『エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談 ---憑かれた鏡』(河出文庫)
典型的な幽霊屋敷ものから、悪趣味ギリギリの犯罪もの、秘術を上手く料理したミステリまで、奇才ゴーリーによる選りすぐりの怪奇小説アンソロジー。古典的名作「猿の手」(W.W.ジェイコブズ)、「信号手」(C.ディケンズ)も収録。すべての作品に「何か」を予想させる、かなり怖いゴーリーの描き下ろし挿絵付き決定版。
『空き家』A・ブラックウッド
『八月の炎暑』W・F・ハーヴィ
『信号手』C・ディケンズ
『豪州からの客』L・P・ハートリー
『十三本目の木』R・H・モールデン
『死体泥棒』R・L・スティーヴンスン
『大理石の軀』E・ネズビット
『判事の家』B・ストーカー
『亡霊の影』T・フッド
『猿の手』W・W・ジェイコブズ
『夢の女』W・コリンズ
『古代文字の秘宝』M・R・ジェイムズ
以上12編
エドワード・ゴーリー
1925年シカゴ生まれ。独特の韻を踏んだ文章とモノクローム線画でユニークな作品を数多く発表。2000年没
柴田元幸
1954年、東京生まれ。アメリカ文学研究者、翻訳者。東京大学大学院人文社会系研究科教授。オースター、エリクソン、ミルハウザー、パワーズ等の作品を精力的に紹介している。
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