« 2019年4月 | トップページ | 2019年6月 »

2019年5月19日 (日)

学研M文庫「伝奇ノ匣」シリーズ

学研M文庫「伝奇ノ匣」シリーズ

幻想文学アンソロジー

東雅夫 編纂

 

『伝奇ノ匣 1 国枝史郎ベスト・セレクション』

 

八ヶ嶽の魔神(国枝史郎)

妖虫奇譚高島異誌(国枝史郎)

弓道中祖伝(国枝史郎)

日置流系図(国枝史郎)

大鵬のゆくえ(国枝史郎)

レモンの花の咲く丘へ(国枝史郎)

序に代うるの詩二編(国枝史郎)

死に行く人魚(国枝史郎)

その日のために(国枝史郎)

解説(東雅夫)

 

 

『伝奇ノ匣 2 岡本綺堂妖術伝奇集』

 

玉藻の前(岡本綺堂)

小坂部姫(岡本綺堂)

クラリモンド(ゴーチェ/岡本綺堂)

平家蟹(岡本綺堂)

蟹萬寺縁起(岡本綺堂)

人狼(岡本綺堂)

青蛙神(戯曲)(岡本綺堂)

青蛙神(短編小説)(岡本綺堂)

蟹(岡本綺堂)

五色蟹(岡本綺堂)

木曽の旅人(岡本綺堂)

江戸の化物(岡本綺堂)

高坐の牡丹燈籠(岡本綺堂)

舞台の牡丹燈籠(岡本綺堂)

小坂部伝説(岡本綺堂)

怪談劇(岡本綺堂)

温泉雑記(岡本綺堂)

木曽の怪物(岡本綺堂)

蓮華温泉の怪話(岡本綺堂)

解説(東雅夫)

 

 

『伝奇ノ匣 3 芥川龍之介 妖怪文学館』

 

妖怪畫帖(芥川龍之介)

妖婆(芥川龍之介)

アグニの神(芥川龍之介)

黒衣聖母(芥川龍之介)

奇怪な再会(芥川龍之介)

影(芥川龍之介)

沼(芥川龍之介)

凶(芥川龍之介)

二つの手紙(芥川龍之介)

歯車(芥川龍之介)

邪宗門(芥川龍之介)

きりしとほろ上人伝(芥川龍之介)

老いたる素戔嗚尊(芥川龍之介)

金将軍(芥川龍之介)

酒虫(芥川龍之介)

煙草と悪魔(芥川龍之介)

悪魔(芥川龍之介)

貉(芥川龍之介)

竜(芥川龍之介)

二人小町(芥川龍之介)

河童(芥川龍之介)

「ケルトの薄明」より(芥川龍之介)

文藝雑話 饒舌(芥川龍之介)

近頃の幽霊(芥川龍之介)

英米の文学上に現れた怪異(芥川龍之介)

河童(芥川龍之介)

暗合(芥川龍之介)

市村座の「四谷怪談」(芥川龍之介)

リチャード・バアトン訳「千夜一夜物語」に就いて(芥川龍之介)

案頭の書(芥川龍之介)

鏡花全集に就いて(芥川龍之介)

ポーの片影(芥川龍之介)

猪・鹿・狸(芥川龍之介)

今昔物語鑑賞(芥川龍之介)

追憶(芥川龍之介)

妖奇怪異抄(芥川龍之介)

椒図志異(芥川龍之介)

怪談会(芥川龍之介)

柳田國男座談会(芥川龍之介)

解説(東雅夫)

 

 

『伝奇ノ匣 4 村山槐多耽美怪奇全集』

 

槐多「二少年図」(江戸川乱歩)

四月短章(村山槐多)

美少年サイラノの首(村山槐多)

血の小姓(村山槐多)

悪魔の舌(村山槐多)

君に(村山槐多)

魔童子伝(村山槐多)

深夜の猿(村山槐多)

魔猿伝(村山槐多)

鏡に(村山槐多)

殺人行者(村山槐多)

充血(村山槐多)

居合抜き(村山槐多)

童児群浴(村山槐多)

鉄の童子(村山槐多)

情調(村山槐多)

廃邑の少女(村山槐多)

宮殿指示(村山槐多)

太古の舞姫(村山槐多)

金剛光中の遊戯(村山槐多)

童話「五つの夢」(村山槐多)

薄き雨(村山槐多)

金色と紫色との循環せる眼(村山槐多)

球の躍り(村山槐多)

電気燈の感覚(村山槐多)

孔雀石の小箱(村山槐多)

孔雀の涙(村山槐多)

孔雀の舌(村山槐多)

悪女時代(村山槐多)

深夜の耳(村山槐多)

酒顛童子(村山槐多)

ある日ぐれ(村山槐多)

信州日記(村山槐多)

