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2017年3月 8日 (水)

バタイユの非生産概念

人間が生きるうえで真の目的は、非生産的な消費にこそある。奢侈、葬儀、戦争、祭典、豪奢な建造物、遊戯、見世物、芸術、生殖からそれた性行為など。
しかし西欧近代の社会では生産と蓄積という、手段の地位活動を重視してきた。

これら消費へは生産に貢献するように指導してきたのは、資本家階級であった。それに対する労働者の内部には、破壊転覆の力が沸騰している。この force Compelling(強制力)は社会に対して、劇的な動乱を展開するようにする。
そんな階級闘争が、壮大な非生産的消費なのだとバタイユは語る。

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「物質世界は戯れでしかない、労働などでは断じてない。生産工場のごとく表現されている世界は、有神論者と観念論者の世界なのだ」【草稿より】

沸騰状態が人間の真の目的であり価値であるのは、そこで人間が何にも従属せずに生きられるということである。バタイユにとっては西欧近代が引き裂かれて、非西欧が現出する時空が重要だった。この時空は革命だけでなく、神秘的体験でもよいわけだ。『無神学大全』を形成した後に、バタイユの視点は戯れの世界の方に置かれてしまうのだ。

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