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2022年2月16日 (水)

勅使河原宏監督の新・座頭市が今週放送

▽新・座頭市パートⅢ・最終話がテレビ神奈川放送。

第25回「虹の旅」2月17日(木)  15:00〜15:55

第26回「夢の旅」[終]2月18日(金)  15:00〜15:55 

勝新太郎自らが制作を務めて、TV時代劇の枠を遥かに超えたクオリティの高さから時代劇ファンの間で伝説となっている「座頭市」TVシリーズの最終回。

〈勅使河原宏が監督された時代劇は、やっぱり前衛映画だった?!〉

前衛戯曲家でもある安部公房の原作『砂の女』『他人の顔』『燃えつきた地図』三部作を撮り終えた、勅使河原監督のテレビシリーズ作は何と「座頭市だった」という驚き。

「もしも座頭市の眼が見えたら?」

この第3シリーズ最終回26話『夢の旅』は25話『虹の旅』と前後編になって、合わせて90分と座頭市映画の様式を踏んでいる。しかし地上波テレビ放送が当時はばかれたほど、先鋭的な演出された内容で、監督生前は幻の作品となっていた。

原作:子母沢寛

脚本:勅使河原宏、中村努

監督:勅使河原宏

音楽:村井邦彦

制作:勝プロ/フジテレビ


座頭市:勝新太郎

鼓の女:稲見美和子

追う男:大川修

古着屋の男:観世栄夫

大親分:勝新太郎(二役)

親分:松山真一

美少年:エム

不思議な面相の男:古谷欽一

飯屋の親爺:堀北幸夫

十手持ち:上田順也

不良少年1:谷崎弘一

不良少年2:藤田駿

不良少年3:葉田秀樹

胴元の男:清水紘治

代官所の平付:坂本長利

芸者:稲川順子

温女1:中島晴美

温女2:吉田けい子

にせ盲目になる乞食:中村鴈治郎

ほか


【粗筋】

ある辻堂で夜露をしのいだ座頭市(勝新太郎)は、朝が来て、扉の外へ出て、我と我が目を疑った。視界に朝の太陽が飛び込んできた。何たる奇跡!目があいたのだ!!頬をつねってみた。痛い!夢ではないのだ。うれしいなぁ。おてんとさんありがとう。

 市の首には、恨み骨髄の花輪台一家の親分(勝新太郎・二役)が、大枚三百両の賞金を賭けていた。親分は有名な美少年趣味。目があいたからには、もう按摩の格好もない。市は古着屋でパリッとした衣裳に着替えた。着古しは捨てた。旅の薬売り(大川修)が市の古着を行き倒れに着せて、市の死体に仕立て、まんまと賞金をせしめた。

 市はチンピラ(谷崎弘一)に乱暴される盲目の娘(稲見美和子)を助けた。市と女の奇妙な旅は続いた。昔は人に手を引かれた市が、今は逆に人の手を引く。まるで夢のようだ!市は花輪台一家の賭場に上がった。薬売りのインチキがばれてしまった。怒り心頭の親分のイライラには、いつものように寵愛する美童(エム)の笑顔もいっこうに効き目はない。ふざけやがって!!市は、花輪台一家に両手両足を切り落とされてしまった…。

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