ハヌマンラングールの「子殺し」
「ハヌマン」はインドの叙事詩「ラーマーヤナ」に登場する、英雄「ハヌマーン」に由来する。
ハヌマーンに似てハヌマーン神の眷属とされて、インドなど生息地の ヒンドゥー教寺院には手厚く保護されている。
インド神話やラーマーヤナの物語は中国にも伝わり、「西遊記」の登場人物「孫悟空」のモデルになっている。
ハヌマンラングールはオスが、数頭のメスやその子どもの群れを作って暮らしている。
その群れの中の若いオスは成長するにつれて、群れを出て若いオス同士も群れを作る。
ハーレムを出たオスは、違うハーレムに攻撃を仕掛ける。乗っ取ることができると、そのハーレムの中の子どもを全員殺してしまう。
ただ気まぐれで殺しているわけではなく、子供がいる間はメスが発情がなく自分の子どもを作るのができないから「子殺し」を行う。
その後にライオンやチンパンジーやイルカなどでも、同じような行為が確認されて、ハヌマンラングールの「子殺し」も一般的に認められる。
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