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1978年1月9日-1978年1月26日/NHK総合
都筑道夫の小説をドラマ化した本格ミステリー。かつてアメリカでマジシャンとして活躍した久保寺俊作(井上昭文)は、超能力で人を殺せるという霊媒師・峠原忠明(剣持伴紀)の実験に立ち会うことに。週刊誌の記者・草間昭一(吉川浄)と、弟の中学生・次郎(田中健三)も久保寺に同行する中、峠原は実験を開始する。
「プレミアムカフェ」の枠内で1日4話ずつ放送、BSプレミアムのみで放送
▼第1話~第4話 6月20日(月)午前9:00~
再放送:6月21日(火)午前0:00~(月曜深夜)
▼第5話~第8話 6月21日(火)午前9:00~
再放送:6月22日(水)午前0:00~(火曜深夜)
▼第9話~最終話 6月22日(水)午前9:00~
再放送:6月23日(木)午前0:00~(水曜深夜)
【原作】都筑道夫「蜃気楼博士」
【脚本】川崎九越
【出演】井上昭文(蜃気楼博士)
剣持伴紀 吉川浄 田中健三 ほか
【演出】鈴木孝昌 吉田亮三 角岡正美
【音楽】熊谷賢一
【制作】椿 恭造
『鬼畜』松本清張メモ
×月×日
おそろしき父。
①骨董商。妾をもつ。三人の子。商売不振で仕送りができない。
②妾、三人の子をつれてくる。本妻のヒス。三人の子を板の間に寝かせて夫婦はカヤの中にねる。女はにげる。
③赤ん坊にヒマシ油をのませ、衰弱させ、手を当てて窒息死させる。栄養不良死と医者は診断する。
④次女は東京に捨てる。二人片づく。妻はあとひとりを早く片づけろとせめる。
⑤長男は五つ。捨てても住所と名前を言う。米粒ほどの青酸カリを饅頭のアンにまぜてのませる。一時はなはだしく弱るがなおる。二度目は上野公園で、もなかを買い、有栖川宮銅像下で一つを食べさせ、一つに青酸カリを入れる。子は吐き出す。押しこもうとするが、通行人が見ているのでやめる。黄昏のうら寂しい風景と気持。
⑥妻せめる。江ノ島で、ボートを出し、顚覆を計る。自分は泳げないので、自信がない。それでも揺らぐ。かなしい努力。子供は泣く。付近に漁船。あきらめて帰る。妻怒る。
⑦海岸から突き落す。崖下にエビ舟があるので決心がつかない。夜にはいるのを待つ。子供、眠る。ほうる。その夜、松崎の宿にいるところを捕まる。終列車に遅れたばかりに。子供は松の木にひっかかって救われる。
⑧この父は在獄中に発狂死。母は、なお、在監中という。
*検事河井信太郎氏より聞いた話。『鬼畜』として『別冊文芸春秋』に発表。
「創作ノート」より
職業的なことといえば、私たちの経験しない職業の中ではさまざまな材料が転がっていると思う。私は石版印刷屋のことをちょっと知っているが、今ではこの技術も古くなって、ほとんどが亜鉛板となっている。だが、ふた昔前までは、その原版はすべて、ドイツから輸入された石や、日本の大理石などで、これは水性を弾く性質をもっているので石版用に使われた。この原版の石に写された印刷模様は、一度、揮発油で表面を消し、さらに、それを磨石で削り落すのである。ところが、石の厚みが使用するにつれて擦り減らされてうすくなると、プレス機にかける際に割れてくるので、そのままに棄てられてしまうことがある。だが、これは、もう一度アラビヤゴムを引いてインキを盛ると、揮発油で消された模様が浮き上ってくるのだ。従って、一見、平凡で何もないように見えても、磨石で落されない限り、模様は潜在している。
私は『鬼畜』でこれを使った。子供が石蹴りにその大理石の破片を使っているのだが、その破片の一つから、ある犯行場所の印刷屋が想定出来るようなレッテル模様が浮き上るという筋だ。こういう材料は、私たちの常識にない特殊な職業ではいろいろあるように思われる。
職業というのは、ただ上辺から観察しただけでは分らないものだ。一度はそれを経験しないと、トリックとして思いつくような知識はもてないだろう。(松本清張)
『椎名麟三全集』全23巻(冬樹社1970.6~1978.3)
第1巻 小説 1 1970.6.30
深夜の酒宴‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3
重き流れのなかに‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥51
風と雨の日に‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 103
時はとまりぬ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 111
黄昏の回想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 131
季節外れの告白‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 151
帰郷‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 175
深尾正治の手記‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 193
星もない夜に‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 261
人間‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 273
喪失のなかに‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 297
永遠なる序章‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 325
壁のなかの記録‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 491
夜の家‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 503
雨は降り続いている‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 521
狂女‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 533
侏儒の鎖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 543
地にてつなぐもの‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 567
*解説(埴谷雄高)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 601
*解題(斎藤末弘)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 613
第2巻 小説 2 1970.9.15
その日まで‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3
希望‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 193
真実‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 227
自由‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 245
病院裏の人々‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 255
火と灰‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 303
小市民‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 333
贋札‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 377
無花果の樹‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 403
裸体の地獄‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 429
*解説(本多秋五)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 461
*解題(斎藤末弘)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 473
第3巻 小説 3 1970.11.30
豪雨の後に‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3
嫉妬‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥31
過去‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥59
福寿荘‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥77
赤い孤独者‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥93
ある不幸な報告書‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 305
死人の家‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 323
誘惑‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 333
春の旅‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 353
骸骨‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 371
三人‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 405
姦淫‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 425
約束‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 445
草津の夜‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 473
*解説(饗庭孝男)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 493
*解題(斎藤末弘)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 507
第4巻 小説 4 1970.12.31
公園の裏‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3
誘惑者‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥21
歳末‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥43
古びた地図‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥61
静かなる村‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥93
邂逅‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 115
残酷な幸福‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 311
無邪気な人々‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 327
過去からの声‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 361
帰省‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 383
隣人‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 403
海の女‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 421
不幸な意識‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 439
妻の失踪‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 449
*解説(松原新一)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 471
*解題(斎藤末弘)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 485
第5巻 小説 5 1971.3.15
誤解‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3
少女の怒り‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥27
哀れな情熱‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥45
自由の彼方で‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥65
紙縒りの紐‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 209
母の偶像‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 229
事件の終末‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 257
疑わしき贈物‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 275
愛と死の谷間‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 299
冬の日に‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 337
繋がれた犬‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 365
望遠鏡‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 391
罪なき罪‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 415
心の歳末‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 449
不幸な女‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 473
煙草と家‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 491
*解説(荒正人)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 513
*解題(斎藤末弘)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 525
第6巻 小説 6 1971.5.1
片隅の人生‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3
愛の証言‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥23
母の像‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 203
神の道化師‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 219
美しい女‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 267
半悪魔‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 471
役僧‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 499
運河‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 517
最後の人‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 651
*解説(小田切秀雄)‥‥‥‥‥‥‥‥ 683
*解題(斎藤末弘)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 695
第7巻 小説 7 1971.6.30
待合室‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3
被害者‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥27
悪魔‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥55
狂った季節‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥77
おかしな狂人‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 101
