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2020年8月25日 (火)

『エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談 ---憑かれた鏡』(河出文庫)

典型的な幽霊屋敷ものから、悪趣味ギリギリの犯罪もの、秘術を上手く料理したミステリまで、奇才ゴーリーによる選りすぐりの怪奇小説アンソロジー。古典的名作「猿の手」(W.W.ジェイコブズ)、「信号手」(C.ディケンズ)も収録。すべての作品に「何か」を予想させる、かなり怖いゴーリーの描き下ろし挿絵付き決定版。

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『空き家』A・ブラックウッド

『八月の炎暑』WF・ハーヴィ

『信号手』C・ディケンズ

『豪州からの客』LP・ハートリー

『十三本目の木』RH・モールデン

『死体泥棒』RL・スティーヴンスン

『大理石の軀』E・ネズビット

『判事の家』B・ストーカー

『亡霊の影』T・フッド

『猿の手』WW・ジェイコブズ

『夢の女』W・コリンズ

『古代文字の秘宝』MR・ジェイムズ

以上12


エドワード・ゴーリー

1925年シカゴ生まれ。独特の韻を踏んだ文章とモノクローム線画でユニークな作品を数多く発表。2000年没 


柴田元幸 

1954年、東京生まれ。アメリカ文学研究者、翻訳者。東京大学大学院人文社会系研究科教授。オースター、エリクソン、ミルハウザー、パワーズ等の作品を精力的に紹介している。

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