二酸化炭素を食べる自販機
自動販売機が二酸化炭素(CO2)を食べる――。大手飲料メーカーのアサヒ飲料が6月から、そんな新たな自販機を展開する。
自販機の内部にCO2を吸収する特殊材を設置。吸収したCO2を肥料やコンクリートなどに加工することで脱炭素につなげる国内初の取り組みだ。
「自販機の設置がまるで木を植えるのと同じ意味を持つようになる」
「CO2を食べる自販機」のコンセプトは「都会の中に森を作る」。自販機内部の下段にあるスペースに、自然由来の鉱物を原料とした粉状の吸収材を設置。この吸収剤が、自販機の周辺の大気中からCO2のみを吸収する。専用の自販機を新たに開発する必要はなく、従来からある自販機に吸収材を搭載できる。
吸収材は自販機に飲料を補充するタイミングに合わせて、月2回のペースで取り換えを想定する。
CO2を吸収できる自販機と、その自販機を生かしたCO2の資源循環の取り組みについて特許を出願中。
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