『寝台特急はやぶさ 60分の1秒の壁』とテレビドラマ
『寝台特急はやぶさ 60分の1秒の壁』島田荘司
双眼鏡で覗きをしていた男が、豪華マンションの浴室で顔の皮をはがされた若い女の死体を発見!
だが割り出された死亡推定時刻に彼女は、「はやぶさ」に乗っていた。不可能を可能にしたトリツクは何か?
時間の壁と“完全犯罪”に敢然と挑む捜査一課の吉敷竹史の前に、第二、第三の殺人が…。
粗削りなのに精巧さを持った異色トラベル・ミステリー。吉敷刑事と旅情を感じて、解明したと思えた次の瞬間には二重底の様に驚きの真相が隠れている。トラベルミステリの体裁を踏襲しながらも、内容は本格推理ドラマとなっている。御手洗物とは別路線で、本格物と社会物とを融合した作風開拓された初期のシリーズ。
【テレビドラマ】
警視庁三係 吉敷竹史シリーズ1 寝台特急はやぶさ 60分の1秒の壁
鹿賀丈史主演「吉敷竹史シリーズ」第1弾。
警視庁捜査一課三係の刑事・吉敷竹史が、“死者のアリバイ”の謎に挑む。女性が自宅の浴室で殺されたが、その死亡推定時刻に彼女が寝台特急に乗っているのを目撃されていたという。死んでいたはずの女性は、シャッター速度1/60で撮られた写真の中から艶然と吉敷に微笑みかける…。
【ストーリー】
「若い女性が死んでいる…」という匿名の通報を受け、マンションの一室にやって来た警視庁捜査一課強行班三係の刑事・吉敷竹史(鹿賀丈史)。被害者の女性は浴室で顔の皮を剥がされ、目玉をくり抜かれて殺されていた。被害者は、部屋の主で所在が不明になっているホステス・九条千鶴子(森洋子)である可能性が大きい。捜査が進むうち、情報提供の電話がかかってくる。その中に千鶴子の死亡推定時刻に、「九州に向かう寝台特急『はやぶさ』の車内で千鶴子を見た」というものがあった。連絡してきた小出(坂本長利)に会った吉敷は、車内で千鶴子と一緒に撮ったという写真を見せられ愕然とする。東京で殺された女が死んだはずの時間に九州に向かう列車に乗っていた…。この異様な謎を解くために、吉敷は千鶴子という女の秘密を探ろうと彼女の実家がある北海道を訪れる。
【出演】鹿賀丈史、真中瞳、賀集利樹、高橋長英、山本龍二、小倉久寛、阿南健治、大川聖一郎、吉満涼太、余貴美子、今村恵子、森洋子、風祭ゆき、安奈淳、浜田晃、酒井麻吏、稲川淳二、坂本長利、きたろう、夏八木勲 ほか
プロデューサー 千葉行利
監督 国本雅広
原作 島田荘司「寝台特急『はやぶさ』1/60秒の壁」(光文社文庫)
脚本 高田純
2004年制作ケイファクトリー/TBS
撮影協力:九州旅客鉄道、釧路パシフィックホテル、厚木市、小田原市、西さがみフィルムコミッション、東京共済病院、シルバーアクセサリースクール 彫金家族、釧路市、クラブ・ルシェンテ、釧路空港ビル、釧路町役場。協力:フォーチュン、アイアール、サンライズアート、ブル、東通、ビーグル。
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