人生の背後に‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 107
情熱‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 131
門のある家‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 149
潔白な遺書‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 167
公園の詩人‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 193
明日なき日‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 221
昼と夜‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 373
自分を探す男‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 399
証人‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 427
砂入りの手紙‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 445
黄色い汗‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 485
青い布切れ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 527
*解説(武田泰淳)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 561
*解題(斎藤末弘)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 573
第8巻 小説 8 1971.9.30
母の恋文‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3
夏休み‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥21
避暑地‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥47
エスカレーター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥69
自由ということ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥99
断崖の上で‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 119
寒暖計‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 221
小さな町の夫人たち‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 241
仲間‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 275
全断面掘鑿‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 295
良太の計画‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 321
罠と毒‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 343
権力と少女‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 527
菱の花‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 547
疑惑の価‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 565
付添いの女‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 577
女優の家‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 603
夜の探索‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 619
動物園の裏‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 649
*解説(真継伸彦)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 671
*解題(斎藤末弘)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 683
第9巻 小説 9 1971.12.25
長い谷間‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3
二階の窓‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 173
二重殺人‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 193
半端者の反抗‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 213
猿の檻‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 239
媒妁人‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 261
行き違い‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 311
我等は死者と共に‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 343
待っている間の‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 389
幻想の果て‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 417
群衆のなかの顔‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 449
私生児‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 461
*解説(秋山駿)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 485
*解題(斎藤末弘)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 493
第10巻 小説 10 1972.3.25
事件の根拠‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3
牧師の娘‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥49
カラチの女‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥63
請願書‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥83
悲壮な痙攣‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 103
盗作‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 137
勤人の休日‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 153
復縁‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 195
身振狂言‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 227
入院生活‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 261
善魔‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 285
ある献身‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 315
仙台の一夜‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 347
両面作戦‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 367
錆びトタンの刃‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 393
失踪宣告‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 425
不安な女‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 465
四人の仲間‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 487
私の一族‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 503
*解説(寺田透)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 539
*解題(斎藤末弘)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 549
第11巻 戯曲 1 1972.6.25
家主の上京‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3
相宿‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥31
終電車脱線す‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥63
第三の証言‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 103
自由の彼方で‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 213
生きた心を‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 343
タンタロスの踊り‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 463
*解説(田中千禾夫)‥‥‥‥‥‥‥‥ 553
*解題(斎藤末弘)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 565
第12巻 戯曲 2 1972.9.25
蠍を飼う女‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3
天国への遠征‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥95
夜の祭典‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 135
われらの同居人たち‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 239
不安な結婚‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 321
鳥たちは空をとぶ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 425
無邪気な犯罪‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 513
長すぎる瞬間‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 555
荷物‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 567
*解説(高堂要)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 599
*解題(斎藤末弘)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 611
第13巻 映画・放送台本 1975.11.30
I
愛と死の谷間‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5
鶏はふたたび鳴く‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥89
橋の上の女‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 177
復活祭前‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 201
II
台風の夜‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 227
生活の断層‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 249
眼‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 269
鼻‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 289
勉強部屋の窓‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 307
深夜の街角‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 327
転落への挑戦‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 351
いのちの火花‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 381
おばたちの大時計‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 399
沈黙の歌声‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 435
ある男の死‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 465
狂ったオルゴール‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 483
広い庭‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 501
最後の軽便鉄道‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 533
III
その男‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 555
自由への証言‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 585
神聖なる牢獄‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 645
我等は死者と共に‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 673
約束‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 709
人形峠の夜‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 739
*解説(佐々木基一)‥‥‥‥‥‥‥‥ 771
*解題(斎藤末弘)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 779
第14巻 評論 1 1973.10.15
I
三つの訴訟状‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5
小説論断片‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥17
戦後文学の意味‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥25
作中人物其他について‥‥‥‥‥‥‥‥‥30
「永遠なる序章」について‥‥‥‥‥‥‥34
墓地の対話‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥38
自殺について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥48
自己不可能の考察‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥55
スタヴローギンの現代性‥‥‥‥‥‥‥‥58
蜘蛛の精神‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥65
無意味よりの快癒‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥70
