作家の富岡多恵子さん死去
小説や詩、脚本など幅広い分野で活躍した作家の富岡多恵子(とみおか・たえこ、本名菅多恵子=すが・たえこ)さんが6日、老衰のため静岡県伊東市の病院で死去した。87歳。大阪市出身。告別式は11日午前9時半から伊東市川奈1256の19、法輪閣で。喪主は夫で現代美術家の菅木志雄(すが・きしお)氏。
詩人の小野十三郎さんに師事。詩集「返礼」でH氏賞、「物語の明くる日」で室生犀星詩人賞を受賞した。小説や批評精神に富んだ評論も多く発表した。小説「立切れ」で川端康成文学賞、「ひべるにあ島紀行」で野間文芸賞。
映画や舞台の脚本も手がけた。日本芸術院会員。
【共同通信】
« 「究極ガイド 2時間でまわるピラミッド」 | トップページ | 「漫才作者 秋田實」 富岡多恵子 (平凡社ライブラリー) »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント