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2020年12月15日 (火)

『水の迷宮』種村季弘(国書刊行会)

泉鏡花賞作家の種村季弘が30有余年にわたって書いた、我が国最高の幻想文学作家・泉鏡花を論じる力作評論、エッセー、講演録16編を集大成。 

『泉鏡花集成』(ちくま文庫)の伝説的な名解説をはじめ、約半分が今回はじめて単行本に収録される作品。 

川上弘美との対談、「鏡花、彼岸の光明」も収載。 

装丁、見返しは、小村雪岱の画を使用。美麗愛蔵版。 


【目次】 

I 

水中花変幻 

水辺の女 

摩耶夫人三相――鏡花・迷宮・金沢 

胎児を孕む化物屋敷――泉鏡花『草迷宮』 

泉鏡花―水の迷宮 

読みたくなる鏡花 


II 

「泉鏡花集成」解説 

1 絵のように美しい物語 

2 悪と温泉 

3 女の世界 

4 洪水幻想 

5 迷宮の怪 

6 顔のない美女 

7 水源の女神 

8 女と人形 

9 火の女 水の女 

10 三人の女 

11 芸の討入り 

12 ハイカラなピカレスク小説 

13 愛と死の戯れ 

14 魔の山 


III 

鏡花再演 

言語の受難・言語の解体――三田英彬『泉鏡花の文学』 

『海の鳴る時』の宿 

三階から上――鏡花の化け物 

縮地気妖の怪 

玄関のない家 


IV 

泉鏡花と白山信仰 

泉鏡花作品に見るオシラ様 

鏡花、彼岸の光明 [対談・川上弘美] 


解題 齋藤靖朗


種村季弘

1933年~2004年。東京大学文学部独文科卒。國學院大學教授。著作集『種村季弘のネオ・ラビリントス』全8巻(河出書房新社)、訳書ホッケ『迷宮としての世界』美術出版社(共訳)、『怪奇・幻想・綺想文学集 種村季弘翻訳集成』(国書刊行会)などがある。

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