ロダンとカミーユ、あるいはルイーズ
言葉ではなく、存在のちからを信じろと彼女は言った。
【NHK FM】2022年1月15日 午後10時~午後10時50分(全1回)
【出演者】若村麻由美 石坂浩二
【作】三國月々子
【音楽】小六禮次郎
【スタッフ】
演出:小見山佳典
技術:加村武
音響効果:野村知成
【あらすじ】
フランスの女性彫刻家・カミーユ・クローデルとその妹・ルイーズ。
パリ郊外にある霧深い森。そこにロダンの別荘があった。幽玄な森には何者かが潜み、誰かに覗かれているような気がした。そこでルイーズは、かつてカミーユの愛人だったロダンと対峙する。
カミーユの心を弄んだ男の所へ行くのは、精神を病んだ姉の入院費の無心だった。語られるのは、二人にとってかけがえのない女性・・・カミーユの真実と、今も昔も変わらぬ“人間の愚かさ”と“気高さ”だ。
この森は、人の行く末の姿が見えるのだとロダンは言う。懸命に生きようとした二人の女性の対照的な生き方を描く。
« 「象形文字」になりかけた彫物 | トップページ | 芥川龍之介賞の候補作 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント