホーム 四 正門から 五 降臨用梯子段 六 北山時雨 七 ちやうじなす 八 段段御馳走様
第ニ章 うまや橋
一 路地のどぶ ニ 両造 三 お前さん 四 愛読者
第三章 第三債務者
一 第三債務者 ニ 襖越し 三 金一封 四 河岸の魚
第四章 焼け棒杙
一 教授室の午飯 ニ 焼け棒杙
第五章 山葉オルガン
一 第五回内国勧業博覧会 ニ 天地無用 三 蘆屋の涙
第六章 六高土手
一 六高土手 ニ 井戸側 三 宝珠の宝 四 牛窓の五円金貨 五 豹に喰はれる
第七章 煙塵
一 白い炎 ニ 煙塵
第八章 断章七篇
一 連載に就いて ニ 創立記念祭 三 余波の蒲焼 四 漱石先生と器楽 五 堤琴競争曲 六 竹に雀 七 聴診器
第九章 断章六篇
一 災害弁士 ニ ニ時だよ 三 休載 四 偽物の新橋駅 五 黒リボン 六 大朝顔
第十章 九州のゆかり
一 立春の御慶 ニ 門司港の夜風 三 博多の柳 四 桜島 五 赤女ヶ池の松浜軒 六 八代の黒田節 七 豊後竹田の砂ほこり 八 九州大水害 九 長崎のどぶ泥 十 「春雨」の宵の秋雨 十一 九州の道筋 十ニ 小倉から宮崎へ
第十一章 又寝
一 又寝 ニ 座辺の片づけ 三 倹約論 四 三更の晩食 五 真夜中の蒲焼 六 未明の書見 七 お前ではなし
第十二章 お話し中
一 かんぶつ箱 ニ お話し中 三 酒くさい 四 無線電話 五 物騒な音波
第十三章 目
一 他人の目で見る ニ 目の届く範囲
第十四章 歯
一 頼朝公の御像 ニ 髭の帰省 三 ビルの歯科医 四 口腔外科 五 食卓鋏
第十五章 御閑所
一 裏へ行く ニ 階下の少年 三 御閑所
「いささ村竹」「鬼苑漫筆」雑記:平山三郎

『ノラや』
ノラや・ノラやノラや・ノラに降る村しぐれ(ノラ来簡集前書・ノラ来簡集目次・ノラ来簡集)・朝顔・門の夕闇・田楽の涙・草平さんの幽霊・一本七勺・列車食堂の為に弁ず・放送初舞台・鯉の子・第七回摩阿陀會・御慶六年・八代紀行・千丁の柳
附録
漾廬集を読む・『老猫物語』に就いて・老猫物語
「ノラや」雑記:平山三郎

『東海道刈谷駅』
神楽坂の虎・猫の耳の秋風・けらまなこ・支離滅裂の章・浦づたひ・彼岸桜(ノラ未だ帰らず・御慶七年・紙上放送「蛍の光」)・三会覚え書(九日会・四番町にて・御慶八年)・君ヶ代のたんま・皇太子の初幟・お膳の我儘・つもりの遣り繰り・す・我が酒歴・昼はひねもす・駅の歩廊の見える窓・臨時停車・東海道刈谷駅
「東海道刈谷駅」雑記:平山三郎

『クルやお前か』
クルやお前か・カーテル・クルツ補遺・ネコロマンチシズム・肩ぐるま・座り込む・暹羅の闘魚・虎を描いて・狗に類する・しつぽり濡るる・皮膚虎列剌・摩阿陀十三年・ひよどり会・八十八夜は曇り・年の始めの・ヤマハ・キンタイチ・片山敏彦君
「クルやお前か」雑記:平山三郎

『つはぶきの花』
つはぶきの花(阿里山の霧雨・比良の虹・「上だけ」・怒髪上衝冠・猟虎の襟巻・大鳴門関・実益がない・心耳を洗う・質屋の暖簾・餓ゑ死に・普天の下・残り鬼・羽筆の水・くりくり坊主)・三谷の金剛様・山屋敷の消滅・早春の結滞・面影橋・羽田空港最初の離陸・沿線の広告・昼夜顛倒・小さんと式多津・菊坂の湯呑(割引乗車・焼けトタン・菊坂の湯呑)・しみ抜き(御慶九年・しみ抜き)・とくさの草むら・四谷左門町・文芸家協会に入会しようか・動詞の不変化語尾
「つはぶきの花」雑記:平山三郎

『けぶりか浪か』
夜の杉・一粒一滴・壁隣り・かしは鍋・空中分解・御慶十年・裏川・卒業前後・いたちと喇叭・未だか十二年・散らかす・沙美の苔岩・山むらさきに・峻峯四十八座・御慶十一年・何のその・「けらまなこ」再考・「猫の墓」序・夢獅山散章・新田丸問答
「けぶりか浪か」雑記:平山三郎

『波のうねうね』
実益アリ・おからでシヤムパン・連想繊維・夏どろ新景・六区を散らかす・夕闇の人影・まなじりを決す・クルの通い路・花野暮れる 無免許掏摸大仕事綺譚・渭城の朝雨 摩阿陀十四年・その玉の緒を 御慶十三年・俄かに天狗風・お壕の赤い水波 滄桑の変・ 跡かたもなし・鶴の舞・うぐひす・瓢箪八つ・垣隣り・第一回海の記念日・狐が戸を敲く・文選女工・泣き虫・煙歴七十年・忘却論・アヂンコート・たましひ抜けて・ヒマラヤ水系・青葉しげれる・事の新古とハレー彗星・にがいか甘いか・電気屋の葛原さん
「浪のうねうね」雑記:平山三郎

『馬は丸顔』
馬は丸顔・仰げばたふとし・狐は臭い・白映えの烏城・遍照金剛・巨松の炎・輪舞する病魔・禿げか白髪か・海老茶式部(上 亀島町偕楽園 下 麻布龍土軒)・永当永当 御慶十四年・その前夜 摩阿陀十五年・青空倶楽部・雷・近情を報じて旧情に及ぶ・摺りばん・鬼園雑纂(上 濛タリ兮漠タリ兮 吾が几辺 下 第六回ひよどり会)・十六羅漢 摩阿陀十六年・心明堂・雀の子・前著「波のうねうね」迄の私の本・宮城道雄著「あすの別れ」序・宮城会演奏プログラム口上一束
「馬は丸顔」雑記:平山三郎

『麗らかや』
ヌ公・この子のお子が・ヌ公続く・庵を結びて・土手・大風一過・乱れ輪舌FOT・向ヶ丘彌生町一番地・漱石生誕百年の御慶第十五年・ノミに小丸・類猿人・漱石遺毛その後・ワレ関知セズ・薤露蒿里の歌・大坂越え・ハーレー彗星あと二十年・やらやら目出度や・麗らかや
「麗らかや」雑記:平山三郎

『夜明けの稲妻』
柵の外・松笠鳥・花のない祝宴・カメレオン・ボナパルテ・「失敬申候へ共」・逆らつきよう・偶像破壊・雲のびんづら・仇敵慶應ボイ・身辺と秋筍・暗所恐怖・黄色い狸 お詫び状一束・風かをる・赤曼陀羅・病牀通信・未だ沈まずや・海峡の浪・夜明けの稲妻(転録)・正月の鹿鍋(転録)
「夜明けの稲妻」雑記:平山三郎

『残夢三昧・日没閉門』
残夢三昧
日本男児全学連・天王寺の妖霊星・見ゆる限りは・アビシニア国女王・殺さば殺せ・山寺の和尚さん・昼火事昼花火昼行燈・鹿ノミナラズ・その一夜・車窓の稲光り・うつつにぞ見る・ピールカマンチヤン・フロツシユ教官・ランドセル・楽天居主人・牛カツ豚カツ豆腐・物を貰ふ・残夢三昧・残夢三昧残録・新残夢三昧・舞台の幽霊 新続残夢三昧・新涼談義 戸坂康二君との対談・歯は無用 の長物 高橋義孝君との対談
日没閉門
日没閉門・目出度目出度の・枝も栄えて・葉が落ちる・雨が降ったり・二本松 剣かたばみ終話・また出た月が・阿房列車の車輪の音・逆撫での阿房列車・左り馬・白目の夜襲・第二十年御慶の会・みよし野の・薮を売る・「ノラや」・ノコりノコらず・四霊会・陸海軍隊万万歳・猫が口を利いた
「残夢三昧」「日没閉門」雑記:平山三郎

『実説艸平記』
サラサーテの盤・とほぼえ・枇杷の葉・雲の脚・ゆふべの雲・亀鳴くや・秩父宮殿下に上るの書・いすかの合歓・華甲の宴・摩阿陀会・実説艸平記
「実説艸平記」雑記:平山三郎

『贋作吾輩は猫である』
贋作吾輩は猫である
挿絵:内田巌
「贋作吾輩は猫である」雑記:平山三郎

『居候匇々』
作者の言葉・居候匇々・再び作者の言葉・登場人物の其後
附録・三盃座談
ほろ酔い炉辺鼎談(井上友一郎・難波久太郎・内田百閒)
逢坂閑談(三淵忠彦・宮川曼魚・内田百閒)
駅長と検校(宮城道雄・加藤源藏・内田百閒)
大博士呆談(辰野隆・藤原咲平・内田百閒)
雅俗併存(前田晃・井上慶吉・内田百閒)
薬剤金融椿論(神鞭常泰・久米正雄・内田百閒)
旧師の敬い方の研究(北村孟徳・中野勝義・内田百閒)
三盃座談会の頃:上田健次郎
「居候匇々」雑記:平山三郎

『王様の背中』
王様の背中
王様の背中・影法師・狸の勘違ひ・お爺さんの玩具・桃太郎・かくれんぼ・三本足の獣・狼の魂・お婆さんの引越
狐の裁判
「王様の背中」雑記:平山三郎

『新輯 百鬼園俳句帖』
春 七十六句
夏 七十七句
秋 百六句
冬 四十七句
新年 五句
全作品季題別・年代・異同総覧
六高俳句会詠草(明治四十一年~四十三年)・百鬼園俳句帖漫評会(素琴 蹄花 桐明 吐天 百間)・「山萩」を語る会(蹄花 百間 桐明 吐天 春嶺 碧村 古日 木咲【“咲”は旧字】 素琴)
百間君の一夜会時代 志田素琴
百鬼園俳句帖 内藤吐天
大宴会縁起話 大森桐明
内田百閒の俳句 村山古郷
新輯「百鬼園俳句帖」雑記:平山三郎

『百鬼園日記帖』
百鬼園日記帖
大正六年・大正七年・大正八年
続百鬼園日記帖
大正八年(続)・大正九年・大正十年(抄)・大正十一年(抄)
「百鬼園日記帖」雑記:平山三郎

『東京焼盡』
収録作品は中公文庫版と同じ
「東京焼盡」雑記:平山三郎

角川文庫

『漱石山房の記』

『百閒随筆』Ⅰ

『百閒随筆』Ⅱ

『百閒随筆』Ⅲ

河出文庫

『贋作吾輩は猫である』(市民文庫)
贋作吾輩は猫である
解説:伊藤整

『漱石先生雑記帳』
「明石の漱石先生」「漱石遺毛」「虎の尾」「掻痒記」「貧凍の記」「漱石先生臨終記」「漱石先生の思ひ出拾遺」「十三号室」「漱石先生の書き潰し原稿」「漱石先生の来訪」「漱石蓄音機」「漱石山房の元旦」「紹介状」「漱石断片」「紅茶」「机」「寺田寅彦博士」「インキ・ペン・原稿用紙」「「百鬼園日記帖」より」「漱石全集推薦文二篇」「漱石雑話 講演筆記」「漱石山房の夜の文鳥」「正月の稲妻」「前掛けと漱石先生」「新本」「「つはぶきの花」より」「九日会」「「失敬申候へ共」」「薤露蒿里の歌」「漱石遺毛その後」
平山三郎:「編纂者のあとがき」

『芥川龍之介雑記帳』
「竹杖記」「湖南の扇」「河童忌」「猪の昼寝」「官命出張旅行」「門衛」「芥川教官の思ひ出」「白濱会」「亀鳴くや」「黒い緋鯉-豊島與志雄君の断片」「四谷左門町」「「百鬼園日記帖」より」「推薦文二篇 【私の文章道の恩人】【天才的の存在】」「花袋追慕」「非常汽笛」「鈴木三重吉氏の事」「花袋忌の雨」「大朝顔 「鬼苑漫筆」より」「狗に類する 抄」「ノコりノコらず」
芥川龍之介「内田百間氏」「冥途」「ペン画スケッチ 百間先生邂逅百間先生図・百間先生白日夢図・百間先生懼菊花図」
平山三郎:「編纂者のあとがき」

講談社文芸文庫

『百閒随筆Ⅰ』
立腹帖・高利貸に就いて・無恒債者無恒心・入道雲・フローレンツ博士・羅馬飛行・百鬼園先生言行録・五段活用・作文管見・警察官と私・鶴・一等旅行の弁・馬食会・玄冬観桜の宴・沙書帳・鬼苑道話・東京日記・土手の東雲・億劫帳
解説:池内紀

『百閒随筆Ⅱ』
ねじり棒・通過列車・初乗り・夜汽車・寝台車・亀鳴くや・サラサーテの盤・お前ではなし・時は変改す・彼ハ猫デアル・ノラや・カーテルクルツ補遺・とくさの草むら・面影橋・巨松の炎・暗所恐怖・おからでシャムパン・「失敬申候之共」・みよし野の・残夢三昧
解説:池内紀
年譜:佐藤聖
著書目録:佐藤聖

作品文庫

『百鬼園先生言行録』

2017年3月22日 (水)

内田百閒 図書目録 下

新潮文庫

『百鬼園随筆選』
「官命出張旅行」「門衛」「予科時代」「梟先生」「校長就任式」「三校協議会」「立腹帖」「可可貧の記」「貧凍の記」「長春香」「おかる」「三代」「笑顔」「漱石先生臨終記」「花袋追慕」「雑木林」「三鞭酒」「百鬼園師弟録」「南蛮鴃舌」「晩餐会」「旅愁」「明暗交友録」「面会日」「忙中謝客」「軒提燈」「小さんの葬式」「翠仏伝」「柳暗花明」「フロックコート」「素琴先生」「春雪記」「今古」「琴書雅游録」「新月随筆」「掻痒記」「櫛風沐雨」「志道山人夜話」

『東京日記』

『冥途・旅順入場式』
○冥途
花火・山東京伝・尽頭子・烏・件・木霊・流木・蜥蜴・道連・柳藻・支那人・短夜・石畳・疱瘡神・白子・波止場・豹・冥途
○旅順入城式
旅順入城式・大宴会・大尉殺し・遣唐使・菊・鯉・五位鷺・銀杏・女出入・矮人・流渦・坂・水鳥・雪・波頭・残照・先行者・春心・秋陽炎・蘭陵王入陣曲・木蓮・藤の花・昇天・山高帽子・遊就館・影・映像・猫・狭莚

