『血痕は語る』坂井活子
『血痕は語る』坂井活子
殺人事件や強姦事件など、様々な事件を解決する糸口となるのが被害者や加害者の残した物を鑑定する科学捜査である。尿、血液からDNAまで、鑑定歴30年の科学警察研究所女性鑑定官が特に印象の深かった事件を語る。
〈時事通信社2001年11月〉
【坂井活子】東京生まれ。共立薬科大学薬学部薬学科卒業。神戸大学医学部生化学第二教室の立ち上げ時に、技官として在室する。国家公務員試験上級職(薬学)合格後、1971年に警察庁技官として科学警察研究所入所。以後、研究員、主任研究官、法医学第二研究室室長を経て、1997年より部付主任研究官。
専門は血液・体液の性状、血液型、DNA型の鑑定。
【ドラマ化】
月曜ゴールデン「血痕4 警科研・湯川愛子の鑑定ファイル 家族写真に飛び散った血しぶき!殺された父 犯人は家族か?!遺された血痕の奇妙な形が意外な真相を導く!親から子への永遠の愛」(2013年6月17日初放送)
<あらすじ>
湯川愛子(竹下景子)と朋美(三船美佳)母娘は、久しぶりに群馬県高崎市にある愛子の亡夫の墓を訪れた。そして、2人は夫の知人、宇田川源治(内藤剛志)が経営する古い写真館の前を通りがかった。
その翌日、前日に宇田川の写真館で家族写真を撮った森島家の主人、幹夫(谷川昭一朗)が、何者かに殺されたことを知り、愛子は驚いた。幹夫は妻・静江(古村比呂)、長男・洋一(加藤良輔)、長女・香織(秋月三佳)との四人家族。独りよがりで暴君のように振る舞う幹夫は家族から疎ましがられていた。またハンマーのような鈍器が凶器だと推定されたが、現場に残っていなかった。
群馬県警の刑事、須藤彰俊(篠塚勝)と藤永耕平(佐渡稔)は、家族による犯行ではないかと疑う。父親に反発していた洋一を怪しく思い取り調べるが、洋一にはアリバイがあり、静江と香織には犯行当日の行動に不明な点が残った。
証拠と証言が乏しい事件の手掛かりを得ようと、県警は中央警察科学研究所に現場に残った血痕の鑑定を依頼する。依頼を受けた杉山晴彦室長(ベンガル)は愛子と助手の佐野利行(吉川裕朋)を派遣。
愛子は三日月形に残った一つの血痕に着目し、直径9ミリのボタンのような物が現場に落ちていたのではないかと指摘する。
一方、須藤刑事は、静江と香織が宇田川写真館に出入りをしていたという情報を得る。そして宇田川が2人に頼まれて幹夫殺害に及んだのではないかと疑惑を深める。宇田川のシャツのボタンが取れていたことも疑わしいポイントのひとつだった。
そんなある日、戦場カメラマンだった宇田川の作品展が開かれ、愛子は朋美とともに訪れる。すると宇田川が会場で倒れ、入院してしまう。
須藤刑事が病室を訪れ、宇田川に静江と香織との関係を聞くと、宇田川は自分の犯行だと自供。その言葉通りに凶器が発見された。
これで事件解決かと思われたが、愛子は三日月形血痕の正体が気にかかり、実験を繰り返し検証を続けるが・・・。
(2023年8月2日BS TBS再放送)
<キャスト>
湯川愛子:竹下景子
湯川朋美:三船美佳
森島香織:秋月三佳
森島静江:古村比呂
森島洋一:加藤良輔
森島幹夫:谷川昭一朗
須藤彰俊:篠塚 勝
藤永耕平:佐渡 稔
杉山晴彦:ベンガル
佐野利行:吉川裕朋
宇田川源治:内藤剛志 ほか
2013年制作 東阪企画/TBS
プロデューサー 横山千賀
監督 堀川とんこう
脚本 小木曽豊斗
ドラマ原作「血痕は語る」坂井活子
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