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2017年8月31日 (木)

●『ピンク・フロイド全記録』 グレン・ポヴィ

この『ピンクフロイド全記録』ドキュメントで、興味深かったのは映画音楽の制作である。大成功して躍進中の大監督と、無名の新人監督とのサウンド・トラック作業が対照的な結果を導き出した。

彼等は二週間くらいのスタジオワークで、映像に対してどこまでアプローチするのか、困難と坐礁の中で産まれたり中絶させられたりする現実に挟まれた。収録スタジオのスタッフからのピンク・フロイドに対するコメントがいい。
そうやって映画サントラ音楽『モア』『砂丘』『雲の影』などは、音楽的に未完成な作業と現実工程の中で創作されたものだが、譲れない環境の中で創作された素材は、後ほど大作への骨格や一部に組み込まれていくのだった。

『Echoes』や『The Dark Side of the Moon』といった複雑な構成要素を組み込んで、アルバムとして完成されたのは、ピンク・フロイドにおけるサントラ制作から総合プロデュース経験値が活かされていると推測される。残された音源と記録ドキュメントが語る。

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●『ピンク・フロイド全記録』
著 者:グレン・ポヴィ
翻 訳:池田聡子
監 訳:ストレンジ・デイズ
発 売:2017 年8 月31 日
体 裁:A4 /並製/ 448 頁
価 格:本体5500 円+税【完全限定2000部】
発 行:スペースシャワーネットワーク
http://www.sonymusic.co.jp/artist/PinkFloyd/info/485729

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<主要コンテンツ(概略)>

[63〜 67年]
黎明期そして『夜明けの口笛吹き』
シドバレットの登場

[68 〜 71年]
サイケデリックからプログレッシブロックへ
『原子心母』の時代

[72 〜 76年]
『狂気』『炎』
飛翔伝説〜ゆるぎなきスターダムへ

[77 〜 85年]
『アニマルズ』『ザ・ウォール』
〜ロジャー・ウォーターズの時代

[85 〜 04年]
『ファイナルカット』『鬱』『対』
〜デイヴ・ギルモアの時代

[05 〜 15年]
『光』『エンドレスリバー』
〜再会そして終焉

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・メンバー・ソロ・キャリア全掲載・解説
・ディスコグラフィー全作品・詳細解説

グレン・ポヴィ<著者プロフィール>
ピンク・フロイドのファンジン「ブレイン・ダメージ」の創設者で1985 〜 93 年までの本誌の編集長を務める。著 書には『Pink Floyd in Flesh:The Complete Performannce History』(St.Martin Griffin 刊) 『Echoes』(Chicago Review Press 刊)があり、ピンクフロイド史研究家として世界的な権威。現在もMojo、Record Collector、Classic Rock などの主要音楽誌へ寄稿。またアーティスト・マネジメントやツアー・プロダクションなども手掛け、音楽産業でも活躍中。現在・英ハートフォード州在住。
http://amass.jp/91508/

筒井康隆さん、YouTubeで自作曲歌う

「文學界」9月号掲載の短篇小説「漸然山脈」(筒井康隆)の挿入歌「ラ・シュビドゥンドゥン」が作詞作曲と歌を筒井康隆、ピアノ演奏山下洋輔で実現。
https://youtu.be/6MduyOCa36M

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筒井康隆さんtwitterより
「久しぶりに新たな小説の着想を得た。絵画や音楽の世界に小説は追いついていないのではないかと思ったのが最初である。絵画には抽象絵画が五万とあるし、音楽にはジョン・ケージをはじめ日本では武満徹を嚆矢とする現代音楽が沢山ある。しかしこれに相応する小説というのは、確かにだいぶ近づいていると思えるものもあるにはあるが、小説のほんの一部分であったりして、完全に絵画、音楽に肩を並べたと言えるものはない。
ではわしが書いてやろうではないかと思いついたのである。これを小説でやるには完全なディコンストラクションが必要である。文章のみならず言語すべてにわたって再構築しなければならぬ。」
「…山下洋輔が綺麗な楽譜を送ってきてくれた。前奏ができたので送っておいたのだ。…」
「六本木のスタジオへ。ここはいつも山下洋輔が練習に使っているところで、グランドピアノがある。すでに山下氏や武藤旬編集長や、村松Gはじめ顔なじみのジャムライスの面面、それに文藝春秋の動画撮影班が来てくれている。稽古らしきもの一回と本番らしきもの三回で終ってしまった。…思い返せば山下氏のピアノで歌ったのは初めてだったのだ。」

筒井康隆
《「ラ・シュビドゥンドゥン」がYouTubeで公開された。朝日の大上朝美に見せたところ吃驚して、新聞のコラムと朝日デジタルで記事にしてくれるらしい。「漸然山脈」が好評なので、次回作にとりかかる。》


この映像を見て「ラ・シュビドゥンドゥン」って、一体何だ?と思ったら、筒井康最新作「漸然山脈」を読んでみたくなる。作品挿入歌なので「漸然山脈」を読んだら、音楽アイディア真の凄さが漸然脈々と伝わる名曲となっている。

こうして掲載された「文學界」9月号の購買もとんとん上がっていく。メディアミックスに作者自身が発想して、音楽創作を演じる試み。
http://www.asahi.com/sp/articles/DA3S13110114.html

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ジャコメッティ展

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国立新美術館開館10周年
ジャコメッティ展

展覧会ホームページ:http://www.tbs.co.jp/giacometti2017/


スイスに生まれ、フランスで活躍したアルベルト・ジャコメッティ(1901-1966年)は、20世紀のヨーロッパにおける最も重要な彫刻家のひとりです。アフリカやオセアニアの彫刻やキュビスムへの傾倒、そして、1920年代の終わりから参加したシュルレアリスム運動など、同時代の先鋭的な動きを存分に吸収したジャコメッティは、1935年から、モデルに向き合いつつ独自のスタイルの創出へと歩み出しました。それは、身体を線のように長く引き伸ばした、まったく新たな彫刻でした。ジャコメッティは、見ることと造ることのあいだの葛藤の先に、虚飾を取り去った人間の本質に迫ろうとしたのです。その特異な造形が実存主義や現象学の文脈でも評価されたことは、彼の彫刻が同時代の精神に呼応した証だといえましょう。

またジャコメッティは、日本人哲学者である矢内原伊作(1918-1989年)と交流したことでも知られ、矢内原をモデルとした制作は、ジャコメッティに多大な刺激を与えました。

本展覧会には、ジャコメッティの貴重な作品を所蔵する国内コレクションのご協力も仰ぎつつ、初期から晩年まで、彫刻、油彩、素描、版画など、選りすぐりの作品、132点が出品される予定です。

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会 期 2017年6月14日(水)~9月4日(月) 毎週火曜日休館
会 場 国立新美術館 企画展示室1E
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
主 催 国立新美術館、マーグ財団美術館、TBS、朝日新聞社
共 催 東急エージェンシー、ソニー・ミュージックエンタテインメント
後 援 スイス大使館、フランス大使館、BS-TBS、J-WAVE、TBSラジオ

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2017年8月30日 (水)

ピンクフロイド デビュー50周年

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2001年、東芝EMIよりリリースされたピンク・フロイドの紙ジャケ12タイトルはトータル15万枚超の爆発的なセールスを記録して完売となり、以来長年にわたって再紙ジャケ化が望まれてきたが、マネージメントからの許諾が降りず、これまで実現には至らなかった。

今回は2016年に全カタログがソニーに移籍したことを機に、度重なる交渉を経て日本のみ紙ジャケット仕様でのリリースが決定。『夜明けの口笛吹き』から『ファイナル・カット』までの12タイトルは約16年ぶり、『鬱』『対(TSUI)』は10年ぶり、『永遠(TOWA)』は初の紙ジャケ化となる。

