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2017年8月20日 (日)

『夜なき夜、昼なき昼』 ミシェル・レリス Michel Leiris 細田直孝訳(現代思潮社)

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『夜なき夜、昼なき昼』 ミシェル・レリス Michel Leiris 細田直孝訳(現代思潮社)

「自らの思考を追いかける原野の疾走。平地に低く浮かぶ太陽と、耕地に記されたぼくの跡地。さらに早く走ろうと、ぼくのうちまたがる自転車のかくも語られるよく、かくも軽快なこと」

「空地にはさまれた夜の郊外のとある通り右手には金属のやぐらが組まれ、骨組みの交わった箇所にはすべて大きな電灯が点されている。左手には逆さになった星座がやぐらの形をそのままに表している。空はガラス窓に咲く霧水そっくりの花々に覆われている。電灯は次々に消え明かりが一つ消えるたびにそれに対応する星の姿もまた消え失せる 間もなく真の暗闇が訪れる」

「ぼくの前で、八匹の犬が前後にぴったりくっつき、それぞれすぐ前の犬と交尾している。こんなことを芸として仕込んだのは人間たちだ、と誰かがぼくに言う」

夢を描いてることではシュールリアリズム絵画よりもストレートであり、夢の本質が描かれている断片集かもしれない。

『幻のアフリカ』ミシェル・レリス Michel Leiris
http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/75944/74549/68436901

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羽衣ストーブ館

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    フランスを中心としてヨーロッパで製造されたアンティークストーブ100点以上はひとりの日本人個人によって南仏を中心に長期コレクションされたものであります。 ◆南仏より海を渡ってやってきたアンティークストーブ100台たちは清水港へ上陸して、東海大学社会教育センターに移築した江戸時代に作られた曲り屋の屋敷のなかに展示された。 ◆鋳物ストーブ100台たちは、その後も数奇な運命をたどることになる。
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    タロットアルカナの22枚には、世界の変化を表すことが記されています。カードの意味を知るには、図案のもつ表のイメージから解放されることが大切です。

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    兆しを理解して現実なるものを深くたのしく感知する訓練カードです。 タロットを機能させるには慣れ親しむことからはじまります。 まだ目には見えていない物事や潜在的な事柄を導き出す道具でもあります。 各アイコンをクリックすると、21のカードが観れます。