疑惑‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥77
人間の条件について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥80
私の言い分‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥90
文学的告白‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥96
踏切にて‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 104
一つの未来派的考察‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 109
チェホフの方法‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 112
二重に理不尽なもの‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 114
人形のかく小説‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 121
作家は何のために書くか‥‥‥‥‥‥‥ 125
「異邦人」について‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 130
作家の自由‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 145
生きるための読書‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 148
悪文について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 151
映画についての随想‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 157
スワンソンの演技‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 162
「生きる」のリアリズム‥‥‥‥‥‥‥ 166
人生への参加‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 172
文芸時評‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 177
野間宏「崩解感覚」‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 181
凱旋門‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 183
愛と期待‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 186
森有正「ドストエフスキー覚書」‥‥‥ 188
赤岩栄「イエス伝」‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 191
埴谷雄高「虚空」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 193
林芙美子‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 195
カミュの自由‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 198
サルトル「文学とは何か」‥‥‥‥‥‥ 200
グリーン「不良少年」‥‥‥‥‥‥‥‥ 202
南博「生きる不安の分析」‥‥‥‥‥‥ 204
II
愛について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 209
信仰と文学‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 214
街のクリスマス‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 219
路傍の種子‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 225
路傍の種子‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 227
ものについて‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 232
小篇二つ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 238
文学の限界‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 243
いまよりしてもはや時なかるべし‥‥ 248
罪と罰‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 253
愛について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 258
バルトの芸術論‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 261
未来‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 272
滑稽とユーモア‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 277
ワゴトニイの私語‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 282
絶対客観のレアリズム‥‥‥‥‥‥‥ 287
復活‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 293
悪と自由‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 322
現代の魔術‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 338
文学と自由の問題‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 358
矛盾を生かす者‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 394
善魔‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 399
モラルについて‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 405
関西紀行‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 424
行動というもの‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 429
喜劇について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 441
抒情的な余りに抒情的な‥‥‥‥‥‥ 446
III
解体する自己‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 455
過去との断絶‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 458
運命の年‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 460
素朴なる賭博者‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 462
ユートピアについて‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 464
現代の絶望‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 469
レッテルについて‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 472
猫の生活力‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 474
私の無駄口‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 476
戦争論‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 478
死と愛について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 480
噂話‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 486
岡本太郎のこと‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 489
愛と知性について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 492
魔法の指環‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 497
雨の上高地‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 499
首巻き‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 504
世相そして人間・政治‥‥‥‥‥‥‥‥ 505
わたしの描きたい女性‥‥‥‥‥‥‥‥ 508
私の夫婦観‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 512
番神様の灯‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 516
良心について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 518
現代青年論‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 532
下請工場見学記‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 546
九十九里浜‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 554
東京支部長になって‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 575
*解説(佐古純一郎)‥‥‥‥‥‥‥‥ 579
*解題(斎藤末弘)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 587
第15巻 評論 2 1974.3.15
I
私の小説体験‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5
昨日から明日へ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥14
なぜ作家になったか‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥17
なにをいかに描くか‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥24
現代文学の創作方法‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥39
訴えたいことをどう描くか‥‥‥‥‥‥‥46
自分というもの‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥65
私の小説作法‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥69
私の文章について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥73
映画「煙突の見える場所」によせて‥‥‥79
映画監督論‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥81
映画と文学‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥85
単純な合理化からの脱出を‥‥‥‥‥‥‥89
「大阪の宿」を中心に‥‥‥‥‥‥‥‥‥92
映画と文学の間‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥98
五所平之助氏とキャラメル‥‥‥‥‥‥ 101
文学と映画との関係‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 104
創造とユーモア‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 109
村山知義「死んだ海」‥‥‥‥‥‥‥‥ 131
松井桃楼「蟻の街の奇蹟」‥‥‥‥‥‥ 133
安部公房「制服」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 135
安部公房「どれい狩、快速船、制服」‥ 137
II
マグダラのマリア‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 141
「鶏はふたたび鳴く」について‥‥‥‥ 159
小説マタイ伝‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 163
羊飼いの反逆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 165
災難‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 174
星と夢‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 180
賭はなされた‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 187
サタン氏の告白‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 194
ゼベダイの網‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 202
監房の中で‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 209
灯は隠れることはない‥‥‥‥‥‥‥ 216
おきて‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 222
企て‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 228
情欲‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 235
誓い‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 242
悪人‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 250
木賃宿‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 257
ある女優の話‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 265
マルタの恋‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 272
問題の核心‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 281
真珠‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 296
寺の弓術‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 304
岩の門‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 311
情状酌量せず‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 320
私の聖書物語‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 333
処女受胎‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 335
愛と律法‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 346
まぼろしの門‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 355
人間に原罪はあるか‥‥‥‥‥‥‥‥ 364
海の上を歩くキリスト‥‥‥‥‥‥‥ 372
ゴルゴタの丘‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 382
キリストの手と足‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 393