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今年、“デビュー50周年”を迎えた英プログレッシヴ・ロック界を代表するグループ、ピンク・フロイド。
デビュー作『夜明けの口笛吹き』(1967年)からピンク・フロイド名義の最終作『永遠(TOWA)』(2014年)に至るまでの全軌跡を詳細に振り返る。

今年6月に25年ぶりとなる最新ソロ・アルバムをリリースしたロジャー・ウォーターズの最新ロング・インタヴューをはじめ、伊藤政則氏/クリス・ウェルチ氏による特別寄稿、ロンドンで開催中の「ピンク・フロイド大回顧展」レポート、メンバー&プロデューサーの貴重な再録インタヴュー記事、ディスコグラフィー、フロイド好きミュージシャンのインタヴュー、“アナログ復刻プロジェクト”分析、関連人物名鑑など、ピンク・フロイドのすべてがこの一冊に掲載されている。
シド・バレット、ロジャー・ウォーターズ、デイヴ・ギルモア、リック・ライト、ニック・メイスンら5人の歴代メンバーのソロ・ワークも掲載。

【CONTENTS】
プロローグ 伊藤政則

ロジャー・ウォーターズ最新ロング・インタヴュー
“我々”も“彼ら”もないし、みんな一緒さ

デヴィッド・ギルモア『ライヴ・アット・ポンペイ』

ピンク・フロイド大回顧展

特別寄稿 クリス・ウェルチ
ピンク・フロイド 神秘の器

ディスコグラフィー
オリジナル・アルバム
ライヴ・アルバム&映像作品
ピンク・フロイド日本盤シングル
ピンク・フロイド関連書籍

ノーマン・スミス 再録インタヴュー 2007

ピンク・フロイドの光と影

リチャード・ライトの功績

ニック・メイソンがもたらした躍動と色彩

美術史の中のヒプノシス

ピンク・フロイド現担当ディレクターに訊く!

アーティスト・インタヴュー
#1 木暮“shake”武彦[原始神母]
#2 関根史織[Base Ball Bear]
#3 ミト[クラムボン]

『THE EARLY YEARS 1965-1972』全巻レヴュー

“アナログ復刻プロジェクト”を聴く

エンジニアから見たテクノロジーとの距離感

<俺のピンク・フロイド>論

人物名鑑 ピンク・フロイドを支えた関係者たち

再録インタヴュー
#1 デヴィッド・ギルモア インタヴュー 1982年
#2 再結成ピンク・フロイド 共同記者会見 1988年

書き下ろし漫画「HOUSEHOLD OBJECTS」シマあつこ

ピンク・フロイドのソロ・ワークスを紐解く
ロジャー・ウォーターズ
デイヴィッド・ギルモア
シド・バレット
リック・ライト
ニック・メイソン

ピンク・フロイド 全公演データ

国際イベント開催会場

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何かが始まっている!


2017年8月29日 (火)

トランプ最高の日蝕

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オバマ氏を隠すトランプ現象に、「これまでで最高の日食」と自らコメント。

「政策転換する誇示」にしても、可笑し過ぎる。大統領のtwitterらしからぬオカシサだ。

続きのコマで「怒ったオバマ顔」が現れると、《大魔神》の逆襲となる。

https://www.google.co.jp/amp/s/www.mashupreporter.com/trump-retweets-meme-best-eclipse/amp/

2017年8月28日 (月)

暑い日々に葡萄を!

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ブドウの皮の含まれている、ポリフェノール成分が脳の老化から洗浄効果を示す実験がされているらしい。


2017年8月27日 (日)

収入に満足」51%、21年ぶり「不満」上回る 内閣府

内閣府は26日、2017年度の「国民生活に関する世論調査」を公表した。現在の所得や収入に「満足している」「まあ満足している」と答えた人は計51.3%で前年より3.2ポイント増えた。「不満だ」「やや不満だ」は2.7ポイント減の46.9%。21年ぶりに“満足派”が“不満派”を上回った。

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 資産や貯蓄では「満足」「まあ満足」が計44.4%(前年比2.4ポイント増)。「不満」「やや不満」は計52.4%(同2.2ポイント減)だった。

 働き方改革の推進を踏まえ「自由時間が増えた場合にしたいこと」を初めて尋ねた。「旅行」が最多の47.0%(複数回答)で世代別でも各年代の1位だった。「趣味・娯楽」が34.8%で続いた。

 「現在の生活にどの程度満足しているか」の質問では「満足」が73.9%(前年比3.8ポイント増)だった。生活が「向上している」は6.6%(同1.1ポイント増)、「低下している」は14.7%(同2.8ポイント減)だった。

 政府への要望を複数回答で聞くと「医療・年金など社会保障の整備」が最多の65.1%(同0.7ポイント増)。「防衛・安全保障」は36.2%(4.3ポイント増)で、比較可能な01年以降で最も高かった。北朝鮮問題など日本の安全保障環境の厳しさを反映した。

 調査は6月15日~7月2日に全国の18歳以上の男女1万人に面接して実施。6319人の回答を得た。昨年から対象を20歳以上から18歳以上に変更した。

2017/8/26日本経済新聞

この収入満足調査の信ぴょう性を問うサイト http://jin115.com/archives/52189241.html

「スタジオジブリ鈴木敏夫 言葉の魔法展」

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スタジオジブリ作品には力強いメッセージが含まれています。高畑勲監督や宮崎駿監督が創りだす世界観を多くの人々に伝えるため、作品の本質を読み取り、言葉を紡ぎ出し、その言葉を世に送り出してきたのが鈴木プロデューサーです。

1948年に名古屋に生まれた鈴木プロデューサーは、両親の影響から映画や漫画に親しむ幼少期を過ごし、学生時代には文学に傾倒、文字を書く出版の世界へと進みます。このことは後に「ジブリを育む言葉」の礎となり、運命の出会いを育み、様々な機会に、自身の手書きによる言葉を伝えてきました。鉛筆や油性ペン、筆を使い分けた手書きの言葉によって、言葉そのものだけではなく裏側に隠されたメッセージまでもが伝わってくるようです。
本展では、鈴木プロデューサーが携わった膨大な手書き資料をはじめ、スタジオジブリ作品の名台詞などを書き下ろした書、宮崎駿監督との合作など手書きに親しむ姿を紹介し、その言葉が持つ魅力の秘密に迫ります。

筆の里工房

待ち侘びて

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夕暮れに観測すると伝わってくるものが、
ジンジンとなるのだった。


2017年8月26日 (土)

『ビッグ・パレード』今泉省彦 

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思い出は思い出としてのみあらしめよ
1931-1943 今泉省彦

「永遠の男の子今泉省彦は、永遠のデッサン家である。人生にもデッサンだけを残す覚悟で、キャンバスその他の大仕掛けの絵の具類は持ち歩かない。素手で歩いた満州平野と武蔵野の跡にはデッサンだけが浮かび上がる。それが何のためのデッサンかと思うところで、いささか無気味にさせられる本である。」尾辻克彦
ービッグ・パレード 今泉省彦  帯書きよりー
刊行・赤組 昭和58年3月1日発行

美学校事務局長だった今泉さんの、短編小説集というのがあった。美術機関誌などに発表された、下記のような文体ではなく、虚構であっても大丈夫という遊びや楽しみが伺える。

