「悲→喜カメ」NHK放送
「引いてごらん。新しい世界のおでましだ」
日本ズームバック協会は日常の悲劇的な出来事を、カメラを引くように発想を転換させることで喜劇に変える“悲→喜カメ”の概念を研究していると、まことしやかにその存在が噂うわさされる組織。
【沿革】
設立は1932年。協会の始祖である引山ひきやま澄漠山ずむばくざん(1912‐)は、大ファンであるチャップリン来日の際に、東京駅に殺到した8万人の観衆にもみくちゃにされる悲劇に見舞われた。その際チャップリンの名言「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くで見ると喜劇だ」を思い出して、もみくちゃにされる自分を「洗われる小豆みたいだよなぁ」と俯瞰ふかんしてみたところ心が楽になった。この出来事をきっかけに引山が協会を立ち上げた。その後の献身的な活動で、現在世界100か国以上に約2000人の会員がいるらしい。
「悲→喜カメ」NHK総合土曜日後9:50~10:20放送
【出演】秋山竜次(ロバート)、仲里依紗
理不尽や不合理だらけの世の中で直面するさまざまな「悲劇」。でも、そこからズームバックしてみるとちょっと笑える「喜劇」のひとコマに早変わり。「悲→喜カメ」は心理学にもとづいた「メタ認知」の手法できびしい現実を一発逆転、視聴者を元気にするヒントをお届けするチャレンジングな番組内容となっている。
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