神のユーモア‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 400
人間性の回復‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 408
愛の不条理‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 416
生きるということ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 426
神と人‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 432
III
私の十代‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 445
古き神の再来拒否‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 447
私のペンネーム‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 449
誤解‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 450
「ニヒッてる」人生からぬけでるために‥‥ 453
かぼちゃの花‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 460
わが夢を語る‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 466
文学・映画・演劇‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 471
「第三の証言」のこと‥‥‥‥‥‥‥‥ 473
「終電車脱線す」のこと‥‥‥‥‥‥‥ 475
生と死の谷間を歩いて‥‥‥‥‥‥‥‥ 477
新劇について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 492
作者の言葉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 493
「恰もあるが如くに」について‥‥‥‥ 494
俳優的人間‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 496
作者の言葉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 499
冗談について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 501
悪い結婚よりは良い婚約‥‥‥‥‥‥‥ 505
純粋さについて‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 512
*解説(竹内泰宏)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 525
*解題(斎藤末弘)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 537
第16巻 評論 3 1974.7.30
I
生き抜く人間の問題‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5
ドストエフスキーと私‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 8
主人公の創造‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥14
コップの中の蝿‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥24
質疑応答‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥29
「死に至る病」の立場‥‥‥‥‥‥‥‥‥35
深い体験の必要‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥41
現代とニヒリズム‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥46
日本映画への希望‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥55
「居酒屋」を見て‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥57
「ヘッドライト」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥62
田中千禾夫「肥前風土記」‥‥‥‥‥‥‥64
シナリオと映画精神‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥66
新劇雑感‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥82
「枯葉」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥87
二つの映画‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥89
「道」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥90
「抵抗」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥93
黒沢明「どん底」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥97
映画における人間‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥99
II
信じられないということ‥‥‥‥‥‥‥ 141
イエスの誕生‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 158
私は何故クリスチャンでないか‥‥‥‥ 166
非正統派の弁‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 173
私の反省‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 176
聖書における不条理について‥‥‥‥‥ 179
III
姫路城‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 201
三つの願い‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 203
薬のパンフレット‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 204
生きる‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 206
日曜時評‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 210
旅の果に‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 214
思い出をたずねて‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 217
武田泰淳さんについて‥‥‥‥‥‥‥‥ 231
私が作家になったとき‥‥‥‥‥‥‥‥ 237
読者の方へ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 241
「美しい女」と私‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 242
作者の言葉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 244
平凡な人間‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 246
作者の言葉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 250
タンタロスの踊り‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 252
私のしたいこと‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 254
裏長屋のおかみさん‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 257
生きんがために‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 262
俳優について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 268
猿の芸‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 272
幽霊論議‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 274
試験管への郷愁‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 280
映画館の子どもたち‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 282
蟻と幽霊‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 291
私の病状‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 296
現代の恋愛論‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 297
猫背の散歩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 357
愛について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 359
自由について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 381
死について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 414
生きる意味‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 431
一つの経歴‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 433
狂気の壁‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 438
全く無関心となること‥‥‥‥‥‥‥ 444
あきらめについて‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 451
死なないもののように‥‥‥‥‥‥‥ 456
新しい俳優‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 463
人間はホントウにだれかを愛することができるか‥‥ 469
悪魔の製造‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 494
*解説(岡庭昇)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 503
*解題(斎藤末弘)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 513
第17巻 評論 4 1975.3.30
I
芸術家の創造の苦しみ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5
わたしの古典‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥28
文学と救い‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥31
一つの生活感情‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥46
小説の方法と思想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥56
文学はどこへ行く?‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥68
文学とは何か‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥72
「運命」についての報告‥‥‥‥‥‥‥‥77
梅崎さんのこと‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥85
精神のカミナリ族‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥88
「愛する時と死する時」のレマルクの愛と絶望‥‥93
ヨーロッパ映画と子役‥‥‥‥‥‥‥‥‥99
「鉄道員」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 102
「蟻の街のマリア」を見て‥‥‥‥‥‥ 105
「この天の虹」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 108
「大いなる西部」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 117
「影」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 120
「青春群像」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 123
「灰とダイヤモンド」‥‥‥‥‥‥‥‥ 126
飯島衛「神と悪」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 131
赤岩栄「キリスト」‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 133
フラスコ「週の第八の日」‥‥‥‥‥‥ 136
II
人間の復権‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 141
「十分である」ということ‥‥‥‥‥‥ 159
推理小説と聖書‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 166
「交り」ということ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 186
罪の観念と罰‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 198
真夏の夜の夢‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 215
対話の精神‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 221
誰に訴えるのか‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 228
III
チャンバラ映画‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 237
仲間のありがたさ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 239
わが友‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 242
一つの思い出‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 245
感想一束‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 247
南鮮のこと‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 247
読者への情熱‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 248
火葬場付の公園‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 249
読む能力‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 250
催眠術‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 251
道徳の聖地‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 253
脳研究所分室‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 264
若い女性へ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 267
戦争ノイローゼ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 269
ささやかな抵抗‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 271
