「秋田殺人事件」BSフジ
2023年11月10日(金) 12:00~14:00放送
ルポライターの浅見光彦(中村俊介)は刑事局長の兄、陽一郎(榎木孝明)の依頼で、秋田県の副知事に任命された望月世津子(秋本奈緒美)の私設秘書として秋田に同行することになった。
陽一郎の大学の後輩、文部省キャリアの世津子が赴任する秋田県は大きな汚職事件の渦中にあり、世津子あてに「秋田には魔物が棲んでいる」という謎の書面と、火だるまになって焼身自殺した男の地元新聞記事を同封した怪文書が何者からか送られていたのだ。
案の定、着任した世津子と光彦を待っていたのは、県の調査部員・石坂修(中根徹)の溺死事件だ。秋田杉美林センターの背任横領事件が裁判中で、また百億円もの用途不明金があった。その調査中になぜか自宅から遠い二ツ井の米代川で石坂は溺死体で発見されたのだ。警察の自殺説に「そんなはずはない。よく調べてくれ」と抗議する石坂の娘、留美子(加藤夏希)と出会った光彦は、留美子と共に事件の真相を追うことになる。
<出演者>
浅見光彦:中村俊介
望月世津子:秋本奈緒美
浅見陽一郎:榎木孝明(特別出演)
浅見雪江:野際陽子
ほか
<スタッフ>
原作:内田康夫
脚本:峯尾基三
企画:荒井昭博、保原賢一郎
プロデューサー:金丸哲也、小林俊一
演出:小平裕
『秋田殺人事件』内田康夫(角川文庫)
第三セクターの住宅建材偽装事件と使途不明金問題に揺れる秋田県に、光彦の兄・陽一郎の後輩・望月世津子が副知事として赴任することに。陽一郎の命を受け、浅見は世津子のボディガードとして秋田に向かったが……
あとがきで秋田を第四の故郷と語る作者は、「秋住事件」について怒りを浅見光彦に託している。他所者にも秋田人にも書けない視点から、シリアスにもコミカルにも展開する作者の資質が現れている。
「秋住事件」の爪痕と住まいのあり方 | URBANSPRAWL -限界ニュータウン探訪記-
https://urbansprawl.net/archives/27857184.html
[衣食住]に関する犯罪行為とは、痛たまれない心境になると同時に憤慨してしまう。
ここに報道されていることより、悲惨な資金の流れがあると、小説では描かれている。それが全くのフェイクションではないと思える。秋田杉ばかりではなく、秋田県産品のイメージにも極めて悪い影響を及ぼしていたに違いない。作者の「故郷」に対する想いが書かせた長編小説といえる。
« 『イタリア幻想曲 貴賓室の怪人II』内田康夫 | トップページ | クラフトビール🍺とピーナッツ🥜 »
この記事へのコメントは終了しました。



コメント