『ガロ20年史 木造モルタルの王国』青林堂
~ガロ20年史刊行委員会~
作品の選択にあたっては次のような基準を考えた。
1)ガロ主要執筆者の作品を一作は載せる。
2)時代を象徴し、いかにもその当時のガロらしい作品は極力載せる。
3)長編作品は物理的に収録不可能である。カムイ伝、鬼太郎夜話、赤色エレジーなどは割愛せざるを得なかった。
4)著名な作品でも単行本で入手しやすい作品は割愛し、同じ作家の別の作品を載せた。
5)マンガ以外にも、その時代のガロの雰囲気を伝えるコラム類を収録した。
本書は寄稿者たちのご厚意により、印税なしで刊行される。刊行委員会ならびに青林堂から謝意を表したい。
1984年12月1日 初版発行
創刊号は1964年9月号であり2002年頃まで刊行された、個性的な漫画家たちを輩出した雑誌『月刊漫画ガロ』。
昭和マンガ文化を代表する20周年記念作品集1200ページ。
【収録作品】
白土三平 『ざしきわらし』
水木しげる 『ねこ忍』
小島剛夕 『海原の剣(武蔵の巻)』
星川てっぷ 『顔の曲がった男の物語』
渡 二十四 『真昼』
加治一生 『愛─新釈武士道物語─』
つげ義春 『チーコ』
藤沢光男 『若草漫歩』
田代為寛 『宇宙の出来事』
池上遼一 『夏』
永島慎二 『かかしにきいたかえるの話─シリーズ 黄色い涙─』
つりた・くにこ 『六の宮姫子の悲劇』
林 静一 『巨大な魚』
日野日出志 『どろ人形』
仲 圭子 『海ほおずき』
滝田ゆう 『花あらしの頃─寺島町奇譚─』
矢口高雄 『長持唄考』
つげ忠男 『雨季(二)』
辰巳ヨシヒロ 『わかれみち』
淀川さんぽ 『たこになった少年』
勝又 進 『かんたろ月』
川崎ゆきお 『うらぶれ夜風』
鈴木翁二 『雨の色』
秋 竜山 『マツコおじちゃんの嘆き』
佐々木マキ 『ぼくのデブインコちゃん』
安部慎一 『無頼の面影』
谷 弘兒 『幻の少女・和小路伯爵邸のトラブル』
花輪和一 『肉屋敷』
吉田昌一 『北への旅人』
楠 勝平 『彩雪に舞う・・・・・・』
赤瀬川源平 『おざ式』
上野昂志 『「ガロ」第一期─ガロの時代をひらく─』
増村 博 『再会』
古川益三 『紫の伝説(イメージSTATION)』
秋山しげのぶ 『絶対休日』
安西水丸 『荒れた海辺』
鴨沢祐仁 『クシー君の発明』
吉田光彦 『毆者(ボクサー)』
村野守美 『昇り凧』
湯村輝彦+糸井重里 『ペンギンごはん』
蛭子能収 『愛の嵐』
糸井重里 『ぼくの弟』
南 伸坊 『?』
岩本久則 『それからの岩本武蔵・怪談』
松尾ひろし 『ハリー氏のこと』
ひさうち・みさお 『愛妻記』
平口広美 『ギョーザ定食の昼』
渡辺和博 『お父さんのネジ』
清水 聰 『長靴をはいた猫』
近藤ようこ 『ものろおぐ』
奥平衣良 『モダン・ラヴァーズ』
やまだ紫 『性悪猫』
小林のりかず 『青春の汗は苦いぜ』
高山和雄 『夜行』
八鍬真佐子 『ぷいさん村放送局』
高信太郎 『五人だまし・道糞武士道─幻想の明治─』
大澤正明 『K』
泉 昌之 『怠屈な日』
滸 太郎 『海のお話』
杉浦日向子 『二つ枕(初音)』
たむら・しげる 『PHANTASMAGORIA』
三橋乙椰 『野辺は無く』
森下裕美 『少年』
松本充代 『糸口』
根本 敬+高木 順 『ママと呼ばれて三ヶ月』
菅野 修 『ローカル線の午後』
みうら・じゅん 『ホトホトなんぎなパパとママ』
峰岸 達 『扁桃腺の夏』
肥後十三子 『戻ってきた日』
いしい・ひさいち 『スラップスキップ』
芳賀由香 『はぴー・ばーす・でい』
水木しげる 『どうなってんの─イソップ式漫画講座─』
荒木経惟 『浪漫写真─私のアリス達─』
木村恒久 『図像の学習熟─肖像─イメージ選挙』
上野昴志 『目安箱─「書けないということについて」』
嵐山光三郎 『嵐山の人生相談』
糸井重里 『重坊のスーパーマーケット─悪評噴々─』
桜井昌一 『劇画風雲録─嗚呼,貸本の灯は輝いて─』
鈴木清順 『連載随筆─夏と暴力─』
石子順造 『白土三平論─英雄論─』
上杉清文 『清文入道のウンチク寄席』
★読者サロン
呉 智英 『「ガロ」第二期─多様化・拡散化の時代─』

★木造モルタルの王国の貴賓室 「木造モルタルの王国」によせて(寄稿文・小冊子)
あがた森魚『「ガロ」有罪説』 秋野 等+井上章子『ガロはきっと大丈夫』有川 優『二十年のランナーへ』岩家緑郎 糸川燿史『ガロには貧乏がよく似合う』いしかわじゅん 小野耕世『「ガロ」は忘れない』 川崎 徹『とにもかくにも、エライ!!』
金子勝昭『すてきな可能性を持ったマンガの世界』桑原甲子雄『長井さんと苦労のこと』川本コオ/小島剛夕/佐々木守『「ガロ」われらの聖森』佐々木昭一郎『大プロデューサー・プランナー 長井勝一さんへの手紙』末井 昭/杉本博道/谷川晃一/
高取 英『高校時代、文学、エロチシズム、思想の香りを味わっていた』
高橋章子/長 新太『祝・開店20周年』竹宮恵子/鶴見俊輔『ガロ』に 』堤 任『きみよ』栃谷 隆/内記稔夫/野本三吉/萩尾望都/原田三郎/松岡博治『安倍慎一』松田哲夫/村上知彦/森田芳光『「ガロ」創刊20周年、本当にバンザイ!』やなせ・たかし『青林堂はえらい』吉弘幸介/
四方田犬彦/渡辺一衛。
●ガロ20年史 木造モルタルの王国 青林堂(1984年発行)
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