性は怒りに似ている‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 274
更年期‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 279
暴君思想への逆転‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 282
自己に目覚める頃‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 285
自由と真実への眼‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 292
運命‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 293
警職法のこと‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 296
青年座に望む‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 298
ある青年孤児園長‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 299
同人会の諸君へ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 313
白血病の責任‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 315
監房と女と明石‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 317
関西弁の効果‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 322
「ホントウ」ということ‥‥‥‥‥‥‥ 327
極秘文書の公開‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 338
演出家と作者‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 340
テープの雅楽‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 342
キリスト教と私‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 344
ベビー・ギャング‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 346
矛盾と自由‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 348
紳士ワトソン‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 350
二つの女性像‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 354
方法論の確立‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 361
インターバル‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 363
ディーンは世界中に生きている‥‥‥‥ 367
同人会のことども‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 377
選評‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 379
深夜の饒舌 ほか‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 383
深夜の饒舌‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 385
観ること読むこと‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 392
復活のキリスト‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 398
春日遅々‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 404
悪魔の強情‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 411
自然の沈黙‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 418
辛抱強さ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 424
カンテラの灯‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 430
出会いについて‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 438
蓼科にて‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 454
ベレー帽と少女‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 460
新劇のむつかしさ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 467
*解説(上総英郎)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 475
*解題(斎藤末弘)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 483
第18巻 評論 5 1976.6.15
I
わたくしの人生観‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5
矛盾の背後の光‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥73
自由の証人たち‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥76
現代文学は人間を喪失してはいないか‥‥79
キルケゴールと私‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥82
ユーモアの積極性‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥85
大衆化の傾向に対して‥‥‥‥‥‥‥‥‥89
新劇の新しい人間像‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥95
安部公房「巨人伝説」‥‥‥‥‥‥‥‥‥98
「ロベレ将軍」を観て‥‥‥‥‥‥‥‥ 101
方法の発見を‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 103
「十三階段への道」‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 105
「マリアの首」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 107
「ハバナの男」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 110
舞台‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 112
「フランス女性と恋愛」‥‥‥‥‥‥‥ 115
「あれが港の灯だ」‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 118
新劇雑感‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 120
テレビ・ドラマ新人コンクール選後評‥ 125
観客席‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 131
「田中千禾夫戯曲全集」‥‥‥‥‥‥‥ 171
千田是也「私の演劇手帖」‥‥‥‥‥‥ 173
ドストエフスキー「未発表書簡」について‥‥ 177
アルブレヒト・ゲース「不安の夜」‥‥ 180
ゼルナー「アブ・カゼムの靴」‥‥‥‥ 182
佐古純一郎「現代人は愛しうるか」‥‥ 185
北川省一「石ノ詩」‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 188
II
矛盾と自由‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 193
表現について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 212
政党と私‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 226
歎異抄の人格‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 232
宗教と信者‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 238
「聖書」と私‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 244
復活はあるか‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 248
丸出し論議‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 256
孤独の花‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 262
愛の救急薬‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 268
キリスト教のユーモア‥‥‥‥‥‥‥‥ 271
交りの現実性‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 277
踏絵を踏んで‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 283
III
今年の計画‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 291
「悪霊」は名言の宝庫‥‥‥‥‥‥‥‥ 292
田中千禾夫さんの横顔‥‥‥‥‥‥‥‥ 294
見物客‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 297
ホーム・クッキング‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 301
不条理の壁‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 303
一つの提言‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 307
考えて生きる‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 309
山菜と若葉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 312
一つの魔術‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 315
野間宏と扇‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 318
一つの運動として‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 321
もっと自己の確立を‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 322
関西弁‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 325
私たちの祖先に‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 328
病気の日のために‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 330
テレビ・ドラマを何故書くか‥‥‥‥‥ 333
川和孝さんのこと‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 335
初演の思い出‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 337
高堂要さんのこと‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 342
感想一束‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 344
発言のニュアンス‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 344
一つの芸術運動‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 345
連帯と分裂‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 347
知ることと責任‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 348
キリスト者の任務‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 349
多様な責任‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 350
自己絶対化‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 351
なぜ芝居やテレビを書くか‥‥‥‥‥‥ 353
結婚式の宗教性‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 355
殺人記事‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 358
ある断絶‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 361
花の精‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 365
ある一日‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 368
二つの倫理‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 371
姫路の画家‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 373
東京へ逃亡して‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 375
日射病のにわとり‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 377
ある鍛冶屋‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 384
人間への復権の主張‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 386
田中千禾夫さんのこと‥‥‥‥‥‥‥‥ 390
恥と誇り‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 393
道南旅行雑記‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 398
「半端者の反抗」について‥‥‥‥‥‥ 405
生きるということ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 407
作者の言葉 ほか‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 411
作者の言葉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 411
作者のことば‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 412
ことしの仕事‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 412
新鮮なおどろき‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 413
劇団「世代」の出発にあたって‥‥‥ 414
人間の魂における諸問題‥‥‥‥‥‥‥ 415
感想一束‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 448
道徳的ということ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 448
組織と人間‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 449
停年と希望‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 451