「さて、タブローという内閉した概念にこだわるかぎり、地球からの逸脱は球体内 イクォール宇宙内にとじこめられることであるとして、さらにそこからの逸脱は不可能なのであって、描かない画家が 存在し得るそれは限界であるのです。遂に成立せず、イリュージョンとしてわずかにうかがえるタブローとは、タブロー イリュージョン又はイメージとしての符号あるいは模型であって、その展示とは実体としてのイリュージョン又はイメージ の媒体としてのオブジェの展示のことであって、この媒体性をさらにどこまで拡大出来るかという点に賭けることにしか 血路は恐らくないのです。」
(今泉省彦《彼らのそれは思想伝達の具たり得るか》形象8号 1963年より)
           


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2017年8月25日 (金)

練磨する技術

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磨き上げていく教場

2017年8月24日 (木)

美学校基本構想と運営変転

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「美学校基本構想」川仁宏さんと今泉省彦さんによって、開設と運営が実現化された「美学校」。
自分たちが在籍していた1970年代前半から、アート世界とサブカルチャーは大きく変転した。現代思潮社から独立後も「美学校」基本構想は受け継がれた。

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映画工房という複数の講師陣から、成立する教場も登場したり、夜間講義などになって「美学校」の運営なども変転していったようだ。

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2017年8月23日 (水)

美学校の創設当時

1969年 現代思潮社の石井恭二、川仁宏らによって東京都新宿区若葉町に創立。
1970年 教場を千代田区神田神保町に移転。
1975年 現代思潮社より独立。田中力が代表責任者となる。
1979年 夜間教程を10月から6カ月間で開催。
1980年 描写研究室をのぞきすべての教程を夜間の開講にする。
1981年 代表責任者の田中力が辞任し、今泉省彦を代表として新発足、昼間・夜間教程を併設。

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初年度の講師 
中村宏/油彩画 中西夏之/素描 講義講師/今泉省彦 図案模様/木村恒久 木刻面打/小畠廣志 細密画博物画/立石鐵臣 模写/藤田吉香 漫画/井上洋介 硬筆画劇画/山川惣治

1970年度の講師
加納光於/銅版画 岡部徳三/シルクスクリーン 木村恒久/図案 小畠廣志/木刻面打・木彫刻 立石鐵臣/細密画 中村宏/絵画 藤田吉香/模写 赤瀬川原平、菊畑茂久馬、松沢宥/美術演習

1973年度の講師
赤瀬川原平/絵・文字 岡部徳三/シルクスクリーン 木村恒久/図工 小畠廣志/木彫刻 立石鐵臣/細密画 中村宏/絵画 松沢宥/最終美術思考 笠井叡/舞踏 中西夏之/素描

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1969年の講義案内を見ると、粟津則雄、巌谷國士、内村剛介、片岡啓治、唐十郎、澁澤龍彦、白井健三郎、瀧口修造、種村季弘、出口裕弘、寺田透、埴谷雄高、土方巽、森本和夫のが並んでいる。松山俊太郎は2012年まで42年間にわたって美学校で講義を行っている。

2017年8月22日 (火)

『美術工作者の軌跡 今泉省彦遺稿集』 (海鳥社)

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戦後美術の高揚と混迷の中で〈画を描かない実作者〉を自らに課した絵描きの軌跡
戦後アヴァンギャルドの時空をキャンバスとして、下地となる言葉を塗り込んでゆく。読売アンデパンダン終焉の現認報告者にしてHRC(ハイレッド・センター)結成の仕掛け人……、「自立学校」から「美学校」への道を駆け抜けた〈棄民〉たる男士の代表的評論集、ついに成る。

《目次》
絵描きが絵を描くということ
私達にとって表現とはなにか、非表現とはなにか/発想に関するひとつの覚書/運動と空隙 
激動の六〇年代美術ヘ
展覧会出品者の問題点/関根正二/エクイプメント・プラン/自立学校をめぐって/美術幻想を灰にせよ/直接行動の兆 Ⅰ/赤瀬川原平〈千円札事件〉に寄せて
美学校、その中心と周縁
美学校をめぐって 今泉省彦氏インタビュー/森俊光のこと
表現者たちの相貌
ハイレッドセンターにふれて/黒板を前にしてレクチャーするボイス/風倉匠論/松澤宥について/赤瀬川原平/「高松次郎」覚書/菊畑茂久馬・人と作品/「集団蜘蛛」のこと/回想の川仁宏

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今泉省彦(いまいずみ・よしひこ 1931年~2010年)
美術家・オーガナイザー・評論家
1931年埼玉県生まれ。幼少期を満洲国で育つ。日本大学芸術学部彫刻科中退。美術学生協議会などに参加し、中西夏之、高松次郎らと知り合う。ハイレッド・センターの仕掛け人とも呼ばれる。1958年雑誌文芸同人誌『形象』創刊に寄稿し、翌年の2号からその編集にも関わって、美術雑誌へと変えた(1964年に『機関』へと改称)。1968年から美学校校長を勤め、多くの若い美術家に慕われた。

絵描き共の変てこりんなあれこれの前説
http://www.asahi-net.or.jp/~ee1s-ari/imaizumi1.html

今泉省彦オーラルヒストリー
http://www.oralarthistory.org/archives/imaizumi_yoshihiko/interview_01.php

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2017年8月21日 (月)

BS世界のドキュメンタリー選「ヒトラー 権力掌握への道」

BS世界のドキュメンタリー選「ヒトラー 権力掌握への道」
ヒトラー・ナチスが登場した世界と、そのビフォーアフター4日間放送。

22(火)・23(水)は、第一次世界大戦後の1919年から、ナチスの独裁体制が確立するまでのおよそ20年間の映像を掘り起こして、カラー化した作品のアンコール放送。

伝令兵として塹壕を駆け回った若きヒトラーが、過激な急進派の指導者として台頭する過程や、世界恐慌がドイツを直撃する中で、権力を掌握していくまでの道が鮮やかに蘇りる。

24(木)・25(金)はヒトラーが去った後のドイツを描いた新作。荒廃と混乱の極みにあった終戦直後の町の様子が、カラー化された秘蔵映像によってリアルな存在感で浮かび上がる。行き場を失くした子どもたちや、男に代わって肉体労働に励む女性たち、そして、ドイツ人への憎悪が渦巻く公開処刑――。

後編では、復興が軌道にのったドイツをめぐる戦勝国の駆け引き、そして、国家が東西分割の形で引き裂かれていく悲劇の足跡です。世界大戦の後に待っていたのは、冷戦という新しい戦争。
現代ヨーロッパの姿からは想像もつかない過酷な近代史を、圧巻のスケールで再現する「歴史のカラー化」シリーズの最新作。
http://www6.nhk.or.jp/wdoc/sp/index.html

『闘牛鑑』ミシェル・レリス Michel Leiris (現代思潮社)

「それゆえ闘牛は、たしかにスポーツ的な要素は含むが、闘牛固有の悲劇的な性格――殺戮が行われ、しかもそれが祭式執行者の生命に対する直接の危険をともなった殺戮であることによって二重に悲劇的なその性格から、スポーツ以上のなにものかでもあると結論せざるをえないのである」ミシェル・レリス 『闘牛鑑』より

「闘牛」は獣の死と、危険にさらされる闘牛士の狭間にある。
レリスは「二重に悲劇的な性格」といい、闘牛が他の生贄の儀式やディオニュソス的なカーニバルとは、異質な性格を持つのは、此の二重性からくるという。

「本質的に男根のような牛の容貌(闘牛のあとで牛の生殖器を食べることを名誉と考える愛好者もいる)。連続するパセにおける―一種の親密なダンスで結ばれた―人間と動物の信頼関係、往復運動のリズム(コイタスの動きのような交互に行われる接近と離脱の連続)。あの一種の挿入ともいうべきとどめの突き(きまった言い方によれば剣は《指が濡れるまで》傷口に突き刺さることが望ましい)による、この愛のパレードの終幕」
ミシェル・レリス 『闘牛鑑』より

http://www.gendaishicho.co.jp/smp/book/b588.html
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2017年8月20日 (日)