『地獄の門』

『百鬼園随筆選其の二』
老提督・春秋・凸凹道・鷄鳴・弾琴図・伝書鳩・葦切・見送り・虎列刺・一等車・売り喰ひ・曾遊・河豚・初飛行・清潭先生の飛行・夏霧・箒星・象頭山・鴨・蘭虫・十夜・謝肉祭・碩鼠・ゾルフ大使・唖鈴体操・饗応・簾外・窓前・絹帽・検閲使・予行・新教官・俸給・質屋・秋宵鬼哭・大晦日・迎春之辞・風燭記・爐前散語・砂利場大将・狸芝居・録音風景・蓄音機・林檎・饒舌・口髭・正直の徳に就いて・風呂敷包・初泥・牝鶏之晨・阿房声・乞食講座・一夜会・名月・海鼠・風稿録・銘鶯会・続銘鶯会・学校騒動記・竹梯庵の記・入道雲・塔の雀・他生の縁・濡れ衣・たらちをの記

『昇天』
昇天・南山寿・棗の木・山高帽子・青炎抄
解説:伊藤整

『百鬼園随筆選 その一』
戦前に発行された『百鬼園随筆選』と同じ

『百鬼園随筆選 その二』
戦前に発行された『百鬼園随筆選其の二』と同じ

『第一阿房列車』
収録作品は福武文庫版に同じ。
解説:伊藤整

『第二阿房列車』
収録作品は福武文庫版と同じ
附・鉄道唱歌
解説:高橋義孝

『第三阿房列車』
収録作品は福武文庫版と同じ
解説:阿川弘之

『百鬼園随筆』
短章二十ニ篇
「琥珀」「見送り」「虎列剌」「一等車」「晩餐会」「風の神」「髭」「進水式」「羽化登仙」「遠洋漁業」「居睡」「風呂敷包」「清潭先生の飛行」「老狐会」「飛行場漫筆」「飛行場漫録」「嚔」「手套」「百鬼園先生幻想録」「梟林漫筆」「阿呆の鳥飼」「明石の漱石先生」
貧乏五色揚
「大人片伝」「無恒債者無恒心」「百鬼園新装」「地獄の門」「債鬼」
七草雑炊
「フロックコート」「素琴先生」「蜻蛉玉」「間抜けの実在に関する文献」「百鬼園先生言行録」「百鬼園先生言行余録」「梟林記」
解説:川上弘美

『続百鬼園随筆』
近什前篇
「鷄鳴」「春秋」「立腹帖」「続立腹帖」「伝書鳩」「百鬼園師弟録」「或高等学校由来記」「食而」「大晦日」「目白」「学校騒動記」「大鐘」
文章世界入選文
「乞食」「按摩」「靴直し」「大晦日の床屋」「西大寺駅」「初雷」「参詣道」「私塾」
筐底稚稿
「鶏蘇仏」「破軍星」「雀の塒」
近什後篇
「風燭記」「俸給」「亜鈴体操」「黄牛」「薬喰」「忠奸」「掏児」「炎煙鈔」「南蛮鴃舌」「琴書雅游録」
解説:若合春侑

『第一阿房列車』
収録作品から解説まで新潮文庫旧版と同じだが、間のびする旅の極意:森まゆみ
が追加されている。

『第二阿房列車』
収録作品から解説まで新潮文庫旧版と同じ。
解説に、旅が好き:平田オリザ
が追加

『第三阿房列車』
収録作品から解説まで新潮文庫旧版と同じ。
阿房漫画 メーリーハムサファル:グレゴリ青山 が追加

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ちくま文庫

『私の「漱石」と「龍之介」』
「紹介状」「漱石山房の元旦」「漱石先生の来訪」「虎の尾」「漱石蓄音機」「漱石先生の書き潰し原稿」「漱石遺毛」「机」「漱石先生の思ひ出拾遺」「紅茶」「十三号室」「貧凍の記」「掻痒記」「漱石先生臨終記」「漱石山房の夜の文鳥」「漱石雑話」「正月の稲妻」「前掛けと漱石先生」「新本」
「つはぶきの花」より
「猟虎の襟巻」「大鳴門関」「実益がない」「心耳を洗ふ」「質屋の暖簾」「飢ゑ死に」「普天の下」「残り鬼」「羽筆の水」「くりくり坊主」
「九日会」「漱石俳句鑑賞」「代作」「「百鬼園日記帖」より」「<漱石全集は日本人の経典である>-推薦文」「<日本人の教科書>-推薦文」「<私の文章道の恩人>-推薦文」「竹杖記」「湖南の扇」「河童忌」「猪の昼寝」「芥川教官の思ひ出」「白浜会」「亀鳴くや」
編纂後記:平山三郎
解説:武藤康史「彌生子の見た漱石山脈」

『阿房列車 内田百閒集成1』
「特別阿房列車(東京 大阪)」
「区間阿房列車(国府津 御殿場線 沼津 由比 興津 静岡)」
「鹿児島阿房列車 前章(尾ノ道 呉線 広島 博多)」
「鹿児島阿房列車 後章(鹿児島 肥薩線 八代)」
「奥羽本線阿房列車 前章(青森 秋田)」
「奥羽本線阿房列車 後章(横手 横黒線 山形 仙山線 松島)」
「雪中新潟阿房列車(上野 新潟)」
「春光山陽特別阿房列車(東京 京都 博多 八代)」

『立腹帖 内田百閒集成2』
「見送り」「一等車」「立腹帖」「旅愁」「風稿録」「曾遊」「官命出張旅行」「非常汽笛」「汽笛一声」「一等旅行の弁」「鉄道館漫記」「荒手の空」「小列車」「通過列車」「初乗り」「夜汽車」「寝台車」「洋燈と毛布」「乗り遅れ」「戻り道」「その時分」「先年の急行列車」「列車食堂」「関門」「れるへ」「時は変改す」「九州のゆかり」「偽物の新橋駅」「八代紀行」「千丁の柳」「沿線の広告」「臨時停車」「車窓の稲光り」「阿房列車の車輪の音」「逆撫で阿房列車」
解説:保苅瑞穂
中村武志「阿房列車の留守番と見送り」

『冥途 内田百閒集成3』
「冥途」「山東京伝」「花火」「件」「道連」「豹」「尽頭子」「流木」「柳藻」「白子」「短夜」「蜥蜴」「梟林記」「大宴会」「波頭」「残照」「旅順入城式」「大尉殺し」「遣唐使」「鯉」「流渦」「水鳥」「山高帽子」「遊就館」「昇天」「笑顔 「昇天」補遺」「蘭陵王入陣曲」「夕立鰻」「鶴」「北溟」「虎」「棗の木」「青炎抄」
解説:多和田葉子
芥川龍之介による同時代評

『サラサーテの盤 内田百閒集成4』
「東京日記」「桃葉」「断章」「南山寿」「菊の雨」「柳検校の小閑」「葉蘭」「雲の脚」「枇杷の葉」「サラサーテの盤」「とおぼえ」「ゆうべの雲」「由比駅」「すきま風」「東海道刈谷駅」「神楽坂の虎」
解説:松浦寿輝
<内田百閒>解説:三島由紀夫

『大貧帳 内田百閒集成5』
夏の鼻風邪・俸給・質屋・秋宵鬼哭・百鬼園旧套・風燭記・炉前散語・御時勢・売り喰い・志道山人夜話・金の縁・砂利場大将・錬金術・書物の差押・胸算用・揚足取り・布哇の弗・鬼苑道話・雑木林・百円札・二銭記・他生の縁・濡れ衣・大晦日・歳末無題・吸い殻・払い残り・年頭の債鬼・迎春の辞・大人片伝・無恒債者無恒心・百鬼園新装・黄牛・可可貧の記・貧凍の記・櫛風沐雨・高利貸に就いて・鬼の冥福・うまや橋・第三債務者
解説:宮沢章夫
のんびりした話:森田草平

『間抜けの実在に関する文献 内田百閒集成6』
間抜けの実在に関する文献・百鬼園師弟録・学校騒動記・学校騒動余殃・解夏宵行・三校協議会・漱石遺毛・虎の尾・漱石先生臨終記・湖南の扇・河童忌・亀鳴くや・長春香・明暗交友録・凸凹道・予科時代・新教官・梟先生・四君子・海軍機関学校今昔・哈叭道人夜話・石人・青木先生・読本の潜水艦・海賊大将軍・村上流船行要術・とくさの草むら・一粒一滴・空中分解・忘却論・白映えの烏城・ノミに小丸・乱れ輪舌FOT・カメレオン・ボナパルテ・実説艸平記
解説:堀江敏幸
草平と百間:小宮豊隆

『百鬼園先生言行録 内田百閒集成7』
百鬼園先生言行録・百鬼園先生言行余録・百鬼園先生言行録拾遺・掻痒記・弾琴図・猪の昼寝・狸気濛濛・正直の徳に就いて・茗荷屋の足袋・鉈豆・泥棒三昧・清春記・石油洋燈・泥棒談義・合羽坂・秋を待つ・春信・うぐいす・長い塀・浮世風呂・百鬼園浮世談義・七体百鬼園・竹橋内・おの字・忘却・ねじり棒・目・お前ではなし・つもりの遣り繰り
解説:石原千秋
百閒先生追懐記:村山古郷

『贋作吾輩は猫である 内田百閒集成8』
贋作吾輩は猫である
解説:清水良典
作品解説贋作吾輩は猫である:伊藤整

『ノラや 内田百閒集成9』
猫・梅雨韻・白猫・鵯・立春・竿の音・彼ハ猫デアル・ノラや・ノラやノラや・ノラに降る村しぐれ・ノラ未だ帰らず・猫の耳の秋風・クルやお前か・カーテル・クルツ補遺・ネコロマンシチズム・垣隣り・木賊を抜けて・身辺と秋筍・アビシニア国女王・ビールカマンチャン・「ノラや」・猫が口を利いた
解説:稲葉真弓
内田百閒先生のこと:吉行淳之介

『まあだかい 内田百閒集成10』
華甲の宴・摩阿陀会・華甲二年・無伴奏・門の柳・きょうの瀬・墓木拱ならず・第七回摩阿陀会・未だか十二年・摩阿陀十三年・渭城の朝雨・その前夜・十六羅漢・やらやら目出度や・未だ沈まずや・殺さば殺せ・雨が降ったり・迎賓之辞・御慶・年酒・禁客寺・花のない祝宴
解説:内田道雄
「イヤダカラ、イヤダ」のお使いをして:多田基

『タンタルス 内田百閒集成11』
翠仏伝・饗応・初泥・三鞭酒・年賀・酒光漫筆・養生訓・検校の宴・窮屈・タンタルス・山火事・麦酒・ひがみ・未練・酔余・鼻赤・酌・一本七勺・我が酒歴・羽化登仙・初飛行・学生航空の発向・夏霧・羅馬飛行・第二の離陸・河豚・神風漫筆・坂の夢・飛行機の写真屋・神風機余録・飛行場の握り飯・学生航空の揺籃・羽田空港最初の離陸・波光漫筆 鎌倉丸周遊ノ一・入船の記 鎌倉丸周遊ノ二・岸壁の浪枕・新造・出船の記・船の御馳走
解説:内田樹
畸人の印象:辰野隆

『爆撃調査団 内田百閒集成12』
琥珀・食而・薬喰・掏児・絹帽・絹帽・蘭虫・訓狐・柄長勾当・菊世界・林檎・沢庵・蓄音機・寄贈本・署名本・苗売り・窓前・雷魚・簾外・謝肉祭・馬丁・りんりんの記(りんはくるまへんに“隣”の右側)・秋扇・芥子飯・米櫃・女煙草・胸算用・白魚漫記・長磯・浪・蒲鉾・おから・米論・素人写真・シュークリーム・牛・鶴亀・五段活用・馬食会・腰弁の弁・居留守・牛乳・チース・玄冬観桜の宴・麻姑の手・蟻と砂糖・バナナの菓子・カステラ・紅茶・海苔・罐詰・痩せ薬・火の用心・ひかり・彼岸桜・だいご・雛祭・可否茶館・人垣・羽織・小地震・煙の尾・残暑・寿命・漱石山房の夜の文鳥・焼豆腐とマアガリン・気象管制・一服・こち飯・お祭鮨 魚島鮨・猪の足頸・食用蛙・新本・君ヶ代・有楽座・めそ・爆撃調査団・山葉オルガン・聴診器・す・猟虎の襟巻き・おからでシャムパン・ランドセル・牛カツ豚カツ豆腐
解説:南條竹則
随筆内田百閒:高橋義孝

『たらちおの記 内田百閒集成13』
虎列剌・風の神・琴書雅游録・烏城追思・稲荷・水心・山屋敷・たらちおの記・竹島・大般若・虎の毛・六高以前・片腕・五百羅漢・高瀬舟・古里を思う・三谷の金剛様・山屋敷の消滅・夜の杉・裏川・鶴の舞・狐が戸を敲く・文選女工・遍照金剛・麗らかや・風かおる・目出度目出度の・枝も栄えて・葉が落ちる・二本松
解説:小川洋子
ふるさと、まぼろし:江國滋

『居候匇々 内田百閒集成14』
居候匇々
王様の背中
資料(初出誌版「王様の背中」「お婆さんの影法師」)
解説:吉田篤弘
かおるぶみ:谷中安規

『蜻蛉玉 内田百閒集成15』
阿呆の鳥飼・蜻蛉玉・風呂敷包・伝書鳩・目白・鶏鳴・雀の塒・牝鶏之晨・銘鶯会・続銘鶯会・続阿房の鳥飼・新月随筆・蜂・桑原会自讃・蕗味噌・ホテルの冬の曲・尋問・素人掏摸・夢獅山房・道楽のすすめ・砂糖袋・土用の琴・作文管見・黒琴・谷崎潤一郎氏の「雪」に因みて・燕燕訓・五十五軒・帝国読本巻ノ一・消えた旋律・虫のこえごえ・水中花・不連続線・又寝・お話し中・御閑所・駅の歩廊の見える窓・しみ抜き・八十八夜は曇り・ひよどり会・夏どろ新景・馬は丸顔・柵の外・物を貰う
解説:玄侑宗久
百鬼園の越天楽:宮城道雄

『残夢三昧 内田百閒集成16』
炎煙鈔・炎煙鈔(続)・予行・沖の稲妻・火の用心・近火・蒸気喞筒・町の野火・煙塵・巨松の炎・雷・大風一過・その一夜・沙美の苔岩・鶏声(本来の“鶏”の字がPCでは表示出来ません)・軒提灯・忘れ貝・狸芝居・暗闇・夜道・暗所恐怖・土手・夢路・片寝・夢裏・神明堂・天王寺の妖霊星・残夢三昧・残夢三昧残録・新残夢三昧・舞台の幽霊・四霊会
解説:岸本佐和子
撫箏の図に題す:内山保

