宮之原警部シリーズ「菜の花幻想殺人事件」
宮之原警部シリーズ『菜の花幻想殺人事件』木谷恭介(ハルキ文庫刊)
旧華族の令嬢・鳥飼春菜が、インターネット・オークションに“商品”として競売されているのを知った婚約者・平館圭太は、誰がそんな悪質な悪戯をしたのかを探し始める。だが、その翌日、平館はビルの屋上から転落して死亡。その周りには菜の花がまかれていた。さらに平館の通夜に、今度は春菜の父親が殺され、顔には墨汁がたっぷりと塗られていた。過去と現在とが複雑に絡み合った連続殺人事件に、宮之原警部が名推理で切り込む。
木谷恭介 1927〜2012年。大阪生まれ。
私立甲陽学園卒。劇団「新風俗」「三木トリロー文芸部」などを経て、ルポライターとして活躍。「赤い霧の殺人行」で旅情ミステリー分野に進出。
警察庁特別広域捜査官 宮之原警部シリーズ2 菜の花幻想殺人事件
BS TBS2023年11月1日午後1:55~4:00放送
木谷恭介原作の人気推理小説を、村上弘明主演で映像化。警察庁長官直属という立場で、管轄区域や警察組織の壁を越えた捜査権限を持つ“警察庁特別広域捜査官”宮之原昌幸が難事件を解決するサスペンスの第2弾。旧華族令嬢がインターネットオークションにかけられた事件を発端に、相次いで関係者が不穏な死を遂げる。奇妙な連続殺人をつなぐものは?事件の背後に潜む真実に宮之原警部が迫る!2006年作品。
【ストーリー】
“警察庁特別広域捜査官”宮之原昌幸(村上弘明)の自宅を、警視庁の祭陸五郎(小野武彦)が訪ねてきた。祭の娘の先輩・鳥飼春菜(小田茜)がインターネットのオークションに自分自身を売り出されていて困っているという話だった。写真やスリーサイズなどのプロフィールまで公開され、春菜が勤める会社の専務であり、婚約者の平館圭太(前田耕陽)が「婚約破棄だ」と騒いでいるのだという。宮之原は春菜を訪ね、話を聞くが、見えない悪意におびえる春菜を痛ましい思いで見つめるしかなかった。その翌日、銀座のビルの屋上で圭太が殺されているのが見つかる…。
【出演】村上弘明、小田茜、坂上香織、銀粉蝶、前田耕陽、小宮健吾、ひかる一平、今井和子、吉満涼太、藤本喜久子、萩原流行、浜畑賢吉、冨士眞奈美、小野武彦 ほか
プロデューサー 小林俊一
ディレクター・監督 小林俊一
原作 木谷恭介「花幻想殺人事件」
脚本 今井詔二
2006年制作 彩の会/TBS
🔳原作小説がインターネット世界を描き切っていない為に、花嫁オークションがちぐはぐなものになっている。後半はダレ場の連続で、ミステリーとして意外な展開はない。ドラマ録音保存しておく価値は、残念ながら薄いと思う。
タイトルにもなっている「花幻想」の菜の花が自然のなかで、絶景の季節に撮影されて美しい。
この結婚や親族ネタだったら、フランソワー・トリフォーならば断然にスリリングに映像演出されたと考えられる。
« 『初恋』西村京太郎 サスペンス 十津川刑事の肖像 | トップページ | きょうの料理 65年続けたらギネス世界記録に認定されましたSP »
この記事へのコメントは終了しました。



コメント