『夜なき夜、昼なき昼』 ミシェル・レリス Michel Leiris 細田直孝訳(現代思潮社)

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『夜なき夜、昼なき昼』 ミシェル・レリス Michel Leiris 細田直孝訳(現代思潮社)

「自らの思考を追いかける原野の疾走。平地に低く浮かぶ太陽と、耕地に記されたぼくの跡地。さらに早く走ろうと、ぼくのうちまたがる自転車のかくも語られるよく、かくも軽快なこと」

「空地にはさまれた夜の郊外のとある通り右手には金属のやぐらが組まれ、骨組みの交わった箇所にはすべて大きな電灯が点されている。左手には逆さになった星座がやぐらの形をそのままに表している。空はガラス窓に咲く霧水そっくりの花々に覆われている。電灯は次々に消え明かりが一つ消えるたびにそれに対応する星の姿もまた消え失せる 間もなく真の暗闇が訪れる」

「ぼくの前で、八匹の犬が前後にぴったりくっつき、それぞれすぐ前の犬と交尾している。こんなことを芸として仕込んだのは人間たちだ、と誰かがぼくに言う」

夢を描いてることではシュールリアリズム絵画よりもストレートであり、夢の本質が描かれている断片集かもしれない。

『幻のアフリカ』ミシェル・レリス Michel Leiris
http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/75944/74549/68436901

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家族の肖像

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一切の個人データーが不明なこともあるのだ。

2017年8月19日 (土)

2017 WRN(ワールドロックナウ)夏フェス

2017 WRN(ワールドロックナウ)夏フェス
(guest : 山口隆(サンボマスター))

1. Blossoms / Lava (Live 2015)

EXTENDEADLY PLAYED EXTENDEADLY PLAYED
ザ・ブロッサムズ



2. Rag'n'Bone Man / Skin (Live 2017)


Rag'n'Bone Man - Skin (BBC Music Sound Of 2017)
https://www.youtube.com/watch?v=MIlKKPDppDo





3. Chic / Le Freak (Live 1996)

Live at the Budokan [Import, Live] Live at the Budokan [Import, Live]
CHIC



4. LCD Soundsystem / Drunk Girls (Live 2011)

The Long Goodbye: Lcd Soundsys [12 inch Analog] The Long Goodbye: Lcd Soundsys [12 inch Analog]
LCD・サウンドシステム



5. Solange / T.O.N.Y. (Live 2010)

Vol. 2-Essence Music Festival 15th Anniversary [CD+DVD, Import] Vol. 2-Essence Music Festival 15th Anniversary [CD+DVD, Import]
Essence Music Festival



6. Gorillaz / Clint Eastwood (Live 2001)

デア ジャパン・オンリーEP [EP, Maxi] デア ジャパン・オンリーEP [EP, Maxi]
ゴリラズ



7. The xx / Crystalised (Live 2010)







8. Ed Sheeran / Small Bump (Live 2015)







9. Arcade Fire / Month of May (Live 2011)


Month of May (Live at the 53rd Annual Grammy Awards) - Single
https://itunes.apple.com/jp/album/id421231917





10. Radiohead / Idioteque (Live 2011)





11. Wu-Tang Clan / C.R.E.A.M. (Live 2007)

ライヴ・アット・モントルー 2007 [DVD] ライヴ・アット・モントルー 2007 [DVD]
ウー・タン・クラン



12. U2 / I Still Haven't Found What I'm Looking For (Live 2005)

18シングルズ (初回限定盤)(DVD付) 18シングルズ (初回限定盤)(DVD付)
U2



13. Neil Young / Hey Hey, My My (Into the Black) (Live 1991)

WELD -LIVE- [Import, Live] WELD -LIVE- [Import, Live]
Neil Young



14. Roger Waters / Another Brick in the Wall (Part 2) (Live 1990)

Wall: Live in Berlin [Remastered, Import]

Wall: Live in Berlin [Remastered, Import]
ロジャー・ウォーターズ

2017/8/18 サマースペシャル [特番]

2017年8月18日 (金)

ワールドロックナウ サマースペシャル ~2017WRN夏フェス~

8月18日(金)午後11:00 - 1:00(120分)放送予定  渋谷陽一, 【ゲスト】山口隆((サンボマスター))

元祖ロック評論家と現役パンクミュージシャンの仮想フィスが面白くなりそうだ!

(『サマースペシャル〜2017 WRN 夏フェス〜』ゲスト:サンボマスター 山口隆)

LAVA(Live)  // BLOSSOMS
SKIN (Live) // RAG'N'BONE MAN
LE FREAK(Live)  // CHIC
DRUNK GIRLS(Live)   // LCD SOUNDSYSTEM
T.O.N.Y.(Live)   //  SOLANGE
CLINT EASTWOOD (Live) // BOOTIE BROWN,DE LA SOUL & GORILLAZ
CRYSTALISED(Live)   //  THE XX
SMALL BUMP(Live)  // ED SHEERAN
MONTH OF MAY(Live)   //  ARCADE FIRE
IDIOTEQUE(Live)   //  RADIOHEAD
C.R.E.A.M. (Live)  //  WU-TANG CLAN
I STILL HAVEN’T FOUND WHAT I’M LOOKING FOR(Live)  // U2
HEY HEY, MY MY (INTO THE BLACK)(Live)  //  NEIL YOUNG & CRAZY HORSE
ANOTHER BRICK IN THE WALL (PART Ⅱ)  (Live)  //  ROGER WATERS

(エンディング)
SHOW YOU THE WAY(feat.MICHAEL McDONALD & KENNY LOGGINS) // THUNDERCAT

サンボマスター(Sambomaster) 日本の3人組パンクバンド。

山口 隆(1976年2月8日 -  ):ボーカル・ギター 旧北会津郡北会津村出身。福島県立会津高等学校、東洋大学法学部卒業。ギターのストラップを短くし、かなり高い位置で演奏しているのが特徴。エフェクターはブースターしか使用しておらず、ギターの生音で温かみのある楽曲が特徴的である。使用機材は(初期 - )レスポールスペシャル→(2008 - )レスポールカスタム→(2009 - )テレキャスタータイプのオリジナルモデル(ビグスビー・トレモロアーム付き/ESP製)。グリコのCMに英二役として出演している。

近藤 洋一(1977年6月16日 - ):ベース・コーラス 栃木県下野市出身。栃木県立石橋高校 卒業。2010年、宮﨑あおい主演の映画『ソラニン』に出演した。なお、これが映画初出演となった。

木内 泰史( 1976年8月4日 - ):ドラム・コーラス 千葉県袖ケ浦市出身。カノウプスのドラムセットを使用している。 基本的にボーカルの山口が作詞・作曲を担当。サウンドはシャウトを多用するストレートなパンク・ロックが主体であり、同時にソウルやファンクの影響も見られる。一方で、ブルースやポップスをうかがわせるような優しくメロディアスな楽曲や、ヒップホップ、ラップを取り入れたミクスチャー・ロック調の楽曲なども存在する。

《特徴》 曲間に山口の語りが多く入れられ、ライブではその時の想いをそのまま伝えるため、本来の歌詞やリズムなどをそっちのけにして語り続けることもしばしばある。また、レコーディングは基本的に一発録りであることをモットーとしており、山口の感情が高まって"今だ"という時になるまで、録音を行わずにレコーディングスタジオのブース外で何時間も佇み続けることもある。 【Wikipedia】より

『ワールドロックナウ サマースペシャル
~2017 WRN(ワールドロックナウ)夏フェス~』の再放送の予定はありません。

http://www4.nhk.or.jp/wrn/

2017年8月17日 (木)

The Return ヴァニラ・ファッジ

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The Return ヴァニラ・ファッジ
紛らわしいアルバムジャケットと、かつての名曲が大半であるためにヴァニラ・ファッジの新譜とは認識できにくい。
いつの間にかアルバム価格が高騰してしまい、KOREA盤を購入。起動が不安でCDRコピーして聴いている。鍛えられて進化した演奏パワーとテクニックは凄い。

Ain't That Peculiar
You Keep Me Hangin' On
Tearin' Up My Heart
Shotgun
People Get Ready
Take Me For A Little While
Good Good Lovin'
I Want It That Way
Need Love
She's Not There
Season Of The Witch
Do Ya Think I'm Sexy

'One of the most important bands of Atlantic Records' said by the Atlantic Records founder & CEO Ahmet Ertegen. John Paul Jones of Led Zeppelin said that they were 'a precursor to the Zep sound'. 12 tracks. World Sound. 2002.