『うつつにぞ見る 内田百閒集成17』
老狐会・フロックコート・晩餐会・梟林漫筆・南蛮鴃舌・風船画伯・離愁・蒙禿少尉の出征・支那瓦・舞台稽古・希夷公・予備士官・蕃さんと私・吉右衛門・花袋忌の雨・黒い緋鯉・丁字茄子・門の夕闇・小さんと式多津・四谷左門町・一粒一滴・かしわ鍋・卒業前後・アジンコート・片山敏彦君・虎を描いて・狗に類する・しっぽり濡るる・逆らっきょう・偶像破壊・うつつにぞ見る
解説:佐野洋子
礼装:佐藤春夫

『百鬼園俳句帖 内田百閒集成18』
素琴先生・一夜会・海鼠・今朝冬・名月・百鬼園俳談義口述・連座・俳句放談・代作・漱石俳句の鑑賞・オセッカイ評釈・百鬼園俳句帖・俳句全作品季題別総覧・百鬼園俳句帖漫評会
解説:平出隆
百間君の一夜会時代:志田素琴
百鬼園俳句帖:内藤吐天

『忙中謝客 内田百閒集成19』
忙中謝客・窓前・春雪記・今古・入道雲・塔の雀・上京・丘の橋・横町の葬式・土手三番町・医院の窓・己卯三ヶ日・西日・北雷の記・億劫帳・沙書帳・夕刊・贋泥・学校裏・流れ矢・八つ橋・出てこい池の鯉・十年の身辺・鯉の子・面影橋・壁隣り・まなじりを決す・お濠の赤い水波・六区を散らかす・瓢箪八つ・俄かに天狗風・跡かたもなし・海老茶式部・向ヶ丘弥生町一番地・楽天居主人・日没閉門
解説:松山巌
「鳩の眼」先生:夏目伸六

『百鬼園日記帖 内田百閒集成20』
百鬼園日記帖【大正六年七月 至 大正八年九月】
続百鬼園日記帖【大正八年十月 至 大正十一年八月】
解説:坪内祐三
百鬼園先生の印象:本多顕彰

『深夜の初会 内田百閒集成21』
あの頃の機関学校・豚小屋の法政大学・貧乏ばなし・ユウモアコンクール・対談・酒仙放談・金の借り方作り方・逢坂閒談・薬剤金融椿論・漱石をめぐって・問答有用・汽車の旅・倫敦塔を撫でる・西小磯雨話・深夜の初会・虎の髭・漱石先生四方山話
解説:阿川佐和子
いろは交友録:徳川夢声

『東京焼盡 内田百閒集成22』
収録作品は中公文庫版に同じ
解説:半藤一利
『東京焼盡』書評:瀧井孝作

『百鬼園戦後日記 内田百閒集成23』
昭和二十年(八月二十二日~十二月三十一日)
昭和二十一年(一月一日~十二月三十一日)
昭和二十二年(一月一日~五月三十一日)
解説:紅野謙介
掘立小屋の百閒先生:中村武志

『百鬼園写真帖 内田百閒集成24』
内田百閒の人生-年譜
阿房列車 〈抜粋〉 特別阿房列車/千丁の柳
立腹帖 〈抜粋〉 時は変改す
間抜けの実在に関する文献 〈抜粋〉 百鬼園師弟録/漱石遺毛/亀鳴くや/東海道刈谷駅
次男びいき 石田千
贋作吾輩は猫である 〈抜粋〉 贋作吾輩は猫である/ノラや
まあだかい 〈抜粋〉 無伴奏/御慶
タンタルス 〈抜粋〉 酒光漫筆/学生航空の発向/波光漫筆
深夜の初会 〈抜粋〉 丁字茄子
金魚鉢 久世光彦
蜻蛉玉 〈抜粋〉 阿呆の鳥飼/土用の琴/柵の外
たらちおの記 〈抜粋〉 たらちおの記/郷夢散録/随感録(二)/六高以前
百閒三昧境 阿川弘之
忙中謝客 〈抜粋〉 上京/流れ矢/億劫帳/瓢箪八つ
百鬼園俳句帖 〈抜粋〉 海鼠
著書目録
内田百閒集成全24巻総目次

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中公文庫

『東京焼盡』
序ニ代ヘル心覚
第一章    一機の空襲警報
第ニ章    空襲の皮切り
第三章    神田日本橋の空襲
第四章    東海の激震
第五章    深夜の警報頻り也
第六章    用水桶の厚氷 空襲警報の手加減
第七章    大晦日の夜空に響く退避信号の半鐘
第八章    鹿が食ふ様な物でお正月
第九章    残月と焼夷弾
第十章    サーチライトの光芒三十幾条
第十一章   ラヂオ取附
第十二章   銀座の爆弾攻撃
第十三章   立春の翌零下七度
第十四章   丸ノ内精密爆撃の流言
第十五章   艦載機の初襲来
第十六章   春雪降り積もる
第十七章   雪天の大空襲 目と鼻の近所へ爆弾落下す
第十八章   雀
第十九章   神田は已に無し 春空に高射砲の白煙団団
第二十章   無事の幾日
第二十一章 荻窪の友人の家吹飛ぶ
第二十二章 何年振りのキヤラメル
第二十三章 三月十日の大空襲
第二十四章 主治医邸の焼け跡
第二十五章 戦戦兢兢の蜚語 月桂冠の夢
第二十六章 お粥腹の戦時浮腫 上方名古屋の空襲にてこちらは安泰
第二十七章 三年坂名残りの枝垂梅 刺戟に生きる明け暮れ
第二十八章 めんこの地雷火の様に爆弾炸裂す
第二十九章 又空襲繁し 最初の照明弾と時限爆弾 恐ろしかつた四月四日の未明
第三十章  春光の大空をおほう敵機の大群
第三十一章 道もせに散りしく近火の火の子 燃えながら空に浮かんで流れる庇 四谷牛込の大半灰燼に帰す
第三十二章 息もつがずに又大空襲 品川大森一帯の火の海 女囚の如き勤労奉仕
第三十三章 風声鶴唳 硫黄島のP51大挙来襲す ベネヂクチンのドオム酒
第三十四章 独逸最後の日 半年振りのお風呂 ラヂオで苦労する
第三十五章 「陽気の所為で神も気違ひになる」 国民生活の崩壊目ざましき許り也
第三十六章 小型機の来襲頻り也 借り米嵩む 四谷駅の燕の巣 大政翼賛会消滅す
第三十七章 暫らく静かだつた後の大空襲 火達磨になつた敵機飛び廻る その前夜
第三十八章 その晩 土手のしののめ
第三十九章 小屋暮らしの始まり 横浜大空襲の煙塵
第四十章  廃虚の東京駅 小屋の安住の三条件
第四十一章 小屋の明け暮れ 洗ひ流しの御飯を食べる
第四十二章 大内山の森に沈む金色の夕日 家内の無熱丹毒 お金が有り余りて使ひ途無し
第四十三章 夢心地の警報は甘い音に聞こえる 雨夜の空襲警報 日本海へ機雷投下に行く敵機
第四十四章 栄養不足の執拗な下痢 「出なほし遣りなほし新規まきなほし」 大阪名古屋に大型中型の爆弾投下
第四十五章 珍しや普通の火事の火の手 もともと無かつた物を焼失せり 腐った芋を食ひて家内発熱す
第四十六章 罐詰を盗んだとの濡れ衣 雷鳴か敵襲か きたない灰色の夜明け
第四十七章 敵機動部隊の艦上機頻りに来襲す 地方の諸都市次ぎ次ぎに焼亡す
第四十八章 運命とはB29である 木の葉便所 お米は昨日限りもう一粒も無し
第四十九章 八重洲口に落ちた爆弾の爆風 B29も記憶の中の古里を焼く事は出来ない 古い岡山の思ひ出
第五十章  その晩の回想 十九年十一月以前の警戒警報の意味 蚤に喰はれ団子ばかり食ふ 気候甚だ不順也
第五十一章 仰願寺蝋燭の残り少し 澱粉米 二ヶ月振りに電燈ともる 江戸川アパートへ移りたい
第五十二章 天龍川河口の艦砲射撃 艦上機の攻撃繁く一日頻回の空襲警報 鶴見の爆弾攻撃 八王子立川水戸及び長岡富山の焼夷弾攻撃 総数六百機の来襲也 八王子立川の夜空の赤い入道雲
第五十三章 配給所に米無し 前橋高崎渋川の焼夷弾攻撃 痩せた相撲取り
第五十四章 田無荻窪の工場地帯の爆撃 二ヶ月半の垢を洗ふ行水 広島の原子爆弾の後なればこはい B29一機の侵入に空襲警報鳴る 露西亜宣戦す
第五十五章 敵潜水艦下田を攻撃す 大本営の中で書類を焼き捨てる火の手 なほ各地の焼夷弾攻撃続く
第五十六章 戦争終結の詔勅 八月すでにこほろぎ鳴く もうお仕舞いかと思ふのにまだ防空警報鳴る 八月十八日がその最後か 灯火管制の廃止 準備管制の撤廃
解説:村山古郷
※平成十六年の改版では編集部により、村山古郷の解説の訂正文が出されている。

『御馳走帖』
序に代へて
「薬喰」「食而」「菊世界」「解夏宵行」「饗応」「林檎」「沢庵」「雷魚」「百鬼園日暦」「謝肉祭」「酒光漫筆」「三鞭酒」「芥子飯」「河豚」「養生訓」「白魚漫記」「検校の宴」「蒲鉾」「おから」「シユークリーム」「鬼苑日記」「腰辧の辧」「宿酔」「廊下」「馬食会」「窮屈」「牛乳」「チース」「下宿屋の正月」「玄冬観桜の宴」「船の御馳走」「バナナの菓子」「カステラ」「紅茶」「不心得」「痩せ薬」「茶柱」「罐詰」「喰意地」「人垣」「油揚」「大手饅頭」「可否茶館」「麦酒」「吸ひ殻」「餓鬼道肴蔬目録」「こち飯」「お祭鮨 魚島鮨」「猪の足頸」「食用蛙」「雅会」「小難」「がんもどき」「酌」「鼻赤」「列車食堂」「めそ」「一本七勺」「御慶」「お膳の我儘」「す」「我が酒歴」「焼豆腐とマアガリン」「ひがみ」「未練」「実益アリ」「おからでシヤムパン」「聯想繊維」「煙歴七十年」「牛カツ豚カツ豆腐」「鹿ノミナラズ」「車窓の稲光り」
解説:平山三郎

『ノラや』
「彼ハ猫デアル」「ノラや」「ノラやノラや」「千丁の柳」「ノラに降る村しぐれ」「ノラ未だ帰らず」「猫の耳の秋風」「ネコロマンチシズム」「クルやお前か」「泣き虫」「カーテル・クルツ補遺」「垣隣り」「クルの通ひ路」「「ノラや」」
解説:平山三郎

『一病息災』
一病息災・夜船・養生訓・寿命・億劫帳・沙書帳(抄)・巡査と喘息・病閑録・病歴・黒リボン・目・歯・早春の結滞・八十八夜は曇り・輪舞する悪魔・禿げか白髪か・病牀通信
百閒の喘息:吉行淳之介

福武文庫

『新・大貧帳』
「夏の鼻風邪」「俸給」「質屋」「秋宵鬼哭」「百鬼園旧套」「風燭記」「炉前散語」「御時勢」「芥子飯」「売り喰い」「志道山人夜話」「金の縁」「砂利場大将」「錬金術」「書物の差押」「胸算用」「揚足取り」「布哇の弗」「鬼苑道話」「雑木林」「百円札」「二銭記」「他生の縁」「大晦日」「歳末無題」「吸い殻」「払い残り」「年頭の債鬼」「迎春の辞」「大人片伝」「無恒債者無恒心」「百鬼園新装」「黄牛」「可可貧の記」「貧凍の記」「櫛風沐雨」「高利貸に就いて」「債鬼」「鬼の冥福」「地獄の門」
解説:中村武志「百鬼園先生の錬金術」

『間抜けの実在に関する文献』
「間抜けの実在に関する文献」「旅愁」「蜻蛉玉」「素琴先生」「晩餐会」「曾遊」「春秋」「風船画伯」「鴬の夜渡」「竹酔日」「明暗交友録」「排接」「硯鼠」「四君子」「役者と検校」「蒙禿少尉の出征」「支那瓦」「蕗味噌」「老先生」「宿酲」「青木先生」「空点房」「散財将棋」「フローレンツ博士」「海賊大将軍」「村上流船行要術」「希夷公の認印」「古写真の十三人」「門の夕闇」「紙上放送「蛍の光」」「乱れ輪舌FOT」「実説艸平記」
解説:岩川隆

『百鬼園先生言行録』
「百鬼園先生言行録」「百鬼園先生言行余録」「百鬼園先生言行録拾遺」「弾琴図」「官命出張旅行」「忙中謝客」「猪の昼寝」「狸気濛濛」「正直の徳に就いて」「茗荷屋の足袋」「鉈豆」「泥棒三昧」「清春記」「石油洋燈」「泥棒談義」「百鬼園浮世談義」「七体百鬼園」「おの字」「忘却」「一年早死する」「門の柳」「目」「歯」「お前ではなし」「列車食堂の為に弁ず」「つもりの遣り繰り」「無伴奏」
解説:松浦寿輝

『先生根性』
「老狐会」「フロックコート」「風呂敷包」「居睡」「髭」「進水式」「百鬼園師弟録」「学校騒動記」「南蛮鴃舌」「校長就任式」「検閲使」「予行」「学校騒動余殃」「解夏宵行」「三校協議会」「写真師」「予科時代」「新教官」「敬礼」「梟先生」「ゾルフ大使」「哈叭道人夜話」「海軍機関学校今昔」「記念撮影」「先生根性」「訊問」「素人掏摸」「朝の雨」「鬼園横談(抄)」「続鬼園横談(抄)」「砂糖袋」「茶柱」「読本の潜水艦」「制服制帽」「忘却論」「花野暮れる」「ノミに小丸」「ワレ関知セズ」「カメレオン・ボナパルテ」
解説:川村二郎

『長春香』
「昇天」「笑顔」「漱石先生臨終記」「湖南の扇」「長春香」「鶏蘇仏」「破軍星」「梟林漫筆」「今朝冬」「凸凹道」「父執」「石人」「鼻」「櫨染子」「希夷公」「予備士官」「三五の桐」「蕃さんと私」「焼け棒杙」「黒リボン」「とくさの草むら」「一粒一滴」「空中分解」「輪舞する病魔」「松笠鳥」「偶像破壊」「東海道刈谷駅」
解説:高橋英夫