画具と世界(村山槐多)

人の世界(村山槐多)

レオナルドに告ぐる辞(村山槐多)

山本鼎氏へ(村山槐多)

テング 非天狗 壮快旅行記(村山槐多)

音の連続と無窮変奏(槐多カプリチオ)(津原泰水)

解説(東雅夫)

 

 

『伝奇ノ匣 5 夢野久作ドグラマグラ幻戯』

 

「ドグラ・マグラ」はどう読まれてきたか(西原和海)

『ドグラ・マグラ』伝奇十景(夢野久作)

『ドグラ・マグラ』草稿(夢野久作)

柱時計(夢野久作)

傀儡師(夢野久作)

侏儒(夢野久作)

病院(夢野久作)

瓶詰地獄(夢野久作)

狂人は笑う(夢野久作)

キチガイ地獄(夢野久作)

一足お先に(夢野久作)

猟奇歌(夢野久作)

映画「ドグラ・マグラ」脚本(松本俊夫/大和屋竺)

『磯辺偶渉』より(呉秀三)

解説(東雅夫)

 

 

『伝奇ノ匣 6 田中貢太郎 日本怪談事典』

 

日本怪談事典(田中貢太郎)

解説(東雅夫)

『伝奇ノ匣 7 ゴシック名訳集成 西洋伝奇物語』

 

大鴉(エドガー・アラン・ポー/日夏耿之介・訳)

アッシャア屋形崩るるの記(エドガー・アラン・ポー/日夏耿之介・訳)

おとらんと城綺譚(ホレス・ウォルポール/平井呈一・訳)

開巻驚奇 龍動鬼談(エドワード・ブルワー=リットン/井上勤・訳)

怪の物(ドクトル・エマニエル/黒岩涙香・訳)

「モンク・ルイス」と恐怖怪奇派(小泉八雲/平井呈一・訳)

小説における超自然の価値(小泉八雲/平井呈一・訳)

解説(東雅夫)

 

 

『伝奇ノ匣 8 ゴシック名訳集成 暴夜幻想譚』

 

ヴァテック(ウィリアム・ベックフォード/矢野目源一・訳)

黒島王の伝(永峰秀樹・訳)

黄銅の都城の譚(日夏耿之介・訳)

シャグバットの毛剃(ジョージ・メレディス/皆川正禧・訳)

シャグバットの剃髪(小泉八雲/田部隆次・訳)

蓬莱(皆川正禧)

サイブレス(古川日出男)

解説(東雅夫)

 

 

『伝奇ノ匣 9 ゴシック名訳集成 吸血妖鬼譚』

 

恠異ぶくろ(抄)(日夏耿之介)

クリスタベル姫(コールリッジ/大和資雄・訳)

新造物者(シェリー夫人/瓠廼舎主人・訳)

バイロンの吸血鬼(ポリドリ/佐藤春夫・訳)

不信者(バイロン卿/小日向定次郎・訳)

クラリモンド(ゴーチェ/芥川龍之介・訳)

吸血鬼(ガストン・ルルー/池田眞・訳)

吸血鬼(マルセル・シュウオップ/矢野目源一・訳)

モダン吸血鬼(W.L.アルデン/横溝正史・訳)

屍鬼(小泉八雲/大谷繞石・訳)

吸血鬼譚(日夏耿之介)

嗜屍と永生(平井呈一)

解説(東雅夫)

 

 

学研M文庫「伝奇ノ匣」シリーズ

https://hon.gakken.jp/series/%E5%AD%A6%E7%A0%94%EF%BC%AD%E6%96%87%E5%BA%AB%E3%80%80%E4%BC%9D%E5%A5%87%E3%81%AE%E5%8C%A3

学研M文庫「伝奇ノ匣」シリーズは絶版となっております。

 

 

2019年5月18日 (土)

『レモンの花の咲く丘へ』国枝史郎

『レモンの花の咲く丘へ』国枝史郎

 

この Exotic の一巻を

三郎兄上に献ず、

兄上は小弟を愛し小弟

を是認し小弟を保護し

たまう一人の人なり。

 

序に代うるの詩二編

 

孤独の楽調

三味線の音が秋の都会を流れて行く。

霧と瓦斯ガスとの青白き光が

Mitily の邦くにの悲哀を思わせる

宵。……………………

唄うを聞けや。

艶つやもなき中年の女の歌、

節ふしは秋の夜の時雨よりも

凋落の情調ぞ。

私の思い出は涙ぐみ

ただ何とはなしに人の情なさけの怨まるる。

その三味線と女の歌の聞こゆる間。

木の葉が瓦斯の光に散っている。

君代さん

さし櫛に月の光が落ちている

君代さん。

冴えた霜夜の

秋の白さ。

涙ぐみつつ露は窓のガラスに伝い

老いたる木の葉は散っている。

君代さん

十八の君代さん

鼈甲べっこうのさし櫛は

若いあなたには老ふけすぎた。

(別れし夕の私の印象。)