アルバムの日付を見ると10数年の月日が経っている。
レッドツェッペリンのcoverなどしているライブも、
現役でコンサートしてるエネルギーに満ちている。

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2017年8月15日 (火)

ジブリ小冊子『熱風』「食べるを描く。」

ジブリ小冊子『熱風』「食べるを描く。」
食べ物が本物よりも美味しそうに見えるのは何故なのか?
幸せな気分にさせてくれる食事のシーンは、どのように描かれているのか?
セリフでは語らなくても、画面から美味しさを伝える作画と演出の効果。
「食べるを描く。」背景にある暮らしや文化について、様々な角度から展示、分析される。

2017年8月号の特集
特集/三鷹の森ジブリ美術館「食べるを描く。」展を見て

食べる理由は、「おいしい」ばかりが目的ではない 土井善晴 ロング・インタビュー

連載
第11回 ガラクタWAR(いしいひさいち)
第4回  海を渡った日本のアニメ
 私のアニメ40年奮闘記(コルピ・フェデリコ)――イタリア人の心にも残る3大ヒーロー編
第12回 グァバよ!(しまおまほ)
――チクチク、チク
第7回  ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)20年史 世界が、それをゆるさない。(大西健丞)

執筆者紹介
ジブリだより / おしらせ / 編集後記
http://www.ghibli.jp/shuppan/np/

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2017年8月14日 (月)

三鷹の森ジブリ美術館「食べるを描く。」展

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三鷹の森ジブリ美術館「食べるを描く。」展
企画・監修: 宮崎吾朗
期間: 2017年5月27日(土)~2018年5月(予定)http://www.ghibli-museum.jp/news/011226.html
主催:(公財)徳間記念アニメーション文化財団
特別協力: スタジオジブリ 
協賛: 株式会社日清製粉グループ本社、丸紅新電力株式会社

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2017年8月13日 (日)

宮谷一彦『ライクアローリングストーン』(フリースタイル)

「この単行本の初刊行によって、 ようやく日本マンガ史に開いた大きな空白が ほぼ半世紀ぶりに埋められることになります。これは大きな事件です」
(中条省平「本書帯」より)

雑誌『COM』発表から約半世紀の時を超えて初単行本化。
(併録作品『白夜』も初単行本化)

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虫プロ商事『COM 』1969年4月号-9月号に連載された当時、担当編集者の方から『ライク ア ローリング ストーン』の生原稿を、まるまる見せていただいたことがあった。
その原稿は見開きページに阿修羅像や機関車などの細密画が、美術原稿のようなにアーティステックな描写されてた。キャラクターやネームがなければ、マンガ原稿だとは思われない異様な密度を放っていた。

マンガ描写に〈大友以前〉〈大友以降〉とされる、(マンガ的でない)を画面を確立した大友克洋へ影響を与えた作家でもあった。写真の様にリアルな背景を描く。緻密な線を駆使してスクリーントーンを削って、リアルな背景を描いた宮谷一彦の手法は、青年劇画の世界に衝撃を齎し多くのフォロアーを生み出した〈実験マンガ〉の最先端にも位置していた。吹き出しの中のネームが、文学世界から抜けでたようなシリアスな雰囲気で、とても従来のマンガにはなかった会話だった。

直子「あなたも汚いおとななんだわ。」
作家「それは逆だよ。汚いこと辛いこと悲しいこと・・・を経て自己をやしない、おとなになるのだから。」
台詞以外のネーム写植には、びっちりと現代小説のト書きのように観念的な文章が打ち込まれている。

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マンガ研究者の夏目氏「60年代後半期から70年代半ばにかけて、勃興した「青年劇画」の領域で間違いなくスターだった作家でありますが、微妙に読者年齢による評価の違いはあっただろうということです。呉智英さんは、僕より4歳上の1946年生まれですが、宮谷は「恥ずかしくて読めなかった」といわれたことがあると記憶してます。」と語る。
http://blogs.itmedia.co.jp/natsume/2017/07/post_4238.html

これもまた当時のマンガ状況を表わしている。日本の漫画評論のさきがけた『漫画主義』では、呉智英さんらは先駆的なマンガについて論じていたが、『COM 』より少しだけ年齢層が高い『ガロ』の作家についての探究が主に重視されていた。そこでは年代が上の彼等からすると稚拙に見える『COM 』の新人作家は、恥ずかしいという風潮はあった。

しかし評論世界から離れてマンガ創作の現場から分析してみると、表現描写から「大きな事件」というのが本書には記録されているように感じる。「商業主義のマンガ世界で、ここまで描いてもいいのか」有る意味では極限まで、孤高にマンガ創作を疾走した唯一無比な作家でもあった。マンガやメディア研究や探究するには、かつてない事件性の高い歴史的な書物だろう。

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宮谷一彦(みやや・かずひこ)
一九四五年大阪生
主著 「性蝕記」「俺たちの季節」「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」は最近電子書籍化。そして最近の予定では「フリースタイル36」宮谷一彦特集予定

http://webfreestyle.com/

 

 

2017年8月12日 (土)

萌える朝日

なんだか心象風景を眺めている気分。

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2017年8月11日 (金)

『幻の終わり/キース・ピータースン』芹澤恵 訳

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There Fell a Shadow/Keith Peterson(1988)

母の葬儀を妹と弟に押しつけて21才で故郷を飛び出して、ニューヨークに流れ着き、新聞記者になって25年。離婚歴があり、現在遠距離恋愛中の敏腕記者である“わたし”。

新しく雇われて来た編集長はムカつくが、今日もいい記事を書き上げて鼻をあかしてやった。同僚の若いスレンダー美女から猛烈アタックには毎日困ってる。

そんな日常を過ごして、大雪の夜に押されるように立ち寄ったバーで、超有名な海外通信員の男と知り合った。初対面なのになんとなく意気投合して飲み明かした挙げ句、その男の泊まるホテルに転がり込んで朝を迎えたら‥‥いきなり見知らぬ外国人が、なんと目の前で男の命を奪っていった。しかも事情もよう分からんままに、自分まで命を狙われる。

‘わたし’はコルトが前夜もらした「エレノア、エレノア。おれのエレノア」をもとに事件の真相を探る。10年前に起きたアフリカの小国セントゥーでの反政府暴動に謎が隠されているとわかってくるが、執拗に殺し屋が追いかける。そんな‘わたし’がたどりついたのは、エレノアに憑かれた男たちの“妄執”であり、あるジャーナリストの“裏切り”だった。

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クラヴァン別名義のキース・ピータースン・シリーズやウイングフィールドのフロストシリーズを、こころ込めて翻訳した芹澤恵さんの業績は作者以上に大きいと思う。「幻の終わり」「夏の稲妻」「裁きの街」どれもあじわい深く読める名訳である。

