« 源実朝の和歌 | トップページ | 港から »

2022年12月 6日 (火)

鴨川四季の歌碑

京都鴨川に沿って川端通をくだって、疏水が鴨川に合流する所に歌碑はある。景勝としての鴨川を詠んだ四首を並べて、鴨川四季の歌碑がある。


桜花ちりかひかすむ春の夜の

おぼろ月夜のかもの川風   

実朝 


ちはやぶるかもの川べの藤波は

かけてわするゝ時のなきかな   

兵衛


心すむためしなりけり

ちはやぶるかものかはらの秋の夕ぐれ 

後鳥羽院 


霜うづむかものかはらになく千鳥

氷にやどる月やさむけき   

良経


歌の作者は新古今前後の人々。後鳥羽院は新古今奏上の勅命を発した帝で、藤原良経は時の摂政で編纂にも影響ある人物。

新古今集成立は詔勅の発せられた建仁元年(1201)を基準にしている。

« 源実朝の和歌 | トップページ | 港から »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

2025年3月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ

燐寸図案

  • 実用燐寸
    実用燐寸レッテルには様々な図案があります。 ここにはコレクション300種類以上の中から、抜粋して100種類ほど公開する予定。 主に明治、大正、昭和初期時代の燐寸レッテルの図案。

ペンギンタロットの原画

  • 0の愚者から21の宇宙(世界)まででひとつの話が結ばれる
    兆しを理解して現実なるものを深くたのしく感知する訓練カードです。 タロットを機能させるには慣れ親しむことからはじまります。 まだ目には見えていない物事や潜在的な事柄を導き出す道具でもあります。 各アイコンをクリックすると、21のカードが観れます。

最近のトラックバック

フォト