『サラサーテの盤』
「梟林記」「鶴」「北溟」「虎」「棗の木」「青炎抄」「東京日記」「桃葉」「菊の雨」「断章」「南山寿」「葉蘭」「柳検校の小閑」「由比駅」「雲の脚」「サラサーテの盤」「とおぼえ」「枇杷の葉」「ゆうべの雲」「すきま風」「神楽坂の虎」
解説:平岡篤頼

『春雪記』
見送り・掻痒記・炎煙鈔・駒込曙町・他生の縁・春雪記・今古・入道雲・上京・合羽坂・丘の橋・秋を待つ・鉄道館漫記・浮世風呂・長い塀・横町の葬式・医院の窓・土手三番町・鯉の顔・四軒長屋・己卯三ヶ日・下宿屋の正月・竹橋内・邯鄲の歩・東京駅前・人垣・西日・近火・蒸気喞筒・夕の雨・その時分・滄桑・ねじり棒・学校裏・八ツ橋・面影橋・六区を散らかす・海老茶式部・向ヶ丘弥生町一番地
解説:川本三郎

『タンタルス』
「翠仏伝」「饗応」「柳暗花明」「初泥」「おかる」「三鞭酒」「年賀」「酒光漫筆」「養生訓」「百鬼園浮世談義」「検校の宴」「窮屈」「タンタルス」「山火事」「麦酒」「ひがみ」「未練」「酔余」「鼻赤」「酌」「一本七勺」「我が酒歴」「飛行場漫録」「飛行場漫筆」「清潭先生の飛行」「羽化登仙」「初飛行」「口髭」「録音風景」「学生航空の発向」「夏霧」「羅馬飛行」「第二の離陸」「河豚」「神風漫筆」「坂の夢」「飛行機と小説」「飛行機と箏」「飛行機の写真屋」「神風機余録」「飛行場の握り飯」「学生航空の揺籃」「羽田空港最初の離陸」「ひよどり会」「青空倶楽部」
解説:富士川義之

『幼年時代』
「琥珀」「遠洋漁業」「唖鈴体操」「虎列剌」「炎煙鈔」「菊世界」「烏城追思」「稲荷」「郷夢散録」「水心」「山屋敷」「十夜」「荒手の大銀杏と後楽園の藪」「心経」「大般若」「たらちおの記」「竹島」「猫丸巡査」「米櫃」「青田」「吉野艦」「提灯行列」「虎の毛」「紺屋の庭」「高瀬舟」「大風の女」「牛」「片腕」「悪巫山戯」「夜舟」「缶詰」「風流」「通過列車」「夜の杉」「裏川」「狐が戸を敲く」「鶴の舞」「心明堂」「黄色い狸」「目出度目出度の」「枝も栄えて」「葉が落ちる」「二本松」
解説:吉田直哉

『古里を思う』
「風の神」「一夜会」「井底鶏」「阿房声」「八段調」「帚星」「二銭記」「分水嶺」「山屏風」「六高以前」「五百羅漢」「教員室」「古里を思う」「岡山のなが袖」「六高土手」「山屋敷の消滅」「三谷の金剛様」「かしわ鍋」「文選女工」「白映えの烏城」「遍照金剛」「ハーレー彗星あと二十年(抄)」「土手」「麗らかや」「風かおる」「藪を売る」
解説:神吉拓郎

『第一阿房列車』
「特別阿房列車(東京 大阪)」
「区間阿房列車(国府津 御殿場線 沼津 由比 興津 静岡)」
「鹿児島阿房列車 前章(尾ノ道 呉線 広島 博多)」
「鹿児島阿房列車 後章(鹿児島 肥薩線 八代)」
「東北本線阿房列車(福島 盛岡 浅虫)」
「奥羽本線阿房列車 前章(青森 秋田)」
「奥羽本線阿房列車 後章(横手 横黒線 山形 仙山線 松島)」
解説:池内紀

『第二阿房列車』
「雪中新潟阿房列車(上野 新潟)」
「雪解横手阿房列車(上野 横手 横黒線 大荒沢)」
「春光山陽特別阿房列車(東京 京都 博多 八代)」
「雷九州阿房列車 前章(東京 八代)」
「雷九州阿房列車 後章(八代 熊本 豊肥線 大分 別府 日豊線 小倉 門司)」
解説:池内紀

『第三阿房列車』
「長崎の鶴 長崎阿房列車」
「房総鼻眼鏡 房総阿房列車」
「隧道の白百合 四国阿房列車」
「菅田庵の狐 松江阿房列車」
「時雨の清見潟 興津阿房列車」
「列車寝台の猿 不知火阿房列車」
解説:池内紀

『贋作吾輩は猫である』
贋作吾輩は猫である
解説:柘植光彦

『新方丈記』
○新方丈記
灰塵・土手の東雲・仰願寺蝋燭・餓鬼道日記
椎の葉陰
黒大根・三曲・迎賓館・木の葉便所・夏の小袖・奉幣使・金蛾・蚊遣火
○百鬼園夜話
口上・丸の内・斯う云ふ借金もある・米の成る木・入学試験・お花見・病坐中・不死の病・菜食論者・暖衣・飽食・白砂青松・坂のいろいろ・はだかの記・海と航空・海水浴・麦酒の話・ラムネ、サイダー、平野水・故人の来訪・時計・坊主・光り物・インキ、ペン、原稿用紙・会陽・急行列車・汽車、自動車、飛行機、エレベーター・サーカス・覗き眼鏡・芝居・映画残茶・ラヂオ、レコード・犬・蕎麦、饂飩、麺麭・豆腐・下宿屋・鮒鮨・帽子・洋服・電気燈・小銭の話・交番
解説:小町谷照彦

『居候匇々』
作者の言葉
居候匇々
再び作者の言葉
登場人物の其後

『百閒座談』
序・生活様式一家言・学生の家・愚痴の妙義・涼風世間話・秋宵世相談義・四方山話・蒟蒻説法・当世漫語・蓬莱島餘談
解説:赤瀬川準

『百鬼園日記帖』
○百鬼園日記帖
自大正六年七月 至大正八年九月
○続百鬼園日記帖
自大正八年十月 至大正十一年八月
解説:小田切進

『新編 ノラや』
梅雨韻・白猫・立春・竿の音・彼ハ猫デアル・ノラや・ノラやノラや・ノラに降る村しぐれ・ノラ未だ帰らず・猫の耳の秋風・クルやお前か・カーテル・クルツ補遺・ネコロマンシチズム・垣隣り・木賊を抜けて・身辺と秋筍・アビシニア国女王・ビールカマンチャン・「ノラや」・猫が口を利いた
解説:井坂洋子

『まあだかい』
華甲の宴・摩阿陀会・華甲二年・無伴奏・門の柳・きょうの瀬・墓木拱ならず・第七回摩阿陀会・未だか十二年・摩阿陀十三年・渭城の朝雨・その前夜・十六羅漢・やらやら目出度や・花のない祝宴・未だ沈まずや・殺さば殺せ・雨が降ったり
解説:黒澤明

『阿呆の鳥飼』
阿呆の鳥飼・鶏鳴・伝書鳩・目白・雀の塒・訓狐・牝鶏之晨・柄長検校・柄長勾当・大瑠璃鳥・鵯・銘鶯会・続銘鶯会・初音・続阿房の鳥飼・頬白・葦切・春信・うぐいす・仏法僧落つ・炉辺の波音・鶴亀・河原鶸・尾長・漱石山房の夜の文鳥・雀・目白落鳥・しみ抜き・泣き虫・うぐいす・跡かたもなし・忠奸・殺生・夕立鰻・蘭虫・新月随筆・蜂・蚤と雷・掌中の虎・蛍・夢路・栗鼠・お池の亀と緋鯉・出てこい池の鯉・虫のこえごえ・鯉の子・いたちと喇叭・暹羅の闘魚・物を貰う・ヌ公・ヌ公続く
解説:奥本大三郎

『出船の記』
鎌倉丸周遊(波光漫筆・入船の記・三ノ宮の乞食・風穴)・大和丸・屏東の蕃屋・東支那海・流民・岸壁の浪枕・出船の記・船の御馳走・基隆の結滞・新造・砂糖黍・時化・沖の稲妻・航路案内・波のうねうね・迎暑・第一回海の記念日・嚔・手套・一等車・非常汽笛・汽笛一声・乗物雑記・小列車・初乗り・夜汽車・寝台車・洋灯と毛布・乗り遅れ・戻り道・先年の急行列車・関門・雷九州日記・高知鳴門旅日記・九州のゆかり・沿線の広告・車窓の稲光・阿房列車の車輪の音・逆撫での阿房列車
解説:川村二郎

『青葉しげれる』
琴書雅游録(抄)・蓄音機・八重衣・苗売り・五段砧・箏曲漫筆・三元放送の無意味・絵と音楽・桑原会自讃・軍歌の悲哀・百鬼園箏談義・弾琴録・ホテルの冬の曲・長磯・落葉の踊・六段調・師走の琴・道楽のすすめ・南はジャバよ・土用の琴・初日の光・黒琴・谷崎潤一郎氏の「雪」に因みて・殿下とアンコオル・やり直し・消えた旋律・山葉オルガン・君ヶ代のたんま・ヤマハ・青葉しげれる・雲のびんずら・日本男児全学連・天王寺の妖霊星・音楽放談
解説:吉田熈生

『ものづくし』
食而・薬喰・掏摸・絹帽・海鼠・名月・林檎・沢庵・狸芝居・寄贈本・署名本・窓前・雷魚・簾外・謝肉祭・馬丁・りんりんの記(りんはくるまへんに“隣”の右側)・天然記念物・秋扇・芥子飯・初東風・女煙草・胸算用・白魚漫記・浪・蒲鉾・おから・米論・素人写真・シュークリーム・五段活用・馬食会・腰弁の弁・居留守・牛乳・チース・人の顔・玄冬観桜の宴・麻姑の手・蟻と砂糖・バナナの菓子・カステラ・紅茶・海苔・痩せ薬・火の用心・雷鳴・ひかり・彼岸桜・だいご・雛祭・可否茶館・羽織・小地震・煙の尾・残暑・寿命・焼豆腐とマアガリン・気象管制・一服・こち飯・お祭鮨 魚島鮨・猪の足頸・食用蛙・新本・君ヶ代・列車食堂・夜道・有楽座・めそ・爆撃調査団・聴診器・す・猟虎の襟巻き・おからでシャムパン・ランドセル・牛カツ豚カツ豆腐
解説:紀田順一郎

『冥途』
収録作品は岩波版『冥途・旅順入城式』参考
附録
烏(明治四十三年、第六高等学校誌『校友会会誌』掲載)
道連(『東亜之光』大正六年一月号掲載、「冥途」<一、冥途 二、山東京伝 三、道連>の内)
解説:川村二郎

『旅順入城式』
収録作品は岩波版『冥途・旅順入城式』参考
解説:江中直紀

『百鬼園随筆』
収録作品は新潮版と同じ
解説:安岡章太郎

『続百鬼園随筆』
収録作品は新潮版と同じ
解説:薄井ゆうじ

『王様の背中』
○王様の背中
王様の背中・影法師・狸の勘違ひ・お爺さんの玩具・桃太郎・かくれんぼ・三本足の獣・狼の魂・お婆さんの引越
○狐の裁判
狐の裁判
谷中安規画
解説:石堂淑朗

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2017年3月21日 (火)

内田百閒「百鬼園随筆」

内田百閒「百鬼園随筆」

百閒が凝視する世界は、顕微鏡のように細部と詳細を極めている。そこで表現されるものは現実を越えて、写生描写よりも超現実感覚がある。随筆と小説の間にあるのに、両者を遙かに超越してしまうのだ。

赤瀬川原平さんが百閒を『宇宙人の私小説』と解説してる。「要するに子供まま大きくなって、そのまま死んでしまった人と言っても構わない。この世では子供の特徴である。だから子供には宇宙人の特徴が重なっている。」

赤瀬川さんも絶賛した『蜻蛉玉』では、日本銀行に爆破して、押し入ろうとする空想の理由が詳しく述べられる。「整理されていないと気が済まない性分から、札束を上下裏表全部そろえる作業を、一晩で出来るだろうか」という貴重面な私と、丸いのが駄目なL君との対話。

「丸いものはいけませんか」
と私は念のため聞いてみた。
「いけませんねえ、特に小さな奴がいかんです」とL君が、いやな顔をして云った。
「林檎やボール位になると、まだいいんですが、葡萄、それからラムネの球、それから女の根懸け、あんなものが一番いけないです」
「憚りに入れるナフタリンの球はどうです」
「いけませんねえ」
「蜜柑玉のお菓子はどうです」
「駄目です」
「土瓶の蓋の摘みはどうです」
「止して下さい」
 とL君が怖い目をして云った。私は悪かったと思って、その話を止めた。しかし、腹の中では、まだいろいろと小さな丸いものを考え出して、それをいちいちL君に確かめてみたくて仕方がなかった。『蜻蛉玉』内田百間より

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現実を越えるのは、他の人には見えないものを見て、それを表現するから現出する世界。夏目漱石の門下生になりながら、芥川龍之介みたいに流行作家になることもなく、書きたいものしか書かなかった。他人とは違う価値観を貫き通したんで、借金取りに追われ同僚などから借財に借財を重ねて暮らしたらしい。

『地獄の門』は百閒らしい借金話。
明治の文豪で法政大学教授が、いくら友人からはもう借りすぎて借りられなくなったから、新聞広告に載っていた高利貸しを訪れる話などは、普通書かないだろう。
Aという借金取り、Bという追い込み屋とのやり取りを事細かに描写している。世の中の仕来りや空気、常識など百鬼園先生には関係ない。数年前「流行った「KY」などどこ吹く風。百鬼園流が世の中の標準とばかりに、嫌がる周辺まで巻き込むのが可笑しい。

『明石の漱石先生』では22歳の時に、漱石が郷里岡山の隣、明石市に講演で訪れたのを綴っている。大文豪の漱石宅に弟子出入りをして、先生が郷里近くに来るのは、媚びアピールする機会。異常に興奮と緊張しながら控え室を訪問するなど、純真無垢な子どものようで微笑ましい。先生への尊敬する念が只事ではない崇拝なので、講演が終わると夢から覚めた状態となる。まるでドリフのコント台本を渡された気分(°▽°)

「間抜けは単なる観念でもなく、空想でもない。現在目のあたりに実在するんだね。どうも驚いた」(『間抜けの実在に関する文献』より)

有名なのは「イヤダカラ、イヤダ」〈内田百閒 芸術院会員推薦を辞退する弁〉
「御辞退申シタイ ナゼカ 芸術院ト云フ会ニ入ルノガ イヤナノデス ナゼイヤカ 気ガ進マナイカラ ナゼ気ガススマナイカ イヤダカラ」
まるで子どものような断り口上は、いかにもこの人らしくておもしろい。
「偏屈、わがまま、へそまがり。百閒先生にはそんな形容がよく似合う。この種の発言ができるのは、周囲がアイツらしいと笑って許せる人格が備わっている証しだ。心と裏腹な言葉で体面を保ちがちな未熟者には、うらやましいことこの上ない」と伝えられるのだった。

