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2023年7月17日 (月)

『火垂るの墓』『戦争童話集』NHK-FM「朗読の世界」

野坂昭如さんの戦地を舞台にした、市民視線のドラマが放送される。この戦争が止まらない時世に、コロナ禍で制作された意義は大きいと感じる。

7/17〜8/25. 月から金21:1521:30放送。


「火垂るの墓」全6

7/17()7/21()7/24()

21:1521:30 朗読:松尾貴史

アニメ映画『火垂るの墓』の原作を朗読する。太平洋戦争末期、兵庫県神戸市〜西宮市近郊を舞台に、戦火の下で親を亡くした14歳の兄と4歳の妹が終戦前後の混乱の中を必死に生きようとするが、その思いも叶わず栄養失調で悲劇的な死を迎える。愛情と無情が交錯する中、蛍のように儚く消えた2つの命の悲しみと鎮魂を描く。1967年直木賞受賞作。

ーーーー

『戦争童話集』(中公文庫)は、どの作品も「昭和二十年、八月十五日」から始まっています。童話というファンタジーをまとっているため、その残虐性は緩和されていますが、その実、戦争の悲壮感は強く心に残ります。

鯨、オウム、象、狼、あぶら虫・・・。動物たちと人間のふれあいの中から戦争の悲劇、悲惨さ、虚しさ、愚かさが描かれているこの物語を、ウクライナ戦争未だ止まない七月後半から八月十五日の「終戦の日」に向けて放送します。(24回)

テキスト:「戦争童話集」中公文庫(2018年改版)

朗読:宮澤エマ 松尾貴史

月から金21:1521:30放送。


◎戦争童話集

『小さい潜水艦に恋をしたでかすぎるクジラの話』7/27()7/28()

『干からびた象と象使いの話』8/2()

『年老いた雌狼と女の子の話』8/8()8/9()

『ぼくの防空壕』8/14()8/15()

『馬と兵士』8/18()8/21()

『焼跡の、お菓子の木』8/24()8/25()


『戦争童話集』は以前に吉永小百合さんの朗読があった。吉永小百合さんが企画した作家・野坂昭如氏の戦争童話集 沖縄篇「ウミガメと少年」。


【公式サイト】

https://www.nhk.jp/p/roudokusekai/rs/YR96XR51MZ/

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