 

死に行く人魚

 

時代 騎士の盛さかんなりし頃

場所 レモンの花の咲く南の国

人物 序を語る人

   公子

   女子

   領主

   従者

   Fなる魔法使い

   騎士、音楽家、使女、童、(多数)

 

 

序を語る人

 旧教僧侶の着る如き長き黒衣を肩より垂れ、胸に紅き薔薇花をさす。青白き少年の仮面を冠る。

独白――

 レモンの花の咲く南方の暖国はここであります。黄昏は薔薇色の光を長く西の空に保ち、海には濃き藍の面を鴎が群れ飛び、鴎を驚かして滑り行く帆船は遙かの沖をめがけます。日は音なく昇り、音なく沈み、星と露とは常に白く冷やかにちょうど蛋白石のように輝きます。湖水の岸には橄欖かんらんの林あり、瑠璃鳥はその枝に囀さえずる。林の奥に森あり、香り強き樟脳は群れて繁り、繁みの陰には国の人々珍しき祭を執り行う。ああその祭たるや筆にも言葉には尽くせません。螺鈿らでんの箱に入れた土耳古トルコ石を捧げて歩む少女の一群、緑玉髄を冠に着けたる年若き騎士の一団。司祭の頭には黄金の冠あり。……御厨の前の幕をかかぐる時、神体は見えざれども数千人の人々は声を揃えてサンタマリヤを唱う。その唱命は海の彼方の異国の涯はてにまで響きます。――この美しい南国の人々の心はどのように華やかでござりましょう、その人々の語り合う恋は、どのように秘密の烈しさを有していることでしょう。この脚本は、その秘密の烈しい恋を基として、演じられるのでござります。私はこれからこの脚本の諸々の色と匂い、光と陰、無音と音楽とをお話し致しましょう。

 この脚本は夕暮より始まり、次の日の夜半に終ります。夜はこの脚本の舞台であります。この脚本には短ホ調の音楽と、短嬰ヘ調の音楽とが入ります。尚その他いろいろの楽器、例えば死せる人を弔う鐘、遂げられざる恋の憂いを洩らす憐のバイオリン、悪魔の誘惑を意味する銀の竪琴、騎士の吹く角の笛、楯につけたる鉄と真鍮しんちゅうの喇叭らっぱ、そして波も松風も嘶いななく駒も、白き柩と共に歌う小供等も、楽器と云えば云えましょう。――これらの楽器がはいります。この脚本には「死に行く人魚」の歌が歌われます。嫉妬よりの契約が交わされます。海と自由と、幻のような舟と、舟の中の音楽と、音楽を奏した未知の若者とを恋うる少女が現われます。この少女は恋の贈物として深山鈴蘭の純潔の花を愛さずに、暗の手に培つちかわれた、紅の薔薇を愛します。(と自分の胸より紅薔薇を抜き取り観客に見せ)このような罪の贈物を愛します。(花を床上に投げ棄て)かくて少女は恋の獲物を失います。

 過去の恋をなつかしむあまり、恋の記念に造った音楽堂は、対岸の絶壁の上に立てられ、悲劇はその堂内で演じられます。譬たとえその悲劇が諸君の御眼には見えずとも、諸君は必ず憐れと覚しめすでしょう。悲劇の主人公は、美しい少年であります。少年の美しさは何と云って形容したらいいでしょう。猶太ユダヤの王女が恋したと云う、ヨハネの幼顔よりも美しく、ラハエルよりも美しい。ギリシヤの彫刻の裸体美でも、少年の美には及びません。この少年が「死に行く人魚の歌」を歌います。けれども恋の競技の音楽堂で歌ったのではありません。たれこめた自分の室で、つれない女子おなごに物を思わせようと、又血汐のような罌粟けし畑で、銀の呪詛をのがれんと、競技の前の夜の半ばに、歌ったのでござります。噫! その「死に行く人魚」の歌は、世にも悲しい弔いの歌となりました。

 婚儀の式場とも成るべき音楽堂からは葬式の柩が出で、つがいの鴛鴦おしどりの浮くべき海の上には、柩をのせた小舟が浮かび、嘆きの歌を唄わんとして集った小供等は、曇った声で弔いの歌を唄います。祝して鳴らさるる筈の鐘は凶事を伝え、諸国より集りし騎士音楽家は、驚きと怒りと悲しみとを、不思議を見たる瞳に充たせ、ものも云わずに柩を送ります。そして月桂樹の冠はFなる魔法使いの頭に落ち、Fなる魔法使いは、その名誉ある冠を以て、空想の少女を眩まどわさんとし、猩々緋しょうじょうひの舌を動かします。――しかも凶よこしまは正ただしきに敗け、最後の勝利は公子に帰して、月桂樹は幼い天才に渡ります。――神よ、正しき者に幸あれ!