子供か宇宙人の視点で、様々な地球体験が語られる一冊は、理科図鑑のようにオモチロイ。既に17歳で師匠漱石より、文章が達者だと言われるほど、無駄ない表現の境地になっている。

短章二十ニ篇「琥珀」「見送り」「虎列剌」「一等車」「晩餐会」「風の神」「髭」「進水式」「羽化登仙」「遠洋漁業」「居睡」「風呂敷包」「清潭先生の飛行」「老狐会」「飛行場漫筆」「飛行場漫録」「嚔」「手套」「百鬼園先生幻想録」「梟林漫筆」「阿呆の鳥飼」「明石の漱石先生」
貧乏五色揚「大人片伝」「無恒債者無恒心」「百鬼園新装」「地獄の門」「債鬼」
七草雑炊「フロックコート」「素琴先生」「蜻蛉玉」「間抜けの実在に関する文献」「百鬼園先生言行録」「百鬼園先生言行余録」「梟林記」

文庫の表紙絵は芥川龍之介で、門下生だった時代に、怖れを抱いていた感じが絵から良く現れている。タイトルは「百閒先生邂逅百閒先生図」で、「内田百間氏は夏目先生の門下にして僕の尊敬する先輩なり」という。

 

2017年3月20日 (月)

内田百閒「餓鬼道肴蔬(こうそ)目録」

作家の空想した食べ物。
昭和十九年の初夏に、食べものが段々なくなったので、せめて記憶の中から旨い食べ物、食べたい食べ物の名前だけでも探そうと思ったという注がある。

昭和十九年六月一日昼日本郵船ノ自室ニテ記

 さわら刺身 生姜醤油
 たい刺身
 かじき刺身
 まぐろ 霜降りとろノぶつ切
 ふな刺身 芥子味噌
 べたらノ芥子味噌
 こちノ洗い
 こいノ洗い
 あわび水貝
 小鯛焼物
 塩ぶり
 まながつお味噌漬
 あじ一塩
 小はぜ佃煮
 くさや
 さらしくじら
 いいだこ
 べか
 白魚ゆがし
 蟹ノ卵ノ酢の物
 いかノちち
 いなノうす
 寒雀だんご
 鴨だんご
 オクスタン塩漬
 牛肉網焼
 ポークカツレツ
 ベーコン
 ばん小鴨等ノ洋風料理
 にがうるか
 このわた
 カビヤ
 ちさ酢味噌
芋 柚子
 くわい
 竹の子ノバター炒め
 松茸
 うど
 防風
 馬鈴薯ノマッシュノコロッケ
 ふきのとう
 土筆
 すぎ

 (中略)

 年ガラ年中有ッタノハ
 林檎(りんご)
 牛乳
 少シ前ハ英字ビスケット
 ベーコン
 オ午(ひる)ニそば二ッ宛
 麦酒(ビール)
 炭酸水
 オ刺身又ハ洗い コレハ時化デナイ限リ必ズ 殆ンド毎小鯛の塩焼

百品少々の羅列で、何と切々と愉快な空想であろうか。 

2017年3月19日 (日)

永久保存版「群像短篇名作選」電子書籍

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群像70周年記念特大号(2016年10月号) 永久保存版「群像短篇名作選」

収録作品
太宰 治「トカトントン」(1947年1月号)/原 民喜「鎮魂歌」(1949年8月号)/大岡昇平「ユー・アー・ヘヴィ」(1953年5月号)/安岡章太郎「悪い仲間」(1953年6月号)/庄野潤三「プールサイド小景」(1954年12月号)/吉行淳之介「焔の中」(1955年4月号)/円地文子「家のいのち」(1956年9月号)/室生犀星「火の魚」(1959年10月号)/島尾敏雄「離脱」(1960年4月号)/倉橋由美子「囚人」(1960年9月号)/正宗白鳥「リー兄さん」(1961年10月号)/佐多稲子「水」(1962年5月号)/森茉莉「気違ひマリア」(1967年12月号)/深沢七郎「妖術的過去」(1968年3月号)/小沼 丹「懐中時計」(1968年6月号)/河野多惠子「骨の肉」(1969年3月号)/瀬戸内晴美「蘭を焼く」(1969年6月号)/三浦哲郎「拳銃」(1975年1月号)/吉村 昭「メロンと鳩」(1976年2月号)/富岡多恵子「立切れ」(1976年11月号)/林 京子「空罐」(1977年3月号)/藤枝静男「悲しいだけ」(1977年10月号)/小島信夫「返信」(1981年10月号)/大江健三郎「無垢の歌、 経験の歌」(1982年7月号)/後藤明生「ピラミッドトーク」(1986年5月号)/大庭みな子「鮭苺の入江(サーモンベリイ・ベイ)」(1986年10月号)/丸谷才一「樹影譚」(1987年4月号)/津島佑子「ジャッカ・ドフニ――夏の家」(1987年5月号)/色川武大「路上」(1987年6月号)/山田詠美「唇から蝶」(1993年1月号)/多和田葉子「ゴットハルト鉄道」(1995年11月号)/笙野頼子「使い魔の日記」(1997年1月号)/小川国夫「星月夜」(1998年1月号)/稲葉真弓「七千日」(1998年2月号)/保坂和志「生きる歓び」(1999年10月号)/辻原 登「父、 断章」(2001年7月号)/黒井千次「丸の内」(2003年1月号)/村田喜代子「鯉浄土」(2005年6月号)/角田光代「ロック母」(2005年12月号)/古井由吉「白暗淵(しろわだ)」(2006年9月号)/小川洋子「ひよこトラック」(2006年10月号)/竹西寛子「五十鈴川の鴨」(2006年10月号)/堀江敏幸「方向指示」(2006年10月号)/町田 康「ホワイトハッピー・ご覧のスポン」(2006年10月号)/松浦寿輝「川」(2009年1月号)/本谷有希子「アウトサイド」(2012年3月号)/川上未映子「お花畑自身」(2012年4月号)/長野まゆみ「45°」(2012年5月号)/筒井康隆「大盗庶幾」(2012年12月号)/津村記久子「台所の停戦」 (2012年12月号)/滝口悠生「かまち」(2013年4月号)/藤野可織「アイデンティティ」(2013年8月号)/川上弘美「形見」(2014年2月号)

https://www.google.co.jp/amp/s/prtimes.jp/main/html/rd/amp/p/000001102.000001719.html
電子版には三島由紀夫「岬にての物語」は収録されていません。

2017年3月18日 (土)

『感性の限界 ― 不合理性・不自由性・不条理性』高橋昌一郎( 講談社現代新書)

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『理性の限界』『知性の限界』の「限界シリーズ」三冊目にあたる。本書テーマは「人間理性の限界」

フロイトの精神分析に代表される20世紀以降は科学も哲学も「自分の知らない自分」が大きなテーマ。行動経済学やミームからカミュの実存主義にまで、二重過程理論を中心にした「自分」の中の「自分の知らない自分」を探求する。シンポジウム形式で、様々な立場、考え方さんが集まり議論を重ねていく。
「急進的フェミニスト」さんや「カント主義者」さんなど、極端なまでに戯画化された各種「主義者」さんたちは、キャラが立っていて笑え、人間の内なるものという哲学的なテーマだけに、本当の意味で活躍する箇所があったりする。

「限界シリーズ」がわかりやすいのは、専門家たちの説明が簡略で巧みなこと以上に、「素人」キャラたちの存在が大きい「コミュニケーション・プラットフォーム」が盛り込まれている。

《方法論的虚無主義者「科学」を視野に入れない「哲学」も、「哲学」を視野に入れない「科学」も、もはや成立しないことは明らかじゃないか!
いいかげんに理系と文系という構図に拘るのは止めたらどうだ!》
p.245 原文ママ (^。^)

簡単なことを「難しく」言うのは簡単だけど、難しいことを「簡単に」言うのは難しい。 良き書き手というのは、例外なく後者に長けている気がする。

アロウの不可能性定理/ハイゼンベルグの不確定性原理/ゲーデルの不完全性定理/不可能、不確定、不完全と限界に迫る/感覚的に分かるがそれを学問的に厳密に議論しようとするときっと崩壊する/システムを定義すると同時にその内部での不完全性が成立し、その根底にランダム、不確実性が横たわっている。

「相対性理論は、時間と空間ばかりではなく、質量やエネルギーの概念も根本的に変革しました。アインシュタインの有名な方程式「E=mc²」は、物体の質量に光速度の二乗を掛けた結果がエネルギーと同等であることを示しています。原子力発電所では、ごく微量のウランの核分裂反応を利用して、膨大な原子力エネルギーを取り出しているわけですが、質量が膨大なエネルギーを秘めているという発想も、相対性理論に基づくものです。」

しかし科学や宗教や哲学の領野は、ぶち当たった「理性という壁」がある。

「理性の最後の一歩は、理性を超える事物が無限にあるということを認めること」パスカル『パンセ』より。

完全な民主主義は完全には存在しない/帰納により自然科学は矛盾を突きつけられる/ゲーム理論・ゼロサムゲーム/数学・論理学における「矛盾」/粒子であり波である光、シュレーディンガー、神のサイコロetc。

以上の議題には司会者がいて、非専門家を代表する人間として「会社員」と「大学生」が登場。専門家が各専門分野の知見から、意見を述べる形式になって分かりやすい。


2017年3月17日 (金)

新譜紹介

1. Circa Waves / Wake Up
2. Circa Waves / Crying Shame
3. Circa Waves / Without You

ディファレント・クリーチャーズ(デラックス)(完全生産限定盤)(DVD付) ディファレント・クリーチャーズ(デラックス)(完全生産限定盤)(DVD付)
サーカ・ウェーヴス


4. The Feelies / Make It Clear
5. The Feelies / When to Go
6. The Feelies / Gone, Gone, Gone

IN BETWEEN IN BETWEEN
Feelies


7. Shawn Mendes / Treat You Better
8. Shawn Mendes / Like This
9. Shawn Mendes / Bad Reputation

イルミネイト(初回限定スペシャル・プライス盤) イルミネイト(初回限定スペシャル・プライス盤)
ショーン・メンデス


10. The Specials / Gangsters (1979)

The Specials Singles [CD, Import] The Specials Singles [CD, Import]
スペシャルズ

11. Beyonce / Forward (feat. James Blake) (2016)

Lemonade [CD, Import] Lemonade [CD, Import]
ビヨンセ

12. Lorde / Green Light (2017)

Melodrama [Import] Melodrama [Import]
Lorde

13. Robert Glasper / Good Morning (2015)

Covered [CD, Import] Covered [CD, Import]
Robert Glasper

2017年3月16日 (木)

宅配料金上げ、ヤフーも危機感 アマゾンより深刻か

宅配の料金値上げや事業モデルの見直しが進むなか、ヤフーや楽天といったネット通販大手が対応に動き始めた。商品の配達を出店企業に「お任せ」する仮想商店街の両社は、競合する「アマゾン」に比べ値上げの影響が大きくなるとの危機感があるからだ。出店企業がそのまま転嫁すれば、実質的に商品価格が上がり顧客流出につながる。

[宅配料金上げ、ヤフーも危機感 アマゾンより深刻か] 
  日本経済新聞2017/3/11

http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%e3%83%a4%e3%83%9e%e3%83%88%e9%81%8b%e8%bc%b8%e3%82%92%e8%bf%bd%e3%81%84%e8%a9%b0%e3%82%81%e3%81%a6%e3%81%84%e3%82%8b%e3%81%ae%e3%81%af%e3%80%8c%e3%82%a2%e3%83%9e%e3%82%be%e3%83%b3%e3%80%8d%e3%81%a7%e3%81%af%e3%81%aa%e3%81%8f%e3%80%8c%e6%a8%aa%e6%b5%9c%e3%80%8d%e3%81%a0/ar-AAooFgl?ocid=ASUDHP#page=2

アマゾンは商品の保管や管理、そして販売まで全てを行う「直販型」。
ヤフーや楽天は出店企業が荷主となって配達を依頼する相手を選ぶ「モール型」。
「直販型」は自らの努力で値上げを吸収できるが「モール」の場合、
出店企業が宅配料金の値上げ分を価格に転嫁しても止められない。
消費者からはヤフーや楽天が割高に感じられる可能性がある。

2017年3月15日 (水)

『三島由紀夫集 雛の宿』文豪怪談傑作選 (ちくま文庫)

戦後文学の華麗なる旗手・三島由紀夫は、実作と批評の両面において、現代日本の怪奇幻想文学興隆にも大きく寄与した天才であった。
「仲間」「切符」「孔雀」などの怪談風短篇から、心霊小説としても異彩を放つ中篇「英霊の聲」、上田秋成、柳田國男、泉鏡花らへのオマージュ、出色の幻想文学論「小説とは何か」まで―「三島由紀夫による怪談文芸入門」と称すべき充実の一巻本選集。

「朝顔/雛の宿/花火/切符/鴉/英霊の聲/邪教/博覧会/仲間/孔雀/月澹荘綺譚/雨月物語について
柳田國男『遠野物語』/泉鏡花/内田百間/川端氏の『抒情歌』について/ポップコーンの心霊術――横尾忠則論/小説とは何か」

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「朝顔」より
「私の妹は終戦の年に腸チフスで死んだ。私は妹を大そう愛していたので、その死は随分とこたえた。妹の死後、私はたびたび妹の夢を見た。夢の中では妹は必ず生きていた。」
 
「雛の宿」あらすじ
大学2年の学年試験終えて「僕」は桃の節句夕方4時ごろ、銀座の町を歩いていた。ふと入った数寄屋橋近くのパチンコ屋で、隣の台におさげ髪の女学生がいた。去年死んだ妹と同年齢の少女に興味を持ち、おぼつかない手つきの彼女に声をかけた。一緒に店を出ると、少女は無邪気に寄りそってきた。神田キヨ子と名乗った少女は、自分の家に「僕」を招いた。

武蔵小金井駅で下りて暗い野道ゆき、キヨ子の家についた。家にはキヨ子の母という初老の女がいて、大きな雛壇が飾られていた。雛祭りにもてなされた膳は灰皿くらいの小さなもので、ピンセットで作ったような料理がミニチュアの椀や皿に並んでいた。白酒に酔ったキヨ子は眠くなり退室した。帰ろうとする「僕」は母親に強く引きとめられて、泊まるように勧められた。案内された部屋には、キヨ子が裸で蒲団に横たわって待っていた。

その後、秋にその家を見に行った時、近所の雑貨屋のおやじから、2人が色きちがい母子だという噂を「僕」は聞いた。神田家の中を覗いて見ると2人は前と同じまま、雛壇の前に微動もしないで座っていた。「僕」はそこを急いで立ち去った。

