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2023年7月24日 (月)

葉室麟 「蜩ノ記」

葉室麟 「蜩ノ記」

『小説NON』(祥伝社)にて201011月号から20118月号まで、「秋蜩」のタイトルで連載された。第146回直木三十五賞受賞作。

「受賞に値する作品」(渡辺淳一)、「深い素養がなくてはかけない作品」(宮部みゆき)、「定められた命を感情表現に頼らずに写し取った技は秀逸」(浅田次郎)、「若い作家ではこうはいかない」(伊集院静)


【映画化】

2014104日より全国東宝系にて公開。テレビ東京開局50周年記念作品。

監督を務めるのは、黒澤明に師事しその遺作シナリオを引き継いだ初監督作品『雨あがる』でヴェネツィア国際映画祭・緑の獅子賞など多くの賞を受賞した小泉堯史[4]。撮影は岩手県遠野市などを中心にオールロケで行われた。映画用フィルムの製造減少に伴い、本作は国内最後のフィルム映画になるとみられる。主演の役所広司と岡田准一は本作が初共演となり、武術に精通する岡田は撮影に備え2012年冬から居合の道場に弟子入りし、初めて時代劇で本格的な殺陣に挑戦した。


全国330スクリーンで公開され、4日・5日の2日間で観客動員128647人、興行収入153624900円を記録し、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第2位となった。

Wikipedia


《キャスト》

戸田秋谷 - 役所広司

檀野庄三郎 - 岡田准一

戸田薫 - 堀北真希

水上信吾 - 青木崇高

戸田郁太郎 - 吉田晴登

万治 - 小市慢太郎

源吉 - 中野澪

原市之進 ‐ 綱島郷太郎

万治の妻 ‐ 大寶智子

法性院(お美代の方) ‐ 川上麻衣子

播磨屋吉左衛門 ‐ 石丸謙二郎

矢野郡奉行 ‐ 矢島健一

庄屋 - 渡辺哲

松吟尼(お由の方) - 寺島しのぶ

三浦兼通 - 三船史郎

慶仙 - 井川比佐志

中根兵右衛門 - 串田和美

戸田織江 - 原田美枝子


《スタッフ》

原作 - 葉室麟 「蜩ノ記」(祥伝社刊)

監督 - 小泉堯史

脚本 - 小泉堯史、古田求

製作 - 市川南、田村明彦

音楽 - 加古隆

撮影 - 上田正治、北澤弘之

編集 - 阿賀英登

題字 - 星弘道

製作プロダクション - 東宝映画

配給 - 東宝


【映画予告編】

https://youtu.be/PvpQQAy-iIs

前代未聞の事件を起こした罪で10年後の夏に切腹すること、その日までに、藩の歴史である「家譜」を完成させることを命じられた戸田秋谷。檀野庄三郎は、家譜編纂の作業から秋谷が逃亡せぬよう監視せよとの藩命を受け、見張り役として秋谷の妻・織江、娘・薫、息子・郁太郎と生活をともにし始める。過酷な運命が待つにもかかわらず、一日一日を大切に家譜づくりに勤しむ秋谷。夫に深い愛情と信頼を寄せ、家族に尽くしながら日々を過ごす、妻の織江。両親の背中を見ながら、強い心で生きようとする薫と郁太郎。秋谷の揺るぎない姿、支える家族の姿に感銘を受けた庄三郎は、秋谷が切腹となった事件に疑問を抱き、彼を救うべく、真相を探り始める。やがて庄三郎は、事件の真実を暴き藩政を揺るがす、重大な文書を入手する。果たして、秋谷と庄三郎、織江と薫に待ち受ける運命とは


映画「蜩ノ記(ひぐらしのき)」は黒澤明氏に師事し「雨上がる」「博士の不思議な愛した数式」などの作品を勤めた小泉尭史監督と黒澤映画を支えてきた名スタッフの元で製作された。

いずれ来る死の時を思い恐れ怯えるのか、それとも享楽的に過ごすのか。それとも死までの間の日々を大切に生きるのか。映画は清楚に人の生死を感じさせる。


「蜩ノ記」の舞台は府内藩の隣藩、羽根藩、海に面し3つの港を持つとある。そのモデルは臼杵藩だろうか。
藩祖は神奈川の三浦氏としている。この臼杵藩の藩祖は稲葉貞通で、関ヶ原の戦いで西軍から東軍に寝返って武功を挙げて、美濃国郡上八幡4万石から加増移封された。斎藤道三や織田信長に仕え、西美濃三人衆の一人として名を馳せた稲葉一鉄の息子。

「蜩ノ記」は葉室麟の最高傑作といわれ、最後まで力を抜かず描き切った。

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