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2017年8月10日 (木)

日本SF傑作選『筒井康隆』刊行

「日本SF傑作選」第1巻『筒井康隆』刊行。
初期作品から傑作と問題作と猛毒パロディとなる原点小説の25篇がズラリと結集している。

(収録作)
お紺昇天
東海道戦争
マグロマル
カメロイド文部省
トラブル
火星のツァラトゥストラ
最高級有機質肥料
ベトナム観光公社
アルファルファ作戦
近所迷惑
腸はどこへ行った
人口九千九百億
わが良き狼
フル・ネルソン
たぬきの方程式
ビタミン
郵性省
おれに関する噂
デマ
佇むひと
バブリング創世記
蟹甲癬
こぶ天才
顔面崩壊
最悪の接触

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●『日本SF傑作選1 筒井康隆 マグロマル/トラブル』日下三蔵・編
1,620 円(税込)
http://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000013618/

「日本SF傑作選」2ヶ月に一冊刊行予定。続刊は小松左京、眉村卓、平井和正、光瀬龍、半村良。7巻以降は山田正紀、田中光二あたりかな。

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2017年8月 9日 (水)

「密林の夢」アン パチェット( Patchett Ann)芹澤 恵 (翻訳)

密林の地で病に倒れた同僚の死の詳細を知るため。気が進まないながらブラジルのマナウスに飛んだマリーナは、アマゾンの奥地にある極秘研究施設に赴く。
そして、昔の指導教授スウェンソン博士との再会をきっかけに、熱気と謎に満ちた密林のなかで、過去の挫折や後悔と向き合うことになるが―

『ベル・カント』のオレンジ賞受賞作家による、驚異と希望の物語。
(「BOOK」データベース)早川書房 (2014/9/10)

Patchettann

翻訳が芹澤 恵さんということもあり、是非とも読んでみたい「密林の夢」なのだった。
しかしAmazon価格¥18,079中古 & 新品で高騰している。Kindle版¥ 3,110もするし単行本は2014年9月刊行なのだから、もう少し読み手を意識した価格が望まれる。
本作品は2011年の全米の多くの文学賞で1位に選ばれたベストセラー小説「State of Wonder」の待望の邦訳。日本でも広く読まれること願っていたいと思うのだった。

アン パチェット「密林の夢」読書感想文
https://bookmeter.com/books/8297948

2017年8月 8日 (火)

新しい世界の文学シリーズ 〔白水社〕

新しい世界の文学 (白水社)
1963-1978年

01 『アンデスマ氏の午後・辻公園』 マルグリット・デュラス(Marguerite Duras)
02 『アテネに死す』 Homo Faber マックス・フリッシュ(Max Frisch)
03 『逃亡者』 ピエール・ガスカール(Pierre Gascar)
04 『ゲルニカの子供たち』 Die Kinder von Gernika ヘルマン・ケステン(Hermann Kesten)
05 『影の法廷・ドロテーア』 ハンス・エーリヒ・ノサック(Hans Erich Nossack)
06 『新しい人間たち』 The New Men C・P・スノウ(C. P. Snow)
07 『愛せないのに』 エルヴェ・バザン(Herve Bazin)
08 『赤毛の女』 アルフレート・アンデルシュ(Alfred Andersch)
09 『美しい夏・女ともだち』 チェーザレ・パヴェーゼ(Cesare Pavese)
10 『岬・世捨て人』 アンリ・トマ(Henri Thomas)
11 『窓の灯』 Die erleuchteten Fenster H・V・ドーデラー(Heimito von Doderers)
12 『泉』 チャールズ・モーガン(Charles Morgan)
13 『死を忘れるな』 Memento Mori ミュリエル・スパーク(Muriel Spark)
14 『ハドリアヌス帝の回想』 マルグリット・ユルスナール(Marguerite Yourcenar)
15 『ジョヴァンニの部屋』 ジェイムズ・ボールドウィン(James Baldwin)
16 『木のぼり男爵』 Il Barone Rampanta イタロ・カルヴィーノ(Italo Calvino)
17 『黒いいたずら』 Black Mischief イーヴリン・ウォー(Evelyn Waugh)
18 『神のあわれみ』 La pitie de Dieu ジャン・コー(Jean Cau)
19 『走れウサギ』 ジョン・アップダイク(John Updike)
20 『ライ麦畑でつかまえて』 J・D・サリンジャー(J. D. Salinger)
21 『同期生』 Коллеги ワシーリー・アクショーノフ(Vasilii Aksenov)
22 『蜂の巣』 La Colmena カミロ・ホセ・セラ(Camilo José Cela)
23 『九時半の玉突き』 Billard um halbzehn ハインリヒ・ベル(Heinrich Boll)
24 『オートバイ』 A・ピュエール・ド・マンディアルグ(Andre Pieyre de Mandiargues)
25 『サートリス』 ウィリアム・フォークナー(William Faulkner)
26 『南』 Le Sud イヴ・ベルジェ(Yves Berger)
27 『ヤーコプについての推測』 Mutmassungen uber Jakob ウーヴェ・ヨーンゾン(Uwe Johnson)
28 『網のなか』 アイリス・マードック(Iris Murdoch)
29 『三十歳』 Das dreißigste Jahr インゲボルク・バッハマン(Ingeborg Bachmann)
30 『とびはねて山を行く』 Idzie skaczac po gorach エージュイ・アンジェエフスキ(Jerzy Andrzejewski)
31 『おしゃべり・あるオペラ歌手の華麗な瞬間・鏡の中で』 ルイ・ルネ・デ・フォレ(Louis-René des Forêts)
32 『フランドルへの道』 クロード・シモン(Claude Simon)
33 『赤いおんどり』 Crveni petao leti preme nebu ミオドラーク・プラトーヴィッチ(Miodrag Bulatovic)
34 『悲しき愛』 L'amour triste ベルナール・パンゴー(Bernard Pingaud)
35 『活火山の下』 マルカム・ラウリー(Malcolm Lowry)
36 『闇の中に横たわりて』 ウィリアム・スタイロン(William Styron)
37 『マルコムの遍歴』 ジェイムズ・パーディ(James Purdy)
38 『おそくとも十一月には』 ハンス・エーリヒ・ノサック(Hans Erich Nossack)
39 『月とかがり火』 チェーザレ・パヴェーゼ(Cesare Pavese)
40 『コレクター』 ジョン・ファウルズ(John Fowles)
41 『犠牲者』 ソール・ベロウ(Saul Bellow)
42 『すべての王の臣』 ロバート・ペン・ウォレン(Robert Penn Warren)
43 『子供の領分』 L'Opoponax モニック・ウィティツグ(Monique Wittig)
44 『賜物』 ウラジーミル・ナボコフ(Vladimir Nabokov)
45 『ロル・V・ステーンの歓喜』 マルグリット・デュラス(Marguerite Duras)
46 『異物』 Les Corps etrangers ジャン・ケロール(Jean Cayrol)
47 『魅惑』 ピエール・ガスカール(Pierre Gascar)
48 『モリソンにバラを』 Une rose pour Morrison クリスチアヌ・ロシュフォール(Christiane Rochefort)
49 『歴史』 クロード・シモン(Claude Simon)
50 『原初の情景』 La scene primitive ベルナール・パンゴー(Bernard Pingaud)
51 『ケンタウロス』 ジョン・アップダイク(John Updike)
52 『絶望』 ウラジーミル・ナボコフ(Vladimir Nabokov)
53 『ぼくはシュティラーではない』 マックス・フリッシュ(Max Frisch)
54 『スターン氏のはかない抵抗』 ブルース・ジェイ・フリードマン(Bruce Jay Friedman)
55 『ルイーズの肉体』 Le corps de louise ジャン=ミシェル・ガルデール(Jean-Michel Gardair)
56 『旅路の果て』 ジョン・バース(John Barth)
57 『友だち』 A Separate Peace ジョン・ノールズ(John Knowles)
58 『呪い』 テネシー・ウイリアムズ(Tennessee Williams)
59 『その声はいまも聞える』 Je l'entends encore ジャン・ケロール(Jean Cayrol)
60 『女ゲリラたち』 Les Guerilleres モニック・ウィティッグ(Monique Wittig)
61 『一つの砂漠の物語』 Histoire d'un desert ジャン・ケロール(Jean Cayrol)
62 『母なる夜』 Mother Night カート・ヴォネガット・ジュニア(Kurt Vonnegut, Jr.)
63 『父たち』 Fathers ハーバート・ゴールド(Herbert Gold)
64 『ブロディーの報告書』 El informe de Brodie ホルヘ・ルイス・ボルヘス(Jorge Luis Borges)
65 『半島』 La Presqu'ile ジュリアン・グラック(Julien Gracq)
66 『視界』 A Field of Vision ライト・モリス(Wright Morris)
67 『鰯の埋葬・バビロンの邪神』 フェルナンド・アラバール(Fernando Arrabal)
68 『遅すぎた夏』 Altherrensommer ルードルフ・ハーゲルシュタンゲ(Rudolf Hagelstange)
69 『盗まれたメロディー』 ハンス・エーリヒ・ノサック(Hans Erich Nossack)
70 『エリーズまたは真の人生』 Elise ou la vraie vie クレール・エチェレリ(Claire Etcherelli)
71 『刑事』 ブルース・ジェイ・フリードマン(Bruce Jay Friedman)
72 『ヒズ・マスターズ・ボイス』 La voix de son maitre ベルナール・パンゴー(Bernard Pingaud)
73 『物語なき夏』 マドレーヌ・シャプサル(Madeleine Chapsal)
74 『ロボット』 L'automa アルベルト・モラヴィア(Alberto Moravia)
75 『コルヴィラーグの誓い』 エリー・ヴィーゼル(Eliezer Wiesel)
76 『孤独な男』 ウージェーヌ・イヨネスコ(Eugene Ionesco)
77 『決闘・歩いている三人の会話』 ペーター・ヴァイス(Peter Weiss)
78 『若きWのあらたな悩み』 ウルリヒ・プレンツドルフ(Ulrich Plenzdorf)
79 『インディア・ソング/女の館』 マルグリット・デュラス(Marguerite Duras)
80 『シネロマン』 Cine roman ロジェ・グルニエ(Roger Grenier)
81 『物の時代・小さなバイク』 ジョルジュ・ペレック(Georges Perec)