「花火」より
「A君に伴われて、彼が時たま行く飲み屋に行った。そこへ男が騒々しく入ってきた。その男は、容貌といい年恰好といい、僕と瓜二つだったのである。」
「昔の大将の身代り首というものがある。活動写真のスタンド・インというものがある。他人の空似というのは実際にあることだ。  
そろそろ夏休みがはじまるので、C大学の僕は夏休み中の何か収入のいいアルバイトを探していた。」
「『今思いついたんだが、運輸大臣の岩崎って知ってますか。じっと顔を見つめておやんなさい。そうすれば、あとでたんまりお祝儀が出ます』」

「切符」あらすじ
商店連合会の会合で、秋祭りの御神輿を出すべか出さないか。 洋服屋を営む松山仙一郎は、酒が入って詰まらない事で頭が混沌としている。賛成派の店主と反対派の店主を取り違えて、老人に窘められる。 会合がお開きになり、川でビールでも飲もうと、一同外に出ようとする。

時計屋の谷が部屋の隅に座っていると気付いた。妻の富子の自殺に関係あるが証拠がない。谷から真相を聞き出そうと川へ 向かう途中、近くの遊園地の〈お化け屋敷〉に行くように仕向ける。カメラ屋と薬屋が賛同して、一緒に行くことになった。仙一郎は受付で 10 枚組の切符を渡して、残りを受け取る。そして谷達と「お化け屋敷」の中に入っていく。谷に水死体を模した女 の人形が富子に似ていないか、場内に流れる女の幽霊の声が富子の声に似ていないかと、揺 さぶりをかける。だが谷は仙一郎が期待したような表情を見せない。
馬鹿馬鹿しくなって 谷を残して〈お化け屋敷〉の外に出ると、目の前に富子が向かってくるのを目撃する。 思わず逃げ出す仙一郎は、富子に呼び止められる。叔父さんと叔母さ んが家に来ているから迎えにきたと言う。富子は死んでいなかった。なぜ富子が自殺したと思い込んでいたのか仙一郎には分からない。

富子は帰り道の商店街を歩いているとき 時計店の前で、谷から以前に恋文をもらったが返事をせず、谷の自殺の原因ではないかと告げる。恐怖で固まった仙一郎は、ポケットの切符を数えてみると 7 枚あった。4 人で入ったから、残り6 枚なのに 7 枚だった。

「仲間」より
「お父さんはいつも僕の手を引いてロンドンの街を歩き、気に入った家を探していました。ある晩のこと、あの人に会い、あの人は少し酔っていましたが、蒼白い顔で、『私は永いこと、こんな風に煙草を吸う子供を探していた』というのでした。」

「孔雀」より
「ある晩、いきなり訪ねて来た男が刑事であったのには、富岡もおどろいた。十月二日の未明に、近くのM遊園地で、二十七羽の印度孔雀が殺され、その記事に一種の感動を受けているうちに、明る晩刑事が来たのだった。」

「月澹荘綺譚」より
「以下は私が老人から聞いた話である。勝造が月澹荘の生活に近づいたのは、侯爵家の嫡男の遊び相手としてであった。嫡男の照茂は、何一つ自分の手を汚そうとしなかった。蜻蛉を釣るにしても、勝造に釣らせて、それをただじっと見ている。」

「小説とはなにか」
柳田國男の「遠野物語」の一節を引き合いに出して「ここに小説があった」という。亡くなった曾祖母の葬式に、曾祖母本人が幽霊となって登場する場面を描いた「遠野物語」第二十二節。老女の葬式に人が集まり、喪の間は火の気を絶やさぬ風習で、囲炉裏端で火の番をしていると、裏口から足音がして、亡くなった老女が姿をあらわす場面。
「裾にて炭取にさわりしに、丸き炭取なればくるくるとまわりたり」という一節を激賞して、物語がどれだけ躍動感を得て、生き生きと世界観を展開しているかを述べている。「巻末に収録した『小説とは何か』-自決を直前にひかえた緊張の中で書かれた文学的遺書であると同時に、三島由紀夫による幻想文学マニフェストとして、後続世代に甚大な影響を及ぼした長編エッセイ」新潮社「波」に連載された最終回は昭和45年11月号。

怪談を中心にした短篇小説、エッセイ、評論をまとめたところから、三島由紀夫オリジナル単行本とは違った楽しみがある。

2017年3月14日 (火)

『安宅家の人々』

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『安宅家の人々』
吉屋信子の家族愛と夫婦愛、女同士の友情を描いた小説。1951年に『毎日新聞』連載、1952年に大映で映画化。

脚本は「せきれいの曲」の水木洋子、監督と撮影は「生き残った弁天様」の久松静児に高橋通夫。出演者は「死の街を脱れて」の船越英二に三橋達也、「西陣の姉妹」の田中絹代、「雪崩(1952)」の乙羽信子、「娘初恋ヤットン節」の三條美紀に、山村聡、小沢栄など。


ストーリー
安宅宗一は生れつきの精神薄弱者だったが、徹底的な善意の人間で美しい心を持っていた。元、安宅家の執事の娘国子が、その妻となっていたが、彼女は大変なしっかり者であったが、あくまでも宗一を良人と立て、親ゆずりの広大な家屋敷で、養豚場を経営して、安宅家を立派に護り通していた。宗一には異母弟で妾腹の子譲二があったが、彼は派手好きの我ままな放蕩者で、親から受けついだ財産はすべて失って、宗一の屋敷内の家へ移り住んできた。譲二の妻雅子は、夫が兄の宗一を馬鹿にしているのにひきかえ、その善良さを尊敬し、国子の仕事に協力した。譲二は更に事業に失敗し、その負債を嫂の国子に清算してもらって、養豚場の事務長の椅子を与えられたにも関わらず、使用人たちをおだてて、ストライキを企み、見事に失敗してしまった。譲二夫婦が去った後、国子は宗一が雅子を愛しはじめていたことに気がついたが、その宗一も事故で死んでしまった。安宅家の相続問題で、国子は再び譲二や親類の人々に苦境に立たせられるが、敢然としてたたかい、その全財産を投じて不幸な精神薄弱者に奉仕することを誓い、雅子も譲二と離婚して、国子に従うのだった。

監督 久松静児
脚本 水木洋子
原作 吉屋信子
撮影 高橋通夫
美術 柴田篤二
音楽 古關裕而

キャスト
安宅國子:田中絹代
安宅宗一:船越英二
安宅譲二:三橋達也
安宅雅子:乙羽信子
宇田川次枝:三條美紀
玉木雄二郎:山村聰
高橋:大泉滉
田邊:多々良純
宗一の従兄弟:小沢栄
おとく:本間文子
勇吉:菅邦彦
幸造:飛田喜佐夫
健作:宮嶋健之
獣医:見明凡太朗

⭐️⭐️⭐️
戦後の男性優位社会に対して、俗物と聖人を描いた。無垢の魂を持つ知的障害者、真の理解者との葛藤を通して、幸せの意味を問いかける。


2017年3月13日 (月)

「文豪怪談傑作選 吉屋信子集 生霊」(東峰夫編)ちくま文庫

『生霊』
別荘地に訪れた菊冶が、勝手に空き別荘に上がりこんで生活する。やがて管理人の爺さんに見つかるが、彼を「坊ちゃん」と呼んで一緒に山鳥を食ったりする。菊冶はとぼけて「坊ちゃん」のふりをした。翌日すぐに逃げ出す。しばらくしてやってきた別荘の持ち主母娘と管理人の爺さんが会い、「坊ちゃん」が戦死していたことを知る。娘は兄にそっくりだったその男(菊冶)に会ってみたかったと思うのだった。

高原のバンガローを去る「生霊」である主人公菊治が、世話になった爺さんのいる家の方に向かって『蔭ながら遠くから手を振る恰好をして、急ぎ足に通り過ぎて――菊治はやがて朝霧の中にその姿を没した』

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表紙絵は金井田英津子さんが「生霊」のワンシーンからインスパイア作画した。
http://www.chikumashobo.co.jp/special/bungokaidan/popup03.html?height=500&width=540

後半「鳥」シリーズ三作『鶴』『夏鶯』『冬雁』が収録されている。プロットが複雑で、哀愁と日本情緒に溢れて幻想味が微妙な余韻を残して終わる。『鶴』は川端康成が激賞した。『海潮音』はかなり不思議な奇妙な短篇。解説では久生十蘭との類似性が記されている。

▼ 吉屋信子は、少数の女が百メートル翔ぶよりも、多数の女たちが十センチ飛ぶことを望んだのだ。(p.126)

『文豪怪談傑作選 吉屋信子集 生霊』の収録作品一覧
生霊
生死
誰かが私に似ている
茶碗(碗は別字)
宴会
井戸の底
黄梅院様
憑かれる
かくれんぼ

夏鶯
冬雁
海潮音
【巻末資料〜関連エッセイ集】
私の泉鏡花
梅雨
霊魂
鍾乳洞のなか

本巻は朝日新聞社版『吉屋信子全集』未収録の短篇5篇、文庫初収録「茶碗」「宴会」「鶴」を除く全作品が該当する画期的な内容。吉屋怪談の代表作「鬼火」は収録されてないのは、現在唯一新刊で入手可能な講談社文芸文庫『鬼火・底のぬけた柄杓』に配慮している。

 

2017年3月12日 (日)

ビートたけし氏は自著『テレビじゃ言えない』(小学館新書)

 そもそも寄付もボランティアも自分の意思でやることなんで、他人や世間がアレコレ言うべきことじゃない。いくら売名だと言われようと、身銭を切っているのは事実だ。寄付自体が立派なことなのは間違いないよ。

 だけど、そもそもなぜ「誰がいくら寄付したか」みたいな情報がここまで世間に知れ渡っているのかって疑問はある。昔から寄付だとかボランティアってのは、世間にバレないようにコッソリやるのが当たり前で、それが美徳だったと思うけどな。寄付するのはかまわネェけど、「私は寄付しました」っておおっぴらに名乗るのは、何だか違う感じがするね。

 ニッポン人の「粋」ってのは、昔からそういうもんだったはずだぜ。時代劇なんか観てたってそうじゃない。人助けをして「おじさん、お名前は?」って聞かれても、「名乗るほどのもんじゃねェよ」って去っていくのがいい話だったわけ。誰かを助けるときには「オレからカネをもらったなんて絶対に言うなよ。みっともないから」っていうのが基本だったんだよな。

 それが今じゃ、振込用紙をネットにアップして「寄付しました~」ってアピールしてるバカがいる。せっかくいいことしてるのに、あんまり下品だから損しちゃうんだよね。

 そもそもボランティアってのは「気持ち」が大事なはずだからさ。「500万円」なら褒められて、「50円」だったらバカにされるってもんでもない。スポーツ新聞やらで、有名人の寄付の額がガンガン報じられるのも、なんか違うぞって気がするね。

 そういえば東日本大震災のときの寄付って、キチンと被災者のために使われてるんだろうか。オイラもそれなりに寄付したけど、その使い途がどうなってるのかまったくわからない。慈善団体にはもうちょっとわかりやすくカネの行方を教えてほしいもんだよな。じゃないと、今後同じようなことがあったときに「あれじゃあ役に立つのかわからない」「誰かが途中で抜いてるんじゃないか」って思われちゃうよ。

 ◇ビートたけし/著『テレビじゃ言えない』(小学館新書)より◇

ペンギンタロットの世界

ペンギンタロットはAmazonで販売中です。
オリジナルの日本語解説紙付き。限定800部、パッケージ内側部分にはシリアルナンバーが記載されています。
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「ペンギンタロット」の世界へ・・・ http://koinu.cside.com/


2017年3月11日 (土)

小冊子『熱風』3月号特集「辻 惟雄 ロング・インタビュー 奇想の誕生」

小冊子『熱風』3月号特集「辻 惟雄 ロング・インタビュー 奇想の誕生」

特集/辻 惟雄 ロング・インタビュー 奇想の誕生
私の愛でた奇想の画家たち


連載
第4回 丘の上に小屋を作る(川内有緒)
~「美しさ」を考える~
第6回 ガラクタWAR(いしいひさいち)
第2回 ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)20年史
 世界が、それをゆるさない。(大西健丞)
【<サツキとメイの家の10年>記念企画】
第16回 大工の棟梁 中村武司の木造建築造りの仲間たち(中村武司)
――16 建具屋 村上和繁
第13回 「ヨイトマケの唄」をめぐる旅
~美輪明宏と中村八大、三島由紀夫が生きた時代~(佐藤 剛)
――歌い継いだ坂本九、歌い継ぐ桑田佳祐Img_7706


2017年3月10日 (金)

新譜紹介

1. Temples / Roman God-Like Man
2. Temples / Mystery of Pop

ヴォルケーノ ヴォルケーノ
テンプルズ


3. Ed Sheeran / Eraser
4. Ed Sheeran / Castle on the Hill
5. Ed Sheeran / What Do I Know?

Divide - Deluxe Edition - [CD, Import] Divide - Deluxe Edition - [CD, Import]
エド・シーラン


6. Dirty Projectors / Winner Take Nothing
7. Dirty Projectors / I See You

ダーティー・プロジェクターズ ダーティー・プロジェクターズ
ダーティー・プロジェクターズ


8. Elbow / Grounds for Divorce (2008)

Seldom Seen Kid [Import] Seldom Seen Kid [Import]
エルボー

9. Pink Floyd / Another Brick in the Wall (Part I) (1979)

Wall (Remastered Discovery Edition) Wall (Remastered Discovery Edition)
ピンク・フロイド

10. Robert Glasper / Good Morning (2015)

Covered [CD, Import] Covered [CD, Import]
Robert Glasper

室生犀星『しゃりこうべ』

曝れ頭との問答というケッタイな掌篇。死について語られているんだけれど、視覚場面的にもインパクトがある。
詩句「ふるさとは遠きにありて思ふもの」で知られる詩人の室生犀星が書いた、シュールな哲学問答する短編小説『しゃりこうべ』は無用なアニメーションみたいな世界。(^_^)

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「もう止せ。」
「いえ、わたしはわたしの言うだけのことを、わたしの生きている間はみんなに言わなければならないのです。」

「あとの者どもはあれらに勝手にさせたらいいだろう。おれ一人に取り憑ついた宿命でおまえはもう沢山だろうからいいかげんに止せ。」

「あなたはしゃりこうべですもの――そんなことは言ったって言わなくたって、この世には何なんにもならないことだとそう思いませんか。」

「ふむ、なるほどおれはしゃりこうべだ。――だが、おまえもそれになってしまって、箸のさきでその頭の鉢を曾かつておれののを拾いあげたように、その子供らにつまみ上げられるだろう――だからいいかげんにしろ。」

「いえ、わたしはまだまだですもの。ほんとにまだまだだ――。」

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「迎えにゆくぞ、――」
「来られるものですか? 不吉な、そして用もないしゃりこうべさん。」