 領主は、凍れる棒の如くに気死して壁により、忠僕は天を睨み、やがて声を上げて泣き仆たおれます。噫! 幸福たらんとして不幸となり、楽しからんとして憂いを呼び、平和たらんとして、凶事動乱、潮のように湧き起ります。(と片手を高く差し上げ)、この諸々の喜怒哀楽が、霧に包まれた宝玉のように、水の中の王冠のように、煙の中の城のように、おぼろげに諸君の眼に映る時、諸君は無理の解釈をなされずに、有るがまま、見ゆるがまま、聞こえるがままにくみ取って戴きたい。(片手を下し、後方に静かに退場しつつ)如何にFなる魔法使いが、銀の竪琴に魔を呼ぶか、如何にレモンの花の咲く南方の国の人々が、燃え狂う恋路を辿り行くか、諸君はこの幕が開くと共に、残る方なく知ることが出来ましょう。(と一礼して退場)

 

[つづく]

青空文庫『レモンの花の咲く丘へ』国枝史郎

https://www.aozora.gr.jp/cards/000255/files/48087_33647.html

2019年5月11日 (土)

【感情クリアニング】

潜在意識は、よくコップの中の水に例えられる。

悪い影響を受け続けてしまっている人は、コップの水が濁っている状態。

何をやっても上手くいく人は、コップの水が澄んで透明な状態。

 

コップの水を「心に入れるもの」と例えて、いつも何を入れているかが問題なんだ。

http://clear33.com/post-19 より

2019年5月 5日 (日)

鯉のぼり

Dfe0564c6c9f4cb188368191c585558e

2019年5月 2日 (木)

我思う所は泰山にあり 往きて之に従わんと欲すれば梁父艱し

漢張衡   四思篇

  

我所思兮在泰山

我思う所は泰山にあり

 

欲往從之梁父艱

往きて之に従わんと欲すれば梁父艱し

                  (カタ)側身東望涕需翰

身を側だてて東望すれば涕 翰を濡らす

 (ソバ)      (ナミダ) 

(カン)※翰=襟裳 

美人贈我金措刀

美人 我に金措刀を贈る

  ※黄金の象嵌佩刀

何以報之英婁瑤

何れを持ってこれに報いん英婁瑤

 

路遠莫致侍遣遙

路遠くして致す莫く侍りて遣遥す

 

何為懷憂心煩勞

何為れぞ憂いを懐いて煩労す

 

 

四愁詩

朝代:兩漢

作者:張衡

原文:

我所思兮在太山。

欲往從之樑父艱,側身東望涕沾翰。

美人贈我金錯刀,何以報之英瓊瑤。

路遠莫致倚逍遙,何爲懷憂心煩勞。

我所思兮在桂林。

欲往從之湘水深,側身南望涕沾襟。

美人贈我琴琅玕,何以報之雙玉盤。

路遠莫致倚惆悵,何爲懷憂心煩傷。

我所思兮在漢陽。

欲往從之隴阪長,側身西望涕沾裳。

美人贈我貂襜褕,何以報之明月珠。

路遠莫致倚踟躕,何爲懷憂心煩紆。

我所思兮在雁門。

欲往從之雪雰雰,側身北望涕沾巾。

美人贈我錦繡段,何以報之青玉案。

 

路遠莫致倚增嘆,何爲懷憂心煩惋。

2019年5月 1日 (水)

令(うるわ)しく平和を築いて

新元号「令和」の考案者とされる中西進・大阪女子大名誉教授は、「令」を「うるわしい」と読んだうえで「令(うるわ)しく平和を築いていこうという合言葉だ」と述べた。

自らの発案との明言は避けつつも、「考案者には、いまの日本にふさわしい言葉との出合いがあった」と説明。戦争のなかった平成の時代の継承を強く訴えた。

« 2019年4月 | トップページ | 2019年6月 »

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ

燐寸図案

  • 実用燐寸
    実用燐寸レッテルには様々な図案があります。 ここにはコレクション300種類以上の中から、抜粋して100種類ほど公開する予定。 主に明治、大正、昭和初期時代の燐寸レッテルの図案。

ペンギンタロットの原画

  • 0の愚者から21の宇宙(世界)まででひとつの話が結ばれる
    兆しを理解して現実なるものを深くたのしく感知する訓練カードです。 タロットを機能させるには慣れ親しむことからはじまります。 まだ目には見えていない物事や潜在的な事柄を導き出す道具でもあります。 各アイコンをクリックすると、21のカードが観れます。

最近のトラックバック

フォト