無料ブログはココログ

燐寸図案

  • 実用燐寸
    実用燐寸レッテルには様々な図案があります。 ここにはコレクション300種類以上の中から、抜粋して100種類ほど公開する予定。 主に明治、大正、昭和初期時代の燐寸レッテルの図案。

ペンギンタロットの原画

  • 0の愚者から21の宇宙(世界)まででひとつの話が結ばれる
    兆しを理解して現実なるものを深くたのしく感知する訓練カードです。 タロットを機能させるには慣れ親しむことからはじまります。 まだ目には見えていない物事や潜在的な事柄を導き出す道具でもあります。 各アイコンをクリックすると、21のカードが観れます。
フォト

« 栗あんこ餅 | トップページ | 『吉田 知子選集』景文館書店 »

2020年9月12日 (土)

『シッダールタ』ヘッセ

一つの真理は常に、一面的である場合にだけ、表現され、ことばに包まれるのだ。


「これは石だ」と彼は戯れながら言った。「石はおそらく一定の時間のうちに土となるだろう。土から植物。あるいは動物、あるいは人間が生じるだろう。昔なら、私はこういっただろう『この石は単に石にすぎない。無価値で、迷いの世界に属している。だが、石は変化の循環の間に人間や精神にもなれるかもしれないから、そのゆえにこれにも価値を与える』。以前ならたぶん私はそう言っただろう。だが、今日では私はこう考える。この石は石である。動物でもあり、髪でもあり、仏陀でもある。私がこれをたっとび愛するのは、これがいつかあれやこれやになりうるだろうからではなく、ずっと前からそして常にいっさいがっさいであるからだ。──これが石であり、今日いま私に石として表れているが故にこそ、私はこれを愛した。


『シッダールタ』ヘルマン・ヘッセ,高橋健二(翻訳)より


477d34e0b45e45718f81ec371b082c6b

ヘルマン・カール・ヘッセ(Hermann Hesse, Hermann Karl Hesse/187772-196289日)

20世紀のドイツ文学を代表する文学者の一人。ドイツ南部のヴュルテンベルク王国カルフ出身(国籍はドイツとスイス)。様々な職に就きながら著述活動を行い、南ドイツの風物の中での穏やかな人間の生き方を描いた作品を数多く残した。また水彩画も手掛け、自身の絵を添えた詩文集なども発表。1946年にノーベル文学賞とゲーテ賞を受賞。

« 栗あんこ餅 | トップページ | 『吉田 知子選集』景文館書店 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

2026年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最近のトラックバック