 かれはそこで又一つ、追いかぶさったように身ぶるいをした。

「その頭の鉢の地がだいぶ剥はげかかっているぜ、――風邪をひとつ冒ひいたってもうそれきりだと思うがよい、おれの見舞いにゆく前に、誰かが行っておまえのかたをつけてしまうだろう。」

「おどかしたってそりゃだめです。――このとおりわたしはありがたいことには、全くこのとおりにいきいきしているんでございますからね。」

「いや、ありがたいことにはそんなひまにも少しずつずり込んでくるような気がするからね、まああわてずにおれみたいになるんだね。」

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――あんなに永い間電燈の下で辛抱していたことも、ここまでくれば結局どんなに辛抱甲斐のあったことかもしれない――とそうかれはかれらしく考えるのである。だが、とうてい彼は彼らしい以外には何も考えることはできなくて、しまいにはかれはその以前の、かれのための宿命である――いまはそのしゃりこうべが何か言おうとするのを聞きすてるわけにゆかないのである。

底本:「文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子」ちくま文庫
『しゃりこうべ』初出:「中央公論」1923(大正12)年6月号

http://www.aozora.gr.jp/cards/001579/card53174.html

2017年3月 9日 (木)

初期バタイユ主宰雑誌『ドキュマン』

亀裂と不定形の思想家バタイユ像を現す。
『ドキュマン』とはドキュメント(参考資料、文書、文献)のことで、かなり異様な雑誌タイトル。創刊1929年に参加したのは、美術や考古学や人類学のアカデミックな研究者たち。やがて分野の異なるミシェル・レリス、ロベール・デスノス、ジョルジュ・ランブール、ロジェ・ヴィトラック、ジャック・バロン、ジョルジュ・リブモン=デセーニュ、アレホ・カルペンティエル、ジャック・プレヴェール、レーモン・クノーなど、シュルレアリスム・グループからの離反者である作家や詩人たちが参加する。

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雑誌第一号バタイユ「低次唯物論とグノーシス」が掲載されている。「人々は、監獄が看守から生まれたのか、看守が監獄から生まれたのかを知ろうと大騒ぎしていた」。物質は理性によって究極を限界されず、唯物論からは理性と存在は低次なものに従属できない。弁証法的唯物論から出発した、ヘーゲルの思想にも二元論があったという。

「アカデミックな馬」古典ギリシャ文明に馬は高貴な形態を持ち、イデアの完璧な表現の一つであったが、征服以前とのガリアの野蛮な文明には解体され、形態の狂乱となって怪物化した。高貴で明確な形態の動物と、醜悪なる怪物との間の、対立、承継、変換、変異、転換、止揚を語る。
「サン=スヴェールの黙示録」題名の書の解説で、文献的、詩的な拡張が多い。

「花言葉」花の美しさ、魅力、花言葉の愛の対象は、花の中の花冠にあるが、愛の機能は中心の醜い花芯にあることを語り、花冠の萎れと花の死の劇を語る

「人間の形象」コスプレ女性の図版がたくさん出てくるが、やがて彼女達は肯定されていく。

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「プリミティヴ・アート」幼児アートの第一の変質は紙や壁を塗りつぶして、第二の変質は馬、頭部、人間の形象となるが、第三の変質では破壊される。新たな想像できれば近似的な形象化に至るが、多くの幼児と未開民族にも生じなかった。

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図版「ドキュマン」原著

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図版「ドキュマン」原著はネットで閲覧でき「gallica」を検索して「Documents  BATAILLE」を入力すると、一番上にgが出る。右下をクリックすると「ドキュマン」2年分が現わす。フランス語は分からなくても多様な異色図版を眺められる。
バタイユいわく「低い唯物論」の図鑑は、視覚体験から入ることもできる。
人間と自然界の非論理的な力、その発露への注目と肯定ということになるだろうか。
http://gallica.bnf.fr/m/Search;jsessionid=0C57ED6DBAE3481745DF7737CEDA7002?q=Documents+%E3%80%80BATAILLE

バタイユは秘密結社「アセファル(無頭人)」を創設して、森の中で儀式を続けた時期がある。交流があった岡本太郎の著書の中にも、バタイユと森の中でなんらかの儀式をした事が書かれている。共通点は『眼球』に特別な意識を向けて描かれる。通常人は頭で考えて行動しているが、『無頭人』はどこに意識があるのか。「頭なし」の人間共同体を追求することは悲劇を追求することである。その新しい意識の場所を『眼球』などに象徴させて、意識をどの位置に置けばよいか問う秘密結社だったのだろうか。
「アセファル」は西欧の神学的共同体構想へのアンチテーゼする団体で、悲劇的なものを体験することで、世界を大地へ開けさせようとしていた。

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バタイユは秘密結社「アセファル(無頭人)」を創設して、森の中で儀式を続けた時期がある。交流があった岡本太郎の著書の中にも、バタイユと森の中でなんらかの儀式をした事が書かれている。共通点は『眼球』に特別な意識を向けて描かれる。通常人は頭で考えて行動しているが、『無頭人』はどこに意識があるのか。「頭なし」の人間共同体を追求することは悲劇を追求することである。その新しい意識の場所を『眼球』などに象徴させて、意識をどの位置に置けばよいか問う秘密結社だったのだろうか。
「アセファル」は西欧の神学的共同体構想へのアンチテーゼする団体で、悲劇的なものを体験することで、世界を大地へ開けさせようとしていた。

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2017年3月 8日 (水)

バタイユの非生産概念

人間が生きるうえで真の目的は、非生産的な消費にこそある。奢侈、葬儀、戦争、祭典、豪奢な建造物、遊戯、見世物、芸術、生殖からそれた性行為など。
しかし西欧近代の社会では生産と蓄積という、手段の地位活動を重視してきた。

これら消費へは生産に貢献するように指導してきたのは、資本家階級であった。それに対する労働者の内部には、破壊転覆の力が沸騰している。この force Compelling(強制力)は社会に対して、劇的な動乱を展開するようにする。
そんな階級闘争が、壮大な非生産的消費なのだとバタイユは語る。

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「物質世界は戯れでしかない、労働などでは断じてない。生産工場のごとく表現されている世界は、有神論者と観念論者の世界なのだ」【草稿より】

沸騰状態が人間の真の目的であり価値であるのは、そこで人間が何にも従属せずに生きられるということである。バタイユにとっては西欧近代が引き裂かれて、非西欧が現出する時空が重要だった。この時空は革命だけでなく、神秘的体験でもよいわけだ。『無神学大全』を形成した後に、バタイユの視点は戯れの世界の方に置かれてしまうのだ。

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消える仕事 残る仕事

たとえばバーテンダーの仕事。これがコンピューターに代わられる確率は77%—。そんな大胆予測を披露した論文が全世界で話題。凄まじすぎる「雇用の未来」。

機械が奪う職業上位ランキング

小売店販売員
会計士
一番事務員
セールスマン
一般秘書
飲食カウンター接客係
商店レジ打ち係や切符販売員
箱詰め積み降ろしなどの作業員
帳簿係などの金融取引記録保全員
大型トラック・ローリー車の運転手
コールセンター案内係
乗用車・タクシー・バンの運転手
中央官庁職員など上級公務員
調理人(料理人の下で働く人)
ビル管理人

上位15位を抜粋。引用:ダイヤモンドオンライン。

反対に自動化されるリスクが低い職業として、消防士、歯科医、医師が挙げられる。他にも栄養士、精神科医、足治療医、薬剤師など、ヘルスケア関連の職業もリスクが低い。
http://a.excite.co.jp/News/odd/20170213/Karapaia_52233761.html


オックスフォード大学が認定 あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40925

資本自体が小さくてもそのカロリーが濃厚なものをイメージしていただきたい。そのような意味において自然資本(大気、水、森林、河川、海岸・海洋、土壌、地熱その他)、社会資本(道路、交通機関、上下水道、電力、ガス、など)、制度資本(教育、医療・健康、金融、司法、行政、など)、そして関係資本(人的関係資本。家族・親友といった人間関係)を根底から組み替えていくような技術や制度設計の刷新をイノベーションという。
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/11311145/

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2017年3月 7日 (火)

『大天使のように』バタイユ

『大天使のように』バタイユ

罪深い無限
無限のひび割れた器
果てしない廃墟

私をやんわり押しつぶす無限
私は緩む
宇宙は有罪だ

翼持つ狂気 私の狂気が
無限を引き裂く そして
無限が私を引き裂く


私は孤独だ
盲人たちにはこの文句が読めよう
果てしないトンネルに似た文句が

私は無限の中に落ち込む
無限はそれ自体のなかに落ち込む
それは私の死よりも黒い

太陽は黒い
一個の存在の美は穴倉の底
決定的な夜の叫び

光のうちにそれを凍らす
戦慄を愛ずるものは
夜の欲望

(生田耕作訳)

「奢灞都館」は生田耕作さんがフランス異端文学の紹介に努めて自著作を出版した。「低俗と量産の時代に、敢て問う誇り高き少数者の声。瓦礫文化の底から、埋れた結晶群の美を探る〈反時代的〉コレクション。細心の編集と瀟洒な造本で贈る」。創始者の生田さは昭和文芸界の中に粋で確固たるフィロソフィーのある人物で、様々な活動や生き方はエレガントで、ジャーナリズムに迎合する文芸界に愛想を尽かして、渋沢龍彦や土方巽ほかの盟友と袂を分かち、東京中心ジャーナリズムと距離を置いた。


「人工知能に仕事を奪われ職に就けるのはたった1割!?」

『人工知能と経済の未来――2030年雇用大崩壊』井上智洋(文春文庫)

将来汎用AIが普及することで、作家などのクリエイティブ系、経営者などのマネージメント系、介護師、保育士などのホスピタリティ系を除く仕事は機械が奪って、大部分の人は失業してしまう。
その利益を一部の資本家だけが独占するのか、共存するのか経済学から考察する。

第1、2章では人工知能(AI)のテクノロジーが現状どのようになっているのかを解説して、第3章でAIが雇用を奪うのかどうか、第4章では「第4次産業革命」が第2の「大分岐」をもたらす可能性、純粋機械化経済における雇用の未来について、第5章でベーシックインカムの導入によるユートピアについて展望している。

もしも純粋機械化経済が人間の仕事を肩代わりして、生産力が上がってベーシックインカムで、悠々自適に暮らせるのなら、「希少性の経済学」が没落して「過剰性の経済学」が支配する未来が開ける。クリエイティヴィティ系(創造性)、マネージメント系(経営・管理)、ホスピタリティ系(もてなし)の分野が、人工知能とどのように関わりのか興味深い。

『人工知能と経済の未来』<目次>
はじめに
第1章  人類vs機械
第2章  人工知能はどのように進化するか?
第3章  イノベーション・経済成長・技術的失業
第4章  第二の大分岐~第四次産業革命後の経済
第5章  なぜ人工知能にベーシックインカムが必要なのか?
おわりに


後書きでは有用性にしか尊厳を見出せない、近代人をジョルジュ・バタイユが批判した例「天の無数の星々は仕事などしない。利用に従属するようなことなど、なにもしない」ことに触れている。
バタイユの経済学は「経済」の枠を超えて、広い社会-経済の領域をその範疇に捉えている。

「過剰とは、世界が至高なありようをしているときにはどのようであるかを示す徴、突然強調されて現れる徴なのだ」(バタイユ『内的経験』)。

「まず自由なエネルギーが放出される。これは太陽エネルギーである(地球のエネルギーでもある)。この自由なエネルギーは、一つまたは複数のシステムで獲得できる。このシステムは最後にはエネルギーを再び放出する。こうして、植物は太陽エネルギーを吸収し、動物に食べられ、動物は人間のための仕事をし、やがて人間に食べられる。エネルギーと同じように、人間の糧は労働のうちでもたらされる。」(バタイユ「1941年から1943年の構想と断章」)

人間の思考のあり方を問い、その限界の彼方を指し示したバタイユは、西欧文明の理性体系に対して、「非知」「好運」を掲げて果敢に挑んだ。

人工知能とベーシックインカムがかたちづくるユートピア『人工知能と経済の未来』著者、井上智洋氏インタビュー
http://synodos.jp/newbook/18674Img_7574


2017年3月 6日 (月)

心と体を癒す「笑いにまさる良薬なし!」

笑いのある環境が自然治癒力を高めるという。 笑いは神経系、循環系、内分泌系、免疫系をはじめとする人体の様々な器官に深い作用をおよぼす。 漫才や喜劇を見て心底から大笑いをした後には、ウイルスや癌をやっつけるナチュラルキラー(NK)細胞という免疫細胞の働きが大幅に活性化したという実験もされている。

 (1) 大笑いによってリラックスすると、自律神経の働きが安定する。
 (2) 強力な鎮痛作用をもつエンドルフィンという神経伝達物質が増加して痛みを忘れる。
 (3) 情動をつかさどる右脳が活性化されて、ストレスで左脳を使う人にとって、リラックス効果がある。

「脳内麻薬」が約20種類発見されており、「自前の麻薬」なので余計な主作用や中毒性は皆無である。
自然治癒力の賜物。 エンケファインの作用はモルヒネの約10倍、エンドルフィンは約100倍、ダイノルフィンは約150倍あるという。 このうちエンドルフィンは針麻酔や気功麻酔の作用物資であることが証明されて認知されている。

更に笑うと副交感神経が優位になり、心身の緊張がとけて血液中にエンドルフィンが増加して、唾液分泌が旺盛になって内臓の活動が活発となり免疫系も高くなる。ウイルスなどが「自然消滅する」理由がここにある。
人の体内では、毎日約三百個の「ガンの芽」が発生している。しかし約50億個あるといわれるNK細胞が、「ガンの芽」を破壊している。緊張が継続している生活、不安や心配事を絶えず抱えてストレスを解消できないと、絶えず交感神経が優位となり、NK細胞も劣勢化してしまう。

『笑いと治癒力』ノーマン・カズンズ (岩波現代文庫) によれば、
1.白血球のナチュラルキラー細胞が活性化することでガン細胞が死滅する
2.血糖値が低下する。
3.アドレナリンというホルモンが増加するため、脳や全身の血流が上がる。
4.セロトニンというホルモンが増加するため、心が和み鬱の改善となる。
5.インターロイキン6という物質が増加するため、痛みがとれる。
という病への笑いの治癒力が実践されている。

心と体を癒す「笑いにまさる良薬なし!」
「一回笑うと十年若返る。百回笑うと万福が来る」
「笑う門に福来る」といわれるように、邪気を追い払う効果もあるそうだ。
「気の呼吸」の実践ともつながって、「呼吸」の「呼」となり、大いに「吐く」ことにであり、大いに気を「吸」う。自然に明るい前向きの「気」持ちとなる。
これらは「マトリックス」にも描かれた 「気」のせいであると考えられる。

日本の現金主義が突出

世界の主要国・地域のなかで日本の現金主義が突出している。

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http://www.nikkei.com/article/DGKKZO13391290W7A220C1NN1000/

