北欧フィンランドの“細胞”コーヒー 2050年問題に挑む
気候変動の影響により、コーヒーが栽培できる農地が、2050年までに、地球上から“半減”する恐れがある。未来にコーヒーを残す研究がはじまったのは、北欧・フィンランド。コーヒーの個人消費量が世界トップクラスの“消費国”です。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000261866.html?display=full
農地を必要としない、コーヒーの生産方法を研究されてる。
「培養液の中で、細胞が浮かんでいるでしょう。この中で植物細胞の培養を行っています。この工程が終わると、細胞の“収穫”を行います。」
コーヒーノキの葉や根から採取した細胞を、人工的に増殖させて生産するため、“細胞農業”とも呼ばれる。
これを冷凍乾燥させてオーブンで焙煎。すると、コーヒーの粉になるという。
「コーヒーの需要が高まるなか、従来のシステムでは今の大量生産量の維持は難しくなりつつある。コーヒー農園では、すでにさまざまな問題が発生しています。」
生産大国のブラジルでは、近年、干ばつや霜の被害が頻発。生産量に深刻な影響をもたらしている。
「状況は、この数年では改善しない可能性が高い。そのため代替案が求められています。細胞農業は代替案のひとつなのです。」
近い将来、コーヒーが飲めなくなるかもしれない…そんな“消費国”の不安から生まれた、未来への活路。未来の世代にコーヒーを残す研究は続きます。
北欧フィンランドの“細胞”コーヒー 2050年問題に挑む[2022/07/17]より
Lab-grown coffeeでは、アラビカの葉から植物細胞を採取して、細胞を培養して原料となるバイオマスを生産。焙煎された後、植物バイオテクノロジー、化学、食品科学など、各分野の専門家による厳正なチェックを経て、研究所育ちの一杯が完成。
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