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2017年9月29日 (金)

日本の競争力、9位に低下 世界経済フォーラム

アジアはインドネシア、ベトナムが躍進

【ジュネーブ】世界経済フォーラムが27日発表した2017年版の「世界競争力報告」によると、日本の総合順位は前年より1つ下がり9位だった。順位の低下は2年連続。「マクロ経済環境」が前年の104位から93位へと改善した一方で「健康・初等教育」は5位から7位へと悪化した。アジア勢ではインドネシアとベトナムが大幅に順位を上げた。

 今回の調査対象は137カ国・地域。首位は9年連続でスイスで、米国とシンガポールが続いた。トップ10は順位の入れ替えはあったものの、顔ぶれはすべて前年と同じ国・地域だ。

 日本はインフラや保健に関する項目で評価が高い一方、巨額の公的債務が重荷になる構図に変わりはない。今年は「鉄道の品質」が首位から2位に転落するなど、上位にとどまりながらも順位を下げる項目が目立った。技術革新に関する項目でも「産学連携」は18位から23位に、「活動できる科学者やエンジニア」は3位から8位に下げた。

 アジア太平洋ではインドネシアが36位、ベトナムが55位となり、それぞれ順位を5つ上げた。インドネシアは経済規模の拡大に加え、技術革新の水準が上がっていることが評価された。ベトナムは経済成長のほかに労働生産性の改善も順位を押し上げる要因になった。中東では核合意を受け16年に経済制裁が解除されたイランが69位と7つ上げている。

 世界経済フォーラムは各国の政官財の指導者が集まる年次総会「ダボス会議」の主催団体として知られる。競争力報告は1979年から発表しており、日本は評価基準が現在のものになった2005年以降では6位が最高。1980年代後半から90年代前半には1位だったこともある。

【日経2017/9/27 】

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