鈴木創士『サブ・ローザ― 書物不良談義』現代思潮社
本とは「陰謀」である。現代思潮社の創業者にしてサド裁判の被告でもあった知る人ぞ知る名出版人であり、道元、親鸞、一休などの紹介者でもあった石井恭二から、作家たちの死まで、アルトーからルネッサンス芸術まで、あるいはローリングストーンズから西行やカタロニア革命まで、あるいは「音」から「香り」まで、縦横無尽に、何のしがらみもなく語られる絶対的自由のエッセー集。逝去した石井氏に捧げられた出版。

はしがき
第一部
石井恭二という人
幻の『アントナン・アルトー全集』
ブルトンとユダども
私はボルヘスであった、私はボルヘスになるだろう
重力をさまよわせる (一) ― 大野一雄・土方巽・笠井叡
重力をさまよわせる (二)
メキシコのアルトー
ジャコメッティ覚書 (一)
ジャコメッティ覚書 (二)
ローリングストーンズ
髑髏のこと、など
ロートレアモンの失踪 (一)
ロートレアモンの失踪 (二)
サブ・ローザ
『ナジャ』のように
ルネッサンスについての若干の覚書 (一)
ルネッサンスについての若干の覚書 (二)
ルイ・フェルディナン・セリーヌ
バルセロナ
カタロニア讃歌からエル・スールへ
最後のエドモン・ジャベス
第二部
EP‐4年代記のために
どびどぐもたないでくなさい― 宮澤賢治
「悪」のことなど― 親鸞
シャティーラのジュネ
白か黒か― 中島らも
大里俊晴の小説
うたかたの日々― ボリス・ヴィアン
テル・ケル
小説家・清水アリカ
武内ヒロクニという画家
衣服?
アンケート
ECHELLE 梯子
(初版年月日2012年1月)
鈴木 創士(すずきそうし)1954年生まれ。作家、フランス文学者。 著書に『アントナン・アルトーの帰還』『魔法使いの弟子』(現代思潮新社)、『中島らも烈伝』(河出書房新社)、『ひとりっきりの戦争機械』(青土社)他。 監修書に『アルトー後期集成』(共同監修、河出書房新社、共訳)。 訳書にエドモン・ジャベス『問いの書』『ユーケルの書』『書物への回帰』(水声社)、『歓待の書』(現代思潮新社)、フィリップ・ソレルス『女たち』(河出文庫)、『サド侯爵の幻の手紙』(せりか書房)、アントナン・アルトー『ロデーズからの手紙』(共訳、白水社)、『神の裁きと訣別するため』(共訳、河出書房新社)、ジョルジュ・バタイユ他『無頭人』(共訳、現代思潮新社)、ジル・ドゥルーズ『無人島』『狂人の二つの体制』(共訳、河出書房新社)、ジャン・ジュネ『花のノートルダム』、アルチュール・ランボー『ランボー全詩集』(河出文庫)他。 http://twitter.com/sosodesumus
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