『にほんごであそぼ』NHK教育テレビ(NHK Eテレ)
2003年4月7日から放送されているテレビ番組。
〈概要〉Wikipedia
日本語の豊かな表現に親しみ、日本語感覚を身につけることを狙いとする言語バラエティ番組。同局で放送している『えいごであそぼ』の概念を、日本語で引き継ぐ形をとっている。毎回文学作品や古典、漢詩・漢文の有名な文を取り上げている。
著書『声に出して読みたい日本語』で知られる齋藤孝が総合指導にあたる。
日本の伝統芸能の紹介や、方言による詩の朗読などもしており、落語『寿限無』や、戯曲『まちがいの狂言』からの「ややこしや」の一節が、子どもたちのあいだで流行したこともある。その人気もあってか、子どもだけでなく、幅広い年齢層で話題になった。「ややこしや」の一節は2008年、お笑い芸人のなだぎ武(ザ・プラン9)のギャグのネタのBGMにも使われた。
2021年度では、朝の放送が月〜水曜放送になった。夕方の放送はこれまで通り月〜金曜放送される。
〈2020年現在の主なコーナー〉
ひこうき山陽たんけんたい さまざまな名文が書かれたり詠まれたりした土地を神田山陽が実際に訪れ、名文が生まれた背景を実際に体感するコーナー。
およおよ 古今東西の名作物語の冒頭のさわりの部分を神田山陽が解説する。イラストはヨシタケシンスケ。およおよとは、「大きくなったら読んでほしい、お話の予告編」(おおきくなったらよんでほしい、おはなしのよこくへん)の略語である。
おのまとペア 白Aの二人が、プロジェクションマッピングを用いてオノマトペを映しながら、それにちなんだパントマイムをする。
コニちゃんの相撲の決まり手 コニちゃんが、大相撲の決まり手を歌に乗せて説明する。
絵合わせ百人一首 小倉百人一首の下の句の札にも絵が書いてあり、上の句の札の絵と合わせて短歌と絵を完成させる。かるたのデザインは仲條正義。
百人一首劇場 小倉百人一首の和歌を、人形劇でコミカルに解説する。
花鹿亭(はなしかてい)移動式の高座を用いて、街中のあらゆるところで行う寄席。演目は必ず寿限無のアレンジもの。
ごもじもじ 視聴者参加コーナー。身近な出来事や感想を五・七・五調で言葉にする。俳句ではないので季語は必要ない。
ややこしや 視聴者参加コーナー。野村萬斎が踊る「ややこしや」に合わせて踊る動画を投稿する。
投稿いろはかるた 視聴者参加コーナー。番組で作った「にほんごであそぼ いろはかるた」の文句を暗唱する。
名文を言ってみよう! 視聴者参加コーナー。寿限無、祇園精舎(平家物語の冒頭)、枕草子の春・夏・秋・冬の各段、雨ニモマケズのどれかを暗唱する。
あいだのじいさん あいだのじいさん(声-中尾隆聖)が視聴者に対して日本語における意味深長な事を話してくる。
〈2021年度キャスト〉
スタジオMC みわサン(声:美輪明宏)
コーナーレギュラー 小錦八十吉、神田山陽、野村萬斎、野村裕基、竹本織太夫、豊竹咲甫太夫、鶴澤清介、桐竹勘十郎、おおたか静流、国本武春、ラッキィ池田、松元ヒロ、中村勘九郎、中村勘太郎、中村長三郎、藤原道山、白A、佐藤通芳、池田鉄洋、三遊亭王楽、立川志の八、柳家わさび、瀧川鯉八、桂宮治、中尾隆聖、神尾晋一郎
こどもたち 加部亜門、長島暉実、森穂乃佳、奥森皐月、中山凜香、小林櫂人、田辺まり、小山春朋、中村彩玖、川原瑛都、川田秋妃、モナ・ルーシー、シモン・イヴァノフ、阿久津将真、沼田明莉、近江晃成、村方乃々佳、デメル楓菜
ナレーション 榊寿之
〈番組で歌われた曲〉
【オリジナル曲】
おっと合点承知之助音頭/かんかんづくし/かぞえてナンボ/一茶の雀/いろは!/いっさやっちゃ/まくらことば/がらぴい/しゃばじゃばじゃ/はるはあけぼの/寿限無/でんでらりゅうば/ぴっとんへべへべ/恋そめし/どすこい!相撲の決まり手/華麗に鼻濁音
【番組でメロディがつけられた文学作品】赤田首里殿内 私と小鳥と鈴と 吾輩は猫である 風の又三郎 子らを思ふ歌 初恋 こころよ 蜘蛛の糸 サーカス
〈受賞歴〉第30回放送文化基金賞 個人・グループ部門 放送文化(2003年度、ただし制作グループに対しての賞)グッドデザイン大賞(2004年度、『ドレミノテレビ』とまとめて)第7回日韓中テレビ制作者フォーラム エンターテイメント番組部門最優秀番組賞(2007年)アメリカ国際フィルム・ビデオ祭教育番組 幼児向け部門 クリエイティブ・エクセレンス賞(2011年)ひまわり褒章2013 個人・団体部門賞(2012年)
〈スタッフ〉
操演 - 藤田可奈子(ラジカセくん)
音楽 - 周防義和、祐天寺浩美、長山善洋、BANANA ICE、
音楽制作 - ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
脚本協力 - 井出隆夫
歌舞伎作調 - 田中傳左衛門
二十五絃箏 - 日原暢子
箏指導 - 深海さとみ
コーナー構成 - 渡辺創、床屋かなぶん
アートディレクション - 佐藤卓
文字デザイン - 日下部昌子
絵 - 仲條正義
キャラクターデザイン - 福田利之
アニメーション - スリー・ディ、鎌田明風
プログラミング - Asu
イラスト - ヨシタケシンスケ
原画 - 田嶋健
振付 - ラッキィ池田、彩木エリ、星野利晴
衣装・セットデザイン - ひびのこづえ
ヘアデザイン - 宮森隆行、宮森絵利
紙芝居朗読協力 - 日本民話の会
方言コーナー指導 - 佐藤亮一
総合指導 - 齋藤孝
制作 - NHKエデュケーショナル
【Wikipedia】より
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