ある分裂‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 452
政治の狂信性‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 454
運動における主観と客観‥‥‥‥‥‥ 456
信仰と実感‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 458
私のクリスマス‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 459
先ず自分の国へクルゼードを‥‥‥‥ 461
職場での挨拶‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 463
労働者作家‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 465
シナリオ・ハンチング‥‥‥‥‥‥‥ 466
真空状態‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 468
*解説(高木幹太)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 473
*解題(斎藤末弘)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 485
第19巻 評論 6 1976.10.30
I
田中英光の問題‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5
現代文学における前衛的な役割について‥11
眼鏡と文学‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥21
「未成年」の理念‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥26
人間はどこまで物か‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥31
私の要求‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥41
距離‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥44
未来からの光‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥49
肉屋の弁‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥53
交通どめ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥56
文学の視点‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥62
悪魔との結婚‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥73
狂信性への警告‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥77
「或る種の愛情」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥80
演劇雑感‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥83
なぜ恐怖とユーモアは紙一重か‥‥‥‥‥87
「審判」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥93
芸能時事‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥95
生活科学調査会「雇う人雇われる人」‥ 131
芹沢光治良「人間の運命」‥‥‥‥‥‥ 135
川村晃「ルンプロ」‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 138
高見沢潤子「その人は慰められん」‥‥ 140
サルトルの「言葉」を読んで‥‥‥‥‥ 142
マルチン・ブーバー「人間とは何か」‥ 145
II
キリスト教と文学‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 151
道化師の孤独‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 166
自由と共存‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 172
笑いについて‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 183
世の光‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 189
信仰と小説‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 199
ある信仰‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 204
小説の技術について‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 220
真理は伝達できるか‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 235
III
たたかうユーモア‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 247
訪中断片‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 251
魔の領域‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 255
中国紀行‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 262
文学を志す人々へ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 273
組織と共同体‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 280
「美しい女」のこと‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 286
宗山育子さんに答える‥‥‥‥‥‥‥‥ 288
わけのわからない存在‥‥‥‥‥‥‥‥ 293
恋愛について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 299
人生の愛の旅‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 303
マス・メディアの問題‥‥‥‥‥‥‥‥ 311
憲法の廃棄‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 317
堀切菖蒲園‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 322
三人弥次喜多‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 324
個人と群衆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 330
中国人の人間性‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 334
矛盾の転換‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 336
除名問題‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 338
酔いどれ大行進‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 342
失対の労働者たち‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 345
象の歩み‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 356
「罪と罰」のソーニャ‥‥‥‥‥‥‥‥ 359
伝説‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 362
非行とは何か‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 368
小説を読むということ‥‥‥‥‥‥‥‥ 380
「姫山物語」の楽屋‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 384
愛と自由と幸福と‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 388
病気の弁‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 419
愛は病んでいる‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 422
宗教は現代人の苦悩を救えるか‥‥‥‥ 425
感想一束‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 428
重慶の印象‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 428
作家と演出家‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 429
日本貧乏物語‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 430
批評の根拠を‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 431
「我々」ということ‥‥‥‥‥‥‥‥ 432
表現の自由を守ろう‥‥‥‥‥‥‥‥ 433
もう一度会いたい人‥‥‥‥‥‥‥‥ 434
梅田さんのこと‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 435
自己喪失の季節‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 437
焦点にたつ中国‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 439
役者さんと私‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 441
『展望』‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 442
聖書と現代‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 443
人間的なつながりを根拠に‥‥‥‥‥ 446
期待以上だった蓼科ノ平の展望‥‥‥ 447
作者の言葉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 451
『次元』のころ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 453
サルトルの受賞拒否‥‥‥‥‥‥‥‥ 454
言葉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 455
このごろ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 458
私のペンネーム‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 458
母を語る‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 461
現代の課題‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 467
人間の矛盾について‥‥‥‥‥‥‥‥ 469
希望について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 477
自由の不合理‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 487
非人間的なもの‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 497
ユーモアについて‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 507
現代の要求‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 517
私の信仰‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 525
*解説(桶谷秀昭)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 543
*解題(斎藤末弘)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 551
第20巻 評論 7 1977.4.30
I
信州へ来た英光‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5
「罪と罰」のソーニャ‥‥‥‥‥‥‥‥‥11
文学における救いの意味‥‥‥‥‥‥‥‥22
サルトルの「接合」の視点‥‥‥‥‥‥‥26
文学における救いと視点‥‥‥‥‥‥‥‥31
文学と宗教‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥47
表現における形而上学的意味‥‥‥‥‥‥63
人間の自由としての倫理‥‥‥‥‥‥‥‥71
ドストエフスキーと私‥‥‥‥‥‥‥‥‥78
宗教と文学‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥85
「創作ノート」について‥‥‥‥‥‥‥‥90
梅崎春生全集解説‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥96
私のドストエフスキー体験‥‥‥‥‥‥ 105
「地下生活者の手記」‥‥‥‥‥‥‥ 107
「罪と罰」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 116
「白痴」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 126
「悪霊」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 133
「未成年」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 155
「カラマーゾフの兄弟」‥‥‥‥‥‥ 163
ドストエフスキーの作品の中の女たち‥‥ 184
劇団「雲」公演「罪と罰」をみて‥‥‥ 199
カミュ「カリギュラ」‥‥‥‥‥‥‥‥ 201
二つの宗教映画‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 206
アルトー「演劇とその形而上学」‥‥‥ 208
堀米庸三「正統と異端」‥‥‥‥‥‥‥ 211
梅崎春生「幻化」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 215
野間宏「青年の環」‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 217
遠藤周作「沈黙」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 220
佐多稲子「塑像」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 223
中村きい子「女と刀」‥‥‥‥‥‥‥‥ 225
高見沢潤子「季節の音」‥‥‥‥‥‥‥ 227
秋山駿「内部の人間」‥‥‥‥‥‥‥‥ 229
マルチン・ブーバー「孤独と愛」‥‥‥ 233
熱河会編「荒野をゆく」‥‥‥‥‥‥‥ 235
II
思いちがい‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 239
親鸞聖人と私‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 244
こんりんざい譲れないもの‥‥‥‥‥‥ 246
「復活」と私‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 253
上原集団脱出記‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 263
私は、臆病を恥としない‥‥‥‥‥‥‥ 276
平和の不条理‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 283
言葉と表現の間‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 292
信仰と実作‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 302
キリスト教における文学の理念‥‥‥‥ 313
III
夜の旅‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 325
