映画『顔たち、ところどころ 』
出逢い、生活、思い出、そして人生。
まるで古いアルバムをめくるような
顔たち。
旅の条件は「計画しない」こと。
ヌーヴェルヴァーグの巨匠アニエス・ヴァルダと、写真家でアーティストのJR、54歳差の二人旅。
アニメーションをはじめ、アートと人の笑顔に触れる。
炭鉱労働者の村に一人住む女性、ヤギの角を切らずに飼育する信条にする養牧者、港湾労働者の妻たち、廃墟の村でピクニック、アンリ・カルティエ・ブレッソンのお墓、ギイ・ブルタンとの思い出の海岸、JRの100歳の祖母に会いに行き、J.L.ゴダールが映画『はなればなれに』で作ったルーブル美術館の最短見学記録を塗り替える。
アニエスのだんだん見えづらくなる目、そしてサングラスを決して取ろうとしないJR、時に歌い、険悪になり、笑いながら、凸凹な二人旅は続く。
人々と触れあい、一緒に作品を残していく、高次元を目指すハートウォーミングなドキュメンタリーでありながら、これもまた映画作品である。
http://www.uplink.co.jp/kaotachi/
2018年9月15 日(土)より、シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、 アップリンク渋谷ほか全国順次公開。
脚本・監督・出演=アニエス・ヴァルダ+ JR
音楽 マチュー・シェディッド
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