『灰の迷宮』吉敷竹史シリーズ
『灰の迷宮』島田荘司
新宿駅西口でバスが放火され、逃げ出した乗客の一人がタクシーに轢ねられ死亡。被害者・佐々木徳郎は、証券会社のエリート課長で、息子の大学受験の付き添いで鹿児島から上京中の出来事だった。警視庁捜査一課の吉敷竹史は、佐々木の不可解な行動や放火犯として逮捕した男の意外な告白から、急遽、鹿児島へ…。アッと驚く犯人像。鬼才が放つ新機軸の本格推理。
島田 荘司 1948年、広島県生まれ。武蔵野美術大学卒。
1981年に『占星術殺人事件』で衝撃のデビュー。アジアを中心に海外でもその作品は数多く翻訳されベストセラーとなっている。
国内で本格ミステリーの代表的作家であるばかりでなく、アジア各国でも「推理之神(GOD OF MYSTERY)」と尊敬されている。「島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や、台湾・皇冠文化出版有限公司が主催する中国語によるミステリー新人賞「島田荘司推理小説賞」の選考委員をつとめるなど、後進の育成にも尽力している。
【テレビドラマ化】
鹿賀丈史主演「吉敷竹史シリーズ」第2弾。ある日突然起こった路線バス爆発事件。捜査を始めた吉敷はこの爆発事件が、迷宮入りしかけている半年前の事件に結びついていると気付く…。桜島の火山灰が舞う鹿児島で起きた悲劇の真相を、怒りと悲しみに打ち震える吉敷が解き明かす!
【ストーリー】
東京郊外で、ホームレスの光岡(井之上隆志)によるバス爆破事件が発生。バスに乗り合わせていた男・佐々木(安藤一夫)が瞬時に避難を呼びかけたおかげで乗客たちは爆発前に避難できた。しかし車外に飛び出した佐々木は、通りがかった他の車に接触してしまい不慮の交通事故で死亡する。警視庁捜査一課の主任刑事・吉敷(鹿賀丈史)らの捜査が進むと、逮捕された光岡が取調べで「バスに火を点けるよう死亡した佐々木に頼まれた。」と供述。光岡が供述通り佐々木から報酬を受け取っていたことが立証され、証言が事実だと判明する。
その後吉敷は、佐々木の財布から発見された新聞の切れ端から、半年前に迷宮班行きにされた“東京湾岸ホテル墜落死事故”に佐々木が関与していると気づく。吉敷はその事故で墜落死した“山本一郎”と名乗る男(江良潤)と佐々木とのつながりを探るため鹿児島へ向かい、佐々木が常連だったクラブのホステスの恵美(星野真里)と出会う。
原作ではまだ元妻は登場してない第二作なのだが、大きな役回りを持って脚色されている。テレビドラマのシリーズとしては原作者の持ち味を考えられたものであろう。
【出演】鹿賀丈史、真中瞳、賀集利樹、伊吹吾郎、小倉久寛、阿南健治、大川聖一郎、余貴美子、温水洋一、有福正志、安藤一夫、朝加真由美、橋爪遼、星野真里、夏八木勲 ほか
プロデューサー 千葉行利
監督 国本雅広
原作 島田荘司「灰の迷宮」
脚本 高田純
2006年制作
ケイファクトリー/TBS
2023年8月3日再放送BS TBS
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