さば太り‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 328
日々是悪日‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 331
わが説法‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 335
梅崎春生さんの死‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 339
変節‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 342
バベルの悲惨‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 345
梅崎さんの思い出‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 347
私の小説作法‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 354
出会い‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 356
感想一束(昭和40年)‥‥‥‥‥‥‥‥ 359
狭心症と闘って‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 359
森礼子さんのこと‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 360
一にして異なるもの‥‥‥‥‥‥‥‥ 361
変らない世界状況‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 362
自己をあらわす道‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 363
鹿児島紀行‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 365
クリスマスに寄せて‥‥‥‥‥‥‥‥ 368
「永遠なる序章」のころ‥‥‥‥‥‥‥ 369
小説は何のために書くか‥‥‥‥‥‥‥ 372
わが心の日記‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 375
梅崎文学碑と坊津‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 387
青年への期待‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 390
梅崎春生文学碑の除幕式を終えて‥‥‥ 395
ニーチェとの出会い‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 398
カストリ時代‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 400
文化人の運命‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 402
松茸めし‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 406
虚無の残骸‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 409
社会の窓‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 412
感想一束(昭和41年)‥‥‥‥‥‥‥‥ 442
鹿児島の赤ゲット‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 442
森さんの作品の思想‥‥‥‥‥‥‥‥ 444
書写の杉木立‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 445
演出家と作者‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 447
酒に生きる男‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 448
作者の言葉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 450
たこやき‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 451
「重き流れのなかに」のころ‥‥‥‥‥ 453
「死との対話」について‥‥‥‥‥‥‥ 455
矛盾を生き得る文章‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 470
真の自由について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 475
作家の日記‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 478
ある商人‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 481
対話の深淵‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 483
早稲田講義録で専検をパス‥‥‥‥‥‥ 492
蝿一匹‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 496
富と神とに‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 500
わが心の風土‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 504
凡愚伝‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 507
感想一束(昭和42年)‥‥‥‥‥‥‥‥ 543
私の希望‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 543
「自由の彼方で」初演の思い出‥‥‥ 544
小さな闘い‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 545
作者の言葉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 546
天国への遠征‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 547
平和に対する私の意見‥‥‥‥‥‥‥ 548
「中野重治と林房雄」序‥‥‥‥‥‥ 549
仏教の“いのち”こそ‥‥‥‥‥‥‥ 550
「鳥たちは空をとぶ」の上演されるまで‥‥ 551
現代の預言者‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 552
事実と真実‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 553
「地下生活者の手記」‥‥‥‥‥‥‥ 554
*解説(遠藤周作)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 559
*解題(斎藤末弘)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 565
第21巻 後期作品 1977.7.30
小説
危険な存在‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5
懲役人の告発‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥57
変装‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 209
仮面の下に‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 233
戯曲
悪霊‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 255
評論
I
自然と人間‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 365
弁証法的な対立のある文体‥‥‥‥‥‥ 370
明晰な精神‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 373
批評と私‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 376
小説における方法‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 383
間の領域‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 392
武田泰淳氏の人と作品‥‥‥‥‥‥‥‥ 398
葬儀に参列して‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 401
埴谷さんと存在感覚‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 405
武田さんと法爾‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 408
宇宙人と国際人‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 411
創作ノート‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 414
「懲役人の告発」ノート‥‥‥‥‥‥‥ 417
「白痴」の劇化について‥‥‥‥‥‥‥ 435
新鮮な作品‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 438
ブーバー「対話的原理」‥‥‥‥‥‥‥ 441
II
新参者の弁‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 445
私の信徒論‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 449
信仰の思想化‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 457
ユーモアのない信仰‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 461
仏教における対立‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 463
「復活」へたどりつくまで‥‥‥‥‥‥ 466
III
信仰と罪‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 475
わが政治的直言‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 478
善に過ぐれば‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 481
病院での思い‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 484
うまいもの‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 487
心のふしぎさ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 490
日記‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 493
宗教と思想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 497
生死を超えたものに‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 500
ミニ論議‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 503
私と関西‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 505
感想一束(昭和43~44年)‥‥‥‥‥‥ 508
一日の苦労‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 508
人間洞察のふかさ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 509
私の近況‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 509
散策も登山の感じ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 510
夏‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 511
修養会‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 512
高堂要氏への手紙‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 513
近況‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 514
高堂氏の作品について‥‥‥‥‥‥‥ 515
森作品の背後にあるもの‥‥‥‥‥‥ 517
『月刊キリスト』巻頭言‥‥‥‥‥‥ 518
こだわるな‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 520
一作家の不幸‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 523
私の不器用さについて‥‥‥‥‥‥‥‥ 525
山の幸‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 528
ある後めたさ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 531
めでたさも‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 534
ほんとうの味‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 537
対立の彼方に‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 540
病院の食べもの‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 544
一日の苦労はその日一日だけで‥‥‥‥ 548
感想一束(昭和45年~48年)‥‥‥‥‥ 551
矛盾の間‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 551
高堂要「黒と白と赤と青の遊戯」‥‥ 553
ある感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 553
私の人生処方‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 554
影響を受けた小説‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 555
初めて聖書を手にした時‥‥‥‥‥‥ 555
風信‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 556
中村真一郎氏の新しさ‥‥‥‥‥‥‥ 557
斎藤末弘「太宰治と椎名麟三」序‥‥ 558
自由と希望‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 559
姫路城‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 561
*解説(野間宏)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 565
*解題(斎藤末弘)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 577
第22巻 初期作品 1977.11.30
小説
島長の家‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5
焔の槍‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥37
少女と老音楽師‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥63
男の言葉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥89
幸福‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 149
鞄‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 157
霊水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 167
家‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 239