国際決済銀行(BIS)の2015年時点の最新統計をもとに日銀が分析したところ、日本で流通する現金残高は名目国内総生産(GDP)の19.4%となり、2位の香港(15.5%)を大きく引き離してトップだった。現金決済やタンス預金の比重が大きいことが背景にある。

2017年3月 5日 (日)

「夏の感触」アルチュール・ランボー

 夏の青い黄昏時に 俺は小道を歩いていこう 
 草を踏んで 麦の穂に刺されながら
  足で味わう道の感触 夢見るようだ
  そよ風を額に受け止め 歩いていこう

  一言も発せず 何物をも思わず
  無限の愛が沸き起こるのを感じとろう
  遠くへ 更に遠くへ ジプシーのように
  まるで女が一緒みたいに 心弾ませ歩いていこう

アルチュール・ランボー(Jean Nicolas Arthur Rimbaud, 1854年10月20日 - 1891年11月10日)19世紀のフランスの詩人、貿易商人。象徴主義の代表的な詩人ランボオ。
主な作品に散文詩集『地獄の季節』『イリュミナシオン』など。天才詩人は1870年前後に普仏戦争とパリ・コミューンで揺れるフランスに彗星のように現れて、短い青春を燃え尽きるようにして生きた。

海賊船の展示

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海に出るために造られた道具。


2017年3月 4日 (土)

ロートレアモン 『マルドロールの歌』

「神よ、願わくば読者がはげまされ、しばしこの読みものとおなじように獰猛果敢になって、毒にみちみちた陰惨な頁の荒涼たる沼地をのっきり、路に迷わず、険しい未開の路を見いださんことを。読むにさいして、厳密な論理と、少なくとも疑心に応じる精神の緊張とを持たなければ、水が砂糖を浸すように、この書物の致命的放射能が魂に滲みこんでしまうからだ」「ぼくは鋭い刃のナイフを握って、二枚の唇のあわさっている肉を切り裂いた」 第一の歌より

「ぼくはは見てきた、我が生涯を通じて、一度の例外も無く、狭い肩幅の人間どもが、数多い愚かな行為を行うことを、奴らの同類を愚かにして、あらゆる手段で魂を堕落させるのを。奴らは、この行為の動機を栄光と呼ぶ。

嵐よ、竜巻の妹よ。ぼくはその美を認めないが、蒼い天よ。偽善者の海よ、ぼくの心の似姿よ 。謎を秘めた大地よ。星々の住人よ。全宇宙よ。全宇宙を壮麗に創りし神よ、ぼくが証言を求め ているのは君なのだ。善良なる人間を誰かひとり、このぼくに見せてくれ!  いや、それよりも、君の加護でおれの生まれながらの力を10倍にするのだ。なぜなら、この怪物の光景に、ぼくは驚愕のあまり死にそうだ。これを見れば誰でも死ぬだろうさ。

老いたる大海原よ、君は自己同一性のシンボルだ、いつも、君は君自身なのだ。君は、根本から変わることは無い、どこかで波が荒れ狂っていても、どこかは完全に凪いでいる。君は人間どもとは違う、人間どもは、2匹のブルドッグが首に噛み付き合おうとするのを見ようと道に立ち止まるのに、葬列が通り過ぎるときには立ち止まろうともしない。朝は機嫌が良いのに、夕べには不機嫌になる。今日笑えば、明日は泣く。老いたる大海原よ、ぼくは君を讃えよう。」 第一の歌より

「マルドロールのあの第一の歌はどこへ行ってしまった のか、ベラドンナの毒葉がいっぱい詰まった彼の口が、 もの想いの束の間にもあの怒りの国々をとび越えて洩れ 行くがままに洩らした時以来、あの歌はどこへ行ってし まったの? 誰も正確には知らない。木も風も、あの歌 を隠してしまったわけではない」第二の歌より

第二の歌はどんな詩人の歌より美しい。だがマルドロールが造物主の彫像を見たとたん、怒号を浴びせはじめる。言葉は自動筆記のように、地中はおろか、天界の意図までひっくりかえす。
第三の歌は、憤怒の奥から繻子のような透明な声で一人で人類を向こうにまわす。

「あの天使の性質を持った想像上の人物たちの名前を思 い出そうではないか。第二の歌を書いているあいだ、おれのペンが彼ら自身から出る光に照らされて輝きながら脳髄から引っぱり出したあの者たちを。彼らは生まれ出るや否やたちまち消えてしまうので、目が追いかけるのに苦労するあの火花のように、燃える紙の上で死んでしまう」第三の歌より

第四の歌は、ロートレアモンとマルドロールがカインとアベルのように交える。
第五の歌は、絶望の淵を旋回して絶顛に向かっていく錯乱の裡にさまよった夢の記述だろうか。

第六の歌は、もはや邪悪を装うとも呪詛をこえる鎮魂が押し寄せている。
サルバドール・ダリ 「マルドロールの詩」(1934年作)
http://www.ddart.co.jp/leschantsdemaldoror.html

第六の歌の主人公、イギリス少年のメルヴァンが登場する場面の有名な詩句「彼は一七歳と四か月だ!そしてなによりも、ミシンと洋傘との手術台のうえの不意の出逢いのように美しい!」という場面が描かれている。詩句とは直接関係のない、ダリ自身の潜在意識に根ざした画面となっていることから、詩句の中のこの場面は、自信家ダリの独創的なイメージさえ支配してしまうほどの強烈な衝撃力を持った根源的な霊感源であったことを物語っている。

ロートレアモン伯爵(Le Comte de Lautréamont, 1846年4月4日 - 1870年11月24日)フランスの詩人、本名はイジドール・リュシアン・デュカス(Isidore Lucien Ducasse)。フランスから1839年にウルグアイのモンテビデオに移住し、後に領事館の副領事となった父フランソワと母ジャケットの間に生まれる。13歳で帰国後父の出身地タルブ及びポーのリセにて学生生活を送る。学校を出た後一時ウルグアイの父の元に身を寄せていたが作家を志して再びパリに戻り、1868年に突如、彼の名を後世に残すこととなる問題作『マルドロールの歌・第一歌』を匿名(「***」と表記されていた)で出版した。当初第一歌にはそれほどの反響は無かったが、翌1869年に完成した全六歌を印刷費用400フラン全て自己負担し「ロートレアモン伯爵」名義で満を持して出版しようとしたところ、出版社だったラクロワ社はこの過激な内容では当局による発禁勧告は必至と二の足を踏み、結局全六歌の出版は中止となってしまった。彼はボードレールの『悪の華』を出版した実績のあるプーレ=マラシにベルギーとスイスでの出版を依頼したが、これも結局実現しなかった。しかしながら彼はそんな困難な状況を意に介さず立て続けに新作詩『ポエジー』を執筆。1870年4月に今度は本名イジドール・デュカス名義で出版にこぎつけるが、6月に第二集を出版した直後居住先のホテルで謎の死を遂げた。享年24。自殺説はもちろん政治運動に関わっていたが故の暗殺説もあるが、当時は普仏戦争によるパリ包囲の真っ最中で、研究者の間では混乱の中の食糧不足と疫病の流行が彼の死の要因となったのではないかという推測が有力である。遺体は現在のモンマルトルの墓地に収容されたが、後に行われた区画整理の際に行方が分からなくなってしまっている。後、20世紀に入ってから、詩人アンドレ・ブルトンによって「マルドロールの歌」「ポエジー」が再発表され、特にシュルレアリスム文学や絵画に大きな影響を与えている。
近年、新しい テキストがつぎつぎ翻訳されて、謎めいたロートレアモンの研究がなされている。

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『マルドロオルの歌』 Les chants de Maldoror (翻訳):青柳瑞穂 木馬社 1952『マルドロールの歌』(翻訳):栗田勇 現代思潮社 1960 改訂版:1974
『マルドロールの歌』(翻訳):藤井寛 福武文庫 1991/10
『マルドロールの歌』(翻訳):前川嘉男 集英社文庫 1991/4
『ロオトレアモン詩集』 Lautreamont(翻訳):青柳瑞穂  :ほるぷ出版 1982/10
『ロートレアモン詩集』 Ed/(翻訳):渡辺広士 思潮社古典選書1968

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『ロートレアモン全集』 (翻訳):栗田勇 人文書院 1968
「マルドロールの歌」 「詩学断想」 「資料」
『ロートレアモン全集』 (翻訳)::渡辺広士 思潮社 1969 新装版:1994/10
「マルドロールの歌」 「ポエジー未来の書の序文」 「イジドール・デュカスの手紙」 「出生証明書・死亡証明書」

『ロートレアモン伯爵イジドール・デュカス全集』 Isidore Ducasse/comte de Lautreamont (翻訳):豊崎光一 白水社1989/9 「マルドロールの歌」 「ポエジー」 「書簡」 「マルドロールの歌(1稿)」
『ロートレアモン全集 -イジドール・デュカス』 石井 洋二郎 (翻訳) 筑摩書房2001/3  「マルドロールの歌」 「ポエジー」 「イジドール・デュカスの書簡」 「マルドロールの歌第1歌」 「参考資料」
高度に凝縮された反逆と呪詛の叫びを残して24歳で夭折した詩人の極限に紡がれたテクストを明晰な新訳である。実証的伝記研究をふまえた註解を付した 672 頁に及ぶ翻訳の力技ともいえる大冊は圧巻。
同書はちくま文庫より『ロートレアモン全集 』石井 洋二郎 (翻訳) として、註解を簡略して刊行されている。こちらは軽量だが充実した翻訳書。ロートレアモンの作品はこれ一冊に全て収納されている。

港を飛行している。

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2017年3月 3日 (金)

新譜紹介

1. The Orwells / Buddy
2. The Orwells / M.A.D.
3. The Orwells / Last Call (Go Home)

Terrible Human Beings [CD, Import] Terrible Human Beings [CD, Import]
Orwells


4. VANT / Peace & Love
5. VANT / Parking Lot

Dumb Blood [CD, Import] Dumb Blood [CD, Import]
Vant


6. Ryan Adams / Do You Still Love Me?
7. Ryan Adams / Haunted House
8. Ryan Adams / To Be Without You

Prisoner [CD, Import] Prisoner [CD, Import]
ライアン・アダムス


9. James Blake / The Colour in Anything (2016)

The Colour In Anything (CD) [CD, Import] The Colour In Anything (CD) [CD, Import]
ジェイムス・ブレイク

10. James Brown / Cold Sweat (1967)

コールド・スウェット [CD, Limited Edition] コールド・スウェット [CD, Limited Edition]
ジェームス・ブラウン


11. Thundercat / Where I'm Going
12. Thundercat / Uh Uh
13. Thundercat / 3AM
14. Thundercat / Hi (feat. Mac Miller)

Drunk [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC542) Drunk [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC542)
サンダーキャット


15. Robert Glasper / Good Morning (2015)

Covered [CD, Import] Covered [CD, Import]
Robert Glasper

2017年3月 2日 (木)

SIGHT 65号 総力特集:電力が足りているのに原発を再稼働。その欲望が怖い

SIGHT 65号 総力特集:電力が足りているのに原発を再稼働。その欲望が怖い

3.11以降の世論調査では常に6割の人が脱原発を支持している。さらに福島第一原発事故のあと、原発がなくても日本の電力供給が崩壊するわけではないことを、数年間の現実が証明している。
それでは何故、日本はいまだに原発をやめることができないのか?


原発をなくすためには、「世間が望む福島」と「現実の福島」のズレに向き合わなければならない
開沼 博 社会学者/立命館大学准教授

「原子力立国」の崩壊を認められない政府と電力会社が、国民にツケを払わせている
吉岡 斉 九州大学教授

脱原発が導く、明るく正しい世界の在り方を示さなければならない
坂本龍一

日本人の頭と実力と勤勉さがあれば世界の電力供給を変えるぐらいの明るい未来はある
田中秀征 民権塾主宰/元経済企画庁長官

「脱原発区長」が5年をかけて実現した、原発に頼らない地域生産型エネルギーが示す革命の一歩
保坂展人 世田谷区長

絶対に採算の取れない原発ビジネスを回し続ける、「原発マネー」の呪縛を絶たねばならない
中野洋一 九州国際大学教授

日米関係を歪め続け、それでも原発をあきらめない歪んだ欲望を止めなければならない
猿田佐世 新外交イニシアティブ事務局長/弁護士

総論対談:一人称で語らない上から目線の「正義」はもういらない
内田樹 哲学者・神戸女学院大学名誉教授/武道家・凱風館館長
×
高橋源一郎 文芸評論家・作家/明治学院大学教授

連載
連載インタヴュー:北野武 『人気』を語る
マンガ いしいひさいち「ガラクタの世紀」
小説 小田嶋隆 小田嶋隆の「私物小説」
国際政治 酒井啓子 目からウロコの中東の常識・非常識「中東ABC」
エッセイ 斎藤美奈子 「君よ知るやニッポンの産業遺産」
SIGHT LINE:Gerd Ludwig

http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/143599Img_7494


2017年3月 1日 (水)

宮崎駿さん長編アニメ監督引退を撤回

「ちょっと宮崎駿の話をしちゃいますね。彼はシナリオを書かない。いきなりストーリーボード(絵コンテ)から描きはじめる。それでいきなり2時間ぐらいのものを描くんですよ。何でシナリオを書かないかというと、絵として自分の描きやすいものを優先するからなんですよ。僕はそう思ってますね。」鈴木敏夫
http://m.huffpost.com/jp/entry/14997282

長編アニメーション制作は個人的な熱い想いだけではなく、祭り事に相応しい集団の特異なる達成感。これは神憑りといっても過言ではない、脳内エンドルフィンが溢れる試練なんだわ。(^◇^)
https://this.kiji.is/207746906230703612

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羽衣ストーブ館

  • 静岡新聞 2001年5月22日記事
    フランスを中心としてヨーロッパで製造されたアンティークストーブ100点以上はひとりの日本人個人によって南仏を中心に長期コレクションされたものであります。 ◆南仏より海を渡ってやってきたアンティークストーブ100台たちは清水港へ上陸して、東海大学社会教育センターに移築した江戸時代に作られた曲り屋の屋敷のなかに展示された。 ◆鋳物ストーブ100台たちは、その後も数奇な運命をたどることになる。
フォト

22カードの意味

  • _0 愚者
    タロットアルカナの22枚には、世界の変化を表すことが記されています。カードの意味を知るには、図案のもつ表のイメージから解放されることが大切です。

オンライン状態

ペンギンタロットの原画

  • 0の愚者から21の宇宙(世界)まででひとつの話が結ばれる
    兆しを理解して現実なるものを深くたのしく感知する訓練カードです。 タロットを機能させるには慣れ親しむことからはじまります。 まだ目には見えていない物事や潜在的な事柄を導き出す道具でもあります。 各アイコンをクリックすると、21のカードが観れます。