ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系)
主人公・九条里奈(松岡茉優)を殺したのは一体誰なのか、意外な人物にまで黒幕説が浮上している。
生徒たちと本気で向き合う女教師を主人公に据えた学園ドラマ。主人公の九条里奈は生徒思いの教師ではなかった。むしろ生徒たちと寄り添うことを諦め、卒業式には少しの涙も流さないような教師だった。
卒業式の日、突然誰かに突き落とされた里奈は、気づけば一年前の始業式に戻っていた。いったい彼女の身に何が起きたのか、なぜ殺されなければならなかったのか。わかっていることはただ一つ。里奈を殺害したのは、自身が受け持っていたクラス――3年D組の「誰か」だった。
自分の死の未来を変えるために、生徒たちと本気でぶつかっていくが、いまだに犯人の目星はつけられていない。
現在クラスのリーダー格である相楽琉偉(加藤清史郎)、彼とともにクラスを牛耳る西野美月(茅島みずき)、謎多き哲学的な生徒・星崎透(奥平大兼)など、犯人候補がみうけられる。
しかし黒幕が3年D組の誰かだとは限らない。里奈のタイムリープを知って、誰よりも彼女を支えてる夫の九条蓮が“黒幕”である可能性もあり得る。
彼女自身は蓮が一度離婚を切り出したからこそ「こいつが裏切らなければな」という。だが本当に黒幕だった場合、夏穂の発言は今後の行く末を暗示する伏線になっているのかも知れない。
第5話で開催された文化祭で、彼は文化祭に足を運んでおきながら、里奈に会いにいくわけでもなく、3年D組を訪れて教え子の鵜久森叶(芦田愛菜)に声をかけていた。
そして第6話で鵜久森もタイムリーパーであることが判明して、物語終盤で何者かに呼び出され命を落としてしまう。これはショッキングなラストシーン。
その何者かと対峙して「あなたがこんなこと……」と怪訝な表情を浮かべる。
さまざまな考察ができる『最高の教師』、物語が第2章に突入して今後の展開も見逃せないドラマとなっている。
毎週土曜日の夜、日本テレビ放送中。
« 『薔薇の殺人』内田康夫 | トップページ | 『アストリッドとラファエル』シーズン3もうすぐ »
コメント