別巻 『新しい世界の文学 別巻』

白水社(HakusuiSha)
新しい世界の文学シリーズImg_0759

 

2017年8月 7日 (月)

100分de名著『野火』大岡昇平

太平洋戦争末期のフィリピン戦線における一兵士の異常な経験を描いた『野火』は、1952(昭和27)年に発表されるや大きな反響を呼んだ。戦争、人間、神、倫理──本作に込められた多彩な主題を、作家・島田雅彦が読み解く。番組の第4回では、2014年に本作を映画化した塚本晋也監督がゲストとして登場予定。

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【講師】作家…島田雅彦【司会】伊集院光,島津有理子【朗読】岩井秀人【語り】加藤有生子

日本軍の劣勢が確実になる中、肺病のために部隊を追われ、野戦病院からも食糧不足のために入院を拒否される田村一等兵。米軍の砲撃によって陣地は崩壊し、田村は熱帯ジャングルの中をあてどなくさ迷い続ける。絶望的な状況の中、田村は「一種陰性の幸福感が身内に溢れる」のを感じ、いつしか「自身の孤独と絶望を見極めようという暗い好奇心」に駆られていく。彼は、戦場レイテ島の極限状況の中で、一体何を見たのか?

https://www.nhk-book.co.jp/detail/000062230772017.html

「100分de名著 大岡昇平『野火』」
■放送日:第1回:8月7日(月)、第2回:8月14日(月)、第3回:8月21日(月)、第4回:8月28日(月) 再放送あり
■放送時間:毎週月曜22:25~22:50放送(全4回) NHK Eテレ
■番組ホームページ:http://www.nhk.or.jp/meicho/

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映画『野火』のアンコール上映が決定 「100分de名著」に大岡昇平『野火』が登場
https://www.bookbang.jp/article/535128

 

2017年8月 6日 (日)

蝉の抜け殻

夏休みになったばかりだけど、台風が来るみたいだ。

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台風5号は7日午前3時頃、高知県の足摺岬付近を1時間に15キロの速さで北東へ進んでいる。
中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルで、中心から半径90キロメートル以内では風速25メートル以上の暴風となっている。
 四国にかなり接近しており、上陸するおそれがある。その後は徐々に勢力を弱めながら近畿を北東に進み、8日には東日本に達する見込み。

 

2017年8月 5日 (土)

『ウイークエンドサンシャイン』サマースペシャル放送曲目

NHK FM 2017年8月5日放送
DJ ピーター・バラカン 北中正和 室矢憲治

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(曲名 / アーティスト名 // アルバム名)
01. Hey Joe / Jimi Hendrix Experience // Experience Hendrix - The Best Of Jimi Hendrix
02. I Feel Free / Cream // The Very Best Of Cream
03. I Never Loved A Man (The Way I Love You) / Aretha Franklin // I Never Loved A Man The Way I Love You
04. Respect / Aretha Franklin // I Never Loved A Man The Way I Love You
05. Love Me Two Times / Doors // The Very Best Of The Doors
06. See Emily Play / Pink Floyd // Relics
07. Yellow Brick Road / Captain Beefheart & His Magic Band // Safe As Milk
08. The Mad Hatter’s Song / Incredible String Band // 5000 Spirits or The Layers Of The Onion
09. Heroes And Villains / Beach Boys // Greatest Hits
10. Flowers In The Rain / The Move // The Best Of The Move

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11. 恋のメキシカン・ロック / 橋幸夫
12. バン!バン! (LP version) / スパイダース
13. Cupid’s Song / 渡辺貞夫
14. 帰って来たヨッパライ / フォーク・クルセダーズ
15. (Theme From) The Monkees / The Monkees // The Definitive Monkees
16. Mission Impossible  / Lalo Schifrin // The Sound Of Lalo Schifrin
17. All You Need Is Love / Beatles // Magical Mystery Tour
18. Purple Haze / Jimi Hendrix // Experience Hendrix - The Best Of Jimi Hendrix
19. All Along The Watchtower / Bob Dylan // The Best Of Bob Dylan
20. Pata Pata / Miriam Makeba // Mama Africa: The Very Best of Miriam Makeba
21. Se E Tun De / Fela Ransome Kuti & His Koola Lobitos  // Highlife-Jazz And Afro Soul (1963-1969)
22. Tropicalia / Caetano Veloso  // Caetano Veloso [Tropicalia]
23. Parque Industrial / Gilberto Gil, Caetano Veloso, Gal Costa, Os Mutantes e Tom Ze  // Tropicalia: Ou Panis et Circenses
24. Broken Arrow / Buffalo Springfield // The Best Of Buffalo Springfield ? Retrospective
25. So You Want To Be A Rock 'n' Roll Star / The Byrds // Original Singles A’s & B’s 1965-1971

