新5000円札の顔になった女子教育のパイオニア、津田梅子の青春を描いたスペシャルドラマ。結婚や仕事について悩む姿や、誰も知らない津田梅子を丁寧に描写。今を生きるすべての女性に捧げる“希望の物語”を紡いでいく。
梅の母・初(はつ)は、自由奔放な夫を陰から支える明治の女性。梅の留学には反対していたものの、夫の意見に従わざるを得ず、最後は腹をくくって娘を送りだす。
ところが11年間にも及ぶ長期留学を終えて帰国した梅は、“女性も自立すべき”、“自分の考えはしっかり相手に伝えるべき”という西洋式の思考を身に着けている。結婚は女性にとって“必ずするもの”であり、女性がハッキリ意見するなどもってのほかという社会に生きて来た初は、苦悩する娘を目の当たりにし、母親として心を痛める。
初が風呂を沸かすシーンについて。「失意の梅のために薪をくべてお風呂を炊く場面があるのですが、そのとき初がやっと自分の本音を娘に話すんです。そこはとても大事なシーンだなと思い、より丁寧に演じました」「自立が難しかった時代、女性にも輝く権利があるということを気づかせるきっかけを作ってくれたのが、津田梅子さん。ドラマを見てくださる方には、梅と初という、明治に生きた女性の対比を感じながら、梅の切り拓いた道を楽しんでいただけると思います」内田有紀。
梅を留学へと導いた豪快な父・仙(せん)は、先進的な思想とチャレンジ精神の持ち主で、日本に西洋野菜を広めたほか、東京初の街路樹を作り出すきっかけとなった人物。自らも渡米経験を持つ仙は、わずか6歳の梅を留学生としてアメリカに送り出すことを強引に決めてしまうが、実は内なる苦悩も秘めていた。
スペシャルドラマ『津田梅子 ~お札になった留学生~』は、テレビ朝日系にて本日再放送。
https://www.tv-asahi.co.jp/tsudaumeko/
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