第壱号試掘井‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 269
或る生の記録‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 301
四‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 325
小さな種族‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 343
夜霧‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 393
吊橋‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 413
元旦の記‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 419
霧の旅愁‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 429
流れの上に‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 493
境界線上の恋‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 503
黒い運河‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 551
評論
ハンス・グリム「土地なき民」‥‥‥‥ 597
『新創作』後記‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 599
職業について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 601
エルンスト・ベルトラム「ニーチェ」‥ 605
A.L.ウオリンスキー「カラマーゾフの世界」‥‥ 607
ドストエフスキーの作品構成についての瞥見‥‥ 609
亀井勝一郎「信仰について」‥‥‥‥‥ 616
ことばといのち‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 618
こおろぎの声‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 621
『新創作』編輯後記‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 623
*解説(船山馨)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 627
*解題(斎藤末弘)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 631
第23巻 雑纂 1978.3.28
参考作品
丹野短助氏の人生手帖‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5
鬼子の場合‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥45
夜警番の日記‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥63
問題の核心‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 177
西に東に‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 201
姫山物語‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 213
評論補遺
昭和22年~23年
文芸時評‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 267
わが文学的略歴‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 270
「湖中の女」を観て‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 271
悲劇の実践‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 273
世界へ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 274
筑摩書房版「重き流れのなかに」あとがき‥‥ 276
銀座出版社版「深尾正治の手記」あとがき‥‥ 278
無意味の意味‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 280
アンケート 私は何を読むか‥‥‥‥‥ 282
固定価値の転換‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 282
「永遠なる序章」について‥‥‥‥‥‥ 282
妻君論‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 284
ニヒルの克服‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 284
僕はアイロニイにおいてのみやっと政治的な人間である‥‥ 286
『序曲』編集後記‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 287
昭和24年
アンケート 私の一票‥‥‥‥‥‥‥‥ 289
左翼青年の解剖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 289
職業と自己形成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 295
廃墟のモラル‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 297
私の文学について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 306
インフレーションの文学的意味について‥‥ 311
かぼちゃの話‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 312
ニヒリズムからの快癒をこそ‥‥‥‥‥ 314
友の死について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 317
近代文庫社版「自由を索めて」跋‥‥‥ 319
「戦後主要作品集」編集委員のことば‥ 320
人間の根拠‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 321
昭和25年~29年
月曜書房版「病院裏の人々」あとがき‥ 323
梅崎春生・人と作品‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 324
かくて私は進んだ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 326
『山桜』文芸特輯号・選評‥‥‥‥‥‥ 327
「赤い孤独者」について‥‥‥‥‥‥‥ 331
「赤い孤独者」のノートから‥‥‥‥‥ 332
安部公房「赤い繭」を推す‥‥‥‥‥‥ 333
早川書房版「嫉妬」あとがき‥‥‥‥‥ 334
アンケート 私はこんな仕事をしたい‥ 335
『山桜』選評‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 335
アンケート 作家の態度‥‥‥‥‥‥‥ 338
探偵小説について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 339
倨傲について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 341
河出書房版「新文学全集椎名麟三集」あとがき‥‥ 344
アンケート 私の選挙観‥‥‥‥‥‥‥ 345
「邂逅」に寄せて 作者の言葉‥‥‥‥ 345
超越と世俗‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 346
講談社版「自由の彼方で」あとがき‥‥ 347
文庫に拾う‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 349
昭和30年~34年
読者の皆様へ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 351
受賞者の横顔・梅崎春生‥‥‥‥‥‥‥ 352
映画・低俗な大衆意識‥‥‥‥‥‥‥‥ 353
ある会合での感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 353
総選挙に臨んで‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 356
階段について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 358
衣・食・住‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 359
光文社版「愛の証言」あとがき‥‥‥‥ 360
梅崎春生‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 361
近代生活社版「その日まで」あとがき‥ 362
「創作代表選集」あとがき‥‥‥‥‥‥ 363
角川小説新書「人生の背後に」あとがき‥‥ 364
グリップが気に入った‥‥‥‥‥‥‥‥ 365
社会思想研究会版「愛と自由の肖像」あとがき‥‥ 366
私の何が読まされるのか‥‥‥‥‥‥‥ 367
川和孝「撮影所」序‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 370
社会思想研究会版「生きる意味」あとがき‥‥ 372
遠い友へ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 373
筆耕屋時代‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 376
中央公論社版「私の聖書物語」あとがき‥‥ 378
模範論議‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 379
昭和35年~38年
庶民文学としての短歌‥‥‥‥‥‥‥‥ 383
武田泰淳のこと‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 389
「第三の証言」作者の言葉‥‥‥‥‥‥ 391
「第三の証言」作者の言葉‥‥‥‥‥‥ 393
奥付にあったもの‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 394
社会思想研究会版「私の人生手帖」あとがき‥‥ 395
神聖と汚辱と‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 396
勤労ということ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 401
「第三の証言」作者のことば‥‥‥‥‥ 412
神の前の裸身‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 412
ある日の武田さん‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 414
「天国への遠征」について‥‥‥‥‥‥ 416
遠藤周作「宗教と文学」‥‥‥‥‥‥‥ 417
昭和40年~46年
ドストエフスキーへの誤解‥‥‥‥‥‥ 419
自由な愛‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 421
田中千禾夫「肥前風土記」初演のときの感動から‥‥ 425
漱石と私‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 427
高木幹太「生の意味」推薦文‥‥‥‥‥ 427
人間の自由への道 ドストエフスキー「罪と罰」‥‥ 428
出会いについて‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 430
梅崎全集の編集にあたって‥‥‥‥‥‥ 433
キルケゴール全集刊行によせて‥‥‥‥ 434
魂の復権 安田貞治「現代生活と聖書」推薦文‥‥ 434
創文社版「地底での散歩」あとがき‥‥ 435
高木文雄「夏目漱石論」序‥‥‥‥‥‥ 435
ある夕方に‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 437
幼女の踊り‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 439
「第三の証言」作者の言葉‥‥‥‥‥‥ 442
文学と自由‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 443
“地獄へ行くんや”‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 450
石堂秀夫「詐欺師たち」推薦文‥‥‥‥ 451
アンケート 梅崎春生‥‥‥‥‥‥‥‥ 451
松本鶴雄「背理と狂気」推薦文‥‥‥‥ 452
昭和48年~
石の道化師‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 453
祈り‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 455
祈り‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 455
石島三郎牧師宛書簡‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 456
★
わが心の自叙伝‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 463
第三の自由‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 485
たねの会月報‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 541
マタイ福音書‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 611
*戦後を再形相する思想(川西政明)‥ 633
*解題(斎藤末弘)‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 647
椎名麟三 しいなりんぞう
[生]1911.10.1. 姫路
[没]1973.3.28. 東京
小説家。本名,大坪昇。職業を転々とする下積みの青春時代を過した。敗戦後の現実を背景に人間存在や思想の意味を懐疑し,現代における生の可能性を問うという実存的なテーマの『深夜の酒宴』(1947) ,『重き流れのなかに』 (47) でたちまち戦後派文学の代表作家と目された。死からの解放,極貧層との連帯感から生の肯定を主題とした『永遠なる序章』 (48) へと進み,キリスト教への接近を深めながら,『自由の彼方で』 (53~54) ,『美しい女』 (55) などの自伝的長編では平凡愚劣な現実を全体として強く肯定する態度を貫いて新境地を開いた。ほかに小説『深尾正治の手記』 (48) ,『罠と毒』 (60) ,戯曲『タンタロスの踊り』 (56) ,『蠍 を飼う女』 (60) など。
未だ見知らぬ国々を、人の心を旅するための道具としての文学。
強きものに抗い、弱きものに寄り添うための武器としての書物。
世界の古典/現代文学に通暁し、人間の営為を凝縮した書物をこよなく愛するノーベル文学賞作家が、その魅力を余さず語る、愛書家必読の一冊。
【本書の内容をより深く理解するための別冊「人名小事典」附】
書物は私たちが持っているもののなかで、なによりも素晴らしく、そしてなによりも自由なものです。「書海」、と中国語では言いますが、読者はその大海を自らの喜びのために、そして自らの教養のために航海することができます。書物のおかげで、世界を認識することはひとつの冒険となるのです。
私たちが今日生きている世界は複雑で危険に満ちていますが、同時に驚きにあふれてもいます。知の冒険に身を投じ、他者を知るために、書物は最良の道具です。それは誰でも容易に手に取ることができ、電気も必要とせず、移動も収納も簡単です。ポケットに入れて持ち運ぶこともできます。書物は忠実な友人です。欺くことはありませんし、宇宙の調和などというユートピアの夢に浸らせることもありません。書物によって私たちは、他者をその美点も欠点も含めて知ることができ、異なるさまざまな文化との交流が可能になるのです。(本書より)
作品社 (2022/5/31)
(Jean-Marie Gustave Le Clezio)1940年、南仏ニース生まれ。1963年のデビュー作『調書』でルノドー賞を受賞し、一躍時代の寵児となる。その後も話題作を次々と発表するかたわら、インディオの文化・神話研究など、文明の周縁に対する興味を深めていく。主な小説に、『大洪水』(1966)、『海を見たことがなかった少年』(1978)、『砂漠』(1980)、『黄金探索者』(1985)、『隔離の島』(1995)、『嵐』(2014)、『アルマ』(2017)、『ビトナ ソウルの空の下で』(2018)など、評論・エッセイに、『物質的恍惚』(1967)、『地上の見知らぬ少年』(1978)、『ロドリゲス島への旅』(1986)、『ル・クレジオ、映画を語る』(2007)などがある。2008年、ノーベル文学賞受賞。
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