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26. Somebody to Love / Jefferson Airplane // Surrealistic Pillow
27. Light My Fire / The Doors // The Very Best Of The Doors
28. Happy Together / The Turtles / The Very Best Of The Turtles
29. Groovin / Young Rascals // The Very Best Of The Rascals       
30. For What It's Worth / Buffalo Springfield // The Best Of Buffalo Springfield ? Retrospective
31. I Can See For Miles / The Who // Then And Now
32. Try A Little Tenderness / Otis Redding // Monterey International Pop Festival
33. Monterey / The Animals // The Greatest Hits Of Eric Burdon And The Animals
34. A Whiter Shade of Pale / Procol Harum // A Whiter Shade of Pale
35. Morning Dew / Grateful Dead // The Grateful Dead
36. Get Together / Youngbloods // Love Is The Song We Sing

https://kakereco.com/magazine/?page_id=8838

NHK FM『ウイークエンドサンシャイン』サマースペシャル

ピーター・バラカンがナビゲートするNHK FM『ウイークエンドサンシャイン』のサマースペシャルが8月5日(土)放送。恒例の夏の長時間スペシャル。

今年は音楽評論家・室矢憲治、北中正和を迎えて、今からちょうど50年前の1967年にポップス音楽の世界に席巻したムーブメント、「サマー・オブ・ラブ」にスポットを当てる。

●『ウイークエンドサンシャイン サマースペシャル』
NHK FM 8月5日(土)午前7時20分〜 午前11時00分
http://www4.nhk.or.jp/sunshine/x/2017-08-05/07/69924/4566669/

最大10万人がサンフランシスコのヘイト・アシュベリー周辺に集まった。膨大な数のヒッピーがニューヨーク、ロサンゼルス、フィラデルフィア、シアトル、ポートランド、ワシントンD.C.、シカゴ、カナダのモントリオール、トロント、バンクーバーやヨーロッパの各都市で起こしたムーブメント。
音楽、ドラッグ、フリーセックス、表現、政治的意思表示の中心地、ヒッピー革命の本拠地となった。
反面、当時のアメリカの各都市では、史上特に酷いアフリカ系アメリカ人に対する人種差別に起因する暴力沙汰が多く起こり、「長く熱い夜」と伝えられる。
https://kakereco.com/magazine/?page_id=8838

2017年8月 4日 (金)

東芝フラッシュメモリーの生産体制を強化

(Bloomberg)  東芝は3日、建設中の四日市工場(三重県四日市市)第6製造棟の建設計画をめぐり、合弁先の米ウエスタンデジタル(WD)傘下のサンディスクが生産設備への投資に参加せず、単独で進める方針を発表した。

  四日市工場は東芝の半導体子会社「東芝メモリ」の生産拠点。第1期分として予定している生産設備の導入や、第2期分の建屋建設への投資を東芝メモリが単独で負担する。そのため、従来約1800億円と想定していた総投資額が150億円増加し、約1950億円となることも明らかにした。

  生産設備の導入は12月を予定。メモリの生産は従来から東芝メモリが行っているため、生産には影響を与えないとしている。

  東芝の広報担当、平木香織氏はサンディスクと合意に至らなかった理由について「設備投資に関する考えに大きな隔たりがあった」と説明。スマートフォンの記憶媒体として使われるNAND型フラッシュメモリーの需要が拡大する中、生産体制の強化が必要不可欠との考えを強調した。

  一方、WDは、第6製造棟を含め東芝との合弁事業に投資する意思はあるとの声明を発表した。「東芝の発表には失望しているが、合弁契約においては当社は東芝と共同で投資する権利がある」との姿勢を示した。

(©2017 Bloomberg L.P.)

2017年8月 3日 (木)

2017/8/4 [新譜紹介]

1. Jay-Z / 4:44
2. Jay-Z / Smile (feat. Gloria Carter)
3. Jay-Z / Legacy

4.44 [CD, Import] 4.44 [CD, Import]
JAY-Z




4. David Bowie / Changes
5. David Bowie / Rock 'N' Roll Suicide

クラックド・アクター~ライヴ・ロサンゼルス’74<SHM-CD> クラックド・アクター~ライヴ・ロサンゼルス’74
デヴィッド・ボウイ




6. Linkin Park / Numb (2003)

Meteora [CD, Import] Meteora [CD, Import]
リンキン・パーク

7. Linkin Park / Good Goodbye (feat. Pusha T and Stormzy)(2017)

One More Light [CD, Import] One More Light [CD, Import]
リンキン・パーク



8. Nine Inch Nails / Less Than
9. Nine Inch Nails / This Isn't the Place

Add Violence [EP, Import] Add Violence [EP, Import]
Nine Inch Nails

10. Thundercat / Show You the Way (feat. Michael McDonald and Kenny Loggins) (2017)

Drunk [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] Drunk [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤]
サンダーキャット

2017年8月 2日 (水)

寄り添う関係

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籠池夫妻の実像はかなりズレていた

籠池夫妻と過ごした人からレポート
「マスメディアが書けない籠池家の実像」より

実際、居候させてもらって感じるのは、驚くほどのイメージのズレだった。
メディアが作った像と籠池夫妻の実像はかなりズレていた。
お父さんはもっと狡猾な遊び人と思っていた。新地あたりでダンディにブランデー傾けてるおっさんやと思ってた、けど違った。めちゃくちゃ、真面目な人だった。遊びのない夫婦だった。
とにかく、すごく正直な人だった。裏表ない人、そこに驚いた。
【記事より】
http://blog.livedoor.jp/oogesataro/archives/2921303.html

2017年8月 1日 (火)

天地の道理

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『天地の道は極めれば即ち反り、盈れば即ち損ず』
―天地之道、極即反、盈即損―
<淮南子>

「暑い、暑い」と暑さにうだっていても、やがて涼しい秋となり、そして寒い冬がめぐってくる。「寒い、寒い」と寒さを嘆いていても、やがて暖かい春となり、そしてまた酷暑の夏がめぐってくる。これが天地の法則である。月はしだいに満ちて満月となるが、そのとたんに、またしだいに欠けていき、いつまでも満月であり続けることはできない。これもまた動かしがたい天地の法則である。

人間社会を支配している摂理も、これと同じである。しだいに昇りつめて頂点を極めると、もはやそれ以上の頂上はなく、待っているものは降下である。かりにどん底に沈んでも、そこから先に見えているのは、上り道であると心得たい。
だから、頂上を極めても、驕ることなく、いっそう慎重な処世が望まれる。逆にどん底に落ち込んでもけっして落胆する必要はない。あせらず騒がず、力を蓄えながら、時を待つことだ。

『中国古典一日一言』守屋 洋 (PHP文庫 )より

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羽衣ストーブ館

  • 静岡新聞 2001年5月22日記事
    フランスを中心としてヨーロッパで製造されたアンティークストーブ100点以上はひとりの日本人個人によって南仏を中心に長期コレクションされたものであります。 ◆南仏より海を渡ってやってきたアンティークストーブ100台たちは清水港へ上陸して、東海大学社会教育センターに移築した江戸時代に作られた曲り屋の屋敷のなかに展示された。 ◆鋳物ストーブ100台たちは、その後も数奇な運命をたどることになる。
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22カードの意味

  • _0 愚者
    タロットアルカナの22枚には、世界の変化を表すことが記されています。カードの意味を知るには、図案のもつ表のイメージから解放されることが大切です。

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ペンギンタロットの原画

  • 0の愚者から21の宇宙(世界)まででひとつの話が結ばれる
    兆しを理解して現実なるものを深くたのしく感知する訓練カードです。 タロットを機能させるには慣れ親しむことからはじまります。 まだ目には見えていない物事や潜在的な事柄を導き出す道具でもあります。 各アイコンをクリックすると、21のカードが観れます。